五条 2024-06-16 11:58:09 |
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……それは、確かに…変ですね。低級だけならわざわざ五条さんが出向く必要もあらへんと言うか…
(部屋から出てくるなり、至極当然の事を述べては謎のドヤ顔をする相手に再び苦笑いを浮かべる。だが、続けられた言葉を聞いた途端に相手と同じように真剣な表情を浮かべては顎に手を当てて少し考え込むような仕草を見せつつ、促されるままに頷いて足を踏み出し)
そうですね、行きましょうか。
ま、僕がいれば大丈夫だから気楽に行こうよ。
(余裕綽々でにこやかに足を進めれば停めてある車のいつもなら後部座席だが助手席に乗り込みシートベルトを閉めると少し窮屈そうに足を組んで)
…まあ、それもそうですね。
(少しだけ納得していない様子ではあったが、相手の言葉に頷くとキーを片手に車に乗り込む。が、普段は後部座席を陣取る相手が今日は助手席に乗り込んできたことを不思議に思ったのか、若干驚いたような瞳で相手を見つめつつも、手にしていたキーを挿し込んではエンジンを掛けて)
五条さん、今日は後部座席やないんですか?
今日は助手席の気分なんだよね、ほぼプライベートみたいなとこもあるし?
それに、斗真の運転してる姿横で見たいって思って。......信号待ちの時に"肩揉んで"とか気楽に言えるし。
(案の定いつもと違う場所に触れられるとサングラスをずらして彼の黒い瞳と眼を合わせ、いたずらっ子ぽい笑みを浮かべた後にご機嫌に視線を前へと戻し、冗談交じりに言葉を吐いて)
…まあ、別に何でも構いませんけど。
(どんな理由かと思って相手の言葉を待っていると、想定以上に大したことでない理由だったのか眉を下げて困ったように笑う。大通りを外れて現場に近付くにつれ、徐々に少なくなってくる信号と車通りに少しばかり眉を顰めた。丁度差し掛かった赤信号で一旦車を止め、ハンドルの上部に両手を乗せて息を吐き)
…何や、嫌な雰囲気ですね。
思った以上に、危ないかもね。
着いたら斗真は車に居て、...あ、やっぱり付いてくる?吊り橋効果で僕の事好きになったりしちゃって。なーんて、
(ピリつく空気を感じつつもそれと比例して緩い雰囲気で軽く笑いながら運転席に座る彼の頬をつついてちょっかいをかけ)
はは、別に好きにはなりませんけど…着いては行きますよ。
(相手の言葉に何処か困ったような雰囲気の笑みを再び浮かべ、またこめかみをぽりぽりと軽く掻きながら、頬をつついてくる指をやんわりと拒否する。車越しでも既に聞こえ始めているらしい嫌な「音」に眉を顰めつつも、青信号を確認してから車を発進させて例の遊園地へと到着した。窓をロックしてからキーを抜いてエンジンを切り、早々に車を降りて助手席のドアを開けた後は、侵入場所を探すように周囲を見回して)
その斗真の癖さ、
...えー?なってくれてもいいのに。
(こめかみを軽く掻く癖にどこか懐かしさを感じ、口に出そうとするもアイマスクの下で軽く目を伏せて口を閉じる。昨夜と同様また拒否されてしまうが軽口を叩いて)
さて、害虫駆除しようか。
流石に此処は悠仁達には荷が重いだろうし。ま、僕は余裕だけどね
(助手席から降りれば周囲を見回している彼を横目に正面へと真っ直ぐに歩みを進めて行き、途中低級呪霊がこちらへ向かって来るが埃を払うように祓い、正門の大きな扉を開いて)
…?はは、無茶言わんといてくださいな。五条さんのこと好きになったら、他の補助監督さんにはっ倒されます。
(不自然な箇所で途切れた相手の言葉に少し首を傾げるものの、それ以上は特に何も言う事は無く乾いた笑い声を上げた。正面扉へ向かう相手の背中に着き、もちろん周囲への警戒は怠らないものの、何処か相手に感心したような様子を見せる。)
はあ…流石ですねえ。
(ああ…えらいすんません、よう見たら語尾の形式間違うてますね。直しときます。)
…?はは、無茶言わんといてくださいな。五条さんのこと好きになったら、他の補助監督さんにはっ倒されます。
