その眩しさに〆

その眩しさに〆

名無しさん  2024-06-23 15:07:43 
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お相手決定済み




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  • No.73 by 住岡 美風  2024-07-05 18:26:17 




……ずるいなぁ、僕に聞かないでくださいよ。勝手に都合よく受け取ってもいいんですか


( 握り返された手の感触に少し期待したが、彼は戸惑ったまま疑問形で言葉を終わらせた。そんな、僕にすべて委ねるように聞き返されたら、優しい彼につけ入ることだって容易く出来てしまいそうだ。存外、彼は僕のことを意識してくれている。酒を一滴も飲んでいない筈なのに、僕と同じくらいかそれ以上に顔を赤く染める姿を見れば瞭然だった。純情な反応をする彼に目が眩んでしまうが、僕だって経験が多い訳ではない。格好つけて小さく笑ったものの、とうに余裕をなくして瞳はぎらぎらと彼を見据えている。もう少し、もうひと押しすれば、僕に堕ちてくれるのかな。握った手を一旦離すと、今度は彼の両肩に手を置いた )


……もし、嫌だったら、僕を突き飛ばしてください。無理やりしたくないから。


( 本当に、僕の気持ちに応えてくれるというなら、この行為も受け入れてくれるはずだ。抵抗する余地は与えた。嫌悪を感じたらすぐに拒否してくれたって構わない。でも一瞬でも触れたら、もう手放してなんかやらない。ゆっくり、ゆっくりと顔を傾けながら、彼の唇に近づいた )


  • No.74 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-07-05 19:33:15 


(ずるいと言われれば「だって!」と返す。自分の方がいくつも年上のくせに子どものように言い訳を並べようとするも、それも上手く思い浮かばずに結局は再び口を噤んでしまう。相手の子慣れてる感が無性に悔しくなってじとっと睨みつけるが、此方を見据えるその目に全て吸い込まれてしまい、どのみち敗北してしまう。ふと、握られていた手から温もりが去っていくとそれすらも寂しいと感じてしまう自分がいるのだが、今度は両肩に触れられそれはそれで硬直してしまう。更に近づいてくる綺麗な顔をじっと見つめると、先程までいた冷静な自分の姿もどこかへ行ってしまっていて、その甘い雰囲気に侵されてしまう。自分の肩へと伸びているその腕に自分の手も添えてしまえば、今にも触れてしまいそうな唇に目を瞑った。)


──嫌な訳ないやろ。


( 重なった唇はとても熱くて柔らかくて、酒も飲んでいないのに思考がふわふわと酷く鈍る。そんな頭の中で、こんなん酒よりも夢中になってしまうやんけ、と一人心の中で呟いてしまえば、ちゅ、と可愛らしい音を立てて名残惜しそうにも唇を離す。たった数秒間の軽い口付けなのに息が乱れているのを感じながらゆっくりと瞼を開ける。…すると、ハッと自分がしたことを省みて羞恥心が頂点に達成した途端、真っ赤な顔をしたまま片手で口元を押え勢いよく立ち上がった。)


……ま、マスター!俺、急用思い出しましたわ!みっちゃん酔ってはるからタクシー呼んで帰らせたって!!


(恥ずかしすぎていても立ってもいられなくなり、恐らくバックヤードに居るであろうマスターへ大声で声をかける。財布を取り出し、タクシー代には多すぎるぐらいの金額をカウンターへ叩きつけると、「ま、またな!気ぃつけて帰れよ!」と逃げるようにして店から飛び出して行ってしまった。)





(/いつも楽しくお相手させてもらっています。美風くんがカッコすぎて背後共々ひーひーしているところですが、、意気地無しのユキが逃げてしまいすみません←
この後、もし美風くんが酔って覚えていない、という展開でしたら大人気もなくめちゃくちゃ拗ねてやろうと思うのですがどうでしょう?←←)

  • No.75 by 住岡 美風  2024-07-05 20:39:57 




( 両肩を掴んだ僕の腕を跳ね除けるでもなく、彼はそっと手を添えて、一言だけ発するとそのまま僕の唇を迎え入れた。一瞬、理解が追いつかなくて、その感触を確かめるように彼の唇を柔らかく食む。抵抗も、拒否もされなかった。嫌悪感なんて微塵もないような顔をして、僕にすべてを委ねた。陽斗さんは今、僕の手の中にいる。その事実にさらに興奮して、もっと、と欲張りそうになったが、必死に理性を働かせて唇を離した彼をおとなしく見ていた。僕も人のことを言えないが、彼もあまりこういった経験をしてこなかったのか、お互い息を乱しながら何も言えずにいた。アルコールと、陽斗さんに酔ってしまって、思考がままならない。ただただ、彼が愛おしくてたまらなかった。接近した距離はそのままに、彼を抱きしめてやろうかと腕を伸ばしかけたが、それは突然立ち上がった彼に遮られてしまった )


え、陽斗さん……!?ま、待って……!


( 立ち去ろうとする彼を止めるべくこちらも立ち上がったが、酔いが回った身体ではまともに動けずに、あれよあれよという間に彼は姿を消してしまった。取り残された僕は、ぽかんと呆気にとられてその場に立ち尽くす。数十秒前までの甘い空気はどこにもなくて、幻覚でも見てたのかと思うほどしーんと静まり返った店内で狼狽えた。僕を受け入れてその場に留まるか、拒否して逃げてしまうか、そのどちらかの反応を予想していたが、結果はその中間ともいえる「受け入れて逃げる」という反応。この場合、彼も同じ気持ちになってくれたのだと断定して浮かれるには早すぎるし、かといってはっきり拒否された訳でもないため項垂れるのも違う。行き場のない感情をどこにぶつけていいのかも分からず、店の奥からひょっこりと顔を出した店主に虚ろとした目を向けた )


……マスター、ありったけのお酒持ってきてください。今夜は吐くまで呑みたい気分なんで……




( / 背後様、こんばんは。こちらこそいつもお相手していただきありがとうございます!逃げちゃうユキさんも可愛いので無問題です笑
こちらも美風の酔うと記憶が飛ぶ設定を展開に反映させようと思っていたので、大賛成でございます!!はたしてふたりは無事結ばれるのでしょうか……今後ともぜひよろしくお願いします!


  • No.76 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-07-05 21:23:09 


( ──息付く暇もなくそのまま自宅へと逃げ帰れば、酷く乱れた呼吸をなんとか整えようと玄関の扉に片手を着いて崩れ落ちそうな身体をなんとか支えた。少しでも気を緩めると唇の感触やあの熱っぽい目を思い出しそうで、自身の火照った頬をつねってみる。…夢ではなく、彼は俺の事を好きだと言って、キスをした。頬に痛みが走り現実だと思い知っても、その事実はいつまで経っても現実味を帯びなくて、未だ脳内は混乱状態。何故自分は相手を拒まなかったのか、もはやその答えだけははっきりと明確になったはずだが、どこまでも負けず嫌いな為その先を改めようとはしなかった。とにかく、明日も仕事だし、早いとこ寝てしまおう。そう思ってベッドの上にダイブした。)


『……ユキ、寝不足?めっちゃ人相悪いで?』

あー…、なんかいいネタ書けそうやって夜更かししてもうたわ。

(あの後当然寝れるはずもなく。翌日、マネージャーの車から降りテレビ局の出入口に向かって歩きながら相方の怪訝そうな顔に適当に誤魔化しを入れておく。寝不足の目がなかなか開かず眉間に力が入ってしまうが、局の中に入る頃には何とか目を擦り平常を装っておく。すれ違うスタッフに挨拶をしながら、ついつい視線を動かし彼らがいないか確認してしまう。…あの時、相手を置いて一方的に店から逃げ帰ったのは大人げなかったしダサかったと思う。その事への罪悪感も相まって、一体どんな顔をして会えばいいのか分かったものでは無い。終始落ち着かないまま、担当のスタッフに案内され楽屋へと向かっていく。)





(/ 賛同いただきありがとうございます!では、そのように致しますね!今後も楽しみです!また何かあればお声かけさせて頂きますね。こちらこそ、よろしくお願い致します!)

