異常本丸調査室の日常(〆)

【周りの様子を眺めつつ、賭けの結果を待っている】

・・・・・・相も変わらず性格の悪い蝮め。【ブチギレ5秒前みたいな声の紅葉傘】

こちらをおもちゃにしているな。どうする、斬るか？
【こちらが負けるたびに煽り面白がっている様子に嫌気がさしているのかすぐに手を出そうとする山姥切国広さん】

こらこら止めなさい、彼が粗相を致しました。ですが、これで皆さまの負け、でございますね。随分と面白い重心の賽でしたね。【最後の最後で負け分全部回収したうえで総取りして独り勝ちした紅葉傘さん】

あんた、すごいな。あの状況から逆転勝ちするとは…。実は賭け事が得意だったりするのか？
【あの賽、そんなに重たかったのか？と何かを勘違いしながら尊敬の眼差しを向けている…。】

まぁ、簡単なことですよ。畳の上で賽を回していたでしょう？だから賽を回すときにちょっと畳を動かしたんです、よろめいた振りをして。だから賽はコロンと転がった、私の望む方向にね。【ドヤ顔だが内心冷や汗だらだらだった紅葉傘】

そんなやり方もあるんだな、勉強になる。

ここではその辺お互い様だしね、次は花札だ。花札は、君がやってみる？

花札…聞いたことはあるが、やり方は全然だぞ。大丈夫か？

ええと、うん、さっき大勝ちして取り戻したから大丈夫。運が良ければ勝てるし、その場の雰囲気にも慣れておいた方が良いから。どうしようもなくなったら助けてあげるから好きなように賭けな。

わ、分かった。とりあえず慣れるように頑張るとしよう。

はい、これが賭けに使うものだよ。これが人形本丸で取引をして手に入れた生糸だ、この束を使い切ったりすると装束を賭けることになるからね。因みに、装束を全部ひん剥かれたら素っ裸で政府に戻ることになるから

素っ裸だけは避けたい。絶対に怒られる…。

なら最後の一枚になったら助けてあげる、それならまだマシでしょ？はい、あの席だよ【別に後輩が素っ裸でも私の分があるから問題ないしね～と思っている紅葉傘】

…、これで役は揃ったはず。勝負だ。
【余りにも理解していなかった為周りの人に少し教えてもらってからの試合となった】

【もう少し賭け事を教えてから連れてくれば良かったと思っている紅葉傘さん】

よし、勝てたぞ！もう一度やろう。
【勝てて周りからも褒められて少し勝ち気になっている】

【賭け事で手札の有利不利を顔に出すな～！！褒められて調子に乗って無理な賭けをするな～！！本歌はどんな教育してるんだ！！と思っている紅葉傘、なお山姥切長義は無関係である】

…さっきまで調子が良かったのにな…？急に勝てなくなったぞ。
【周りが練習はこれくらいでいいだろうと手加減しなくなった途端惨敗となり、理解ができていない様子】

【甘やかしが終わっただけだお前～！！！！マジで身ぐるみはがされるぞお前～！！！と内心大荒れの紅葉傘】