怪異犯罪対策課(〆)

怪異犯罪対策課(〆)

伏見静  2024-05-20 07:55:48 
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…新しいバディが来る、と伺っているので。
(お相手様決定済)

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  • No.41 by 伏見静  2024-05-28 15:37:31 


(面会人は貴方の言葉にこくこく、と何度か頷き、結界が張られた部屋の隅に縮こまって─ぶるぶると情けなく震える。一方その頃、伏見は相変わらず刀で怪異の爪を軽々といなしつつ─被害者の顔と目が合ったのか、リビングの入り口辺りで硬直する貴方をちらり、と冷めた瞳で見遣りながら「………まあ、躊躇する気持ちは分からないでもないですが…こうなれば、全部『怪異』ですからねえ。」躊躇すると死にますよお、と─言葉を取り繕う気などは微塵も無さそうな、それでいてこの状況にはそぐわない程に間延びした声を掛けた。怪異はリビングの入り口へやって来た貴方を、光のない虚ろな瞳でじっ、と見つめた後─"さ み し い"と─これまでとは毛色の違う、何かに縋るかのように掠れた声を上げながら、片足を引きずるような所作ではあったが─伏見の刀から爪を引っ込め、間違いなく貴方に向けて歩を進める。伏見はその様子に少しばかり目を見開いた後、「……本当に引き寄せ体質なんですねえ。」と感心したように呟きながら刀を振りかぶった。怪異の背面に伏見の刀が鈍い音を立ててめり込むものの、その傷は一瞬で塞がってしまう─伏見は小さく舌打ちを一つ、刀の照準を怪異の首に合わせる。振り下ろされた刀は再び怪異の首を刎ねるが─先程と同じようにまた別の首が生えてくるだけで、それが効いている様子は全く無かった。「……首以外は堅牢、その上首を刎ねてもまた次が生えるだけ…確か…こんな設定の子供向けアニメ、ありましたよねえ。」酷くひりついた空気には到底似合わない、何処までもマイペースな声を上げながら─怪異に勝るとも劣らない、伏見の不気味で空虚な視線が貴方をじっと見つめ)

  • No.42 by 大狼暁久  2024-05-28 16:44:06 


(躊躇したわけではない──するほど、被害者に情がない。ただ見覚えのある顔に不意を突かれただけで──貴方の言葉に対して言い訳のように浮かんだ思いが、思考に出来た空白を埋める。怪異を前にして思考を止めることは致命に繋がる、そう自身に言い聞かせるようにして表情を引き締めると自身に向かってきた怪異に向けて腰を落とし、構え。貴方の斬撃に落ちた首に顔色は悪くなるも、もう目に見えて狼狽えることはなく──異様に長い爪を警戒しながら、耳に届いた貴方の言葉を繋ぎ合わせて─愛と勇気が友達なヒーローがふっと頭に浮かび。「…こっちは濡らしても弱らないだろうが……!」と貴方の視線と言葉にヤケクソ気味に返し……弱る、という自身が放った言葉に何かが頭を掠めて。目の前までずりずりとやってきた怪異が爪を振りかぶったのを前に、護符の一枚を抜き出して手に持ったまま五芒星を切る。霊体を弱らせる効果を持ったそれを発動してもまだ足りないらしく、僅かに動きは鈍ったものの降り下ろされる爪を怪異の懐へと飛び込むことでかわし──スレスレを通った爪に髪の数本が切られたのも構わず、無我夢中で傍を通り抜けざまに怪異の胴体に発動したままの護符を貼り付けようとし、貼り付いたかどうかの成否も確認せずそのまま転がるようにして貴方の隣へ移動して)

(/大狼が連想したのはアンパン○ンでした。
ちょっと積極的に動いてみようかな、狂骨さんの護符を貼り付けようかなって思ってたら背後の中の狂骨が「誠に遺憾である」と言い出したので(実際は喋らないだろうけど)、発動しっぱの霊体を縛る護符の方を怪異に貼り付けることにしました。これで弱るといいな…!)

  • No.43 by 伏見静  2024-05-28 18:12:53 


(先程の問い。伏見にとっては返答など求めていなかった声掛けであったのか、貴方の苛立ったような返答にぱちり、と瞬きが漏れる。片方の爪の斬撃を刀で軽くいなし、刃が削れる音を立てながら怪異の爪を気休め程度に切断した後─霊縛の護符を取り出した貴方をちらりと見遣った。─真面目だったり、変なものに好かれやすかったり─と、どうにも掴み難い男だと思っていたが、どうやら多少は気骨があるらしい。貴方が爪の斬撃も厭わず、懐へ飛び込む様を僅かな感心と共に、その場から足を一歩踏み出した。黒いソックスがフローリングを滑る、布と木材が擦れる音が響く。─霊縛は成功したらしく、護符に書かれた文字が青白い糸に変化して怪異を拘束した。「……ご協力どうも。」そうして、伏見は動きを封じられた怪異を横目に─手袋の指先を歯で噛んで外し、「……赦し給え」と小さく呟いた後─自身の持つ刀の峰へと青白く細い指先を滑らせる。指が峰を滑る度に、刃は伏見の肌よりも青白く冴えた光を放ち─伏見の喉からは弱々しい咳が漏れ出した。そうして、咳き込んだまま─伏見は青白く光る刃を構え、怪異の頸を一太刀で斬り伏せる。ごとん、と音を立ててフローリングに転がる首、断末魔の代わりにじりん、と一度だけ鳴り響く鈴。その傷口から頭は生えてこない─否、既に生えてくることは不可能だった。首の傷口から腕、胴、足へと─青白い炎が怪異の身体を舐めるようにぶわり、と広がり、あっという間に燃やし尽くしてしまう。怪異が燃え尽きても尚、青白く揺れる炎を昏い瞳に映しつつ─伏見は相変わらず咳いている口元を素手で覆いながら、ぼんやりとその場に佇んでいた。「……殲滅完了、ですねえ。……戻りましょうか?」ふと思い出したようにそう口を利けば、先程の炎には一切言及する気配もなく踵を返し)