  • No.77 by 住岡 美風  2024-07-05 22:14:19 




『美風、大丈夫?体調悪いなら休んでも……』

いや、大丈夫……ちょっと頭痛がするくらいだし、ちゃんと切り替えるよ


( 昨晩は酒を浴びるほど呑んで、ほとんど意識がない中ふらふらの足取りでタクシーに乗り帰宅した。あのような姿を週刊誌に撮られないでよかったと心の底から思う。気づけば自宅のベッドで眠っていて、今朝は頭痛と悪戦苦闘しながらも急いで準備して遅刻ぎりぎりで楽屋に到着したのだ。普段集合時間に遅れることなど滅多にない僕を心配するようにメンバーが声をかけてくれるが、ただの二日酔いで仕事を休むわけにもいかないと言葉を返す。マネージャーが持ってきてくれた栄養ドリンクを飲みながら、ふと、妙な感覚がして頭を捻る。何か記憶を失くしているような気がして、必死に思い出そうとするもののマスターの髭面ぐらいしか思い浮かばず溜め息を吐いた。何かやらかした気もするし、特に何もなかった気もするし……。そもそも昨夜は僕とマスター以外は店にいなかった。いや、やっぱり僕の隣に誰かいたような……。たまたま来店した人だったか、はたまた僕自身が呼び出した人なのかすら分からない。後者の場合、メッセージ履歴を見れば分かるかもしれないとアプリを開いて確認してみる。すると、ここ最近は都合が合わず顔を見れていなかった彼の名前が。やりとりを見返すと、確かに昨日僕からメッセージを送っていたが、ダメだ、まったく記憶が無い。返信も来ているし、この後本当に店まで来てくれたのだろうか。記憶が飛んでいる中でなにか粗相をしていたらどうしようと、だんだんと不安になり、そのまま彼へとメッセージを送った )


『陽斗さん!僕、昨日なにか失礼なことしませんでしたか?一緒にお店で飲んでくれてたと思うんですけど、ごめんなさい、なにも覚えてなくて……』


  • No.78 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-07-05 22:52:09 


( 楽屋に入りマネージャと今後のスケジュールをついて軽く合わせていた時、ポケットに入っていたスマホが震え通知を知らせる。取り出した際に一瞬送り主の名が見え、その瞬間心臓がどくりと鳴り、またも鼓動が速くなるのを感じる。昨日の今日で何を言われるか分からなかったし、そもそも体調は大丈夫なんやろか、とか、色々な事が脳裏を駆け巡り恐る恐るメッセージを読んだ。──はぁ?、“何も覚えていない”の文字を見るや否や思わず声が出てしまって、相方とマネージャーが何事かと首を傾げてこちらを見ている。しかしそんな事にはなりふり構わず並んだ文字にもう一度じっと視線を置いてゆっくりと目を通す。恥ずかしくて誤魔化してんのかと思ったがどうやら違うようだし、自分がお店に着いた時にはそもそも酔っていたし、確か初めて飲んだ時に悪酔いすると記憶が抜けるって言っていた気がする。おまけに酔うと盗み癖があるとかなんとか言っていたが──こちとら靴下やアクセサリーどころかもっと大事なもんを盗まれたんですが──)


『 別になんともない。住岡くんが覚えてへんのやったら俺も忘れたる。』


( 自分ばっかり昨日の夜から悶々と意識していたのが急に馬鹿らしくなり、勢いに任せて画面を操作するとそのまま上記のメッセージを送り付ける。なんともないなんて嘘、忘れられるわけもない。でも、相手が覚えてもいない事で振り回されるのは此方としてもまっぴら御免だし、わざと素っ気なくしたメッセージにすぐ既読がつくのをみて、ざまぁみろ、と心の中で舌を出した。…アイツ、酔ったら仲良いやつにあんなことするんかな。演技もできるようになりたいって言うてたし、その延長みたいなことやったんやろか。スマホをテーブルの上に放り出すと、心配しているマネージャー達の声を他所に自分自身もテーブルの上に突っ伏した。胸の奥はズキズキ痛むし鼻の奥はツンてするし、そんな全く大丈夫そうではない様子で「…大丈夫ー、気にせんといてー…」と顔を伏せたまま小さく呟くと微かに鼻を啜った。)

  • No.79 by 住岡 美風  2024-07-05 23:46:37 




絶対なんともなくないよね、これ……。


( 陽斗さんからの返信を見て、じわりと冷や汗をかきながら呟く。あの晩、おそらく彼の気に障るようなことを仕出かして、好感度がかなり下がったのが文面だけでひしひしと伝わる。これが恋愛シミュレーションゲームだったら、バッドエンドまっしぐらだろう。それだけは絶対に避けたい。彼と気まずいまま距離をとられるなんて嫌だ。しかし本当に何も思い出せずに頭を抱える。鞄をひっくり返して中身を確認しても、盗品らしきものは見当たらないのでなにか盗んでしまった訳ではなさそうだし、失礼なことでも口にしたのだろうか。僕が誤って口走るようなことなんて、心の奥で蓋をしたまま隠し続けるこの気持ちくらいで……。一瞬ハッとしたが、まさか、いやいや、と首を横に振ってその可能性を否定した。兎にも角にも、自分が覚えていないことは相手に聞いてみるしかない。次の仕事に向かうというマネージャーからの声掛けに立ち上がりながらも、どうにかして彼に機嫌を直してほしいと、そればかり考えていた )


───あ、ユキさん!この間はすみませんでした!……といっても、何をしたか覚えてないまま謝っても意味がないと思うので、よければ僕がしたことを教えてもらえませんか?


( さらに数日後。仕事のため足繁く通うテレビ局の廊下を今日もいつも通り歩いていた。すると、以前から頭の中を支配している例の人物の姿が見えて、逃すまいと慌てて声をかける。勢い任せに謝罪の言葉を投げかけたものの、記憶を飛ばしたくせに怒らせた内容も知らず謝るのは筋が通らないだろうと、眉を落としながら反省して質問を付け加えた )


  • No.80 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-07-06 00:43:01 



…せやから、別にええねんて。


( あれから何度かだけメッセージのやり取りはしていたが、あの夜のことを聞かれる度に全部はぐらかした。丁度仕事が立て込んでいたし、時々チラつくあの熱っぽい視線には知らないふりを決め込んでいた。なのに、楽屋から出て廊下を歩き出したその時、久しぶりに彼の声が聞こえてきて思わず踵を返そうとしたが、その隙もなく彼は此方へと駆け寄ってきて謝罪の言葉を口にした。…今日はピンの仕事で相方はおらず、マネージャーもスタッフとの打ち合わせに出掛けてしまいここを去るための助け舟は期待できそうにない。上記を小さく呟くが、やはり気まずくて視線が泳いでしまう。ちらりと見えた彼の顔はすっかり反省していて、まるで捨てられた子犬のように縮こまって見えたものだから、此方としても罪悪感が募るのと同時に なんでお前がそんな顔すんねん、と不貞腐れた感情がごちゃ混ぜになる。しかし、本人を前にメッセージ上で行っていたような誤魔化しはもう通用せず、かといってこのままにしておく訳にもいかず、黙ったまま相手の手を掴み来た道を引き返すと、勢いそのままに自分の楽屋の中へ連れ込みくるりと相手の方へ向き直る。そして「…分かった、教えたるわ」と低く言うと、彼の胸倉を掴みぐいと引き寄せ、その唇に自身の物を重ねた。)


──、酒に飲まれるからこんなしょーもない芸人にキスしてしまうねん。…あんな小っ恥ずかしい返事までしたったのに、覚えてへんとか最悪やろ。酔った勢いで冗談でしたとかまじ許さへんからな!あんなん、もう二度と言ってやらへん!
酔って告ってキスするような奴は週刊誌にすっぽ抜かれて叩かれろ!このドア ホ!


( 重なっていた唇を離すと同時に掴んでいた胸倉も解放し、それを機に胸の内に溜めていた思いをこれまた早口で捲し立てた。口付けをした顔は恥ずかしくてまたも熱が帯びるが、それと同時に瞳の奥が熱くなり目元を濡らす。勝手に溜まっていく涙を流さないように両手に力を入れるが、それでも溢れていきそうで思わず顔を背ける。今まで頑なに気付かないフリをしていたが、やはり、自分は目の前にいる彼が好きだったんだ、と思い知る。酔った彼が言っていたあの言葉は本心なのか、その答えを聞きたいようで聞きたくなくて「もう、知らん」と不貞腐れたまま、相手の横を通り過ぎ再度楽屋から出ていこうとドアノブに手をかける。)

  • No.81 by 住岡 美風  2024-07-06 01:42:12 




( 彼の返答を待っていると、唐突に腕を引かれて彼の楽屋らしき部屋に連れ込まれる。いったい何事かと予想外の出来事に驚くが、声を出す間もなく胸倉を掴まれた。これは相当怒らせてしまっている。きっと僕は一発殴らなきゃ気が済まないような悪事を犯してしまったんだ。サッと血の気が引いて反射的に目を瞑ったが、覚悟していた衝撃はやって来ない。その代わりに、唇に柔らかい感触。えっ、と目を見開くと、すぐに唇は離れていった。掴まれて胸元がしわくちゃになったシャツなど気にもせず、彼の温度が残る口元にそっと手を添える )


陽斗さん……い、今のって……


( わざわざ僕にキスをした意図がまったく理解できず、困惑しながらも問いただそうとした。しかし、早口で捲し立てる彼の圧に負けて、押し黙る。そして彼の話を聞いて、ゆっくりと咀嚼して、ようやくあの晩の記憶が呼び起こされていった。僕はあの日、陽斗さんと……。思い出すと彼がここまで感情的になる理由も明確になり、申し訳なくて返す言葉も見つからない。ふと顔を上げて彼を見ると、今にも泣きそうな顔で震えていた。その表情に心臓が締め付けられ、何か言葉をかけようと口を開いたが、彼はそのまま顔を背け部屋を出て行こうとした。それを引き止めようと「待ってください!」と叫んで彼の腕を掴む。その勢いのまま強引に自分の両腕と壁の間に彼の身体を挟み込むと、ひどく真剣な眼差しを向ける。酔った勢いの冗談だとか、そんな誤解を解かなければならないし、あの時のように立ち去ろうとする彼を、今度ばかりは逃すわけにいかなかった )


……今、思い出しました。陽斗さんを呼び出したことも、告白したことも、……キスしたことも。陽斗さんが勇気を出して僕を受け入れてくれたのに、全部忘れちゃって……本当に、ごめんなさい。でも、僕は本気です。本気で、陽斗さんのことが好きです。……ねえ、陽斗さんは、僕のこと嫌いになっちゃいましたか……?


