異常本丸調査室の日常(〆)

ああ、分かった。

【賭けの席に着いた紅葉傘は淡々と賭けを行っている・・・・・・！！】

【賭けがうまく行っている様子を眺めている山姥切国広さん】

私の、勝ち。勝った私が問おう。件の人魚は何処から来た・・・・・・なるほど、次の試合を始めよう。ん？ああ、確かに。なら有難く【紅葉傘は大勝したので情報と打掛を手に入れた！！】

打掛を持って居て頂戴、ちょっと重い。

え、ああ…分かった。
…確かに重いな。
【打掛を持って様子を見ている】

え、ああ、私と同じ侍従です。未熟者故御無礼をお掛けしましたらどうか御目溢しを。お前、御挨拶を。【山姥切国広に持って居てと渡された打掛にメモが忍ばされている、「名前すらも対価になりうる、さるお方の侍従で納得されなかったら名はまだ賜っていないと返せ」と書かれている】

…さるお方の侍従です。以後お見知り置きを。
【普段の無愛想な姿からは想像できないほどの爽やかな笑みを浮かべながら早く帰りたいと思っている山姥切国広さん】

【お前そんな顔できたんかワレェ！！みたいな顔の紅葉傘さん】

ええ、では次の賭けに。は、いえ、ですが彼はまだ、分かりました。お前、御指名だ。対価は私が。

…分かった。御相手、よろしくお願い致します。
【政府にある本科にどうにかしてくれと内心願掛けしている山姥切国広さん】

安心して、負けても君の何かが損なわれることは無い。直感で、半、つまり奇数か、丁、つまり偶数か、そのどっちかを選べばいい。一回負けたくらいじゃ、揺るぎはしないから。

なるほど。それなら…丁でいくとしよう。

【多分半なんだけどなぁ、と思っている紅葉傘さん】

…！ち、違うだと…？え？対価？ああ、そうだ少し待ってください…。【負けた、対価はどうしたらいい？と困り顔の山姥切国広さん】

慌てないの。皆さま、少々戯れが過ぎましょう【懐から何かの束を取り出して盤上に置く紅葉傘】
どうする？あと二回くらいなら負けてもどうにかなるけど再度挑戦する？

やめておこう、勝てる気がしない。ここで対価を全て使うということになってもあとが大変そうだ。

了解、なら下がってて。

では次の試合と参りましょう

【淡々と試合が進んでいくのを眺めて感心している】

あっ・・・・・・【紅葉傘が負け、簪を一本失った】

おい、大丈夫か？そもそも、この賭けはいつまで続くんだ。もしかして身ぐるみ全て剥がされるまで続くとかか…？

丁半はあと一回、そのあと別の賭けを幾つかする。簪ひとつならまだいける、次を乗り切れば、大丈夫。【後半は自身に言い聞かせるように、前半は小声でひっそりと囁く】

さあ御方方、最後の試合に参ります。