(あっ、アンパン○ンのつもりで言わせたので正解です…!了解です…今回は初回ですので、かなりあっさり目に終わらせておきました…!炎を纏った刀がカッコいいので勝手に動かしてしまいましたが、大丈夫でしたでしょうか…?)

  • No.44 by 大狼暁久  2024-05-28 19:16:40 


(転がった勢いを利用して身を低くしたままフローリングに手を付き体勢を立て直し、即座に顔を上げて効果の程を確かめる。怪異の身体を拘束する青白い糸に、そうなるのか、という驚きから目を見開いて。次いで貴方の指が刀の峰をなぞるにつれて刀身に走る輝きに目を奪われたのも束の間──貴方の喉から漏れた咳に、気遣わしげに視線を向ける。何があっても即座に動けるようにと護符を手にしたまま成り行きを見守り、怪異が一辺も残さず炎に呑まれたことを確認すると安堵から大きく息を吐いて。生きた心地がしなかった──それだけが浮かび、今更思い出したように激しく脈打つ胸を手で押さえながらも「……大丈夫、か?」と貴方に小さく声をかける。咳の事もそうだが、一人で対峙するのは負担だっただろうと──いくら単独で任務をこなせるとしても、今のような怪異を相手取るのに疲れていないはずがない。口元に手を当てたままの貴方から宙を揺らめく残り火に目を向けると、中から自分に向かってくるようにして焦げ跡一つついていない護符がひらりと舞い落ちた。目を丸くして拾い上げ、使い捨てじゃないだろうな……と裏表をひっくり返して文字を確認し。多分問題はないだろうと懐にしまって、極度の緊張から震える脚に力を込めてテーブルを支えに立ち上がる。冷静さが戻ってきたところに投げ掛けられた貴方の言葉を”面会人に挨拶してから署に戻る”と解釈してはい、と答え、結界を張った部屋に向かって)

(/大丈夫です!とっっても格好良い……!!浄化の炎みたいで読んだ瞬間心が踊りました!このあっさり感も物語の一話のようで初回に相応しかったと思います!護符は武器である以上使い回せるという風に解釈して、燃えてない形にしましたがこれは大丈夫でしょうか…!)

  • No.45 by 伏見静  2024-05-28 20:39:02 


(伏見は貴方の声掛けに反応して目線を上げ、気にするなと言わんばかりに首を横に振った。その後の声掛けに対する貴方の返答を聞き、抜き身の刃を黒い鞘へと戻しながら廊下を歩く。今時の家にしては珍しい、かなり広めにスペースが取られた和室の襖を開け放てば─そこには、先程と全く同じ─酷く怯えた様子の面会人が、膝を抱えて震えながら俯いていた。その様子をちらりと見た伏見は─普段通りのトーンで面会人に声を掛ける。「…終わりましたよお。」面会人は伏見の間延びした声に反応して顔を上げた。終わったんですか、と心底怯えきったような声で問うてくる面会人に対し、伏見は表情を変えぬまま─ごく軽くではあるが、頷いてみせる。「…ええ、まあ。その証拠に…鈴の音、もうしないでしょう?」言われて初めて気付いたかのように耳に手を当ててはありがとうございます、と安堵し切った表情で礼を述べる面会人を─嘲笑するかのようにふ、と鼻から息を吐き出し─お気になさらず、と気の無い返答を返した後、相変わらずな猫背気味の姿勢でくるりと踵を返した。そのまま駐車場に停めてあった公用車へと向かい、ドアを引き開ける。「……疲れましたねえ。」伏見は我先にと車の助手席に乗り込み、刀をシートの横に立て掛けては軽く目を伏せながらそう呟き─右腕で目を緩く覆った。─帰りの運転も相変わらず、伏見は貴方に任せる気のようで─言葉にはしないが、ちらりと貴方を見遣って)

(それでしたら良かったです…!その解釈で大丈夫ですよ…!)