  • No.82 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-07-06 17:32:47 


思い出すの遅いわ。
それに…嫌いになってたら、こんな不機嫌にはならへん。


( 先程の体制から形勢逆転され相手の両腕により逃げ場を失うと、ちらりと自分よりも背の高い相手の顔へ視線を向けた。やっと思い出したらしい彼は改めて謝罪の言葉を述べ、再度この気持ちが本気だと伝えてくれる。しかし、未だその顔はむくれたままで、彼へ向けていた視線を逸らすと 遅い、と不服そうに小さく呟いた。だが、それは単に機嫌が直っていないだけではなくて、改めて向けられた気持ちが恥ずかしくてまともに顔が見れないのである。続けて、嫌いになったのかと問われるとうぅ、と小さく唸った後に、嫌っていたら不機嫌にはならない、とこれまた素直になれずに回りくどい言い方をする。要するに、相手の事が頭から離れず不貞腐れて臍を曲げてしまうぐらいには大好きなのだ。)

  • No.83 by 住岡 美風  2024-07-06 23:00:31 




……それって、どういうことですか?はっきり言ってくれないと分かりませんよ


( 決して彼が絞り出した言葉が理解できなかったわけではない。見下ろした彼の表情を見れば、考えていることなど手に取るように分かるのだが、そんな露骨に恥ずかしがられると加虐心が芽生えてしまって、しっかり言葉にしてくださいと意地悪く問いただす。つい先ほどまで、陽斗さんに嫌われてるかもなんて必死な顔をして焦り倒していたくせに、我ながら切り替えが早いなと内心笑っていた。しかし、目の前の彼が可愛すぎるのがいけないんだ。こんな姿、僕以外には見せたこともないんだろうと考えると優越感で頭が沸騰しそうで、顔を背けてしまう彼をぎらりと獲物を狩るような視線で捉える。壁に押し付けた彼の太ももの隙間に自身の膝を挟み込んでさらに密着すると、彼の耳元で「陽斗さん」と急かすように繰り返し囁いた )


  • No.84 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-07-07 11:04:12 


( 遠回りに伝えるだけでも今は精一杯だと言うのに、はっきり言ってと言う彼の言葉に視線を上げると、ぎらぎらとした鋭い視線に捕まってしまう。胸の鼓動は高鳴っていく一方で顔に熱が集まるのを感じるのだが、密着され名前を囁かれると、ぴくりと反応し、その熱が身体全体にまで広がってしまう。ズルすぎやろ…と内心悔しそうに呟くが、いよいよ耐えられなくなったのかやっとのこと白状して。)


……せやから、好きなんやって。
…わざといじわるすなよ。


( 言い終わる前にはもう恥ずかしさで再び視線が下がるが、今度は顔を背けようとはせず、すぐそばにある相手の肩へ自身の頭を預けると首筋に甘えるようにして擦り寄った。伝わる体温と相手の匂いに頭がクラクラしてくるが、不思議と気持ちは落ち着いてきて、やっぱり好きなんだな、と実感する。この気持ちは伝え合って良かったものなのか、成就して良いものだったのかは分からない。それでも、今は深いことなど考えずに彼の体温を感じていたかった。自分を逃がさんとする相手の両腕にゆっくりと自分の手を添えると、顔は彼の首筋に埋めたまま小さく呟いた。)


また忘れたら、許さへんからな。

  • No.85 by 住岡 美風  2024-07-07 19:27:48 




はい。もう絶対に、忘れません。


( ようやく直接的な言葉で彼の想いを感じ取り、顔がにやけていくのを抑えられないでいると、首元に擦り寄ってくる彼には驚いて少し硬直した。しかし、髪の毛があたるとくすぐったくて、小さく笑い声をあげながら彼の呟きに返事をする。爽やかな新人アイドルとは到底思えないほど余裕がなくて雄くさい顔をしていた自覚があるが、彼はそんな顔を向けられながらも僕を信用して身を預けてくれた。もういっそ好きにしろーなんて思ってそうだが、もっと自分を大事にしてほしいと思い始めてきて、興奮も遠慮に変わり張り詰めていた肩の力が抜けていく。そして彼の背中に腕を回すと、ぎゅっと身体を抱きしめながらゆっくりと話し出した )


……ずっと、後ろめたい気持ちがあったんです。世間体とか、お互いの立場もあるし、この気持ちは迷惑になるんじゃないかって。でも、もう陽斗さんの前では隠し事をしなくていいんですね。それが、嬉しくて…。


( ぽろぽろと溢れ出てきた涙が頬を伝ってむず痒くなる。軽く鼻を啜りながら話を続けた。……ただ"好き"を伝えるだけなら簡単だった。誰かに好意を伝えることは本来誰にも咎められぬものだからだ。しかし、僕達は違う。芸能界に身を置く僕達は、常に人の目に晒されている。それこそアイドルの色恋沙汰なんて週刊誌の恰好の餌食になる。僕の身勝手な感情で、ファンにグループに事務所に、そして恋した相手にも迷惑をかけることは容易に想像がつく。ゆえに怖気付いていた。それでも、彼は僕の手を取ってくれた。今はただ場の空気に流されているだけで、冷静になった時にどう思われるか未だに不安ではある。しかし一瞬でも、僕と心を通わせたことは事実だ。勇気を出して言葉にしてくれたのに、少しでも疑ったりしたらまた拗ねてしまうかもしれない。だから今は、目の前の彼だけを信じよう。いつまでも大人しいままなのもいいが、そろそろいつもの調子に戻ってほしくて、彼の肩口に置いていた顎を引いて顔を覗き込む。涙のあとで湿った瞼と少し赤い目尻はそのままに、わざと揶揄するような言い方をするその表情は、さながら大人の目を引く為に悪戯をする子どものようだ )


……というか、陽斗さん絆されすぎじゃないですか?僕以外に優しくされたらコロッとそっちにいっちゃいそうなくらいちょろいじゃないですか。僕心配ですよ。



  • No.86 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-07-07 20:15:18 


( 抱きしめてくれる力強さと伝わってくる体温をゆっくり感じながら、相手の言葉を静かに聞いていた。震える声と鼻を啜る音から察するに彼は泣いているんだろうか…腕に添えていた手を背中に回すとゆるく抱きしめ返し、心の中でホンマにア ホやな と呟いた。──彼の気持ちはよく分かる。というのも、彼らアイドルは暗黙の了解として恋愛は御法度的な空気がある。正式に恋愛禁止という訳では無いが、たくさんのファンに夢と希望と愛を届けている以上、それ等を壊すようなことは彼らのイメージダウンに直結する。しかも、よりによってこんな年上のお笑い芸人、おまけに男に告白するなんて。…まぁ、それに応える自分も相当馬鹿だとは思うが、好きになってしまったのは仕方ない。隠してたって、きっとどこかでボロが出る。不安がないと言ったら大嘘になるが、この温もりがあれば、超、頑張れる。本人には言わないけど。)


俺がチョロいんは相手がお前やったからやろ。
そんな単純やったら、とっくにヤマちゃんと結婚しとるわ。アイツ、俺にめっちゃ甘いからな。


(顎を掬われ相手の顔を見ると、やはり泣いていたらしく赤くなった目尻と涙の跡が視界に入る。其れにそっと触れながら子どものように此方を揶揄う彼に、むっと目を細めてチョロいのはお前のせいだと言わんばかりに褒めているのか非難しているのか分からないことを言って。しかし、直ぐにふっと笑うと相方の名を口に出し言い返した。「 ま、心配せんでええって 」と言葉を続けると、もう癖になってしまったように自然と手を伸ばして頭をぽんぽんと撫でる──が、その時、スマホの着信音が鳴り響き慌てて取り出すとマネージャーの名前が表示されている。─…やば、マネのことすっかり忘れとった。電話に出ると、『 あ、ユキさん?打ち合わせ今終わったので、3階の会議室来れます?』との事だった。)

  • No.87 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-07-08 22:54:58 


(/結構下がっていたので一度上げておきます!)

  • No.88 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-07-12 11:54:32 


( /久しぶりに上げておきますね!)

  • No.89 by 住岡 美風  2024-07-28 21:36:37 




( / お久しぶりです。事前連絡もなしに長い間お返事ができず、誠に申し訳ありません。まだ背後様がいらっしゃいましたら、陽斗さんと美風の物語をぜひ共に紡いでいきたいと望んでおります。ですが、しばらく失踪した身ですので信頼に至らないと判断された場合、解消し再募集をかけていただいても構いません。お返事いただければ幸いです。


  • No.90 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-08-03 10:46:08 


(/こんにちは。お久しぶりです!せっかくお声かけ頂いていたのに気付くのが遅くなり申し訳ありません…!
此方の至らない点があったばかりに不快な思いをさせてしまったのでは無いかと不安になってはいましたが、そのように言っていただけて安心しました。此方からもぜひ、お相手継続をお願いしたいと思います。
それぞれ諸事情もあるかと思います!あくまでリアル優先で、のんびりと続けて頂けたら嬉しいです。あまり気になさらないでくださいね!)

  • No.91 by 住岡 美風  2024-08-03 14:21:50 




( / 暖かいお返事、本当にありがとうございます。今後はレスが遅れる際には必ず連絡いたします。ご心配をおかけしました……!

