怪異犯罪対策課(〆)

怪異犯罪対策課(〆)

伏見静  2024-05-20 07:55:48 
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…新しいバディが来る、と伺っているので。
(お相手様決定済)

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  • No.21 by 伏見静  2024-05-23 11:01:34 


(いえ、こちらこそ先に言っておくべきでしたので…!)

(「おっけ~、オーガミくんね。俺、羽賀千秋。よろしく~。」貴方の自己紹介をマトモに聞いているのかいないのか、軽薄な笑顔のままの羽賀は風に吹かれる紙切れのように軽い調子で笑いながら─貴方にひょい、と手を差し出し、握手を促すようにひらひらと揺らした。─と。ふと、羽賀の目線が貴方の持つ護符へと落ちる。間髪入れずにあ、と声を漏らした後、羽賀はその護符へともう片方の手を伸ばした。その拍子に首から革紐で吊るされている、翡翠色をした二つの勾玉が揺れたかと思えば互いにぶつかり合い、かちん、と至極軽い音を立てる。「それ、俺が書いたやつじゃん!ちょっとぉ~、大和川さん!情報料代わりだって言ったじゃ~ん。」羽賀から非難するような眼差しと声を向けられた大和川はふ、と幼子でも見るように微笑んでみせた。返す言葉は飄々としており、一切の動揺も苛立ちもない。「…普段ツケで逃げている報いだね。…これまでの支払いをナシにしてやる代わりに─大狼くんに、その護符の使い方を教えてあげてくれたまえ。」羽賀はええ~、とあからさまに嫌そうな声を上げはするものの、何やらぶつくさと文句を垂れながらではあったが─貴方の方へと向き直った。「…あー、その護符だけどさあ。俺が書いたやつだから、俺の教える通りに使ってくんないと呪いが跳ね返ってきちゃうんだよね~。だ~か~ら~…デン!『羽賀千秋の、教えて!陰陽道の護符講座』~!ほら、拍手拍手!」若干自棄になったようにも見える所作で両手を広げ、貴方にも拍手を促すような目線を向ける。─一方、伏見はと言うと。また始まった、とでも言わんばかりのじとりとした目線を羽賀に向けつつ、呑気に欠伸をしていて)

  • No.22 by 大狼暁久  2024-05-23 13:05:51 


(差し出された手、向けられた笑み。つられて此方も笑みを浮かべて握手に応えるのは日本人の性で──「よろしくお願いします」きゅ、と手に伝わった手袋の感触に、黒い手袋をしている人が多いな、とどこか呑気に思う。自分が勤務中に使用しているのは白手袋だが、次の買い換えで黒にする方が良いだろうか……。と、他所に飛びかけた思考は羽賀さんの声で現実に引き戻される。視線の先には今なお持ったままの護符があり、これを書いた人なら誰が持つか気になるのも当然か、と考えたところで軽快に交わされた会話に、自分が持ってて良いものなのかどうか不安になる。言い返さない羽賀さんの様子を見るに恐らくは大丈夫なのだろうが──ハラハラと成り行きを見守っていると、突然告げられた”呪いが跳ね返ってきちゃう”という単語に「え」と声を漏らし。ヤケクソ気味の視線に思わず札を持ったまま拍手をして──ぽふぽふぽふ、と気の抜けた音がしまらない。──護符ではなくもしや呪符なのか、そんな取扱注意なものに惹かれたのか、と愕然とした表情で羽賀さんを見やり。今からでも武器を選び直せないものか、そう考えた瞬間にうなじにチリッとした感触が走って、半ば諦めたような気持ちで「…お世話になります、羽賀さん」と吐き出して)

  • No.23 by 伏見静  2024-05-23 14:36:50 


(羽賀は貴方の返答と拍手を聞き、まだ心なしか不満げではあったが─多少納得したような表情を浮かべて笑う。そこから少しの間を置き─誰のものとも分からぬデスクの椅子を少々乱暴に引いて、勝手にそこへ座った。「ん、よろしい。んじゃ、まずは俺の話からね~。」そうしてそのまま、聞かれてもいない身の上話を始める─大雑把に話の内容をまとめると、どうやら羽賀は陰陽師の家系であり、と言っても陰陽師であったのは何世代も前の話であるため式神だの何だの、といった呪術的な面には疎いがこういった護符の類を書く能力には長けている─とのこと。「…だから、俺はこーいう"マジモン"が書けるってこと。んで~、あ、そーだ。次は使い方だよね。」羽賀はこれでいいか、と呟いたかと思えば首に揺れる勾玉のペンダントに括り付けられている札を抜き取り、それを手に取ってふう、と息を吐いてみせる。途端、札にびっしりと書かれていた文字が赤く浮かび上がり─ごう、と何かが燃え上がるような音を立ててその文字が小さな炎へと変貌した。羽賀は大した興味もなさそうに空を揺れるその炎を見つめ、「ま、これは発動条件が簡単なやつなんだけどさ~。」へらり、先程と同じく貴方に向けて軽薄に微笑んでみせる。ちりちり、と自身の前髪を焦がす火だけを鬱陶しそうに払った後、指先を軽く触ればその炎は─まるで夢だったかのようにふっ、と消え失せた。そうしてもう一枚、自身の手に持っていた護符を貴方に差し出しながら「はい、ど~ぞ。今、やり方見てたでしょ?」と首を傾げてみせて)

