断罪の美酒と噂話の肴。
貴方達はそれを求めて此処に来る。
こっそりと提供される背徳の酒──モグリの酒場は今日も営業中。
■ BAR ■
店の外が何時だとしたも、構わず夜のBAR。カウンターに並んだ椅子といくつかのテーブル、仄暗く全貌はあまり見えない。表に情報は一切出てこず、噂話を頼りに辿り着くしかない店。
……ひとつ秘密を話そうか。ここの酒は少し他と違っていてね──飲むと酩酊の代わりに、身体症状が現れるのさ。例えばあの夜の記憶を忘れたりだとか、瞳の奥から花が咲いたりだとか……そんな劇物を表に出すわけには行かないだろう?だから、そういうのは会員にしか提供していないんだ。
>>1:【 形態と約束事 】
>>2:【 会員証とマスター 】
※ しばしご静粛に ※