>86に続く返信をお待たせしているところ大変恐縮なのですが、ここで心機一転、新しい展開に移るのもアリかなと思っておりまして…。

無事想いを通わせた2人が交際を始めることになり、マネージャーに呼ばれた陽斗さんと楽屋で別れた後の話になるのですが、

・美風が雪山のお笑いライブを、または陽斗さんが美風のライブをお忍びで見に行く話

・どちらかの自宅に集まり、いわゆるお泊まりデートをする話

以上2つの案がありまして、背後様のご意見をお聞きしたいと思っております。
もちろん、>86の続きからレスが欲しいということであれば応えますのでなんでも仰ってくださいね…!


  • No.92 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-08-03 15:06:09 


(/ 心機一転、とても良いと思います。提案もしていただいてありがとうございます!
そうですね、どちらかのライブをお忍びで観に行くのもすごく興味をそそられる内容なのですが…お泊まりも捨てがたいです…!甘々な雰囲気に全然慣れなくてヘタレ全開になるユキを動かしたいです()

ただ、お泊まりとなると、ユキの自宅はセキュリティも何も無いボロアパートの設定ですので、美風くんのお家にお邪魔する形になるかと!
その後に、互いのライブを観に行く描写を取り入れつつ進めていけたら良いのかなぁと思っております。

また、甘々展開の後は少しシリアスな展開があっても楽しいのかなと思いまして…。例えば、どちらかに熱愛報道(もちろん誤報道)がでてしまい、芸能界にいる以上仕方の無い事だとは思いつつもやはり距離を置いてしまい喧嘩になる、などなど、いかがでしょうか?)


  • No.93 by 住岡 美風  2024-08-03 15:27:36 



( / 美風の家にお泊まりしてタジタジになる陽斗さん絶対可愛いですね((
ライブ参戦の展開も視野に入れつつ、ぜひその方向で進めていきましょうか!

シリアスも大好物です……!
美風を密かに狙っている女性モデルが2人の恋路を邪魔して~的な展開を個人的に考えていたので、そのモデルと美風の熱愛報道が出て……すれ違って……というのも良いですね!

あと陽斗さんのお兄さんについても深掘りエピソードが聞きたいですし…やりたいことたくさんありますね(笑)ゆっくりお付き合いいただけるとうれしいです。


  • No.94 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-08-03 15:46:26 


(/ありがとうございます。ではそのように進めましょう!恐れ入りますが、先スレをお願いしてもよろしいでしょうか?
 
すれ違い編も楽しみです…!必要であれば私も女性モデルを動かしますので、展開に応じて協力させてください!

そうですね…!兄の件についてはお泊まりしながらゆっくり話をするのも良さそうです。
それでいて、スタッフのミスにより兄と共演することになってしまい怒り心頭なユキもいつかは動かせたらと思っています。笑)

  • No.95 by 住岡 美風  2024-08-03 17:02:24 



……よし、陽斗さんが来るまでに終わらせよう。

( 自宅のリビングに1人、腕捲りをしながらゆっくりと深呼吸をする。ヘアクリップで前髪を留め、かちりと掃除機の電源を入れると、家中を駆け回る大掃除が開始された。必要最低限の家具しかない室内は散らかってこそいないが、少々埃が目立つ。最近、仕事で遠征があり家を空けることが増えたため、掃除を怠っていたのだ。今日は客人が来る予定があるため、隅々までピカピカにしようと気合を入れていた。掃除に洗濯、夕飯の支度を済ませて一息つくと、洗面台の鏡の前に立ち自分と向き合った。動き回っていたからか、それともこの後の彼との時間を想像してなのか。おそらく後者の理由で紅潮していた顔にばしゃばしゃと冷水を浴びせ、心を落ち着かせようとした。彼に会う前からこんな調子の自分が、泊まりに来てください、なんてよく誘えたものだ。陽斗さんも何故OKを出してくれたのだろう。交際を始めてからというもの、彼はとことん僕に甘い気がする。……否、出会った頃から彼は優しかったけど。ぐるぐると考えながら、思考だけでなく体も動かそうとシャワーを浴びて髪を乾かし、予定の時間まで待機していた )


そろそろ陽斗さん来るかな……。迷ってないといいんだけど。


( 自宅マンションのロビーで彼が来るのを心待ちにしながら、何度も時計を確認する。住所はメッセージで送ったし、彼のようなちゃんとした大人が迷子になるとは考えにくいはずなのに、何故だか心配になってしまう。落ち着かない様子でぐるぐる歩き回っていると、警備員のおじさんに不審な目で見られたので大人しく腰を下ろした。その姿はさながら飼い主の帰りを待つ大型犬だろう。5秒に1回のペースで時計を見ては、外の様子を確認して寂しそうに眉を下げていた )



( / お泊まりをする当日、陽斗さんと会う前から始めさせていただきました。またなにか展開のご相談があればいつでも出てきますのでお気軽にお呼びください!あらためて今後ともよろしくお願いします。


  • No.96 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-08-03 19:32:13 


『ユキー、今日一緒にご飯行かへん?』

( 夕方までかかった収録を終えスーツから私服に着替えていると、マネージャーと共にご飯へ行こうと話が盛り上がっていた相方から声を掛けられる。それに対して即座に「今日は行かれへんわ」と答えると、いつもよりも一回り大きい鞄とスマホを手にし2人に手を振ってそそくさと楽屋を後にした。急いでいる理由は1つ。今日はアイツの家に泊まる予定があるからだ。想いを伝え合ったあの日以降付き合い始めたはいいものの、お互い仕事が忙しいのもあり、正直あまり実感が湧いていなかった。それ故、泊まりに来てと誘われた時は深く考えておらず二つ返事でOKしたが、今になって初お泊まりだという事実に緊張してしまっている自分が情けない。帽子を深く被りマスクをすると、テレビ局から出てスマホの通知を確認する。相手からのメッセージを開いて送られてきていた住所を確認すると、緊張の他に嬉しさや期待も込み上げてきてなんだかそわそわしてしまう。高鳴ってくる鼓動を深呼吸でなんとか落ち着かせると、すぐさまタクシーを拾い乗り込んだ。)


──…みっちゃん!ここで待っててくれたん?遅なってごめんな!ちょっと道が渋滞しててん。


( 約束していた時間を10分ほど過ぎた頃、小走りでマンションのロビーへ駆け込むと、座って待っている相手の姿を発見する。時間に遅れてしまったことを顔の前で両手を合わせ詫びる。そして、鞄の他に何も持っていないことに気が付くと、あぁ!と声を上げる。)


家に上がらせてもらうからなんか買うてこようと思っとったのに…コンビニ寄るの忘れてもうた!





(/こちらこそ、よろしくお願いします!ではでは、一度背後はお暇しますね!)

  • No.97 by 住岡 美風  2024-08-03 20:36:52 



陽斗さん!大丈夫ですよ、お仕事お疲れ様です。手土産なんていらないから、さっ、とりあえず家の中入りましょ!

( ちらちらと眺めていた窓の外から待ち望んだ姿が見えたかと思えば、焦った様子で走り込んできた彼が目の前に現れ、ぱっと顔を輝かせると高揚したテンションで挨拶をした。彼は少しばかり遅刻したことや手土産を忘れたことを気にしているようだが、彼の身ひとつが僕の前にあるだけでこちらとしては大満足だから気にしないでほしい。ロビーに長居するのもなんだし、彼の片手を引っ張りながらエレベーターに乗り込み、自室がある階へ移動して。部屋の前に着くと、「あ、僕やりたいことあるんですよ」とにんまり笑いながら玄関の扉を開ける。そして先に室内に入り込み、ごほんと咳払いをして相手の方へ振り返って )

おかえりなさい!ご飯にしますか?お風呂にしますか?それとも、僕とのハグにしますか?

( 精一杯の笑顔でお決まりのセリフを言いながら、両手を広げて彼を出迎えた。自分から仕掛けておいてなんだが、これは結構、恥ずかしい。変なところから汗が噴き出す感覚がするが、アイドルたるものキメるところはキメていきたい。それに、わざとらしくないことをして陽斗さんからのツッコミを期待しているのもある。さあさあ、彼はどんな反応をするのかなーとわくわくしながら体を揺らして )


  • No.98 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-08-03 21:13:30 


(手ぶらで遅刻したにも関わらず明るく許してくれたのだが、それに関してお礼を言う暇もなく手を引かれ、危うく足元がもつれそうになりながら共にエレベーターへと乗り込んだ。先程のロビーといい、やはりセキュリティのしっかりした上等なマンションに住んでいるんだなぁと改めて感じながら、隣に立つ相手へちらりと視線を移した。なんだか落ち着かない様子の彼を見て、自分と同じように楽しみにしてくれていたんだろうかと少し期待する。そして、そんな事を考えている間に部屋の前へと辿り着くと、にんまりした笑顔を浮かべながら玄関の戸を開ける彼に対し、ハテナを浮かべたまま首を傾げる。だが、両手を広げて発せられた言葉によってその意図を理解すると、ぶふ、と吹き出して大きな口を開け愉快そうに笑った。)


あっはは、やりたいことってこれやったんかい!
めっちゃベッタベタな台詞やん!今どき恋愛ドラマでもやらへんやろー!