  • No.24 by 大狼暁久  2024-05-23 15:58:18 


(役目の継承が絶え、技術のみが残っている家──そういう話はオカルト系の話ではよく出てくるが、自分が今そういった背景を持つ人物と対面しているとは実感が湧かないままに話は進み。使い方の話になると神妙な顔付きになって羽賀さんの行動を見逃さないように目を凝らして、札から文字が浮かび上がったときには目を丸くし。小さな炎へと変わる様子を見てはとうとうはく、と口を開けて炎と羽賀さんを交互に見る。本当に現実にこんなことが起こるとは……怪異という非現実的なものと対峙するという時点で──もっと言えば幼い頃の経験から──非現実的なものが存在しているのはわかっていたが、想像以上だ。唖然と固まっているところへ、なんてことないように差し出された札を反射的に受け取ってしまい。「……やれ、と?」彼の発言と合わせるに、どう考えても試しにやってみることは決定事項のようだが、敢えて口にして。発動条件があると、彼は言った。札に息を吹き掛けたのがそれにあたるのだろう。ただ、少しばかり気恥ずかしいと思ってしまうのは心の準備ができていないからか。羽賀さんのやった通りに札に向けて息を吹くも、躊躇いが喉を震わせてか細く震え、札には届かずに沈黙したままで。む、と羞恥から一度形の整った唇を引き結び、それから大きく息を吸うとフッと強く吹き掛けて──今度こそ札の文字が赤く染まって舞い上がり、炎になって浮かぶ。咄嗟に首を引いたのは前髪が焦げた羽賀さんの様子を思い出したからで、辛うじて髪に火がつくのを避けると炎に視線を固定したまま「消すにはどうすれば…?」とすがるように羽賀さんに言って)

(/護符関連の描写が間違ってたらすみません!そして新しい環境で狼狽える大狼楽しい…そのうち環境に慣れたら肝の据わった青年に収まってしまうから今のうちにやっておかねば…!)

  • No.25 by 伏見静  2024-05-23 18:47:07 


(「お~、上手上手!」羽賀は多少弱々しいが─貴方が護符から出した、空に浮く炎を見遣り、にこやかに笑いながらぱちぱち、と乾いた音の拍手をする。その後若干焦げた前髪を気にしつつではあるが、貴方の目の前で─円を描くように緩く指を振ってみせた。途端、貴方の目前で舞っていた炎はあっという間に消え失せ─護符も黒い炭に変化してしまう。羽賀は「あちゃ~、ちょっと威力ミスっちゃったかな~……」とぼんやり呟きながらその消し炭を拾い上げ、羽織のポケットから和紙と筆ペンを取り出した。そのままさらさらと筆を走らせ─見た目に似合わず達筆な筆使いで護符を書いていく。完成したそれをくるくると勾玉に巻き付け、そこで何かを思い出したように伏見へ口を開いた。「うん?…お~い、静。俺の上着どこ?確かここら辺に置いてったと思うんだけど。」伏見は面倒そうに目線だけを持ち上げ、目前にあるデスクの椅子を爪先で蹴る。ごろごろ、とキャスターが転がる音を立てながら椅子が移動し、その背に掛けられていた上着がふわりと宙を舞う─それには所狭しと筆で梵字が描かれ、裏地にも何やら呪詛らしき文言が書き殴られていた。羽賀はさんきゅ、と軽い調子で呟きながらその上着を受け取って羽織る。羽賀はそのまま席を立ち、扉の方へ足を向けた所で─くるり、と貴方を振り返った。「あ、その護符の内訳な。狂骨呼ぶのが一枚、結界張るのが一枚、霊体縛るのが一枚。発動法は九字を唱えながら…あー…違えや、これ正法のやつか。…こういう時外法道士の家系って面倒くせ~…ま、とりあえず指で五芒星描けば術自体は出るから。後、術者が死なねえように調整してるから、解除もなしでいい。…つーか静、お前の方が"こういうの"は詳しいだろ。」非難するような目線を浴びせられた伏見は素知らぬ顔のまま─根負けしたような瞬きを一つ。「…はあ、分かりましたよお。……ではまた。」羽賀は伏見のその回答に納得したように笑い、じゃ~ね、と手を振りながら部屋を去っていこうと)

(大見得を切った割にはさほど何も教えてませんね、すみません………)

