契約者は双子の弟(〆)

…(席に座り、だらけた状態で授業を受けていて)

怜央にぃちゃんと受けて（相手に少し注意してから授業に戻るためにノートをとって）

いーじゃん、べつに…(相手に注意され、不満そうにしつつも、姿勢を正していて)

よくないよ（相手の言葉にそう言って、授業が終わると軽く伸びをして）

疲れたぁ…(放課後になれば、机に項垂れていて、「あの女共(の魂)喰いてぇ…」と呟き)

…そう言うの口にしない方がいいよ（相手の言葉に、魂をだとは思わず少し嫉妬してしまって）

だって腹減った！！(相手が嫉妬していると気付かず、むっとしながら空腹を主張し)

あ、そっちか…（相手の言葉で魂のことだと理解し「…僕に出来ることないもんね…」と悲しげに呟いて）

…やっぱ、魂喰い行ってくる(周りに聞こえないように、耳打ちしては荷物も何も持たずに出ていき)

ま、待って…部活とかは？（相手が出ていくと慌てて荷物を持って相手についていこうとして）

けーむしょ…飛んでいくか(相手が来ていると気付かず、携帯で場所を調べ、早速飛んで向かい)

…置いてかれた（相手がどこかに飛んでしまうと、少し泣きそうな目でむすっとしながら、もういいと呟いて）

へぇ、あれが…悪い人たちいっぱいだな(刑務所に着くと空からどの人にするか考え、凶悪そうな人の元に行くと、「ね、オレが出してあげるから、おじさんの魂ちょうだい」と言い、頷いたのを見てすぐに魂を取り、食べてはまた別の人の元へ行きとほんの数回繰り返していて)

もう怜央にぃなんて知らない！（相手に置いて行かれたことに拗ね続け、放課後になると部活を休んで相手の荷物も一応持って家に帰って）

ふぅ、おなかいっぱい(何人かの魂を食べたことで満足し、帰ることにしては、刑務所を離れ、「家にいるかな…」と呟いては、家へ飛んで向かい)

…（ベッドに寝転んでごろごろしていたがあまりに暇だったので眠ってしまって）

ただいまぁ(家に着くと中に入り、そう言ったが、ベッドで眠る相手を見て、「寝ちゃってんのか」と呟いて、寝ている相手を眺めていて)

れお…にぃ…んん…（相手が帰ってきたとは知らず、夢の中の相手を呼び、少しだけ腕を動かして）

ふはっ、可愛い(自分といる夢を見ているらしい相手を見ては、思わず笑みが溢れ、相手の唇にそっとキスをして)

ん…んへ（相手にキスをされると、夢の中でもされたのか笑みを浮かべ、小さき寝言で「も…っと」と強請って）