( 上記を述べながら続けて笑うが、ゆっくりと鞄を下ろした後に「まぁでも、とりあえずコレ一択やなぁ」とそのまま相手の体に優しく抱きついた。背中に腕を回してぎゅうと抱き締めると、相手の首元に顔を埋めて擦り寄る。深呼吸を1つすると、久しぶりに感じられる相手の匂いに緊張や恥ずかしさよりも安心感が勝り思わずため息が零れた。なんやこれ、俺、めっちゃコイツ好きやん、と心の中で冷静に呟くと、埋めていた顔を上げニカッと満足そうに笑顔を向けた。)

…ただいま!

  • No.99 by 住岡 美風  2024-08-03 21:54:34 



っふふ、おかえりなさい!……いや、やっぱり照れますね、これ。同棲してるみたいで……。


( 大きく笑い声を上げる彼に、スベらなくてよかったー!と安堵するのも束の間、広げた腕の中にすっぽりと埋まり背中に手を回され、一瞬、思考回路がストップする。や、やばい、久しぶりの陽斗さん、破壊力すごいな。相手は僕を拠り所としているのに対し、ガッチガチに緊張しながらも震える手で抱きしめ返す。僕を見上げ笑う顔が眩しくて目が潰れそう。いくら時間が経っても、憧れのユキさんが自分とお付き合いしているなんて夢なのかと疑ってしまう。いい加減照れくさくなってきて、「お、お腹空いてません?ご飯にしましょうよ」と彼を部屋の中に招き入れた )

好きなところに座ってくださいね。あ、お風呂も沸いてるので先に入りたかったら言ってください。あっ、なにか飲みますか?あと室温とか大丈夫ですかね!?


( 彼をリビングに通すと、お節介を焼くように早口で捲し立てる。至れり尽くせりのお泊まりで日々の疲れを癒してほしくて、つい召使いのような気持ちで質問を繰り返した。冷蔵庫を開けようとしたかと思えば、空調のリモコンを手にとり調整しようとしたりと忙しなく動き回って )

  • No.100 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-08-03 22:20:37 


……言うなや。俺まで恥ずかしくなってくるやろ。


( 安堵していたのも束の間で、ガチガチに緊張している彼からその緊張がだんだんと伝わってくると隠れていた羞恥心が蘇ってきて小さく上記を述べた。そのまま室内へと促してくれる言葉に頷くと、一度下ろした鞄を再度拾い上げ案内されるがままリビングへ。シンプルで綺麗に整えられた室内を見渡し「綺麗やなぁ」と呟くとソファーへ腰を下ろしたのだが。)


…、だ、大丈夫やから落ち着けて。


(リビングに入るや否や、此方を気にかけてあっちへこっちへと忙しなく動き回る様子に少しばかり呆れたように息を吐きつつ、それでいて可笑しそうに笑いながら相手が一息つけるようにと声を掛けた。「とりあえず夕飯食べるんやろ?俺も手伝うから、変に気ぃ使わんでええよ。」と続けると、鞄と帽子やマスクを近くにまとめて置きながら、何から手伝ったら良いかと相手の近くへ寄っていって)

  • No.101 by 住岡 美風  2024-08-03 22:50:40 



ああー!陽斗さんは座ってていいのに……実は、夕飯の支度は出来てるんです。ソースは完成してて、あとは麺を茹でるだけで、トマトパスタの出来上がりです!


( 手伝おうと近づいてきた彼にわーわー言いながらまた座らせようとしたが、しぶしぶ諦めて一緒にキッチンへ向かう。フライパンの蓋を開けて中身のソースを見せたり、市販のパスタ麺を取り出したりして今晩のメニューを紹介した。自炊経験の少ない自分でも手軽に作れるレシピを調べたらたまたまこの料理に辿り着いたのだが、そういえば初めて食事をした時も、たらこスパゲッティをおすすめして食べてもらったなーとふと思い出して「なんか僕達、ずっとパスタ食べてますね」と神妙な顔をして。もしかして、太っ腹にお寿司5人前をとったりした方がよほど良かったんじゃないかと不安になりだして、徐にスマホを取り出し )


えっと…お寿司とか、うな重とかのほうがよかったら、全然、頼みますんで……。

  • No.102 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-08-03 23:20:35 


(どうにか座らせようとする彼を制して一緒にキッチンへ立つと、彼が作ってくれたというトマトソースを覗いて「美味そうやん!」とにこやかに声を上げる。まさか夕食を作ってくれているとは知らず、事前に準備してくれていたのかと思うと嬉しさが込み上げてくる。そして、相手の言葉に初めて一緒に食事をした時のことを思い返すと、確かにパスタばかり食べてるなぁ、と笑いかける。なんだかんだテレビ局ですれ違ったり連絡を取り合っていたりした為会った気でいたが、あれから2人で外食したりこうしたプライベートな時間に会ったりするのは無かったように思う。そう考えると、改めて2人きりである今の状況に鼓動が早くなるのを感じるが、なんとか咳払いをして平常心を取り戻す。)


なんでやねん!これでええって!
…それに俺、手料理とかほとんど食べたことないし、みっちゃんが作ったの、食べたい。


( 咳払いを終えてパスタを茹でる準備でもしようかと鍋に手を伸ばしていた時、徐にスマホを取り出して出前を注文しようかとする相手へ慌てて自身の手を重ねて止めておく。首を横に振りながら素直に発言し、特に後半に発した言葉は些か照れくさいが相手の目を見て懇願する。我が家は両親も忙しい人達だった為温かな家庭料理とは程遠くて自分のために自炊をすることが多かった。食べるのは大抵自分が作った料理だったし、下積み時代にヤマちゃんと住んでいた時、料理担当は自分だった。だから、誰かが自分のために作ってくれる食事なんて初めてで、外食や出前なんかよりもずっと贅沢だと思う。)

  • No.103 by 住岡 美風  2024-08-03 23:47:40 



……!は、はい!味の保証はします!けど……お口に合わなかったら、ごめんなさい……。


( ふるふるとデリバリーアプリへ伸びる指を慌てて抑止され、ハッと我に帰るも彼の言葉には未だ不安そうに眉を下げ。手料理なんてたいそうなものじゃないけど、それでも楽しみにしてくれるなら期待に応えたい。まずはパスタ茹でなければ何も始まらないので、鍋に水を入れながら「陽斗さん時間測ってもらえますか?7分でお願いします」と声をかけて。待ち時間に何をしようか考え、温めたソースの味見をしてもらおうとスプーンでそれを掬うと、彼の口の前に持っていった。これはかつての陽斗さんのような無意識の行動ではなく、確信犯で、こうすれば少し照れた顔を見せてくれるんじゃないかという淡い期待を含めた行動だった )


はーるとさん!おくち、あけてください。

  • No.104 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-08-04 10:20:22 



大丈夫やって。自信もちーや。


( 時間を測って欲しいと言われると、快く頷いてズボンのポケットから自身のスマホを取り出すとタイマーアプリを起動させる。そうしながら、まだ不安げな表情を見せる相手には上記を述べ、ぽんぽんと背中を軽く叩きながら笑って見せた。水の入った鍋が火にかけられるのを眺めていると、ふと通知音がなり、それが相方の仕業だと分かると指先を動かしてメッセージを開く。どうやらマネージャーとの写真を送ってきたようで、店の個室っぽい部屋で楽しげに笑う2人の姿が画面に表示される。こいつら、もう酔ってんのとちゃうか?と可笑しげに小さく笑っていると、隣から聞こえてきた声掛けに反射的に、ん、と口を開けて顔を向ける。視線はスマホに向けたままだったが、一間遅れて視線諸共相手へ向き直ると、スプーンを差し出している彼と視線が混ざった。口をぽかんと開けた自分の顔が間抜けなこと、優しげな表情で此方を見つめる整った顔が近くにあること、それらを再認識した途端になんだか急に恥ずかしくなり、みるみるうちに耳が赤くなる。あーんとしたことはあってもされたことは無かったので、される側はこんなに恥ずかしくなるものなのかと反省しつつ、誤魔化すように自分からスプーンを咥える。慌ててしまった為か口の端についた其れを舌で届く範囲舐め取りながら、尚も耳は赤くしたまま「ぅ、うまいやん。」と照れてしまったことが悔しかったのか、台詞と表情が合わないまま呟いて。)

  • No.105 by 住岡 美風  2024-08-04 11:09:03 



本当ですか!よかったです。
……ふふ、まだ口についてますよ。


( スプーンを口に含む彼をにこにこと眺めながら反応を見る。味を褒めてくれたのは嬉しくて、安堵したように肩の力が抜けたが、一方の彼は耳を赤く染めてなんだか複雑そうな表情。意外と照れ屋さんなんだよなーと期待通りの反応をする彼の愛おしさに胸がいっぱいになりつつ、さらにいじわるしたくなってしまって、ぐっと彼に顔を寄せる。口元に残るソースを指摘すると、彼の顎を引き寄せ口の端をぺろりと舐めた。そのまま後頭部をおさえながら、ちゅっちゅっと軽くキスをして、最後はわざと大きく音を立てて唇を離す。しばらく浮かれて彼に抱きついたままだったが、次第に自身の行動を省みて、ゆっくりと後退り。いくら恋人同士といえど突然キスをするなんて気持ち悪いのでは、完全に我を忘れてがっついていた、情けない…と後悔すれば、謝罪の言葉を口にして )


す、すみません、陽斗さんが可愛くて、つい……嫌、でしたよね。

  • No.106 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-08-04 11:50:16 



ぇ、ほんま?──…ッ!