  • No.46 by 大狼暁久  2024-05-28 23:27:37 


(貴方の後に部屋に立ち入ってすぐ、結界を維持している護符に歩み寄って手をかける。するとそれまで頑なに貼り付いていた護符がはらりと壁から離れて手の内に収まった。それに驚かない自分に苦笑して、貴方と面会人の会話が終わるのを待つ。面会人のお礼の言葉に対する貴方の反応は少し気になったものの──特に指摘することもなく、貴方が部屋を出るのを見て自らも面会人に挨拶をする。「ご協力、ありがとうございました。また何かあったらご連絡ください」当たり障りの無い言葉をかけて頭を下げ、忘れ物がないかを確認して玄関から外に出る貴方に追い付く。外に踏み出し、頬を撫でる風に感じ入るものがあって新鮮な空気を胸一杯に取り込んで、深く息をついた。──この先、何度も恐ろしい思いをするだろう。それが怖くないわけではないが、その度にこうして誰かを助け、支えることができるのなら……きっとこの先もやっていける、そう思える。車の鍵を取り出して自然と運転席に滑り込むと、貴方の呟きに「殲滅、お疲れ様でした」と返し。眼鏡を外してシートベルトを締め、ふと思い付いたように「署まで寝ますか?遠回りはしませんが、少しは休めるかもしれません」と、暗に休憩時間を延ばす小細工はしないことを目を細めて冗談めかして添えて、エンジンをかけて)

(/ありがとうございます!魅力的な世界で楽しくなりきりをさせていただけて感謝の極みです。勇気を出して主様にお声掛けして良かった……!実は御相手様募集板の方で募集をかけていらした時から気になってたのですが、最初にもお伝えした通り初めての形式であったこととロル回しに自信がなくて、お声掛けを躊躇ってたんです。飛び込んでよかったー!拙いところや粗があるかと思いますが、末長くお付き合いできたらと思います。よろしくお願いします…!
そういえば伝え忘れていたのですが、恋愛発展に関しては背後は有りと思っています。勿論お互いに出会ってすぐなのでまずお互いを知るのが先ですし、知ったとしてもキャラが意識するかどうかはまた成り行き次第と……そういった関係になるかどうかを背後同士が考えるのすら大分先なことは重々承知していますが、先に伝えるだけ伝えておきたいと思いまして…!これについては言い出すのに勇気が要る頃合いになる前に言おうと思っただけですので、あまり気にしないでいただけると助かります!)

  • No.47 by 伏見静  2024-05-29 10:50:02 


(伏見は貴方の言葉に「…はあ、どうも…」と気の無い返事を返した後。続けられた言葉には刹那の間、顎にもう片方の手を当てて考え込むような様子を見せた後─「…そうですねえ…少し寝ます。」至極あっさりした調子で答え、腕の下で目を伏せる。─そこから数秒後、伏見の唇からは微かな寝息が漏れ始める─どうやら、本当に眠ってしまったようだ。これまで、伏見が他人の前で寝たことなど大和川を除けば数える程しか無いと言うのに─つまりは一応、それなりに貴方のことを信用しているらしい。─そして特に何事も起きないまま、公用車は警視庁の前へと到着した。途端、寝入っていた筈の伏見はぱちり、と目を覚まし、運転席に座る貴方よりも先に階下へと降りていく。そのまま半開きの扉へと身を滑らせ、中央のデスクで貴方と伏見に優しく微笑みながらお帰り、と告げる大和川へは「…はあ、」と、普段通りの気が抜けたような生返事を返した。報告は大狼巡査から聞いてくださいねえ、と面倒そうに付け加えた後は自身のデスクへ戻り、刃の手入れを始めてしまう。大和川はその様子を慣れたように眺めた後、何処か困ったようにも見える笑顔で貴方を見据えては「……さて、では…今回の報告を聞いても構わないかな?…ああ、それと…護符はきちんと使えたかい?君たちが出発した後だったかな…羽賀くんから連絡が入ってね、『静が居るから大丈夫だとは思うけど、万が一オーガミくんに何かあったら早めに連絡してよね』と言っていたかな。」何だかんだで彼は心配性なんだよ、とその場に居ない羽賀へ思いを馳せるようにふ、と薄く微笑んでは─話が逸れたね、と謝罪しながら、改めて貴方へと今回の事象に対する報告を促して)


(いえいえ、こちらこそお声掛けありがとうございました…!少々主得が過ぎる世界観故に、半ばお声掛けは諦めていたところでしたので…。いえ…こちらも拙い所や粗は沢山ありますので、お互い様ですよ…!こちらこそ、宜しくお願い致します…!恋愛発展ありですね、了解しました…!こちらも一応、恋愛発展ありの方向性で考えております…!)

