主 2024-06-08 05:31:39 |
通報 |
今日も今日とて、いい天気だ
今日も頑張ろう~
(店のテーブルや椅子を拭き終わり、営業を始めるために
店のドアに置いてある板に(開いてます)と書くと
幼馴染であるリリーの魔力を感じる)
おはよう。私が一番乗りかしら?
(店のドアの前にいる彼に駆け寄り、にこにこ笑いながら声をかける。楽しみで仕方ないとはいえ、まさか開店1番に来ることが出来るなんて思っていなかったようで瞬きをし、)
そうなの! ふふ、嬉しいな。一番最初にナオトの料理が食べられるの!
(一番乗りのお客様、その言葉に分かりやすく喜んで手を合わせ。可愛いスイーツが食べたいな、と呟きながら店に入り、)
そう言えば、新しく作った
ケーキがあるから味見してくれない?
リリーの意見は参考になるから
(彼女が店に入ると急いで裏にある
冷蔵庫から作りたてのケーキを持ってくる
彼女が好きなイチゴケーキだ)
わあ…! すごい綺麗、美味しそうね
(いつも座る席に座ると、目の前に出された艶々のイチゴケーキに目を輝かせる。きらきら輝くイチゴケーキは、自分には宝石のように思えて。1口分口に含めば、なんとも言えない幸せな表情を浮かべ)
とってもおいしい。何も言う事なんてないよ!
そう?
今度の皇族様たちのパーティーに料理を出すんだけど、そのケーキ出せるかな?
(ケーキと言えば紅茶という事で彼女が
好きな紅茶を出し、リリーも出る
パーティーに出すが心配らしく)
ありがとう、…うん、充分出せるわよ。心配しなくて大丈夫
(温かい紅茶を飲み、彼のこのケーキは何も心配ないと笑いかけ。こんなにおいしいものをいただけるなら、こちらがお礼をしたいくらいで)
リリーが心配しなくて大丈夫って言うなら
大丈夫だね
(彼女が座っている席の前に座り、嬉しそうに微笑む)
そう言えば、婚約相手は決まったの?
最近、婚約相手を選んでるって話を聞いたけど
決まらないの。まだそんな、婚約なんて……
(彼から振られた話題に顔を曇らせ、ふるふると首を振り。結婚だなんてまだ考えられないし、自分の想い人は…。ちらりと彼を見、頬を赤くして)
下民の自分が皇族に言えないけど
正直に言えば、婚約相手なんて自分で決めさせた方が
良いと思うけどね
(顔を曇らせた相手に大変だねっと
優しく言い頭を撫でる)
……じゃあ、もしもの話だけど。ナオトはなってくれる?
(頭を撫でられ柔らかく笑うと、彼なら婚約者になってくれるかどうか恥ずかしそうにそう問いかけて、)
ん?どうかした?
あれじゃ、わからなかった?
(彼女の反応が面白く、クスクスと
笑いながらも彼女の隣に座り、何を言うのか
待つ)
そんなこと…! そんなことないよ! その、びっくりしちゃったの…
(隣に座る彼の顔すらまともに見れず、脈打つ胸の鼓動をただ感じる。スカートのすそをぎゅう、と握って)
俺に迷惑が掛かるかもって心配してる?
大丈夫だよ、これでも俺は皇族の皆様に
売って変わらないぐらいには武術と体術は強いから
(彼女なら考えそうな事を言ってみては、自分なら大丈夫だと彼女を優しく抱き締める)
そうだよね、ナオトなら大丈夫だよね…
(自分を優しく包んでくれる彼に思わず安心して、涙が頬をつたう。好きでも無い相手との婚約だなんて、本当は嫌で仕方なかったのだ)
トピック検索 |