三日月 宗近 2024-06-06 20:27:36 |
通報 |
歌仙殿、ありがとうございます。
(日当たりは丁度よく、そよそよと優しく吹く風に目を細め待っていると足音が聞こえそちらを向くと彼と歌仙の姿で。どうやらお茶を淹れてくれたらしく礼を述べ。隣に座った彼が茶菓子を気にしているようで、笑み浮かべると自室から持って来ていた盆に乗せた菓子を見せて)
この饅頭と煎餅は鶴丸殿のおすすめの和菓子屋のものらしいですよ。
ほぉ、鶴の…それは期待出来るな
(茶菓子の説明にこの本丸内で名が知れた菓子通の名前が出てきた事に、流石だと感心して。自分はもう説明を聞きながら茶をすすっていて、ゆっくりと息をついて笑みをこぼし)
では、頂くとするか。貰ってもよいか?
ええ、どうぞ。
(菓子の説明をすると満足そうに頷いた彼にお盆を差し出して。彼が選んだのを見てからそれを置くと自身も湯呑みを手に取り飲んではホッと息をついて微笑み)
…流石歌仙殿、とても美味しいですね。
そうだな。この本丸の厨当番を担っているだけの事はある
(相手の言葉に同意すると、自分のことでも無いのに目を細め、笑って。受け取った茶菓子を食べようと湯呑みを置いて菓子の包みを解き。ひと口食むと微笑み)
うむ、美味しいな
それは良かったです。鶴丸殿に伝えたらきっと喜ぶでしょう。
(早速菓子を食べた彼は美味そうに微笑むのを見ると教えてくれた刀がきっと喜ぶと告げて。自身もひとくち饅頭を食べると上品な甘さに笑みを浮かべて)
(仕事でいつも返信が遅くなり申し訳ありません。)
うむ。どうせなら、この場に誘えば良かったなぁ…鶴は今日は何処かに出陣していたか?
(相手に同意すると、鶴丸の顔を思い浮かべて。文末には自分から問いかけたにも関わらず「そうだな、大阪に行くと言っていたな」と自分で答えを出して勝手に納得して)
(/大丈夫ですよー!寧ろうるさくしてすみません…迷惑でしたら上げも少し控えさせて貰いますので!)
ええ、確かその方で間違いないかと。伊達に縁のある者と久々に出陣で楽しみにしていましたよ。
(今朝鶴丸と話をした際に、太鼓鐘や大倶利伽羅といった伊達家に縁のある刀と久々に出陣するのだと楽しげに話をしていたことを思い出して)
(/いえいえ!全然うるさく感じてませんのでお気になさらず…!)
おぉ、そうか。あやつらは本当に仲が良いからなぁ…土産話を聞くのが楽しみだ
(返答を聞いて、やはり合っていたと何度も頷き。菓子を食べ終えると包みを丁寧に畳んで、また茶を啜り。中庭の様子を見ていると鬼ごっこをしている短刀達の中で泣き声が聞こえ、刀が集まって来ている場所に誰か転んだのだろうかと目線を動かし)
…誰か転んだな、大丈夫だろうか?
(/ありがとうございます。今後も少しずつ上げさせてもらいますね)
おや…、少し見に行きましょうか。
(ゆっくりと茶と菓子を楽しんでいると中庭から誰かの泣き声がして。どうやら転けたようで、周りに数人短刀たちがいるとはいえ、気になるために腰を上げると中庭に出れるように置いてある共用の草履を履くとそちらに向かい駆け出して)
そうだな。大事あるといけない
(相手の言葉に同意すると、自分も草履を履いて後を追って。刀だかりを覗き込むと転んだのは秋田藤四郎で、わんわんと泣いている周りで他の短刀達が膝を見たり頭を撫でたりしていて。薬研は近くにいない様だったので念の為診て貰おうかと声をかけ、小狐丸の方を見て)
小狐丸、薬研の所まで運んでいってやってくれるか?
ええ、勿論です。さあ、私の背に乗りなさい。
(転んだ刀は粟田口の短刀だったようで、彼の言うように一度薬研のもとに連れて行った方が賢明だろうと頷き。背負うことにしては一度しゃがみ秋田がしっかりと背に乗ったことを確認すると薬研がいるであろう医務室に向かい歩き出して)
…なに、大丈夫だ、心配するな。どれ、お前たちも休憩にするか
(心配そうに2振りを見つめて立ち尽くす短刀達にそう穏やかに話しかけ、縁側に座ろうと提案して。先程小狐丸に見せてもらった茶菓子のひとつに金平糖があったのを思い出し、短刀達が座ったのを見るとその金平糖の包みを1番近くにいた前田に渡し、みんなに配る様に伝えて)
─薬研、居ますか?
(医務室に行く間、気が紛れるようにと雑談を交わして。医務室に着いて薬研が居るかを確認すると秋田を降ろして説明するとあとは任せてくれと言われ頷いて。彼らの謝意を受けると医務室を出て彼らのいる場所へと戻っていき)
…おぉ小狐丸、ご苦労だったな。お前さんもここに座れ
(小狐丸が再び縁側へ戻って来ると、おじいちゃん刀の周りに短刀が集まっているというなんとも微笑ましい光景が広がっていて。小狐丸の姿を見ると自分の隣を1人分空けるようにしてそこに座る様に言って。短刀たちは三日月が傍にいる事で完全に安心しており、みなひとつずつ金平糖をつまむと口に入れて食べていて)
おお、いつの間にか賑やかになっていますね。
秋田は薬研がしっかりと見てくれるとの事でしたよ。
(彼の周りは先程まで中庭で遊んでいた短刀たちの姿。それはとても微笑ましく自身が先程持ってきていたお菓子を食べておりもっと食べていいといくつか渡して)
そうかそうか…怪我をするのも遊びの内、と言うからな。大抵のことは自分でした経験から得ていくもの…他も食べて良いのか?なら、俺ももうひとつ…
(小狐丸から話を聞くと少し語ろうとするが他の菓子も渡されてそちらに興味が移り話を途中で辞めて菓子を選び始め)
トピック検索 |