  • No.48 by 大狼暁久  2024-05-29 13:15:09 


(あまりに寝付きの良い貴方の様子に微笑ましくなって、僅かばかり口角を上げる。気にするなと言いたげにされた手前、言及はしていないが、咳き込む姿を見て心配だったのだ。約束通り遠回りはせず、だが隣の彼を起こさぬよう車は行きよりも少ない揺れで署へと戻り。起きなければ起こそうと横目で見やった瞬間にはもう目覚めていた貴方に目を丸くし、遅れないように鍵を抜いて後を追い。眼鏡をかけ直して扉をぎいと鳴らし部署へと戻れば、なんとなく予想はついていたが報告も自分の仕事らしいと貴方の様子に苦笑して。大和川警視にただ今戻りました、と挨拶をして、羽賀さんが自分を心配していたという言葉には笑みを返し。先に現地に着いてからのことを「聞き取りを行っていたところ伏見警部補の手によって元凶の怪異が出現したため、彼が一度怪異を引き付け、自分が避難誘導をする形で面会人の安全を確保したのち殲滅を行いました」──と、一連の流れを報告して。「護符は問題なく使えていたと思います。今回使用したのは二枚ですが、どちらも望んだ通りの効果を発揮していました」護符についても問題なかったことを付け加えると、一度横目で貴方を見やってから「伏見警部補の見立てによると、今回の怪異は怪異というより『悪神』とのことでした」と報告を続け。ささげよ、と言う掠れた声を思い出してしまい、僅かに立った鳥肌を宥めるように二の腕を軽く擦って)

  • No.49 by 伏見静  2024-05-29 15:02:22 


(貴方の報告を聞いた大和川はふむ、と小さく感嘆の声を漏らした後─「成程…『悪神』。…何とも伏見らしい見立てだね。…鈴の音で犠牲者を決める神、または異形に変貌した怪異か…」ううん、と唸りながら、記憶の糸を手繰るかのように首を捻る。一向に進展しない状況に痺れを切らしたのか、刃の手入れをしていた伏見が面倒そうに顔を持ち上げては─「"捧げよ"。あの怪異は確か、そう言ってましたねえ…」まるで独り言を漏らすかのようなトーンでそう呟いた。その声を耳聡く拾った大和川は更に困ったような表情を浮かべ、自身の右頬にケロイドとして残る火傷痕に指先で軽く触れる。「捧げよ…か。と、すると…生贄文化の有る場所に祀られていたモノなのかな。崇拝する人間が居なくなっても尚、生贄を求め続ける哀れな神…」ぼそりぼそりと不明瞭に呟く大和川の瞳は何処か虚ろで─例えるならば、伏見と同じような雰囲気を漂わせていた。貴方のことなど最早目に入っていないかのように一人で呟き続ける大和川─その様子を見ていた伏見は溜息混じりに椅子から立ち上がり、細い手で大和川の頭を叩く。隨分手加減しているらしく─ぽふ、と軽い音が鳴るに留まったが、その刺激で─大和川ははっとしたように目を見開き、「…ああ、すまない伏見。少し…"向こう側"に行っていたらしい。」と伏見に謝罪した。が、当の伏見は特にそれを気にするでもなく瞬きを一つ、先程と同じ面倒そうな雰囲気のままデスクへと戻っていき)

  • No.50 by 大狼暁久  2024-05-29 16:53:51 


(目の焦点をずらすことで現実には見えない何かを見通すような──そんな目をした大和川警視の様子に─この人もこんな目をするのか─と驚き混じりに見つめ。記憶の海を揺蕩っているのか、はたまた違う何かに沈んでいるのか。どうしたものかと眉を下げていると、動き出した貴方に困ったように視線を送り……意識を引き戻すためとはいえ、上司の頭に触れたことにパチパチと瞬きをして。やはり気安い二人の様子に、長い付き合いなのかもしれないと特に気にすることなく一人納得する。戻ってきた大和川警視にほっとしつつも、彼女が呟いていた言葉を思い返し──これは自分の妄想ですが、と切り出して。「あの怪異に捧げられていたのは、元々は巫女のみだったのかもしれません。その……舌に沢山の鈴がついている様が、神楽鈴みたいで」単純に犠牲者を追い詰める手段として怪異が鈴を用いた可能性はあるが、”何故鈴なのか”という疑問が残る。それは怪異が鈴のついた姿をしているから、と言われればそうなのだが──あの姿には何か理由がある気がして。とはいえ既に全ては過去のこと、自分が答えを知っているわけもなく。「すみません、戯れ言を申しました」と頭を下げ。再び顔をあげて誰もいないデスクに目をやると「…そういえば、俺の机はどこでしょう?」と今更思い出したことに恥ずかしそうに笑みを浮かべて)

(/背後の妄想を一部大狼に代弁してもらいました。話題にするにあたって神楽鈴のことを軽く調べたのですが、悪いものを祓い心をひきよせるという意味で鈴が使われてるんですね…!武器にあったので祓う効果は知ってたんですが、後者は初めて知りました!
単純に悪神が昔から贄を選ぶ時に鈴を鳴らしてただけかもしれないんですが、生け贄の巫女が次の生け贄を選ぶ時に鈴を使ってたという風習が悪神の姿に反映されたパターンとかも妄想しちゃいました。鈴の数だけ贄がいそう…。他にも、元々ちゃんとした神様だったけどある巫女が自分を贄に捧げたことで穢れて悪神に変貌したとかも考えました。妄想しがいのある怪異楽しい…!)