  • No.26 by 大狼暁久  2024-05-23 20:15:22 


(消し方を聞いたはずが、炎はあっという間に消えていて──指で円を描くのは見ていたものの、それが”そう”なのかはたまた羽賀さんにしか出来ないものなのかわからずに戸惑い。質問攻めにするのも躊躇われて、羽賀さんの行動を見ていると護符についての説明がやっとされた──しかし、所々単語がわからず、神妙な表情で説明を聞きながら内心で首を傾げた。辛うじて結界を作るものと霊体を縛る、というのはわかったものの、”きょうこつを呼ぶ”というのは……どういう意味なのだろう。陰陽師といえば式神なので、そういう類いだろうかと思考を巡らし。指で五芒星を描けば出る、解除は必要ない、という彼の言葉を忘れないように頭に入れると護符に目を落とす。見つめていても答えがそこに書いてあるはずがなく、結局のところ武器ではないのではないかという疑問が思考を過ったところで羽賀さんに別れを告げる貴方の声が。ハッと顔をあげて、気になっていた質問を去り際の背中に投げ掛ける。「─羽賀さん、来たときに事件って言ってませんでしたか…?」)

(/大丈夫です!ただ大狼はなんとなくしかわかっていないので、今のところできるのは怪異に貼り付けて殲滅か五芒星を描いて護符の術発動になりそうです。更に言うと背後の知識不足で狂骨というものがさっぱりわからないのですが、式神?という認識で大丈夫でしょうか……?また、式神だった場合は戦闘以外での使用(探索、索敵、囮など)でも大丈夫でしょうか。描写しきれるか自信がないので、戦闘などで派手に動かすのは難しそうです!)

  • No.27 by 伏見静  2024-05-23 20:55:21 


(伏見は嵐が去った後のように溜息を吐いていたが─掛けられた貴方の声に反応し、再び面倒臭そうな表情を浮かべた。「はあ…まあ、そうですね。…大和川警視。今回のご遺体の状態、何でしたっけ?」大和川は特にその声に返事をするでもなく、自身のデスクに積まれた書類を探り、大狼くんには少々刺激が強いかな、と前置きした後─先程と何一つ変わらない、穏やかかつ明朗な声色で語り始める。「今回のご遺体はあれだね。生前に両手足が切断されて…それが全部キューブ状になって現場に散らばってた、ってやつさ。それだけでも怪事件だが…更に奇妙なことに、被害者の体に出血の痕跡は一切無し。」そこまで言った大和川は一旦言葉を切り─ははっ、と乾いた笑い声を上げながら「─どう考えても、人間に出来る犯行じゃないだろう?」語尾こそ上がってはいたが─貴方や伏見に問い掛けると言うよりも、半ば自分自身に言い聞かせるような声音で呟いた。伏見はそんな大和川の様子も慣れているのか、特に気にすることもなく頷いてみせる。「…はあ、ご説明どうも。……写真、見ますかあ?」こちらは問い掛けの体を保ってはいるが、貴方の返答など求めぬ勢いで写真をデスクの上に散らばらせた。─両手両足を切断された人間、正方形のキューブ状に規則正しく整えられた肉塊、そして検死の際の写真と思われる、メスで真っ二つに切り開かれた─臓物の無い、空虚な腹。伏見はそれらの写真を何の感慨も無さそうな表情で見つめた後、「……羽賀さんの情報によると、"夥しい、10や20ではあり得ないほどの鈴の音を聞いた"とのことですが…何でしょうねえ?」まるで、答えの分からぬ問いを考え込む子供のように─何の感情もない瞳で首を傾げている。大和川はその様子を呆れたように見守りつつ、貴方の方に目線を向けて「ふむ…いきなり強烈だったかな?気分は悪くないかい?」と優しく尋ねつつも、デスクについていた両肘を緩く持ち上げながら─「だがね、うちに持ち込まれる事件は大体こんなものだよ。被害者が人の形を保っていればまだ良い方だ。時にはただの肉塊、いや…人間一人分の血溜まりになっていたこともあったかな。」恐ろしい事実を笑顔のまま述べていった。そうして、最後─貴方を試すように顎の下で手を組み、小さく首を傾げながら「どうかな?」と問い掛けを口にして)

(了解しました…!はい、その認識で大丈夫です…狂骨は羽賀の家系が使役していた式神の一種ですので…!もちろん、戦闘以外でバンバン使用して頂いて大丈夫ですよ…!)

