異常本丸調査室の日常(〆)

なるほど、様々な理由があるんだな。
…ところで、もうそれ何杯目だ？流石に飲み過ぎじゃないか？

ま、まだ一杯目だよ？？【うーばーひぜんがばれてないと思ってる先輩、先輩は自分の後輩がなぜこの部署に配置されたか忘れてるお前の後輩は偵察値の異常でここに配置されてるんやで】

ほう…？それにしては何度か他のやつの気配も感じたが…？
あんたがまだ一杯目だというならそうなんだろうな？
【じとりとした目で先輩をじっと見つめている】

よーし仕事行くぞー！！！！！！【後輩のジト目から逃げるように資料を持ち調査室から出ていく先輩、先輩のデスクの下には合計七杯分のゴミが纏められている】

…はあ、全く。肥前も大変だな。
【ようやく動いた先輩の後を追う】

今回行く本丸の概要はさっき説明したとおりだ、今回は簡単な調査の予定だがいつも通りイレギュラーが起きた場合はこちらの方で対処して構わないそうよ。
霊力喰いの本体に関しては特定でき次第怪異討伐班が対処する予定だから私たちは戦闘をする予定が無いはず、いま術研が死に物狂いで対抗策練ってるらしいから。【すれ違いざまにうーばーひぜんから八杯目のフラペチーノを受け取る紅葉傘】

ああ、分かった。
…ところであんた、次帰ってきたら山登りに行きたいのか？
だからそんなに飲んでいるんだな？

な、なんで山登り！？しないし行かないよ！！私は体質の都合上他の人より糖分を多く必要としているから何の問題も無いの！！【糖分摂取なら胸ポケットのラムネで事足りるのにフラペチーノなのは本人の趣味の問題である】

ほう…そうか。次の健康診断でもし引っ掛かったら山登り決定だ。それが嫌ならあんたの先輩である日光にも相談することになるぞ。

なんで日光先輩が出てくるの！？待ってなんで山登り！？えーんやだー！！！【余談だがその後紅葉傘は今回の仕事が終わった後リングフィッ〇アドベンチャーとフィット〇クシングを購入した、紅葉傘のパンチ力が少しだけ上がるのだった】

あんたの為を思って言ってるんだ、意地悪とかではないからな。

えぇん、後輩の優しさが刺さる・・・・・・。
切り替えて、仕事の時間だ。【ゲートの前でキリっとした態度で言っているが片手にはまだフラペチーノのカップを持ったままなのである！！！なおフラペチーノはきちんと飲み干されています】

…はぁ、仕事の時間か。気を引き締めて行くとしよう。
【先輩の片手にフラペチーノがあるのを見てため息吐きながらも仕事モードに入る後半の姿】

【該当廃本丸にて】

おぉう、想定以上の廃墟具合。建物の面影がギリギリあるくらいじゃん・・・・・・。草も凄い、現世の放置廃屋みたいね。本丸がこんな風になってるなんて、初めて見た。【ゲートの側にあるゴミ箱にフラペチーノの空きカップをちゃんと捨ててから来ています】