  • No.51 by 伏見静  2024-05-30 13:41:58 


(「いや…構わないよ。生贄が巫女だけだった、とは面白い考察だね。」すっかり意識が戻って来たらしい大和川は普段通りの穏やかかつ明朗な笑みを浮かべ、貴方の言葉にうんうん、と相槌を打つ。しかし─だがね、と前置きした後、「その怪異が何故殺人をするに至ったのか、その背景は私達が知り得るものではないんだよ。私達はただ、怪異を調査し─場合によっては殲滅するだけさ。なぜなら─私達は、「怪異犯罪対策課」なのだから。…そうだろう?伏見。」何処までも穏やかな声で、刃の手入れが終わったらしい伏見を見つめつつ、そう問い掛けた。急に話を振られた伏見は目に見えて面倒臭そうな所作で顔をひょいと上げ、貴方と大和川を見据えると─「…ええ、まあ。無駄に知りすぎると、仕事に支障が出ますからねえ。」と、相変わらず何処か間延びしたような、気の無い返事を手短に返す。大和川はそんな伏見の解答に納得したのか、それとも呆れているだけなのか─軽く頷いただけで、再び貴方に真っ直ぐ向き直った─後、貴方の問い掛けに目を丸くしながら「…おや、すまない。一番大事なことを忘れていたね。君のデスクは…伏見の正面、で良いかな。…まあ、兎にも角にも…無事で何より。うちは万年人手不足だからね。」と冗談混じりに笑いながら、伏見の正面にある無人のデスクを指差し)

(どれもとても素晴らしい解釈だと思います…!)

  • No.52 by 大狼暁久  2024-05-30 15:07:44 


(知ることは、知識に脳を侵食されることと同義である。戻ること能わず、知ったという痕跡を脳から拭い去ることは難しい。忘却しても切っ掛けがあれば甦るのだから。忠告ともとれる二人の言葉に深く頷いて、改めて知りすぎない──情を持たないよう心に刻む。同情したら憑かれた、なんて経験は子供の頃だけで充分だ。大和川警視の指先、貴方の向かいのデスクを見て。「わかりました、ありがとうございます─」デスクに向かおうとして、懐で鳴った金属音に車のキーを持ったままだということに気が付いて踏み出した足を止める。キャビネットへ向ける。借りっぱなしになるのは良くないと、出掛ける時に貴方がどこからキーを取り出したのかを記憶をさらって思い出し、同じ場所にしまい直すと今度こそ自分のデスクに向かって、椅子に座る。「人手不足の理由は……聞くまでもないですね」腰を落ち着け、ふと苦笑して誰に向けるともなしに呟いた。怪異というおぞましい非日常に好き好んで相対する人間はそういない。命の危険がついて回るとしたら尚更だ。死はいつでも理不尽だけど、もたらすものが怪異と人間じゃ大きく違う。顔をあげて貴方と大和川警視に目を向けると「なるべく死なないようにします。これからもよろしくお願いします」と真剣な眼差しで告げて)

(/とりあえず待機中は何をしてたら良いかわからず行動保留にしています。今のところ思い付いてるのはトイレに行くとか狂骨の使い方を手探りでやってみるとか、あとはあれば日誌の作成や報告書だったり事件記録の作成なんかでしょうか……?記録を保管してたりしたら読んでみるのも良さそう!もちろん、このまま翌日の出勤時間までカットするのもありです!)

  • No.53 by 伏見静  2024-05-31 08:00:26 


(大和川も伏見も、貴方の挨拶に─大和川は軽く会釈を、伏見は銀色の刃から微かに顔を上げただけであったが─まあとにかく、何かしらの反応を返す。その後は暫く、気まずい沈黙が部屋の中を包んでいたものの─今日は珍しく、伏見がその重苦しい沈黙を破った。「…大和川警視。調査記録って何処に有りましたっけ?」唐突とも言える伏見の問いだったが、大和川は特に驚くでもなく考え込むような素振りを見せた後─普段通りの温厚な笑みを浮かべ、これまた冗談混じりに口を開く。「資料室の隅だね。…まあ古紙として廃棄されていなければ、だけれど。」伏見はその回答に軽く頷いた後、正面のデスクに座る貴方にちらりと目線を向けて「来るならご勝手に」と言い残し─部屋の扉の隙間をすり抜け、一人で資料室へと向かってしまった。資料室までの道中、何人かの職員─恐らくは捜査二課の、所謂「普通の」刑事たち─とすれ違うと、驚愕の表情を浮かべるもの、軽蔑の眼差しを向けてくるもの、そして嘲るような笑い声を上げるもの。反応は様々だったが、どれも好意的とは呼べなかった─が、それを気にする様子など微塵もなく、伏見は資料室の中へと足を踏み入れる。ファイリングされた資料が所狭しと並べられた棚の迷路を、迷うことなく進み─「少年犯罪対策課」とラベルの貼られた棚の隣、居心地が悪そうに縮こまっている「怪異犯罪対策課」の棚を発見した。とりあえず目に留まったらしいファイル─『黒鉄の神』なるものを手に取り、興味の無さそうな表情でぱらぱらと捲り始め)

(そうですね…では、これまでの調査・殲滅記録の閲覧タイム…にしましょうか…!先に伏見が向かっていますので、ご自由にどうぞ…!)