  • No.28 by 大狼暁久  2024-05-24 01:02:46 


(手にしていた護符を懐にしまい、二人の話を聞く態勢になる。前置きからして嫌な予感はしていたが、遺体の様子が詳細に語られるにつれてどうしても眉間に皺が寄る。来る前は交番勤務だった身には縁遠い単語の数々は凄惨な状態を鮮明に思い起こさせた。散らばった写真に目を落とすと、顔色はやや悪くなって。あらゆる姿の霊を見たことがあるとはいえ、それらと写真に映る遺体は別物だ……だがそれ以上の感情は表に出さず、努めて冷静に写真を見ていく。傍で語られる追加情報を思考の隅に一度置くと「失礼します」と前置きしてから眼鏡を外して眉間を一揉み、再びかけ直した後には先程まで新しい環境に翻弄されて羞恥に緊張にと表情をくるくる変化させていたとは思えない無表情を宿して、纏う雰囲気を変え。自分を窺い見る大和川警視を芯の通った瞳で見つめ返すと「ご心配には及びません。お見苦しいところをお見せしました」と伝えた。動揺はしたし、畏怖もしたが──慣れねば今後に差し障りがある。何より怪異の殲滅が職務ならば、写真で見る遺体に怯えている場合ではない。写真に実害はないが、怪異には実害はあるのだから。す、と写真に視線をやってそれらを敢えて目に焼き付け、眼鏡の奥で鋭い目を細めると「鈴の音……聞いた者が生きているなら怪異の出現予兆というより、名残か縄張りの主張でしょうか」と、とりあえず推測を立てて)

  • No.29 by 伏見静  2024-05-24 13:18:51 


(どうやら、大和川は貴方の回答に納得したらしいかった。言葉こそ返しはしなかったが─何処か満足そうにも見える笑みを浮かべてはこくり、と頷いてみせる。さて、伏見はと言うと─「……へえ。」大和川をぶれない視線で真っ直ぐに見つめ、はっきりと告げた貴方を見て─ごく小さく感嘆の声を上げた。普段は興味なさげに細められている瞳が僅かに見開いたものの、それはほんの一瞬だけ。貴方の視線が写真に戻ってくる頃には─すっかり普段の表情に戻り、貴方の立てた推察を聞いては瞼に掛かった前髪を緩く払う。波打っているそれは払った所でふわ、と揺れるだけで大した移動はせず、むしろ─より一層、伏見の瞼を覆った。「…そうですねえ。それもあるでしょうが…"標的を定めた"んじゃないでしょうか。羽賀さんが話を聞いた人によりますと…毎日毎日、耳元でその音がひっきりなしに聞こえるんだそうですよぉ。」大変そうですよねえ、と何処までも他人事のような声色で呟き、喋り疲れたかのように溜息を吐く。それから後も暫くぼんやりとしていたようだが─徐ろにデスクに立て掛けてある日本刀を掴んだ。「…まあ、ここで話すよりも……現地に行った方が早いでしょう。…大和川警視、公用車借りますよぉ。」運転手はどうするんだ、と問い掛ける大和川の言葉を背に─伏見はドア近くのキャビネットに収納されている車のキーを掴み、貴方の方にひょいと投げ渡す。「……お願いしても?運転、面倒なんですよねえ。よく煽られますし。」特に悪びれる様子もなくそう告げ、無表情のまま首を傾げた。問い掛けつつもその場で返答を待つ気は無いのか、伏見は半開きのドアの隙間をするりとすり抜けるようにして─外へと移動してしまう。残された大和川は相変わらずだな、と苦笑しつつ、同じく残された貴方を見て「…悪いね。伏見は優秀なんだが、少々変わり者なんだ。…見捨てないでやってくれると、助かる。」あれでも私にとっては可愛い部下だからね、と微笑んでみせ)

  • No.30 by 大狼暁久  2024-05-24 16:22:40 


(標的を定めた。貴方の言葉に「…なるほど、」と小さく呟く。耳にした者がまだ生きているという仮定を否定されなかった以上、その言葉が指し示すのは──新たな犠牲者は恐らく既に決まっているということ。「毎日、耳元で……とは、熱烈ですね。さっきのよりも気が滅入りそうだ」殲滅されたばかりの、自分に憑いていた”何か”を思い返して──アレも鬱陶しかったが、話を聞くにアレ以上に厄介そうで──皮肉げに肩を竦める。出動の用意をし始めた貴方に気付くと、自身もスーツを軽く探って最低限の所持品がちゃんとあるかを確認し。護符、財布、警察手帳──それらがきちんとしまわれているのを認め、貴方の後を追おうとし……投げて寄越された鍵を反射的に受け取る。有無を言わさず運転を任されたことに鳩が豆鉄砲を食らったような表情をして、貴方が廊下へ出たのをそのまま見送り──大和川警視の声でハッと思い出したように向き直り。「見捨てるも何も、自分はバディを任ぜられた立場ですから。……それに、彼とは上手くやれそうな気がします。…勘ですが」と柔らかい笑みを浮かべて正直な気持ちを吐露すると、すぐに表情を引き締めて敬礼し、失礼します、と言い置いて足早に貴方の後を追う。ややあって貴方の背に追い付き──「運転中、もし何か拾ったら対処をお願いします」と、返答を待たなかったことへの意趣返しのように悪戯っぽく声をかけ──運転の邪魔になるからと、仕方なしに目付きの悪さを気にして掛けているだけの伊達眼鏡をスーツのポケットに差し込む。関係者用の玄関が近付くにつれ、貴方の背越しにちらりと外の様子を窺いつつ「現地に着いたら、まずは鈴の音を耳にしているという方との面会ですか?」と確認して)

(/小説形式だと、移動や運転中に関しては特に問題が無ければさらーっと描写して終える感じになりますか?あまり詳しい描写に自信がないので、こちらからは心情や会話が主体になりそうです。今回は初回なので何事もなく現地まで運転できたという展開がいいなと思っていますが、主様のしたい展開に合わせます!)