( ソースが口元に残っていると言われると慌てて其れを拭おうとする。しかし、それよりも先に相手の顔が近付いてきたかと思えば舌で舐め取られ、その瞬間一気に顔に熱が集まるのを感じた。突然の事で固まっていると、そのまま思考する余地もなく優しく口付けされて思わず目を閉じる。可愛らしいリップ音が鼓膜を刺激し恥ずかしさのあまりプルプルと小さく震えてしまうが、心地よく感じてしまっているのも事実で。唇を離れていくのを感じゆっくりと瞼を開けると、抱きつかれている温もりに甘えるようにこちらもそっと背中へ腕を回すが、顔の熱が尋常ではなくてきっと情けない顔をしているから…それを隠したくて抱きつき返しているようなものだ。しかしふと、我に返ったのか後退し謝罪の言葉を口にする相手には、む、と唇を尖らせて「こんのア ホ」と大きな声を出し脳天に軽くチョップをお見舞する。)


…べ、別に嫌とちゃうけど、いきなりやめろや!ビックリするやろ!……それに、


( もっとしたなるから、困んねん 、と視線を逸らししどろもどろになりながら小さく呟く。だが、すぐさま自分の言ったことに後悔し更に羞恥心を募らせると、恥ずかしさのあまり雑になった所作で沸騰した鍋の中にパスタを入れる。「どうしてくれんねん」などと相変わらずぶつくさと文句(?)を言いながら、誤魔化すように皿を用意したりと慌ただしく動き回る。)

  • No.107 by 住岡 美風  2024-08-04 13:08:39 



も、もっとって……陽斗さんから求められたら、僕、本当に止まれなくなりますって。


( 相手からのツッコミ兼攻撃に痛みを感じたわけではないが、反射的に「いてっ」と声を上げて頭を抑える。しかし、チョップよりもその後に続いた言葉の方に衝撃を受け、目を見開き相手の顔を見た。もっとって何!?これ以上の濃厚さを求めてるの!?と脳内では騒ぎ立てるが、弱々しく赤面する姿を見ればこちらまで照れてきてしまい、両手で顔を覆い隠す。コンロの近くだからとかそんなんじゃ説明つかないほど体が暑い。そりゃ、お互い大人だしこれ以上のことを想像するのも無理はない。僕だって期待していないわけではない。だが、これだけは宣言しておかなければと忙しなく動く彼に向けて )


言っておきますけど、今夜は絶対手出しませんから!もしまた我を忘れてたら殴ってでも止めてください、僕だって男だし、男は獣なんですからね!


( と、か弱い乙女を諭すような調子で大真面目に伝える。それを言うならば彼も男で獣ということになるのだが、そんなことはすっかり頭から抜け落ちていた。何よりも自分の理性が崩壊することを恐れているからだ。先に動いてくれていた彼を手伝って食事の準備を進めるが、余裕のない自分を見て引かれたりしないか、それだけが気がかりだった )

  • No.108 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-08-04 14:33:39 



そ、そんなん知っとるわ!なんやお前、俺のこと生娘かなんかと思っとんのか!……いや、まぁ、誰かと付き合うんも初めてやし、正直浮かれとんのも本当やけど…し、仕方ないやん!


( 大真面目に此方を諭してくる相手には、知っとるわ、とツッコミをいれつつ呆れたように言い返す。しかし、未だ恥ずかしさは抜けきっておらず顔は赤くしたままで、段々と声量を小さくさせながら腑に落ちない、といった具合に眉間に皺を寄せている。初お泊まりともなれば此方も当然、そういったことを期待していない訳もなく、だが、実際そういう雰囲気になられても恥ずかしさに耐えられる自信もない。手は出さないと彼から断言されると、安堵と同時に少しばかり残念な気持ちにもなるものだから恋愛とは恐ろしく複雑なものだと痛感する。しかも彼の恋愛遍歴はどうか分からないが、こちとら完璧な恋愛初心者の為はっきり言って先程から心臓が爆発しそうなくらいには緊張しっぱなしだ。うるさいぐらいに脈打つ鼓動を鎮めようと1つ深呼吸をすると、そのタイミングでスマホのタイマーがなり、パスタが茹で上がったことを教えてくれる。)


ん、パスタ出来たで。…もう、ほんまみっちゃんのせいで疲れたわ!飲みもん先持っていっとくで!


( 茹で上がったパスタを笊に上げると、後は任せたと言わんばかりに2人分のコップにお茶をついでリビングのテーブルへと運んでいく。運んで行った際にテレビのリモコンが置かれているのが目に入り、ふと、1つ心当たりを思い出せば徐にリモコンへ手を伸ばしてその電源をONにする。ぱっと点いたテレビの画面には、トーク番組に出ている彼の姿が丁度タイミングよく映されているところだった。)

  • No.109 by 住岡 美風  2024-08-05 01:46:55 



えっ、初めてなんですか!?陽斗さんのことだからたくさんモテてきたのかと……


( 初めてという言葉に過剰に驚き、彼の声を飲み込むように思わず大声を飛ばす。恋愛経験がないというならすぐ顔を赤らめるのも納得がいく。恋は盲目というから、僕より年上の彼が可愛らしく見えるのはそれが所以だとばかり思っていたが、実際彼はこういったことに不慣れだったらしい。自分自身の恋愛経験といえば、と学生時代まで記憶を遡る。当時から周りと一線を画す整った容姿は注目の的にされ、好意を寄せられることも多く、優柔不断で断れない性格のため告白されればノーを言う勇気もなく首を縦に振っていた。しかし、特別な容姿に反して平々凡々な中身に失望され、距離を取られ、フラれ、を何回も経験したためか、自信が育まれないまま大人になっていた。アイドルになってからは恋愛など眼中にないまま、がむしゃらに仕事をしていたが、陽斗さんに出会い何かが変わった。ここまで誰かに強烈な感情を抱いたのは生まれて初めてなんだ。それを受け取ってもらえて、ありのままの僕を認めてくれた彼に感謝している。あらためて彼への感情を再確認できたところで、タイマーが鳴り、あれよあれよという間にパスタを笊にあげてリビングに行ってしまった彼の背中を見つめ、小さく笑い声が漏れた )


はーい、完成しましたよー!美風特製トマトパスタです!


( パスタの上にソースをかけて、トッピングも欠かさず盛り付けた2つの皿を両手に持ちながらリビングに向かう。すると、テレビから流れる映像がちらりと視界に映り、珍しく本気で嫌そうな顔をしながら「うわー…この前収録したやつ……」と声量を落として視線を逸らす。以前陽斗さんからアドバイスを受け、力まず率直に話していこうと臨んだ番組収録だったが、そう上手くいくはずもなく踏んだり蹴ったりでメンバーに助け舟を出される始末。おまけに告知中には舌が回らず噛みまくって、何度もカット!と声が響いたことを思い出し、居た堪れず椅子に腰掛けてからももじもじと視線を右往左往させた )


  • No.110 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-08-05 21:53:01 



恋愛沙汰にはそんな興味なかったし、芸人なることばっか考えとったからなぁ…、そもそもモテる要素なんか持ってへんかったよ。


( さほど意外だったのか、付き合うのが初めてだという此方の発言に大きな声で反応を示した彼に、当時の事を振り返りながらもさらりと上記を返す。学生時代は特に芸人になるとヤケになっていた頃で正直今よりも人付き合いは下手だったように思う。家にいる時間を極力減らしたくて、お金も貯めたくて、放課後はバイト三昧だった。空いた時間はヤマちゃんとお笑いの勉強をしていたし、告白してくれた子も確かにいたけれど“興味がない”と一蹴したこともあった。今考えるととんでもなく最低なことをしたなと今更ながらに後悔しているが、そんな話もまた話題の1つにでもして供養しようかと考える。テーブルに運ばれてきたパスタを見て「ありがとぉ」と相手へお礼を伝えると、鼻腔を伝う美味しそうな香りに腹の虫が鳴るのを感じつつ、相手と向かい合うように椅子へ腰掛け両手を合わせる。いただきますと挨拶を済ませれば、早速フォークでパスタを巻き取り口の中へ運ぶ。)


嫌そーな顔しとるなぁ!そんなすぐには上達せぇへんって。
でも、ちょっとずつ喋るの上手なってるやん。


( そんでもってパスタも美味い!なんて調子よく言いながら、自身が映っている画面を見て顰めっ面をしている様子に笑いつつ励ましの言葉をかける。確かにまだ緊張している感じはあるし噛んでしまった場面もあったが、最初の頃よりは格段に雰囲気も柔らかくなり慣れてきているのが伝わる。話の内容に囚われすぎないことで話す時の出だしもスムーズになっていて、自分達が舞台に上がり始めていた時なんかはもっと慣れるのに時間がかかっていたように思う。──未だトーク番組に緊張して動揺している彼も可愛いと思うのだが、この事は胸に秘めておくことにしよう。)

  • No.111 by 住岡 美風  2024-08-06 08:21:51 



そうですかー?陽斗さんが言うならそうなのかもしれないですけど……僕なんてまだまだですよ


( 番組内でのトークを素直に褒められると、謙遜しつつも硬い表情が少しずつほぐれていく。そしてパスタの味を気に入ったらしい相手を見てすっかり機嫌を戻したのか、「よかったです」と嬉しそうに相好を崩して。こんなに褒め上手で格好良くて可愛くて最高な陽斗さんがモテないなんてあり得ないのになぁと考えつつ、恋愛に興味がなかった彼が今こうして自分の隣にいる現状を思えば優越感も湧き出して。ふふふっと大袈裟に笑い声を出しながら、僕もいただきます、と手を合わせて食べ始めると、我ながらかなり良いといえる出来具合に満足そうに頷いて。ふと視界の端にあるテレビ画面を見ると、トーク番組が終了して次はドラマに切り替わるようで )