  • No.54 by 大狼暁久  2024-05-31 16:23:00 


(沈黙の間、手持ち無沙汰にそわそわと室内を見回す。空気は埃っぽいのに掃除などはされているらしく、改めて見回しても埃を被っている物は見受けられなかった。ならばやはり空調か。どうにかならないものか、と考え、沈黙を終わらせた貴方に視線を向ける。調査記録、と声は出さずに唇を動かして──あったのか、と瞬きする。興味を引かれてじっと貴方を見つめていると、同行の許可を言い渡された。扉を出ていく貴方を横目にこれ幸いと立ち上がり「自分も行ってきます!」と言い置いて、足早に後を追う。道中すれ違った刑事たちは初め会釈こそして返してくれたものの、貴方を追っているらしいと知ると奇妙なものを見る眼差し、嘲笑、或いは憐憫が身体に付きまとった。自分の容姿──ゆるく波打ち、一部切らずにうなじで結っているくせ毛──を見て最近の若い者はと苦い表情をする同僚には出会ったことがあるものの、こういった視線は経験がなく表情を硬くして。資料室に立ち入って付きまとう視線から解放されると、不愉快な気持ちと共に肺に溜まった息を出し切る。棚の位置はわからないからと貴方を探して棚の間を練り歩き、やっと見つけると傍まで歩み寄って──棚に並んだファイルの数々を興味深そうに見つめ。「…これまでもこんなに怪異がいたんですね」声を潜めて感慨深げに呟き、『影を渡る怪異』という背表紙のファイルを取り出して)

(/閲覧タイム!やったー!棚のどこかに怪異の足取りが掴めなくなった、出現がぱたりと途絶えた、調査員全滅などで未解決に分類されたファイルとかもありそうですね……!いつか過去の未解決怪異に対峙するとかもやってみたいですね。ワクワクしそう…!
そして大狼は本人の気質に反して見た目(主に髪型)の印象から軟派者との印象を抱かれやすい、という小話をちょっと差し込んでみました。振る舞いと言動は真面目なのでチャラチャラしてる人物だとは思われにくいですが、初対面だと今時の若者感は拭えません。かっこいいんですけどねークールな男性のロングウルフ(くせ毛)…!)

  • No.55 by 伏見静  2024-05-31 17:02:49 


(時折欠伸を一つ、かなり退屈そうな顔で膨大な量の資料のページを捲っている様子からも分かる通り、資料に夢中、という訳では当然無かったらしい─貴方が入り組んだ棚の迷路を抜けて近付いてくる音に反応した伏見はひょいと顔を上げ、潜めた声に「…はあ、まあ…それなりに長いですからねえ、この仕事も。」と何とも曖昧な返事を返した。そのままの流れで手に持っていた『黒鉄の神』のファイルをぱたんと閉じ、元あった場所へと戻す。何処を映しているのか分からない、酷く空虚な眼差しのまま─不審死、だの溶解、だのと物騒な文字が様々に踊るファイルの背表紙を手袋越しの指先でなぞり、一冊のファイルの背表紙─『鬼火の怪異』でその手を止めた。「……大狼巡査。大和川警視の火傷の理由、知ってますかあ?」貴方に向けてそう問い掛けた後、間髪入れずにまあ知りませんよねえ、と自虐的に笑う。そのまま『鬼火の怪異』のファイルを手に取り、手慣れた様子でページを捲った。数十ページ捲った所で手を止め、その見開きを貴方に向けて見せつける─そこには「鬼火の怪異 担当調査員:大和川葉月/高槻康弘」「調査員死亡・重傷のため調査不可 未解決」と書かれた素っ気ない文字が見て取れた。伏見はそのページを貴方に見せたまま、普段通りの─何処か鬱屈としたような声色で口を開く。「…高槻警部はこの怪異の調査中に殉職。……大和川警視によると、人間の形をした黒い炭の塊になっていたらしいですねえ。大和川警視も全身に大火傷を負って調査の続行は不可能…そしてその後、この怪異は行方をくらましたそうですよお。」他人事のような口調でそう述べた後、そのファイルを再び元の場所へと戻した。─ゆらり、空虚な瞳が一度揺れてから貴方を真っ直ぐに見据える。「…ま、ですから…死なないで貰えると助かるんですよねえ。」そこまで言ったところで一旦言葉を切り、後はご自由に─と言い残し、伏見はくるりと踵を返して資料室を立ち去ろうと)

(バックボーンを作り込むタイプの人間なので、大和川さんの右頬に残る火傷痕の理由を大公開してみました…!どうでしょう…?一応治療を受けて大半は完治したのですが、右頬だけ度合いが酷くケロイドのようになって残っている…というような形です…!
分かります…!ロングウルフヘア、カッコいいですよね…!個人的にはオールバックも好きです…!)