  • No.31 by 伏見静  2024-05-25 10:57:44 


(大和川は貴方の返事に表情を崩し、部屋を出ていく背中を見送った。「……伏見も少しは変わると良いが、」と─子供の成長でも見守るように優しく呟いた後、部屋のドアがまた軋む音を立てて閉まった。一方、猫背気味に廊下を歩く伏見は─後ろから追いついてきた貴方の意趣返しにはええ、だのとぼんやりした生返事を返すばかりで大した反応はしないまま、玄関を出て公用車の方へと足を進める。「…はあ、まあ…そうなりますねえ。」まずは面会か、と聞かれて初めて返答らしい返答を返した伏見は─当たり前のように助手席へ腰を下ろし、「…『死神』よりは、まともな人間が話を聞いた方が良いと思いますよ?」暗に聞き込みもやってくれ─とでも言わんばかりに貴方を横目で見つめた。そこまで言い終わった後、伏見は手にしていた日本刀の柄に彫られている─金色の蝶の輪郭を、指先でするりとなぞる。暫しの間黙って車に揺られていたが、ふと口を開いては─「…正直なところ、大狼巡査が来てくれて助かりましたよ。ご覧の通り『死神』ですから…殲滅は良くても、調査が上手くいかないんですよねえ。」ぼそり、と─誰に言うでもない独り言のように小さく溢しながら、鞘の隙間から覗く鋼の輝きをじっと見つめていた。─それきり伏見は黙り込んでしまい、ただ窓の外を眺めては─時折、"何か"を見つけたように目線で追い)

(そうですね…こちらも会話、心情等が主体で進行するつもりです…!初回から何かあるのは展開が早すぎるような気もしますし、今回は無事に到着する形にしましょうか…!)

  • No.32 by 大狼暁久  2024-05-25 14:58:29 


(運転席に座って貴方の言葉に横目で視線を返し、言葉裏に込められた意味に気付いて「…俺は今日配属されたばかりだった気がしますが?」と目を細めて苦笑しつつも鍵を差し込む。聞き込みのやり方はわかるが、交番勤務のそれと怪異関連じゃまるで違うだろうに──そう思いつつも断らないのは仕事を任されるのが嬉しいからで。聞き込みについては現地に着いてから考えようと、脳裏に浮かべた道順と眼前の道を照らし合わせて車を動かしていると──不意に届いた貴方の呟きに意識を向ける。ご覧の通り、と言われると少しばかり反論ができない。なにせ自分が彼を見た第一印象も”らしい”と思ってしまったものだから。とはいえ、それが原因で調査がうまくいかないというのは少し違和感がある気もした。確かに見た目は不健康で、失礼だが頼りなさげに見える……だが、怪異に追い詰められた人間は藁にもすがる思いで彼と対面するのだ。聞き込みの方は少なくとも順調にいくのでは──青信号が目に映ったことで一先ずの疑問を振り払い、車を動かす。どれにせよ彼が殲滅が得手で調査は上手くいかないと言うのなら、自分は彼の手の届かない領域を埋めるだけだ……それがバディなのだから。次いで浮かんだ言葉を、あまり吟味せずに口にして──「『死神』が相棒、よく考えなくても心強いですね」─それからふと前を見たまま眉を下げて「…すみません。貴方がその名を快く思っていない可能性を失念してました」と、自省して)

  • No.33 by 伏見静  2024-05-26 18:17:58 


(─心強い、と言う言葉に微かな反応を見せ、刀を触る手が少しの間だけ止まる。「いえ、別に気にしませんよ…いつものことですからねえ。」伏見は事も無げに言い放ってみせるが─ただ、と前置きをした後─普段よりも少しだけ目を見開きながら貴方のことをじっ、と見つめ、「『死神』とのバディを"心強い"、なんて言う方は初めて見ましたよお。大抵は最悪だ、とか不快だ、とか言う方ばかりでしたからねえ。」感嘆とも呆れとも取れない言葉を紡いだ。─そうこうしている内に車は目的地に到着し、伏見は刀を腰に戻して車を降りたかと思えば─外は曇りだと言うのに、黒い日傘を開く。黒塗りの公用車が到着した先は閑静な住宅街で、一人暮らしらしい面会人が住む場所も怪異騒ぎが無ければごく普通の─一般的な住宅だった。インターホンだけを押し、伏見は貴方の後ろにそれとなく下がる。よっぽど怯えていたのだろうか─面会人はすぐに顔を見せ、貴方の顔を見て安心したように息を吐いた。面会人は中にどうぞ、と─貴方と後ろに隠れている伏見を手招き、家の中へと入っていく。「……上がりましょうかあ。」伏見は面会人が見えなくなったところでようやく姿を見せ、貴方にそう声を掛けて)

