【　少人数　】貴方の色に染まる＿＿【　３L　】

>all

(　はたと意識が浮上し、微睡みの中から目覚めて薄らと目を開くと、伏せていた頭をゆっくりと持ち上げ。気付けば昼時は優に過ぎて、どうやら起床した矢先に共同部屋で二度寝していたよう。とはいえ寝過ごしたところで何ら支障なく、何ならこのまま三度寝を続行しようと、とろとろと再び瞼を降ろしかけたところで、くぅと存在を主張する腹の虫。そういえば昨日の昼から何も食べていない事に今更ながら思い当たり。天秤の上で睡眠欲より食欲が僅差で上回ると、仕方なしに触手を支えにしながらのそのそと体を起こし。さて何か残り物にありつけないかという魂胆でキッチンを覗きにいく事にして。しかし実際に冷蔵庫を開けてみれば、その中を確認してぽつりと呟きを落とし　)

　…………うわ、物の見事に何にもない



(　／　本編始動、心待ちにしておりました！　遅ればせながら、主様参加許可ありがとうございます。復帰したてで手探り感が抜けず、筆が遅いのに拍車がかかっておりますがご容赦を……。素敵な娘様息子様方と交流出来るのが楽しみでございます、皆様これからよろしくお願いいたします！　)



>ユーラ

　……おはよう、ユーラ。なんか、君の顔見てたら眠くなってきたんだけど

(　窓ガラス一枚隔てた向こうに臨む海の青。最早見慣れた眺望と言えるそれを映していた視線が逸れて彼女へと向き、椅子に腰掛けたまま挨拶を交わし。すると欠伸が伝染したのか、続くように直後にぷかりと欠伸をひとつ。テーブルの上では珈琲の芳しい香りを運んでくるカップがまだ湯気を立ち昇らせており、それを触手が器用に持ち上げて口に運ぶ。そうして一口飲んだところで、ついでのように口を開き　)

　ところで、君も要るならもうひとつ用意するけど