政府職員 2024-06-16 11:48:23 |
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多分、この呪詛が人に向くことは無いよ。だから鶴国先輩、というか浄化班が来るまではひとりで平気だと思う。私を襲う連中なんてもう居ないしね。
だから縁起の悪い事を言うなと…。
【本当に大丈夫だろうかと思いながらもここに長居するともっと怒られそうな気がしたので政府に戻ることにした後輩、浄化班のもとに行く頃には殆ど山姥切国広の仮装をした山姥切長義になっていた上に霊力酔いのような症状が出てしまった為戻ることはなかった…】
【なおそのことを先輩が知るのは三日後の事である、事後処理でドタバタしていたので。それを知った先輩は「緊急事態だろ最初に言えおバカ!!!というかなんで連絡しなかった!?報連相は基本でしょうが!!」とキレたのちに後輩を博戯本丸、というかそこで遊んでおられる出雲の御方の助力を請いに行くことになる。先輩、結構博戯本丸に居る人ならざる御方を便利に使う、敬意とかないんかお前】
なんとかなったな、あの後あの本丸の審神者や刀剣はどうなったんだ?
【浄化班や先輩のおかげで何とか元に戻った様子。しかし審神者はともかくあの場にいたであろう初期刀のことはずっと気にかけていたようだ】
本丸は解体、希望する刀剣は刀解か譲渡か政府勤務に分かれたよ。ただ、あの初期刀は呪詛が無差別に人を襲わないように、指向性をすでに失っていた呪詛を抱え込み過ぎて根が深い。完全な解呪にはしばらく時間が掛かるだろうね、顕現を解けば一瞬だろうにその身に残った審神者の霊力を手放したくないらしく身動ぎひとつせず隔離封印室に閉じこもってるよ。【そういって書き上げたばかりの報告書を手渡してくれる先輩】
初期刀とはこんなにも審神者への忠誠心がすごいものなんだろうか…。俺は初期刀でもなければ本丸の刀でもないから、酷い事をされたのなら未練を残す必要などないと思ってしまうな。
【渡された報告書を眺めつつこのあと本科の本霊にまた報告しに行かないといけないのだろうかと思っている】
私たちは審神者を紙面上の戦績や報告書でしか知るすべはない、彼にとって、あの初期刀にとっては良い主であった時期があったのかもしれない。
私たちは起こる前に防ぐことは出来ない、起こった後に残ったものを辿るだけだ。
さて、その報告書は使っていいから本霊様に御報告に行っておいで
…分かった、報告してくる。
【その後本霊の元に行き事細かく説明をしたところその術者をぶった斬るから連れてこいだの無理難題を押し付けられたがどうにか宥めて大事になることはなかった】
疲れた・・・・・・。暫く至急案件に当たりませんように。【資料探しにアーカイブルームに行き厄介な政府職員に絡まれ疲労困憊で戻ってきた紅葉傘】
・・・・・手合わせ??本霊様と?????中々すごいことしてるな君
それはそうとして、次の案件は比較的簡単よ。政府内の幾つかの怪異と思われる案件を調査しその等級を決めて必要なら怪異討伐班に回すだけの、ね
じゃあここで軽く怪異についておさらいしようか。怪異は一定の条件を満たした時因果を強制的に特定の方向に収束させるものを総称して怪異と呼ぶ。「その祠にチョコレートと珈琲を供え、零度の水を浴びたのちに宝くじを購入すると必ず三等以上が当たる」という祠があるとする、それも怪異になるし逆に「夜中に某所にある桶に水を張りその水の上に憎い相手の私物を浮かべ、短刀を口にくわえた状態でその桶を覗くと憎い相手の顔が映る。その桶に咥えていた短刀を落とすと相手を殺せる」という桶があったとするとそれも怪異になるわけだ。
つまり怪異とは必ずしも危険なものとは限らないわけだ、でもそれをどういった基準で判断するか。本来なら怪異討伐班の仕事だが今回はこっちで受けることになった、その基準での判断を下せる部署がウチか怪異討伐班しかないからだ。
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