異常本丸調査室の日常(〆)

室長の…？！それは確かに手に入れられないだろうが…。
あんた、あとで怒られるんじゃないか…？

・・・・・・怒られないでしょ、一応袖の下渡したし

そ、そうか…。まあ、手に入れにくいものなのだから仕方がないな。

あと、これも【ジップ〇ックにはリバーシブルの布と思われるものの切れ端が詰め込まれている】

それは誰の布だ…？裏表に色がついているようだが…。

山姥切長義、室長の服の端を切ってるときにわらわら集まって来て室長から事情を聞いたのち我先にって差し出してきた。
だからもし山姥切長義Aの布を使ったら、此処に来るための手順に使うのは同じ山姥切長義Aの布じゃないといけないから、どの山姥切長義か記録すら残せないこの布切れは結構有効、かも？

本科たちまで…？確かに、そう言われるとそうだな。
使えそうだ。

あとこれ、正直一番使いたい【なんとも形容しがたい悍ましさを感じる物体Xを掲げる】

それは…？気味が悪い見た目をしているが…。何かの臓器に見えるような…？

これね、室長が作った“南海式特殊怪異捕縛専用投網器”【なんとも形容しがたい悍ましさを感じる物体Xが煙を上げている】

なるほど…？つまりはそれで怪異を捕まえることができるのか。

だったはずなんだけど、怪異を捕まえたらこんな風になってるの【……ｹﾃ……ﾀｽｹﾃと呻き声をあげているなんとも形容しがたい悍ましさを感じる物体X】

えっ…怪異が助けを求める程の捕縛機なのか…。いや、まあ…捕えられるようなことをしたのが悪いんだが…。

だからね、これをもう異常本丸調査室に置いておくの、嫌【珍しい紅葉傘のマジトーンである】

それには同意だな。俺も正直、そんな気味の悪いものがある職場で働きたくないからな。

そして思うの、これと全く同じものを用意できる審神者なんていないって。もしいたらその審神者は政府にスカウトするべきね【ｽﾃﾅｲﾃﾞｽﾃﾅｲﾃﾞｺﾜｲｺﾜｲと呻き声をあげながら蠢いているなんとも形容しがたい悍ましさを感じる物体X】

そうだな、そんなものを用意できるは室長だけだ。そいつはここに置いていこう。

よし！！これを一ノ間に置いて行こう！！

賛成だ、置いていこう。

【一ノ間の祭壇に置かれている捧げものは何かの花だった、紅葉傘はその花をジップ〇ックに仕舞い改めて“南海式特殊怪異捕縛専用投網器”を置いた】

次に行くのは、三ノ間か。何を置こうか・・・・・・。