  • No.56 by 大狼暁久  2024-05-31 22:43:07 


(ファイルを手に取ったまま、貴方が戻した資料の背表紙に視線をやる。『黒鉄の神』──また神か、と思わないでもない名前に眉が寄る。見れば幾つかの資料は背表紙に神の文字が入っているようで、八百万の神とはよく言ったものだと半ば呆れた気分になった。無数の神がいるという神道の考えは嫌いじゃないが、積極的に命を奪いに来る神がその辺に転がっていたらたまったもんじゃない。ましてやその対策や殲滅にあたるのが自分たちであるから余計にだ。─微妙な表情で棚を眺めていると呼ばれた名前に、目を貴方に向ける。「火傷の理由─」貴方が断言した通り、知らない。先程物思いに耽っていた時に痕に触れていたのは見ていたが、何かプライベートな事情があるやもと思い話題に挙げるのは控えていた──だが、この流れからすると怪異関係のようだ。貴方が見せるページの内容を読み、補足を聞いて目を伏せる。やはり、殉職する人間は少なくないらしい……相手は理不尽な死をぶつけてくるのだから当然と言えば当然だが。貴方がファイルを閉じたことで視線を上げ、貴方の言葉を受け止める。──怪異を逃がしたくないから死ぬな、と言われているような気がした。「先程も言いましたが、死にませんよ。少なくとも怪異に殺されるつもりはない」立ち去る貴方に向けて咄嗟に放った言葉は落ち着いている。既に自らのいる位置からは貴方は見えないが──扉の開く音がしない以上は声が届いているだろうと。「─俺も貴方を遺して死にたくはないですし、怪異を逃すつもりもありませんから」単純に”遺された貴方に負担をかけたくないから死にたくない”という意味なのだが、聞きようによっては親しげにも取れる言葉選びを自覚無しに口にすると、今しまわれたばかりのファイルの背表紙を指でなぞり──「少し資料を読んだら戻ります。自販機に寄る予定ですが、何か飲みますか?」伝えたいことは全て伝えたとばかりにこのあとの予定を伝えると、そっと目を閉じて黙祷する。いつかこの怪異も殲滅できるといい。まだ配属されたばかりの未熟者が太刀打ちできる相手ではないかもしれないが、そう祈ることは許されるはずだ、と)

(/作り込みバックボーン大変美味しゅうございます…!好き!怪異の被害者の写真を出したときに平然としていたのは今までの経験からくる慣れかなと思ってましたが、その経験の内にバディや同僚の死も含まれてるんですね……つら…すき…。頬に残った痕に何を想うのか、考えると情緒が乱れます…!
オールバックいいですねー!大人っぽくて男性らしくて、ラフでもフォーマルでもかっこいい!大狼がオールバックを試したら目付きの鋭さと合わさってヤクザの若頭かその右腕って笑われて印象緩和のためにロングウルフを選んだ、という過去エピソードが浮かびました…!多分今も眼鏡外して髪をかきあげたらヤクザ…………なにも言うまい……。)

  • No.57 by 伏見静  2024-06-01 12:01:53 


(伏見が資料室の、皮脂やら何やらで妙にベタつくドアノブに手を掛けた時─背後から響く貴方の声に軽く瞬きをした。─この男、本当に今までの"バディ"とは何もかもが違う─少なくとも、人事異動が来なかったとしても元々この部署に居たのではないか、と思わせる程には。くつくつ、と肩を揺らして自虐的に笑った後、投げ掛けられた問いにはいつものように、素っ気ない返事だけを返した。「…そうですねえ…アイスコーヒーで。」それだけ言い残し、資料室を出て─大和川の待つオフィスへと向かう。半開きのドアの隙間から痩せた身体を滑り込ませれば、先程と同じように中央のデスクで両手を組んでいる大和川と視線が噛み合った。彼女が穏やかに微笑んで口を開くたび、右頬に残る大きな火傷の跡が引き攣れて歪に歪む。「やあ、お帰り…伏見。大狼くんは置いてきたのかい?」伏見も当事者でないとは言え何かしら思うところが有るのか─その傷跡を直視することは無く、彼女の額の辺りをぼんやりと見つめながら答えた。「…ええ、まあ…子供じゃあるまいし、場所さえ分かれば戻っては来れるでしょうからねえ。」相変わらずだな、と笑う大和川を余所に伏見はデスクへと戻り、傍に立て掛けていた刀を何気無く手に取る。カタン、と柄と鞘が擦れ合う微かな音を鳴らし、手に取られた刃は─カタカタと震えるように揺れた。伏見は心做しか普段よりも冷たい瞳でその様子を眺めた後─「…死なない、なんて…前"と同じことを言う。」ぼそり、そう呟いては刃を元の位置へ戻し、膝を組みながらぼんやりと虚空を見つめて)

(喜んで頂けたようで良かったです…!)

