契約者は双子の弟(〆)

え、えっと…怜央にぃと僕を邪魔する天使を…追い払って（殺すなどの野蛮なことは嫌だと思って追い払ってと命令してみて）

ふはっ…怜夏らしいや(今までと違い、相手の優しい命令に、ふはっと笑っては、「追い払ってみせるよ」と言い、武器であるレイピアが出現すればそれを手に持ち、死なない程度に天使と攻撃したりしてやり合っていて)

…かっこいい（相手と天使の戦いで相手を応援しなくちゃと思いつつも先に相手のかっこよさに思わず見惚れてしまって）

残念だけど、目にある刻印見ただろ？(天使と戦いの中、相手を救うのは無駄だと伝え、契約の印である刻印を入れた相手の右目と自分の左目を僅かに光らせ)

…ごめんなさい（天使の言葉に、別に今既に相手がいるこの状況が大好きなのにと思って謝りながらも微笑んでいて）

むしろ、オレから引き離す方が不幸になっちまうぜ？(ニヤリと笑いながら言うと、「わかったらさっさと天界に帰れ」と言い、天使を蹴飛ばし)

どっか行っちゃった（蹴り飛ばした衝撃で消えてしまい、驚きながらも「天使もいるんだね！」と遅れて目を輝かせて）

うん、オレたち悪魔にとっては敵だけどね(相手の言葉に頷き、悪魔である自分にとっては敵だと伝え、「悪魔が嫌いな天使とか、悪魔から引き離すことが救済だと思ってる天使とか色々いんぞ」と伝え)

そっかぁ（ふーんと思いながら少し首を傾げ「天使は契約しないの？」と好奇心で尋ねて）

さあ？天使のこと興味無いし(天使については、興味のなさから知らないと言い、相手を抱き上げては、「じゃあ帰ろ」と言い、そのまま飛ぶと家へと向かって)

うん（相手にしがみつきながら、守ってくれた相手にキスをして「ありがとう」とお礼を言って）

当たり前だろ？命より大事な人なんだもん(自分にとって、自分の命より大事なのだと言い、家に着くと降り立ち、相手を下ろして)

なんか照れちゃうね（命より大事と言われるとそう言いながらも「でも、怜央にぃの命大事だからね」と言って）

大丈夫、オレ結構強いし(相手の言葉に、自慢げに話して)

そうだね（相手に頷いてから「お家入ろう」と言って手を引いて家に入って）

楽しかったけど疲れたな(家に入ると、ソファーに座りつつ言い)

楽しいけど疲れちゃうのも醍醐味だし、怜央にも戦ったもん（相手が戦ったから疲れたのだろうと思い「お風呂沸かすから先に入ってね」と言って用意をして）

うん、ありがとう(相手の言葉に嬉しそうに言い、ソファー寝転び)

守ってくれたし何かお願い叶えてあげる（お風呂の準備が終わるとそう言ってソファーの寝転ぶ相手を見つめて）

お願い？んー…あ、じゃあいっぱい撫でて(相手にお願いを叶えると言われ、何がいいかと悩み、思いついたものを言い)