(不自然な箇所で途切れた相手の言葉に少し首を傾げるものの、それ以上は特に何も言う事は無く乾いた笑い声を上げた。正面扉へ向かう相手の背中に着き、もちろん周囲への警戒は怠らないものの、何処か相手に感心したような様子を見せ)
はあ…流石ですねえ。
他の補助監督にはっ倒される?斗真にそんなことするヤツいたらこいつらみたいに消すし、安心して僕の事好きになっていいよ。なーんてね、
(彼の言葉にぴくりと反応すれば軽く笑い、丁度寄ってきた呪霊を"他の補助監督"に例えるように言って指先で弾くように祓えば振り返って自分よりも低い頭をわしゃりと撫で)
僕は最強だからね。
…報告に聞いてた以上に呪霊の数が多いな。雑魚ばっかりだけど…あ、ここの主じゃないっぽいけど2級レベルいたね、ほら見てあれ
(正門から中へと足を踏み入れると更に低級呪霊の数が増えていく、それを気にする様子も無く彼が傍にいるのを確認しつつ奥へと入って行くがふと足を止めると廃れたサーカステントの前に立ち竦んでブツブツと何かを呟いている不気味なピエロの呪霊を指差して)
(/上げてくれてありがと、ちょっとバタバタしてたんだよね。それと間違えは僕もよくするから気にしないで。)
(はは、気にせんとって下さい。ありがとうございます。)
…五条さんが言うと洒落になりませんから、そんな怖いこと言わんといて下さいよ。
(聞こえてきた何とも不穏なワードに、へにゃりと眉を下げて困ったように笑う。相手が呪霊を祓う姿を少しの間見守った後、乱れた髪を手櫛で元に戻して)
…確かに居はりますね。……ついでに言うとくと、もう2、3体くらい近くに居るみたいですよ。
(相手の声に反応しては指差された方向へ視線を向けたものの、その不気味な呪霊が視界に入った途端表情を露骨に歪めた。その1体だけのものとは思えない嫌な「音」に眉を顰め、「音」の出どころを探るように目を伏せては何かを探すような手つきで空中を触り、その後目を開けて)
多分、残りはミラーハウスの方…ですかね。あそこの辺りからが一番「音」が聞こえます。
えー、そう?冗談だよ、半分ね。
やっぱりその辺?斗真がいると確信持てるし楽で助かるよ。
(笑う様子を見てこちらも柔らかに笑う。彼の言葉に軽く頷きつつピエロの呪霊ごとミラーハウスも吹き飛ばそうと片手を軽く上げたが思い立ったように呪力の捻出を止めると振り返って)
ね、斗真。あんな姿してるんだからさ、面白い事してくれそうだと思わない?
そう言うてもらえるのは有り難いですけど…
(相手の言葉に少しの間だけ表情を柔らかく緩めたものの、続けられた言葉に反応してかその表情は苦々しいものへと戻った。相変わらずぶつぶつと何かを呟く呪霊の方へ目線を向け、肩を竦めながら相手の方を向いて)
…まあ、何してきても五条さんが居はるから大丈夫やとは思いますけどね。
折角のデートだから少し楽しもうよ
(彼の言う通りであの呪霊が、というよりもこの地にいる呪霊達が何をしてきても痛くも痒くも無い。気楽に言って眺めていたがこちらに気付いたピエロは呟きを止め面白味も無く真正面から走ってきて、それを見れば溜息ひとつ吐いて万が一の事がないように彼の肩を抱き寄せると退屈そうに言葉を吐いて)
なーんか、思ってたのと違った。ごめんね、斗真。
(止めていた呪力の出力を再び上げると一瞬にして目の前の呪霊どころか広い遊園地全てを更地にし、その後彼の方に顔を向けて「さ、終わったしこれからホントのデートしよっか。」と何事も無かったかのように微笑み)
何も更地にせんでも…。…はあ、後で報告せな…
(暫く呪霊の行動を見守っていたが、こちらに向けて走ってくる呪霊に対応しようとした瞬間、相手に肩を引き寄せられてバランスを少し崩す。一瞬にして消え失せた呪霊と遊園地内の建物を見て溜息を吐き、額に手を当てながら疲れ果てたような表情を浮かべた。が、続けられた言葉に少しばかり驚いたような表情を見せると首を傾げて)
…現場調査やなかったんですか?
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