契約者は双子の弟(〆)

…やっと終わったぁ(しっかりと授業を受けていて、全ての授業が終われば、伸びをしつつ言い、すぐにクラスの男子ら数人に、部活はどうするのか聞かれ、「今日はバスケ部の体験してみようかなって思ってんだ」と言い)

じゃあ僕が多分先に終わるし終わったら体育館の前で見てるね（相手に、自分が先だから相手は使用する体育館に見に行くことを伝えると荷物を片付けて部活に行く準備をして）

わかった、じゃあまた後でな！(自分も荷物を鞄に入れつつ、相手にそう言って、鞄を持てば相手に手を振り、バスケ部のクラスの男子と共に向かって)

うん、怜夏にぃにあげるんだ（相手と別れてから、今日はカップケーキを作ったので、少し工夫してノーマルとチョコのしてから包んでいると女子たちに相手にあげるのかと聞かれて少し照れたようも笑って）

…っ！(真剣に部活に取り組んでいたが、やはり身長のせいで上手く取られてばかりで。段々出来ないことにイラついてきては、ラフプレーをし始めたため、注意されてしまい)

じゃあ、また～（相手の分を包み終えるとさっさと部室から出て。体育館に行くとなんだか相手がイラついているようだったので聞こえるか分からないくらいの声で「怜央にぃ頑張って」と呟いて）

疲れたぁ…(まともにプレーするも、あまり上手くいかず、終われば倒れ込み、疲労からか、角や尻尾が出てしまっていて)

あ、う…（相手が角と尻尾を出すと相手に駆け寄って抱きついて隠し「でてるっ」と言って隠すように言って）

んぇ…？あ、ほんとだ…(少しぼんやりとしていたが、相手に抱きつかれ、出てると指摘されるも、少し反応が遅れ、気付けば隠して)

もう…（相手が隠すとホッとしていると「お前たちラブラブだなぁ」と部活の人たちに揶揄われて赤くなって離れようとして）

よく出来た弟だろ、でもやんねーぞ(相手が離れようとすれば、あえて抱きついて、部活の人たちに自慢するように言い)

れ、怜央にぃ恥ずかしいよっ（抱きしめられると相手が近く、急にキスされたことを思い出してしまい再び真っ赤になって）

ふはっ、ごめんごめん(相手が恥ずかしがれば、ケラケラと笑いながら言い、相手の髪を撫でてあげて)

もー…（相手が髪を撫でると目を瞑って少し嬉しそうにしながら相手に無意識に少しすり寄って）

！…いくら兄ちゃん相手だからって、無防備すぎ(相手の様子を見て、可愛いと思い、相手が欲しいと思ってしまうも、それを誤魔化すように言い、「早く帰ろ、怜夏」と言い)

？無防備じゃないよ（相手の言葉にそう答えてから、相手が帰ろうと言うと頷き、相手にカップケーキを渡し「これ、食べてみて」と言って）

！これ、言ってたお菓子？(相手からカップケーキを受け取れば、目を輝かせていて、帰路につきつつ、早速ひとつ取り出しては、一口食べては「ん、すげぇ美味い！」と言い)

ほんと？えへへ…よかった（相手が食べると嬉しそうにしてから相手が食べる様子をじっと見て）

…あ、もう無くなっちった(幸せそうに食べていたが、あっという間に食べてしまい、無くなれば残念そうにして)

ふふ、また作ってあげるね（相手が残念そうにすると少し笑いながらまた作るといい「そういえばバスケ部どうだった？」と尋ねて）