  • No.58 by 大狼暁久  2024-06-01 15:56:41 


(返ってきた返事に、目を閉じたまま口角を上げる。此方の提案を受け入れられるということは悪く思われていない証拠だ、と。バディを組んだばかりで悪く思うも何もないかもしれないが、少なくともささやかな歩み寄りには応えてくれている──そう思う。瞼の裏を眺め終えて目を開くと、気を取り直して手にしていたファイルを開く。やはり大半の怪異は特徴の記載が殆どなく、調査にあたった者の名前と殲滅したか否かのみだ。例え既に存在しない怪異でも知りすぎるな、という先人の意志がそこかしこに窺える。ファイルを棚に戻して棚に沿って足を進め、並んだ背表紙を眺めていき──『山の怪異』という文字が見えた途端、うなじがピリついた。「…、まさか」この感覚のことを、実はよくわかっていない。警告なのかと思えば護符を手にした時のように危険でない物に対してもこうなることがあるからだ。それでも、この感覚に従った方が良いような気がして──今回もファイルを手に取る。パラパラと捲った先で見つけたものは、自分がかつて登ったあの山の名と「調査員死亡につき調査不可」の文字。日付は自分が生まれるより前のもののようだが、あの山で誰かが死んだという話は聞いたことがない……人知れず調査がされたのだろうか。考えても答えは出てこず、溜め息をついてファイルをしまう。──自分が見たあの怪異は、まだこの世にいるのだろう。いつか殲滅できればいいと、獲物を定めた狼のように目を細め──ふと気を緩めると、資料室を後にする。自販機に寄ってアイスコーヒーを二本買い、半開きの扉をぎいと鳴らして手の甲で開けると中に入り。「戻りました」貴方のデスクに真っ直ぐに向かうと、どうぞ、と缶コーヒーを差し出して)

(/此方からもちらっと大狼の過去に出てきた怪異について触れてみました……!大狼を逃して以降行方不明になってますが、実はまだあの怪異もいます。いつか調査に行けたらいいなーとふわっと出してみました。調査にいった時にもう一度神様に会っちゃって大狼の体質だったり直感だったりがほんのり強化されるとかも差し込めたらいいな……主様がお嫌でなければ!)

  • No.59 by 伏見静  2024-06-02 09:43:53 


(書類を整理していた大和川が伏見の─小さいが、何処か切実な響きを持っているように聞こえる─呟きを耳聡く拾い、「…伏見。大狼くんは─"前"の彼とは違う、と信じようじゃないか。…何せ彼は、君の相棒なんだから。」と、普段の笑みを浮かべたままに労るような言葉を掛けた所で─貴方がドアを開き、部屋の中へと入ってくる。伏見は手渡されたアイスコーヒーを片手で受け取りつつ、貴方に礼を言う代わり─瞬きを伴う、ごく軽い会釈をした。そのままプルタブを引き開け、のろのろとした怠慢な動作でコーヒーを啜る。書類を整理していた大和川も貴方の声に反応して顔を上げ、火傷痕の残る美貌で穏やかに微笑みながら「ああ、お帰り。……疲れている所悪いが、また業務が入った。この怪異に関わった女性のみが行方不明になっている…そうだ。詳しくはこの資料に書いてある。」と手短に告げた後、伏見と貴方に見えるような形で資料をどさり、とデスクに置いた。『怪異犯罪 名称未定』と記されたその資料にはメモが貼り付けられ、大和川のものと思しき字で『対象 今のところ女性のみ』『発現条件 特定の物品を閲覧またはその物品に接触』と走り書きが残されている。伏見はその資料をまじまじと見つめた後、「女性のみ…女装でもしろと?」と大和川に問い掛けた。彼女はその問いを乾いた笑いで笑い飛ばし、「私が囮として同行する、というだけさ。…宜しく頼むよ。」と微笑んだ後─段ボールの中から、柄が赤い手斧を取り出して二人を見据える。伏見はぱちり、と一度瞬きをしただけで特に渋る様子もなく、お前はどうするのか、とでも言わんばかりに貴方を空虚な瞳で見つめ)

(いえいえ、嫌どころか寧ろ大好きです…!!ところで早速二件目の怪異犯罪事件に入ってしまったんですが、大丈夫でしょうか…?)

  • No.60 by 大狼暁久  2024-06-02 14:18:42 


(業務の言葉にプルタブにかけていた指を止め、大和川警視の机に寄って置かれた資料を見る。女性のみ狙う怪異──自分たちだけでどう接触するのだろうと思った直後に聞こえた貴方の言葉に「女装!?」とギョッとして勢いよく顔を向ける。殲滅のためならそこまでする必要が……?と、口にはしないもののしっかり物語っている目で動揺を露にして。大和川警視が同行するらしいことに安堵の息を吐こうとして、飲み込む。囮の方が危ないのに、安堵できるわけがない。だが、女性を狙う怪異が相手ともなると鈴音の悪神のように自分の体質が効くかどうかわからず、同行に否を唱えられるはずもない。上司であり先輩にする顔ではないが、微笑む彼女を心配そうに見つめると貴方に視線を返し。「もちろん、行きます」どこか試すような瞳に、貴方が行くのに自分が行かない道理はない、と考えていることがありありと見て取れる真剣な表情で答える。「大和川警視、今回は宜しくお願いします」と大和川警視に告げ、それから手斧をじっと見て。怪異の姿形はわからないが、手斧は防御には不向きかもしれない……と考えたのち、躊躇いがちに口を開いて「囮となると…”きょうこつ”をつけて護衛をしてもらうのが良いでしょうか。結界の方がより安全だと思いますが、あまり堅牢にすると大和川警視に手を出せないと判断して逃げられるやもしれません」と思ったことを口にして。自分が援護や補佐向きである以上、バディである貴方がより殲滅しやすいようにどう動こうかと思考を巡らすように目を伏せ、顎に手をやり)

(/大丈夫です!二件目やったー!大和川警視が手斧持つのかっこいいですね…!)

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