名無しさん 2024-05-26 09:44:22 |
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ん…恵介…さま…
(相手が手を取ってくれると目が覚めたのか、相手の名前を呟くと少し寂しそうな表情でをしてからどこにも行かないでと、熱で甘えたくなってしまったのか言いながら相手の手を握り返して)
そばにいてください…行かないで…
…俺は何処にも行かない。自分から、お前と離れる事なんて、絶対に無いからな。大丈夫、大丈夫だぞ…
(寂しく自分の名前を呼ぶ相手に対して少し熱くなり初めて相手の事を「お前」と呼ぶが、その声はとても優しく、落ち着いていて。握った手をそっと撫でながら、大丈夫、と繰り返して)
大丈夫、だぞ…
…だい…じょうぶ…
(優しい相手の声に、優しく手を撫でられて大丈夫だと言われると、少しずつ安心してのか相手の手を握る力がゆるくなっていき、寝言のように大丈夫と繰り返すとそのまま眠って)
ん…落ち着いて良かった…
(執事の呼吸等が落ち着いて来たのが解り、ほっと一息ついて。そのまま力が緩くなった手を撫で続け、眠りにつくまで見守っていると、自分もいつの間にか眠ってしまい)
すぅ…すぅ…
んん…
(眠ってしまっても温かい手に安堵して数時間経つと目を覚まし、相手が眠っているのを見て嬉しく思ってお礼の意をこめて額にキスを落としてみて)
すぅ…
(相手の寝息のリズムが心地良く、思いの外深く眠っていて。最中何かが額に触れる感覚があったが、目を開けるのが億劫であった為、そのまま顔を上げずにやり過ごそうとして。しかしどう考えても触れたのは相手の唇で、驚きつつそっと顔を上げてみて)
!お、おはようございます
(相手は目を覚ますとは思っておらず、顔を赤くしながら挨拶をし「その、まぁまぁよくなりましたよ」と今自分がしたことを何もなかったように振る舞いながら相手に微笑みかけて)
あぁ、良かったな
(顔を赤くし良くなったと話す相手の頭を撫でようとして一瞬止まり。だが余り深くは考えずそのまま撫でて。外は暗くなり始めていたので時計を見るともういつもの夕食の時間で。少し気恥ずかしかったが、相手の顔をじっと見て)
ディナーは用意できそうか?無理なら、相応の物…お粥とかを俺が作って来るが…
…まだちょっとだるいです
(相手がいつも通りな気がして、少しほっと安心しながら相手にまだ少し無理だと言って。一応頭は痛くないがまだ体のだるさが残っていて、甘えても良いなら作って欲しいと思って頼んで)
作ってもらえませんか…?
…ん、解った。お粥で良いな?他に何か欲しいものはあるか?
(我ながら甲斐甲斐し過ぎるのではと思い始めてきたが、出した言葉は引っ込める事は出来ず。にこ、と笑みを崩さずに相手の方をじっと見て)
…りんご…?
(相手が笑顔のままなので安心しながら、少し口元を布団で隠しながらまたりんごを頼んでみて。ただ少し甘えすぎているなと思ったので明日には絶対治し、このお礼は明日必ずしようと思って)
明日には絶対治しますね
またか…?りんご好きだなぁ…切ったまま食べられるか?すりおろしても良いが
(再度りんごをリクエストされると頭を撫でながら上記言い。口元を隠す様子に思わず可愛いなと呟いてしまい慌てて口元抑え)
…聞こえてないよな。努力するのは悪い事じゃない。…無理せず、な
(意気込む相手にそっと返し、少し足早に部屋を後にして)
切って欲しいです
(また相手に食べさせてほしいため、切って欲しいと頼んで。かわいいという呟きに一瞬きょとんとしたまま相手を見送ると顔を赤くしながら部屋を後にした相手は帰ってくるのを待って)
りんご、りんご、と…
(先ほどの出来事を誤魔化す様に呟きながら廊下を歩けば、冷蔵庫からりんごを取り出して。お粥を煮ている間にりんごを切ると、ほんの出来心でひとつだけうさぎの耳にして。それらを皿に盛ると、自分の分は後で用意しようと冷蔵庫を覗きながら考え、扉を閉めると執事の部屋に向かい)
…待ったか?作って来たぞ
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