  • No.34 by 大狼暁久  2024-05-26 19:42:00 


(普通と違うことを受け入れられない人間はままいるが、それにしたって最悪だの不快だの本人に──或いは陰で──口にするのはどうなのだろう、と貴方の視線を受けながら眉を寄せる。誰をどう思うかは個人の自由としても、悪し様に表明するのは礼儀に欠ける。そんな人間とバディを組むのはやりづらかっただろう……そう思うも、彼へ返事を言う前に目的地が近付き。停車し降りた先で貴方が日傘を差したのを一瞬驚いたように見つめ、不健康な程に肌が白い要因はこれかと思い至った。日焼けを嫌っているのか、他の理由があるのか。今ここで聞くのも憚られ、胸ポケットから眼鏡を取ってかけ直す。家の周囲の様子を見回してからインターホンを押した貴方の傍まで向かうと、そっと下がった貴方に苦笑し──開いた扉にすぐ表情を引き締めた。「こんにちは。警視庁怪異犯罪対策課から来ました、大狼です」安堵した様子を見せる面会人に落ち着いた声で挨拶をし、家の中へ促す貴方の言葉に目を向けると頷いて。お邪魔します、と前置いて玄関に入ると靴を揃えて中へ上がると、家の中の気配を探るように目線だけでサッと見回しつつ面会人の案内に従って進み)

  • No.35 by 伏見静  2024-05-27 15:27:41 


(面会人はリビングへ伏見と貴方を案内した後─どうぞ、と言いながら、丸い盆に乗せた湯呑みを二つ持ってくる。伏見はその湯呑みへちらりと目線を投げ、「はあ…お気遣いなく。」と首を横に振ったものの─妙に押しの強い面会人に根負けしたらしく、仕方なさそうな様子で軽く頭を下げた。伏見が茶を啜るのを見届けた後、面会人はおずおずと口を開く。─話の内容を大まかにまとめると、彼は今回の事件の被害者の両腕がキューブ状に切断される光景を─目の前で目撃してしまったらしい。その事自体は警察に伝えたとのことだが、翌日から─耳元で、数百にも及ぶ壮絶な鈴の音色が鳴り響くようになった。何をしていても鳴り響くそれは日常生活にも支障をきたしているため、解決できるのなら何とかして欲しい─とのこと。その話を聞いている間中も伏見は面会人の話を聞いているのかいないのか、右斜め上─丁度、リビングの掛け時計辺りをぼんやりと見つめていた。"何か"見えているのか─眉間に小さく皺を寄せ、「……喧しい」と不機嫌極まりない声を漏らす。途端、不安げに揺れる面会人の視線から目を逸らし、「…いえ、別に…」とはぐらかした。そのまま貴方の方へちらりと目線を向け、「……かなり厄介ですねえ、これ。………怪異と言うより、『悪神』ですよお。」と囁き)

  • No.36 by 大狼暁久  2024-05-27 18:13:54 


(リビングに立ち入り、腰を落ち着ける──そこまでは良かったのだが、面会人が事の経緯を話し始めた瞬間に強い違和感が自身を襲った。視覚、聴覚、共に異常はないものの表皮を撫でる気配にスーツの下が総毛立つ。貴方の呟きに不安を見せた面会人に、安心させるように笑みを浮かべると「お話はわかりました。我々としても、こういった現象に苛まれる方を見過ごす訳には参りません」と話し、まずは面会人の意識を貴方から逸らして。次いで貴方からの囁きに耳を傾け、眉根を寄せたいのをぐっと堪えて”わかった”と言いたげに頷きを返す。悪神──荒ぶる神とも言われるそれは、日本では意外と多い。というのも、祀って鎮まってもらおうという考えから建てられた神社がそこかしこにある……らしい。にわか知識だが。─とはいえご利益もへったくれもない野放しの悪神なんて、そうそう遭遇して良いものじゃない。解決、できるだろうか──頭に過った不安を心の奥底に封じ、笑顔を保ったままで面会人と話を続ける。「解決に尽力するにあたり、場合によっては貴方自身にもご協力していただく必要があるかもしれません。その際には我々の言うことを守ると、約束してください」どういった手段で解決に持っていくか、現状ではわからない。何せ堂々と話しているが、自分はこれが初めての勤務なのだから。面会人からの返答を待つと、一度湯呑みを手にして喉を潤す。話を中断して隣にいる貴方と相談したいという思いを茶と共に飲み下し、湯呑みを置いて面会人を不安がらせないよう真っ直ぐに目線を合わせる。後々貴方と相談する際に必要かもしれないと、【毎日鈴の音が聞こえるとのことだが、今も聞こえているか】【音が酷くなる時はあるか】【酷くなる場合は時間や場所などに共通点はあるか】などの聞き取りを行おうとして)