───あ、これ最近流行ってるドラマみたいですね。僕はあんまり詳しくないんですけど、メンバーが話してましたよ。


( 確か、なんちゃら田さんが主演のドラマで、俳優通のメンバーが今季で1番面白い!と豪語していたことを思い出し。お笑い方面の勉強はしていたが、演技に関してはさっぱりなのでドラマや映画には全く知識がない。俳優さんと共にお仕事をする機会がないわけではないが、いま画面越しに見える主演の彼とは面識がなく、陽斗さんは知っているかと話題を出してみて )


  • No.112 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-08-06 19:47:26 


( 相手の顰めっ面が解かれていき柔らかな表情になっていくのを見ると、此方も自然と目を細めて笑い「俺らももっと上達したるからな」なんて相変わらずライバル視していることも示唆しておく。パスタの味も相当気に入ったのか、手を止めることなく口へと運んでいきお茶の入ったグラスを手に取った。丁度その時、彼が出演していて番組からドラマへと切り替わったらしく、聞こえてくるBGMが変わったのを感じ視線をそちらへと向ける。流行っているドラマだと聞くが、どちらかといえば自分もドラマや映画には疎い方なので、へぇ、と相槌を打ちつつ画面に移る女優さんなんかを眺めていた。だが、次のシーンへ場面が切り替わり見覚えのある顔が映し出された瞬間、ぴくりと身体が反応し、眉間の皺が深まる。)


………雪田、冬馬。コイツが主演のドラマやったんか。


( 皮肉にも、画面の向こうで前髪が割れ少し額が覗くような髪型をした兄は今の自分とそっくりで、画面を数秒睨みつけた後、静かに視線を逸らしてお茶を一気に飲み干し思い出した。最近、やたらとCMや広告で見かけるものだからその度に視線を逸らし広告を飛ばして過ごしてきた。流行っているというのならばその理由には納得だが、なんにせよアイツの顔は1番見たくない。相も変わらず険しい顔をしたままパスタを頬張るが、その時ふと、目の前にいる彼には兄の話をしていない事に気が付いて慌てて声を掛ける。訳も分からず突然不機嫌になってしまっては彼がきっと困ってしまうだろうから。)


……に、兄ちゃんやねん。アイツ。
でもな、この事はヤマちゃんとマネージャー、事務所の社長ぐらいしか知らんねん。共演NGにしてんのも、この人らにしか言ってへん。

  • No.113 by 住岡 美風  2024-08-06 20:52:27 



え、雪田さんって、まさか……、
───お、お兄さん!?確かに、雰囲気似てるけど…そうだったんですね……

( 画面に映る俳優を見た途端、目の色を変えて顔を顰めた彼の様子を不思議に思い、どうしたのだろうと戸惑いつつ目で追っていた。彼が口にした名前には、ああそんな名前だったな、と忘れかけていたパズルのピースがはまる感覚にすっきりするも、あれ?と首を傾げて。陽斗さんと、同じ名字だ。そう気付いたのと同時に、まさかの告白にこれまた驚いて思わず腰を浮かせる。大声をあげてしまったことに反省して、ごほんと咳払いして再び着席するも、困惑は続く。共演NGということは、お世辞にも関係が良好とはいえないのか。彼の複雑そうな表情を一目見れば分かる。お兄さんも陽斗さんも、職種は違えど芸能界で活躍する売れっ子だというのに、今まで兄弟という関係をひた隠してこれたのは、裏で有る事無い事ゴシップが流れ出ないように手を回して、秘密を厳守してきたからだろう。何故、そこまでして関係を隠し続けているのだろうか。ふと、直感で気になったことを訊いてみる )


あの、話しにくかったら言わなくても大丈夫なんですけど……。
もしかして、アイドルやタレントが苦手っていうのも、お兄さんが関係してるんですか?


( いつしか打ち明けてくれた、キラキラとした職業に苦手意識があるという話を思い出し、おずおずと質問して。確かお兄さんは俳優の他にタレントとしても活動していたはずで、それが何か影響しているのかと予想した。もっと彼のことを知りたい、その一心で聞いたことだが、もしこれ以上触れられたくない話題だったら今すぐにでもテレビを消して、他のことを話そうとリモコンを握りしめごくりと固唾を呑み )

  • No.114 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-08-06 22:30:00 



…アイツらは、努力なんて生まれ持った才能が無いア ホがすることやと思ってる。あの容姿に生まれて、モデルとか俳優にも楽々抜擢されてもうて、すっかり天狗になっとるんよ。
おるやろ?ロクに勉強もしてへんくせに常に成績が良い出来のいい奴が。


( いつか彼に話したあの件と、変わらず画面の向こうで優しげな表情をしたアイツの関係を問われると、静かに頷いて残り少なくなっていたパスタを徐に口へ運んだ。其れを咀嚼しながら少しばかり考え事をすると、嚥下を終えた後にゆっくりと上記を語りはじめた。彼の中でアイツがどういうタレント、又は俳優として認識されているかは分からないがこの話をするとアイツの印象はきっと悪い方向へと変わるはずで、少なからず自分の主観を押し付ける事になるのは罪悪感が募る。決してアイツの悪口をただただ言いたい訳ではないのだが、何より、目の前にいる彼に隠し事はしたくないと思った。)


…アイツ曰く、芸人は、所謂“何も持ってへんから笑いに逃げてる可哀想な奴ら”。
…俺、顔とかはアイツと似とるし同じようにタレントとか俳優とか、アイドルにだってもしかしたらなれたのに、って、どうして、なんで、芸人“なんか”にって言われ続けて。
──嫌やん、俺はずっと芸人に憧れて、芸人になる為に必死に努力してきたのに、…そんな風に考えとるアイツらが嫌で。同じ職業の奴はみんなそんな風に考えとるんかなって思うようになって…あ、もちろん、今はそんなんとちゃうって分かってるで!


( 今でこそ色んな方と仕事をして自分の固定概念も変わってきているが、少し前までは自分の中でああいった職業が兄のイメージで固められてしまい拭いたくてもなかなか拭いきれなかった。おまけに、両親も全面的に兄の応援をしていた為、自分の夢を応援されることは一度たりともありはせず、芸人として売れた今でさえ連絡は絶ったまま。テレビを通して兄も両親も自分の姿を見ているだろうけど、今更応援してほしいとも思ってはいない。歳の離れた兄は物心着いた時から芸能界で活躍し出していて、かっこよくて憧れで、それと同時に自分の夢を嘲笑うその姿が怖かった。…ただ一言、芸人に憧れた無垢な弟に“頑張れ”と言って欲しかった。がむしゃらに努力していた時に“偉いぞ”と言って欲しかった。明るく笑う兄の声がテレビ画面から聞こえてきて、俯き気味に話していた顔をハッと上げると、「ご、ごめんなこんな話して!」とわざと声音を明るくし、力なくへらりと笑ってみせる。)

  • No.115 by 住岡 美風  2024-08-07 00:08:38 




───僕は、誰がなんと言おうと、芸人のユキさんが好きです。
モデルやアイドルになったユキさんもきっと素敵だろうけど、芸人の道を歩んできたからこそ、今のユキさんがいる。それは誰にも否定してほしくない。それなのに、ご家族に直接否定され続けた、というのは……、


( 彼が語る過去を静かに聞き入れる。偏見を持つようになった事情を赤裸々に語る彼は遠い目をしていて、何故だかこちらの目頭が熱くなった。僕が尊敬する雪山のユキは、生まれ持ったものに甘えて胡座をかくような人じゃない。向上心があって必死に努力して、それなのに僕にアドバイスをする時や褒められた時はいつも「俺だって最初は~」と謙遜するような人だ。芸人という職業に誇りを持って、日々邁進していることは、大ファンである僕が1番よく知っている。……もしかしたら1番彼の苦労を知るのは相方のヤマさんかもしれないが、彼の恋人という立場でいえば僕だって負けていない。何か掛けられる言葉があるはずだと、無理に笑った彼の瞳を涙を浮かべた目で見つめ返して。途中言葉に詰まると、溜まった涙が止めどなく流れ出てしまい、ごしごしとまぶたを拭う )


…っ、すみません…なんだか、悔しくて……


( "雪山のユキ"をずっと応援してきたファン心と、"雪田陽斗"という1人の人間を好きでいる感情が交わり、思考がぐちゃぐちゃだ。「泣きたいのは陽斗さんの方なのに……」と呟くと、自分がめそめそ泣いている場合じゃないと鼻を啜る。そして、かつて自分を安心させてくれた彼のように、腕を伸ばし相手の頭に触れると、精一杯の笑顔を向けて )


とにかく、僕は陽斗さんが好きなんです。あの日の僕に希望を与えてくれたユキさんを尊敬してます。だから…どうか、落ち込まないでください。誰かに否定されてきた分、僕があなたを肯定しますから!


