契約者は双子の弟(〆)

いってらっしゃい（さらっと手を振りながらそれが帰ってくるのを待って）

…ごめんね、お姉さんたち、オレ弟待たせてるから(トイレから出て席へ歩いていれば、女性らに絡まれるも、笑顔でそう言って離れると席に戻り)

あ、おかえり（相手が帰ってくると笑みを見せ、相手が帰ってくると同時に料理がやってきて）

わ、美味しそう！(運ばれてきた料理に目を輝かせて、記念にとパスタとハンバーグの写真を撮り、｢後で親父に自慢しよっと｣と楽しそうに呟き)

ふふ、仲良いんだね（なんとなく相手が悪魔になった時の父親のような存在を想像しながらハンバーグを食べて）

ディアロとして育ててくれた人だからな(相手の言葉に、自慢げに話しつつパスタを食べていて)

そっかぁ（頷きながら食べ進め「一口あげる」と言ってフォークに刺したハンバーグを差し出して）

！…ん、ハンバーグも美味しい(相手から差し出されたハンバーグを食べては、目を輝かせて、お返しにと自分のパスタを一口分巻き取り、相手に差し出して、｢パスタも美味しいよ｣と言い)

ん…ほんとだ（相手がパスタをくれると笑みを浮かべながら食べておいしさに目を輝かせて）

だろ？(相手の様子に満足そうに笑いながら食べ進め、そうして終われば、ごちそうさまと言い)

うん！（相手と同じようにごちそうさまと言ってから席を立って）

美味しかったな(荷物を持ち、会計を済ませては店を出て、満足気に言い、｢じゃあ帰ろ！｣と言い、相手の手を繋いで)

うん（頷いてから相手と手を繋ぎ、楽しかったなぁと思いながらバスを待って）

…もぉ、せっかくのデートなのに邪魔だなぁ(なんとなく付けられているような気配に気付き、そう呟いては、どうしようかなと考え)

…？（付けられているとは知らずに相手の呟きにきょとんとした様子を見せて）

…こっちきて(気のせいなのかなと思いつつバスを降りれば、相手の手を引いて人気のない路地裏へ向かい)

う、うん？（路地裏に入ると、なにをするのだろうかと不思議に思いながら相手に手を引かれたまま歩いて）

…ねぇ、なんの用？(その人物が自分たちを追うように来ると、やっぱりかと思いつつ、そう声をかけて、相手を守るようにしていて)

…誰？（相手の背中に引っ付きながら不安げに謎の人物を見ようと思って目を凝らして）

お前、天使か(追いかけてきた人物は、悪魔から救ってやろうと思っただけと言うと、悪魔の姿になり、「怜夏、命令して」と相手に言い)