永遠の時を共に〆

リリィ
すみません、藤堂くんの事は大切だと思ってますが御園や下位吸血鬼も私にとっては大事なので。ちなみに私の下位吸血鬼は大方10人は居ます、皆小さい子供ですけど
(今後も増える可能性は高いですけどと笑って)

平助
リリィにとって、みんな大事なんだってのは、頭ではちゃんとわかってんだけどさ、オレだけ特別に思って欲しいって思っちまってさ…(リリィに謝られると、首を横に振り、自分の思いを素直に話して、「悪い、変なこと言っちまった。オレもよくわかんねぇや」と言い)

リリィ
藤堂くんが一番にはなりますが、私の下位吸血鬼は藤堂くんが想像してるよりきっと小さい子たちばかりなので。あ、子供たちに会ってあげてくれますか？今私の隣にいるのがユリーとマリーの双子です。藤堂くんの明るさなら皆受け入れてくれます
(一番だけど特別という言葉では表わせないだけと苦笑いし)

平助
え、こいつらリリィの子じゃねぇの？！(リリィからユリーとマリーについて聞けば、手を繋いでいることなどから、子供だと思っていたため驚いていて、2人の目線に合わせるようにしゃがむと、「オレは藤堂平助、リリィにさぶくらすにしてもらったから仲間だな。よろしくな」とにっと笑いながら言い)

リリィ
まさか、私自身の子だとしたらどれだけ子作りしたんですか。ここに居る子たちは皆虐 待受けた子や親に見捨てられてしまった子たちばかりです。助けた時に間に合わなかった子は下位吸血鬼にしています
(中にはちゃんと人間の子も居ると話し)

平助
親に…(リリィの言葉で、違うのかと理解したが、親に見捨てられたと聞けば、自分とは違うものの、なんとなく似ている気がしていて)

リリィ
藤堂くんの世界に比べたらこちらは戦争というものがない分虐 待などの犯 罪が多いんです。親に命を奪われる子とかも少なからず居ます、私が助け出せてるのはほんの一握りなのかもしれません
(日本中全ての子を助けられているわけではないため悲し気に言い)

平助
こっちも大変なんだな(自分たちのとこと違い、平穏にあたるものの、大変だと思い、ユリーとマリーの髪を軽く撫でて、「お前たちも大変だったんだよな」と言い)

リリィ
本当に平穏なとこなんて存在しないかもしれませんね。平穏そうに見えても水面下で何かあるって事もありますから…
(いつの時代も何事もないって事は有り得ないのだろうと苦笑いし)

平助
そうなんだろうな、多分(リリィの言葉に頷いて、少しでも長く、この平穏が続けばいいなと思い)

リリィ
平穏と言う人は何をもって平穏だと言うんでしょうね…平穏であるなら私を含めた真祖皆、殺されるなんて事なかったでしょうね…出来る事ならこの先何年後何百年後、誰も奪われる事のない世界になってほしいものです。誰もが笑って生きてもらいたいですね
(平穏なら人の命が奪われるなんて事起きていない世界になっていくのかなと呟き)

平助
…リリィは吸血鬼にされて、嫌かもだけど、そのお陰で会えて、ずっといられるし、良かったって思うし、すげぇ嬉しいよ(リリィの言葉に、少し寂しげにしては、リリィが吸血鬼だから会えたこと、そばにいられるのが嬉しいのだと伝えて)

リリィ
……少し複雑です、そのおかげって事は殺されて良かったと言ってるようなものですよ…？藤堂くんと会えた事は嬉しいですが、さすがに殺されたおかげでというのは何とも…
(会えた事に関しては同感するもおかげでという言葉には困ったように笑い)

平助
悪い、そうだよな…(リリィの言葉に、申し訳なくなり、しゅんとしつつ言い)

リリィ
私だったからまだ良いですが、くれぐれも他の真祖には殺されたおかげみたいな事口走らないように…真祖の人皆優しいとかではないので
(怒ってるわけではなくても怒ってるように見える方も一人居る事思い浮かべ)

平助
わかってる、まぁ他の奴らに会う日が来んのかわかんねぇけどな(リリィの言葉に頷き、他の真祖に会う日が来ると思えず、ふっと笑いながら言い)

リリィ
分かってるなら良いのです。こちらの世界ではたった一言言ってしまっただけで逆恨みされて命奪われる事もあるので言葉は本当に気をつけないとですよ。素直なとこ藤堂くんの良いとこではありますけどね、なかなか素直になるって難しい事でもありますから
(知らなかったとか悪意なくても悪意と捉えてしまう人も居ると言って)

平助
ありがとな(リリィに褒められては、嬉しそうに笑ってお礼を伝え、リリィへの返事について考えていたが、それが解消されたというのもあり、笑顔で、「じゃあリリィ、子供たちの事、紹介してくれよ！」と言い)

リリィ
ユリー、マリー部屋に戻って皆を紹介しましょう
(子供たちの居る部屋へと行けば扉を開け中に居る子供たちに下位吸血鬼の仲間ですよと紹介し)

平助
おぉー、マジで子供だらけだな！(リリィたちについて歩けば、一室に着き、中に入っては、そう言い、リリィに紹介されては、「オレは藤堂平助、元々ここと違う世界から来てるから知らないこと多いかもだけど、仲良くしてくれな」と笑顔を浮かべながら子供たちに紹介して)