碇シンジ 2024-06-24 18:12:18 |
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どうして比べたりするんだい?シンジ君にはシンジ君にしかない君自身の素敵な魅力があるのに。
(純粋に理解することが難しいようで不思議そうに訊ねると一層愛しげに相手の顔を見詰め)
え、えぇっと、比べられるの嫌だよね?ごめんね(自分からなんかと比べてられたくはないだろうと思い、いちおう謝るが、なんだか視線を感じて)
ど、どうしたのカヲルくん、ぼくの顔に何が付いてる?
まさか、嫌なんてことはないよ。シンジ君には僕にはない素敵なところがたくさんあるんだから…お互いを比べる必要はないということさ。
ほら…例えばこの艶めいた生糸のような黒髪は君だけが持っている特別な物だよ。僕はそれがとても綺麗だと思う。
(相手と視線が合わされば嬉しそうに目を細めながら短く切り揃えられた黒髪を指先でそっと撫で)
そうだね(容姿に関しても性格にしても、カヲル君に勝てるところなんて、どこにもない。と思ってしまい視線を逸らすが、不意に髪の毛を触られるとドキッとして)
き、綺麗じゃないよ。カヲル君の方が神秘的で魅力的だと思うよ。
納得してもらえたのなら良かった。君は特別な存在だってこと、忘れないでおくれ。
(髪から手を離し満足そうに述べては視線を逸らした相手の横顔に笑いかけ)
ありがとう。普段自分の見た目について考えることなんて無かったけれど、シンジ君に褒めてもらえるならこの容姿であることを誇りに思うよ。
特別?僕が?
(どう言う意味だろうと思いながら聞くが、頭の中は混乱してしまう。特別な存在とは、カヲル君にとって、どういった意味合いなのか、それを考えてしまい、笑った顔にドキッとして赤くなる)
カヲル君は、すごくカッコイイよ。顔立ちが整ってるし、話し方も穏やかで、安心するよ。
そうさ、君は僕にとって唯一特別な人なんだ。他のリリン達とは全く違う…君と一緒にいると僕は自分が生まれてきたことの意味を知ることができる。
(混乱した様子の相手を赤い瞳で見つめながらスラスラと自分が今感じていることを言葉にし紡いで行き)
そうなのかい?ということはつまり…シンジ君は僕に対して良い感情を抱いてくれているということかな。
そ、そんな、僕がなんかがカヲル君の特別だなんて、他にもっと相応しい人が居ると思うんだけどなぁ~
(彼に好かれるいるのか、分からないが、そう言われるのは純粋に嬉しいと思ってしまう。だからこそ、そんな事を言われる資格がないと思ってしまう)
え、それは、もちろん。カヲル君と友達に慣れて嬉しいよ。
(友達が少ない自分からしたら、とても有り難い話しだと思い)
僕に相応しい…シンジ君以外の特別な人、か。例えばそれはどんな人なのかな?
(相手の言葉に少し考え込んでから真剣な表情で訊ね)
それなら良かった。僕も君と友達になれて心から嬉しいよ。これからもっと親睦を深めていけたらもっと嬉しいな。
え?えっと、そう言われると困るなぁ(どんな人が
彼に似合うのか想像が出来なかったので自分で言った事を少し後悔してしまう)
ご、ごめん。変なこと言って、誰と仲良くするかはカヲル君本人が決める事だと思うよ。
もっと仲良く?カヲル君は本当に僕でいいの?
ふふ、思いつかない?それじゃやっぱり僕の特別は君さ、君が嫌でなければ…だけどね。
(困り顔を見ながら楽しそうに笑ってはダメ押しとばかりに許可がもらえるようもう一度確認をし)
"君が"いいんだよ、碇シンジ君。君は知らないかもしれないけれど…僕は君に自分の存在意義を教えてもらったんだ。そんな君と一緒にいられたらどれ程幸せだろう。
え?ほんとにいいの?僕、カヲル君に何かしてあげた覚えないんだけど、、そんなに、期待されても何も出ないよ?
(めちゃくちゃ恥ずかしい事をサラッと言われると、何かしてあげたくなるが、果たして自分に何が出来るのだろうかと思ってしまい)
見返りが欲しいわけじゃないからね、僕が一方的に君に対して好意を持っているだけだから君に何かを望んだりしないよ。…ああ、でも一つだけ望んでもいいのなら君が悲しんだり苦しんだりせず心穏やかに過ごしてくれることを願っているよ。
(肩を竦め優しい口調で言葉を返せばただ静かに微笑を浮かべ)
え?そうなの?
ちょっと待って。それって、カヲル君にとってはどう、なの?僕、カヲル君と一緒に居ると、穏やかになるし、落ち着くよ。
(カヲル君からの言葉に無欲すぎないかと思いながら、本心を述べて)
本当かい?それは嬉しいな…シンジ君にそう思ってもらえるなら本望だよ。君と出会ってからずっと、君の幸せだけを願って来たんだ。僕がその一助になれているのなら幸せだよ。(彼の本心を聞き自分の想いが報われた様な気持ちになり表情を輝かせ)
え?僕の幸せ?ほんとに?いやいや、カヲル君は自分の幸せを考えてよ。
それで、本当にカヲル君は幸せなの?
(相手と話していると、確かに安心するし、楽しい。しかし、自分の為に無理をしているのではないかと思ってしまう。首を降ってから、相手に問い掛け直してもう少し聞きてみようかと思い)
気遣ってくれているんだね、ありがとうシンジ君。
だけど君の幸せが僕の幸せであることは変わりないんだよ。ゼーレから自由になりサードインパクトを起こす必要もなくなった。使徒である僕が君のそばでこうして良き友人としていられること以上に幸せなことなんてないのさ。
…ごめん。思っていることをただ口にしてしまったけれど、こんな事を言うのはおかしいね。(相手の目を見ながら一つ一つの言葉をしっかりとした口調で紡いでいっては、何故自身が友人である彼をここまで思い続けるのかの理由を相手の精神的負担を考えながら申し訳なさそうに語って)
い、いや、あの、いいんだよ。その、僕もカヲル君と、友達になれて嬉しいし、会えて良かったって思ってるよ。
だから、その、なんて言うか、友達になってくれて、ありがとう!
(見つめられながらだと、恥ずかしいのかチラチラ相手を見ながら、たどたどしく話すが、ちゃんと自分が思っていることは言おうと思い頑張って言葉にして)
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