(/めちゃめちゃ堂々と喋ってますが内心はヒヤヒヤ……!怪異などの姿やら動きを勝手に描写するのも良くないかな、と思ったので、大狼は現在まだ怪異との波長が合ってない状態にしています。リビングにいるかもわかってませんが面会人にまとわりついた気配だけは感じていて、怪異側から何かアクションがあれば即座に波長が合って見える・聞こえる状態になります!
また、聞き取りに関しては、どうやって解決に導くかなどの流れを伏見様と相談する時に使えるかもと思ってますが、特に関係なければ遮っちゃっても構いません。これはやって大丈夫、これは自分に任せてもらえると嬉しい、などの御意見があれば反映しますのでいつでも御相談いただけたらと思います。
始めたばかりということもあって様子見しがちになり、此方から物語を進展させるアクションをあまり起こせていなくて、これで大丈夫かな?動きが消極的すぎないかな?と背後は背後でハラハラしています……あと大狼が真面目すぎて、面会人の前で伏見様と相談しようとしてくれなくて中々絡めず放置気味になってしまっています、すみません!)

  • No.37 by 伏見静  2024-05-27 20:28:16 


(面会人は貴方の言葉に一瞬動揺こそしたものの、何処か腹を括ったようにも見える表情を浮かべながら─勿論です、と頷いてみせる。面会人が貴方からの問いに【今も耳元で鳴り響いている】【常に酷く鳴り響いているため、強弱は分からない】【だが、家の中よりも外に居る方が音が酷くなっているような気がする】などと答えている間も─伏見は相変わらず眉根を寄せたまま"何か"を見据え、腰に提げている刀へとそれとなく手を伸ばした。伏見の手が刀へ伸びたのを目敏く見つけたように─じりん。貴方と伏見の近く、耳の傍で鈴の音が響く。ただしそれは、楽器が響くような美しいものではなく─茶色く錆びた鈴を無理矢理に鳴らしているような、耳障り極まりない音色だった。伏見がその音に反応し、伏せていた視線を持ち上げると─じりん、じりん。耳障りな鈴の音は更に酷くなり、面会人が耳を塞いで─鈴の音が聞こえる、と苦しげに呻き始める。─じりん、じりん、じりん。鳴り響く鈴の音は、人間たちのそんな様子を嘲笑うように─"さ さ げ よ"─酷く掠れた、男とも女ともつかない声を上げた。「……失礼、」伏見は素早く立ち上がり、刀を鞘から抜く。面会人はひっ、と怯える声を上げたが、伏見は大して気にする様子もなく─抜き身の刀で虚空を斬り付けた。途端、妙に甲高い笑い声が響き渡り、鈴の音の主がその姿を現す。─細い首には縄がきつく結ばれ、苦しげに開いた口から異様に長い舌を突き出した女─その舌には、錆びた小さな鈴が無数に結ばれていた。「……はあ…全く。嫌になりますねえ、この仕事。」伏見はすっかり怯え切っている面会人をちらりと見た後、貴方に目線を戻して「…恐らく、注意は逸らせていると思いますので……その方、一旦安全な場所に運んでもらえますかあ?…仕事の邪魔ですので。」と声を掛け)

(いえいえ、表面上だけでも堂々と話せているだけで凄いですよ…!怪異の存在も早々に出しておきました…!了解です…何かあればご相談させて頂きますね!今回は特にこちらからの意見等はございませんので、大丈夫です…!いえ、大丈夫ですよ…そもそも伏見もまだ大狼様を完全に信用している訳ではないので、このくらいの距離感が丁度いいかと…!)

  • No.38 by 大狼暁久  2024-05-27 23:42:04 


(【外で音が酷くなる】──印象に残った情報に考え込もうとした、その時。じりん。と──耳のすぐ傍で鳴った音に、面会人との問答で落ち着いてきていた鳥肌が一気に立つ。意識せずキツく握り締めた手は膝上にあったため面会人に見られることはなかったが、どちらにせよもっと大きな問題が起こっている今、見られたところでさして気に留めることはなかっただろう。苦しげに面会人が耳を塞ぐのを前に、自身も顔色が悪くなってくるのを止められず口をつぐんで。次第に酷くなる音、高まる緊張の合間に差し込まれた気味の悪い掠れ声にバッと顔を向け──貴方が斬り払ったと同時に現れたそれを、見て、しまった。首を吊っているようにしか見えないその様相にそぐわない無数の鈴に、甲高い笑い声に嫌悪が先立つ。圧迫感と恐怖で直視していたくないのに指先すら動かせない──そんな中で、冷静さを欠いていないように聞こえる貴方の声にすがるように思考を回す。「…は」目を素早く伏せて怪異を視界から外し、短く貴方の指示に了解を返す。立ち上がって面会人の傍まで向かうと、その背に手を添えて擦り、震える腕を軽く叩いて”耳から手を外してください”と合図し。面会人が【外では鈴の音が酷くなる】と言ったのを咄嗟に思い出して「今は彼が対処している。俺たちは別室に移動しよう」と、動揺から崩れた口調で鈴の音に負けないよう声を張って指示を聞かせ、支えるようにして立ち上がって。─別室に行って結界用と説明された護符を使えば、ひとまずこの人の安全は確保できるだろうか…だが、そのあとはどう援護すればいいだろうかと考え、リビングからの去り際に一瞬貴方に視線を向けて)

