契約者は双子の弟(〆)

やっぱ双子だし、似てんだろうな(相手の撫でる手に、気持ちよさそうにしつつ、自分たちが双子だからこそ、似ているのだと言い)

えへへ、じゃあ気持ちも一緒なのかな（相手の言葉に嬉しそうにし「もしかしたらテレパシー使えるかもね」と笑って）

使えるかな(相手の言葉に、使えたらいいなと思い、そう言っては、怜夏大好きと伝えるようにじっと見つめてみて)

…あう…（じっと見つめられるとだんだん赤くなってきて「なんか、恥ずかしい…」と目を逸らして）

ダメかぁ…(相手の様子を見て、伝わらなかった事に残念そうにして、尻尾を垂らして)

…僕も大好き（そう言ってから相手にキスをすると足早にお風呂場に行って）

！…ちゃんと伝わってた(相手にキスをされ、大好きと言われたことから、伝わってたことが嬉しく、一人残され、顔を赤くしつつ頬を緩ませていて)

…怜央にぃと恋人…（お風呂に入って鏡を見ると、相手と同じ顔立ちの自分が写り、なんとなく頭から相手が離れず少し照れてしまいながら恋人になれたことを再度自覚しながらお風呂から上がると半袖半ズボンで髪をタオルで乾かしながら相手の元に戻って）

ちょっと魔界戻ろうかな(皿を流しに持って行き、やることも無いため、ぼんやりとしては、服を取りに戻ろうかなと考えていれば、相手が戻ってきて、｢あ、怜夏。オレちょっと魔界に戻って服とか持ってくるね｣と言い)

あ、うん…すぐ帰るよね…？（相手の言葉に頷いてから、すぐに戻ってくるかと不安げに尋ねて）

当たり前じゃん、すぐ戻るよ(相手の言葉に頷いて言うと、額にキスをして、｢じゃあちょっと行ってくる｣と言い、魔界へ戻り)

…行っちゃった（魔界なんてきっと自分はいけないだろうと分かっているが少ししゅんとしながら部屋で本を読んで、相手を待って）

あ、父さん！聞いてよ、俺の人間の時の双子の弟が俺の新しい主なんだ！(魔界の自宅に着くと、中に入り、自室に行けば服を鞄に入れて、唯一持っていたぬいぐるみと鞄を抱えて、相手の元へ戻ろうと向かおうとした所で悪魔の父と会い、嬉しそうに話し、行ってこいと送り出してもらえば手を振って別れ、相手の元に行き)

…恋人、デートとか、キスもっとしたりするのかなぁ（相手が帰ってくるのを待ちながら、恋人になったら何をするんだろうと想像してニヤニヤしてしまって）

ただいまぁ！(相手の元に戻れば、そう言って抱きついて、｢服と、宝物のぬいぐるみ持ってきた！｣と言い)

おかえりなさい！（相手が帰ってくると、ぎゅうっと抱きつき「宝物のぬいぐるみ可愛い」と言って撫でて）

だろ？小さい頃からこいつとずーっと一緒だったからさ(相手にぬいぐるみを褒められると、小さい頃に買ってもらって以来、ずっと大切にしていた為、嬉しそうにしていて)

ふふ、いいね（嬉しそうにしている相手に笑顔を見せながら「そろそろ寝る…？」と抱きつきながら尋ねて）

うん、寝よう(相手の言葉に頷いては、服の入った鞄をソファー近くに置き、ぬいぐるみを片手に抱いて、反対の手で相手の手を引いてベッドに行き、ベッドにぬいぐるみを置いては、ごろんと寝転がって)

…怜央にぃ、好きだよ、おやすみなさい（相手とベッドに横になるとそう言ってから相手にキスをしてから目を瞑って）