  • No.116 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-08-08 17:25:03 


( 自分よりも遥かに傷付いたような顔で涙を流すものだから、一瞬話したことを後悔した。それでも、自分の事を想い涙を流してくれる彼の優しさがとても嬉しく、頭に伸びてきた手がどうしようもなく温かくて、鼻の奥がツンと痛み思わず涙が溢れてしまった。泣きながらも此方に向けてくれた笑顔が太陽のように眩しくて、過去のことを思い出し薄暗くなっていた心を照らしてくれるようだった。片手で涙を拭いながらそんな相手の顔に思わず、ふふ、と笑みを零すと、呆れ混じりに「なんでお前が泣いてんねん。」と呟いた。)


アイツの事は多分一生嫌いやし許さへんけど、ちゃんと実力があるからあんだけ人気なんやろうな。


( 弟に対しては酷い態度を取っていた兄だが、世間からすれば今でも人気の衰えない芸能人。きっと、兄は兄なりに努力したことがあったのかもしれないし、生まれ持った才能を活かすのもまた才能だ。いつまでの過去のことを引きずり見ないフリをするのはやめて、自分も兄と向き合わないといけない日がくるかもしれない。)


そやから、俺ももっと頑張って、いつかアイツよりも人気になって見返したるねん。なんせ、俺には住岡美風っていう最高のファンで彼氏がおるからな!


( 自分の頭を優しく撫でていたその手を取りぎゅっと握りしめると、自信を取り戻したような笑顔で上記を述べる。兄と正々堂々戦えるように、そして、惜しげも無く“好き”だと伝えてくれる目の前の彼のためにも、いつまでも尊敬してもらえるユキとして頑張っていたいと思える。握りしめていた彼の手を徐に自身の口元へと持っていくと、軽くちゅ、と口付けを落とす。そして、へへ、と悪戯っ子のような笑みを浮かべると「大好きやで」と真っ直ぐ相手の目を見て伝えた。)

  • No.117 by 住岡 美風  2024-08-08 18:36:51 



…っ!僕も、大好きです……!
だけど、それやめてくださいよ、生殺しですから……


( 暗く沈んだ彼の表情が晴れたのを見て安堵したのも束の間、手にキスをされ思わずびくりと肩を震わせた。可愛いがすぎる笑顔と言葉に絆されかけたが、これ以上はいけない気がして、握られた手の人差し指を彼の唇に当てると、首を横に振って。真面目な話の後で邪にもドキッとしてしまったのも申し訳ないし、これ以上煽られたら身が持たない。言葉では冷静に諭したものの、顔を逸らして紅潮するさまはきっと不恰好だろう。決してヘタレなんかじゃない、彼を大事にしたいだけで……心の中で誰も聞いてない言い訳をしながら、手を引っ込めて、放置したままだった料理を再度食べ始めた )




陽斗さん、そろそろお風呂入ります?僕は陽斗さんが来る前に入っちゃったので、どうぞ遠慮なく!


( 食事を終え、テーブルの上の食器を片しながら彼に声をかけて。先ほどはあまり明るい話ができず余計に疲れさせてしまった気がして、湯船に浸かって癒されてもらおうと考えていた。「よかったらお背中流しましょうか?……なんちゃって」と冗談を言いつつ、反応をうかがって )


  • No.118 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-08-08 20:53:49 



え、ほんまぁ?昔ヤマちゃんと住んでた頃は背中の流し合いとかよくやっとったわー!なんや懐かしいなぁ、お願いしよかな。


( 食事の後片付けをしているとお風呂へ促され「あ、そうやなぁ」と頷くと、背中流しましょうか、との提案には予想外にも嬉しそうな反応を示しまるで修学旅行で友達と大浴場に入る子供のようだった。というのも、兄との確執も全てさらけ出したことで、隠し事をしているという心の奥底にあった重りが取り除かれ晴れやかな気分になっていたのだろう。おまけにあんな話を聞かされたにも関わらず、自分のことを励まし肯定するとまで言ってくれた彼にすっかり甘えてしまい緊張感など吹っ飛んでいたようだ。)


………ん、あれ。


( とはいえ、意気揚々と一足先に風呂場へお邪魔したのはいいものの、脱衣所で服を脱ぎながら今一度彼からの提案を思い返すと、先程の発言がいかに軽率であったか思い知りみるみるうちに顔に熱がこもる。いやいや、なんでヤマちゃんと同じテンションで答えとんねん!と今更ながら心の中で自分にツッコミをいれつつ、ふと自分のお腹に触れてみる。元々太ってた訳じゃないし鍛えていた方だが、最近はまともに筋トレもしていないしたるんだ気がする…!芸人たるもの番組の企画などで上裸になることは何度かあったし普段なら気にならないのだが、相手が恋人となると話は変わってくる。おまけに相手は一流のアイドルだし、こんな歳上の体を見て幻滅されないだろうかと不安になる。とりあえず洋服を脱ぎ終え一応腰にタオルなんか巻いてみたが、どうしたものかと困った挙句に、脱衣所からひょっこりと顔を出し相手へおずおずと声をかける。)


あー…、みっちゃん、背中な、流して貰えるのめっちゃ嬉しいねんけど…服脱いでたら急に恥ずかしなってきた、どないしよぉ…。

  • No.119 by 住岡 美風  2024-08-08 22:02:00 



( 冗談のつもりで提案したことが本気で受け取られてしまい、無邪気な反応には少々頭を抱えた。みっちゃん呼びを提案した時もそうだが、流石のノリの良さだ。信頼されてると思えば悪い気はしないものの、若干無防備にも見えて心配になる。なるべく僕以外にはこの軽率さを発揮しないでほしいと思うのはわがままだろうか。またこの人は相方さんの名前出して…と不服に思ったことは心に秘め、彼をバスルームへ案内する。もやもやとしながら廊下で待っていると、なにやら声がして )


……今更断るつもりですか?せっかくお願いしてくれたんですから、もう逃しませんよ


( 脱衣所から声をかけてきた彼は眉を下げてこちらを覗く。そんなそぶりなんて一切見せていなかったくせに、突然照れ出した相手にしびれを切らして、ガラッと戸を開くと彼のいる脱衣所に足を踏み入れた。タオル一枚姿の彼の姿に変な興奮をしないよう努めて、あくまで平常心で上に着ていたシャツを脱ぎ、足元の裾を捲ると「ほら、入って入って!」と有無を言わさず浴室に押し入れて )

  • No.120 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-08-10 10:38:46 


(/ こんにちは!
数日お返事するのが厳しそうで…火曜日以降またお返しできるかと思うのですが、、既にお待たせしているのに申し訳ありません…!もう少々お待ちいただけると幸いです;)

  • No.121 by 住岡 美風  2024-08-10 12:27:17 



( / ご連絡ありがとうございます。全然大丈夫ですよ!ゆっくりお待ちしてますね。

  • No.122 by ユキ(雪田 陽斗)  2024-08-29 20:47:04 


( しびれを切らしたように脱衣所へと入ってくる相手に圧され、1、2歩と後退りする。軽率に返事をしてしまった事を後悔しつつ、目の前でシャツを脱ぐ相手の姿に思わず視線を逸らしてじわじわと熱くなる体温を誤魔化すように腰に巻いたタオルを意味もなく触ってみたりする。準備を終えたらしい彼に浴室へと押されると、うわ、とか、あぶなっ!とか言いながら結局は浴室に2人きりになってしまって。同性とお風呂なんて何度か経験あるが、いざこうなってみるとやはり状況が全然違う。ただの友達や家族ではなく、恋人が目の前にいるというだけでこんなにも恥ずかしくなるのは何故だろう。──いや、俺かて知らんし。なんてしょうもない自問自答をしながらも、ゆっくりとシャワーを手に取れば、相手の方へとそれを差し出す。)


……ん、髪も洗ってや。せっかくやし。


( 照れを通り越していじけているのか、視線を逸らしながらぼそりと上記を呟くと、近くに置いてあった風呂椅子へ腰掛けてくるりと背を向ける。歳下にこんな子どもじみたお願いばかりして羞恥心と共に情けなさも感じるが、恋人に甘えてるだけだし、と自分を何とか正当化しておく。)





(/ 申し訳ありません…。数日、なんて言いながら今日まで来ることが出来ず…。)

  • No.123 by 住岡 美風  2024-08-29 22:31:26 



陽斗さん?そんなに照れなくてもいいのに、なにもしませんから心配しないで


( 彼が腰掛けたのを見届けて、照れた様子に声をかけながら、こんなに赤いなら少し温度を下げた方がいいかとつまみを回してシャワーの温度を調節する。勢いで乗り込んでしまったが、本当は気が気ではない。真っ先に冷水をかぶるべきは自分の方だと内心自嘲しつつ、緊張を悟られないように、ゆっくりと彼の背中へ手を伸ばす。指先が彼の肌に触れると、どくどくと鼓動が活発になっていく。ふと、正面の鏡に映った自分の表情があまりにもだらしないことに気がつき、慌てて頭の方へと手を動かして。シャワーの流水を彼の身体にかけていくと、黒髪に指を通して「力加減大丈夫ですか?」なんて気遣いながら頭を洗い始めて )


それにしても、陽斗さんがこうやって甘えてくれるのはなんだか新鮮で…ちょっと楽しいです。いっぱい甘やかしたくなります



( / お久しぶりです!いえいえ、なによりも返事をいただけたことがとても喜ばしいので、お気になさらないでください!
こちらも長くお待たせしたことがある身ですので…((



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