(/解釈違いだったら申し訳ないのですが、外だと鈴の音が酷くなるのって外で誰かの目の前で人間を殺して、その瞬間を目撃した人間に憑くことで新たな犠牲者を得てる風に妄想しました……!とっても不気味な様相の怪異、控えめに言って好きです!)

  • No.39 by 伏見静  2024-05-28 07:06:45 


(伏見は貴方の視線に瞬きだけを返し、目前の怪異を真っ直ぐに見据える。─じりん。怪異は鈴の音を鳴らしながら伏見へと近付き、ヒトでは到底有り得ない角度まで首を傾げ、伏見の不気味な顔をじいっと覗き込んだ。"さ さ げ よ"相変わらず掠れた声でそう囁く怪異に、伏見は何処か呆れ果てたような溜息を漏らす。「……はあ…これは確実に『殲滅』でしょうねえ。…全く…」嫌な仕事ですよお、と小さく呟いた後、自身を覗き込んでくる怪異の首に向けて─何気ない調子で刀を振るった。ごとん、と鈍い音を立て、リビングの床に女の生首が転がる。だが、その切断面からは血が滴るどころか、今度は顔がぼこりと大きく腫れ上がった男─今回の被害者─の生首が生えてきた。リビングの床にぱた、と赤黒い血が零れ落ちる。男も同じく開いた口から舌を突き出し、舌には無数の鈴が結ばれていた。首を切断されたことで、怪異は完全に伏見を敵と見なしたらしく─一層激しい鈴の音を鳴らしながら伏見へと迫ってくる。だが、当の伏見は普段通り、何処吹く風といった風体で─「……この鈴に耐えかねれば自殺、耐えれば他殺…ってことでしょうかねえ?」などと呑気に呟いていた。それが気に食わなかったらしい怪異が異様に長く細い、鋭い爪が生えた腕を振り下ろす─のを、伏見は刀で軽々と防御する。金属が擦れ合うような不快な物音の中、伏見はリビングから離れた貴方へ向かって─然程大きくはない、むしろ小さい方である筈なのに、よく通る声で指示を飛ばした。「…その部屋に結界を張ったら、こちらに来てもらえますかあ?流石に一人だと疲れるので…」─一方、伏見の声が聞こえたらしい面会人は─少しばかり正気を取り戻したようで、両腕で自身の身体を抱きながら、青褪めた顔でぶるぶると震えている。聞き慣れないらしいワードへの錯乱と共に、怪異の恐怖に怯えつつも─彼は貴方に向かって私は大丈夫です、と声を掛け)

(いえ、そこまで深い設定を考えていた訳ではありませんでした…ですがその解釈、凄く良いと思います…!!ありがとうございます…!)

  • No.40 by 大狼暁久  2024-05-28 14:25:53 


(瞬きだけを返した貴方に、今ここで指示などを言えば怪異の注意がどこに向かうかもわからないのだろうとハッとして背を向け、面会人を連れてリビングを出る。案内に従って別室に入り、懐から護符を取り出しながら激しくなった鈴の音に顔をしかめた。「…耳に残りそうだ」鈴の音にかき消される程に小さく呟くと、出した三枚の内結界を張るものと教わった一枚を手にする。聞こえてきた貴方の指示に一度面会人を見やり……不安と恐怖でいっぱいいっぱいだろうに、本当は一人になりたくないだろうに、それでも大丈夫と言う彼に励ますように口を開いた。「部屋にこの護符を貼っていく。これは怪異の侵入を防ぐもので、貴方の身を守ってくれる」具体的にどんな結界なのかは自分自身わかっていない。けれど力強い眼差しを面会人に向け、「絶対にこの札を剥がさないでくれ。鈴の音が鳴り止んでもだ──安全を確保したら戻る」と断言する。返答を待たずに護符を扉の横の壁に貼り付け、教えられた通りに五芒星を切ると──鈴の音こそ聞こえるものの、怪異の濃密な気配はパタリとわからなくなり。結界が問題なく張られたことを肌で感じ取ると、残る二枚を手に、面会人を一度振り返ってから部屋を出る。途端に全身を覆った気配に結界の中へと戻りたくなる気持ちを抑え、鈴の音とは違う金属音に貴方が戦っていることを察して、足早にリビングへ戻って─「う、」見覚えのある被害者の顔が目に入り、予期せぬ怪異の姿にリビングの入り口で硬直してしまって)

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