契約者は双子の弟(〆)

そうじゃない？(本当の所はわからないが、顔は同じでも、雰囲気は違うため、それのせいかもと言い)

そっかぁ（チュロスを食べていると「もーらい」と言ってチュロスを勝手に一口食べて）

！もー、食べたいならあげるのに(勝手にチュロスを食べられると、驚いたもののそう言っては、お返しにと自分もと相手のチュロスを一口食べて、「お返しに、怜夏のももらっちゃった」と言い)

えへへ、一緒だね（相手に食べてしまうと嬉しそうにしながら「次何する？」と尋ねて）

んー、どうしよっか…(残りのチュロスを食べつつ、どうするか悩んでいて)

…もう一個のジェットコースター行くとか？（少し考えながらさっき乗ったものと同じくらいスリルのあるものを提案して）

いいね、行ってみよ！(相手の言葉にワクワクとしながら言い、行こうと言い)

そういえば、もし怜央にぃが勝ったらどんなお願いするつもりだったの？（相手とてつに並びながら、勝負を持ちかけた相手は何かお願いがあったのかなと思い尋ねて）

んー…特に考えてなかったんだよなぁ(相手に願いはあったのか聞かれて、考えても思いつかないため、それを伝えて、「親父たちに会いたいってのはあるけどな」と笑いながら言い)

…ううん、でも怜央にぃ悪魔だから（生き返ってるなんて聞いたら驚くだろうなと思いながら少し悩んで）

やっぱり、ダメ？(確かに、相手の言う通り、悪魔として生まれ変わったため、会わない方がいいのではと思い、しゅんとして)

わかんない、お父さんとお母さんは喜ぶかもそれないし（自分1人で決めてることじゃないと思い首を横に振り「怜央にぃに任せる」と言って）

…じゃあ、もしオレが悪魔として生きてたらどうするか、怜夏から聞いてくれない？(相手の言葉から、少し考えては、反応を見るためにも、そう提案して、「もしそれで大丈夫そうなら、会いに行きたい」と言い)

うん、いいよ（普通そんな事を聞いても笑われるだけだろうが相手が会いたいのだろうしと思い承諾はして）

…信じてくれるといいな(悪魔を召喚した人以外に悪魔のことを話したことがないため、どうなるかわからないが、喜んで欲しいと思い、小さく呟いて)

…そうだね（いずれバレる事だっただろうしと思いつつ、自分だけ知ってたらいいのになと少し思いながら同意して）

オレ、親父たちの顔、あんまり覚えてないんだ(相手の腕に抱きつきながら、覚えてない事を伝えて、「怜夏の事は覚えてたんだけどね」と言い)

そうなの？（てっきり覚えていると思っていたので不思議に思い「まぁ一緒の顔だから覚えてるよね」と笑って）

うん、温かくて、優しかったのは覚えてんだけどね(相手の言葉に頷いて、両親のことは、ぼんやりとしかわからずにいて)

相変わらず優しいよ（相手にそう言いながら、ジェットコースターの順番が来たため相手の手を引いて）