とある館の支配人 2024-05-09 01:22:12 |
通報 |
>>(鎖付図書館/ナディア宛て)
良いに決まってる。助けて貰うのに何もしないのはアタシの気が済まないの。
(本当に何とも思っていないのかズバッと言い切って。何なら針仕事の最中たまに失敗して刺したり切ってしまったりなんてことがある為に傷痕くらい何ともないらしい。そんなことよりも、助けてくれる相手が傷つく方が自分には耐えられないと真っ直ぐに見つめながら伝え。承諾が得られれば躊躇なくそのままナイフを動かし指先を斬って生き血を捧げるであろう)
>(鎖付図書館/リディ宛て)
そのように御思いなら、…わかりました。では、このページに垂らして下さい。
(救いの手を取るのに対し、代わりの役割を取り上げる、奪うのは駄目なのではないだろうか。申し出を無下にするのもな。暫し考え、頷いてみせ唯一文しか書き記されていないページを捲り、分厚い本の有り余る白紙の内の1ページを示す。)
>>(鎖付図書館/ナディア宛て)
分かった。…っ、…これでいいの?
(分厚い本の有り余る白紙の内の1ページ。この場所に生き血を垂らして何が起こるかなんてのは分からない。それでも助かる為なら躊躇はしないと、ナイフを動かし指先を斬れば鋭い痛みに顔を歪めるものの直ぐに戻し、指先を白紙の上へと向け血が垂れるのをじっと待ち。滴り落ちる寸前に相手の顔を見ては問いかける間に数滴落ちていって)
>(鎖付図書館/リディ宛て)
…すみません、直ぐにでも手当てをして差し上げたいのですがこの場では出来ないので、館で受けて貰えれば‥、
(其処で言葉を切って、一瞬でも痛みで歪んでしまっていた表情に申し訳なさそうに頭を下げて心配そうな眼差しを向ける。
ポタタ‥と鮮血が垂れた部分からじわじわと染み拡がっていき、館への道が白紙だった数多のページに迄至って複雑な地図が浮かび上がり。問い掛けにえぇ、と頷きはするも此れで肯定せずとも間違いは無い事が解っただろう。一旦本を閉じ、小脇に抱えて先導して歩く。)
ケーキ体質な魔女と呼ばれた者のみだけの血で知れる仕組みだと、支配人は仰られていました。この地図通り行けば館に辿り着けます。一先ず図書館から出ましょう。
>>(鎖付図書館/ナディア宛て)
このくらい平気よ。…心配させてごめん
(頭を下げ向けられた眼差しに、平然とした様子で答えてみせるものの。相手がする筈だったことを奪ってまでした事で心配させてしまったと、苦い顔をしては素直に謝り。軽く頷く相手の手元を見れば、いつの間にやら滴り落ちた血に反応して地図が見え。へぇ、と感心している間に本は閉じられ小脇に抱えられた。視線を移せば先導して歩き始める相手に軽く頷いては、置いていかれないようにとそばを歩いて行きながらよろしくと微笑みを向けて)
そんな本があるのね……ん、分かった。よろしくね?
>(鎖付図書館/リディ宛て)
それでは森への入り口に向かいます。魔女狩りをする大人達にくれぐれも気付かれないよう警戒してください。
(謝る彼女にいえ、と緩く首を振ってみせ。先導し歩いて行っては、向けられる微笑みに双眸を細め此方も返した。少しの間だけと代理人に任せ、図書館を出ると私達を疑視する者が居ないか注視しながら町外れにある森へと向かう。森へと続く道の手前で一度立ち止まって振り返り言えば、立ち入り禁止と記された札が提げられた鎖を跨ぎ、その先に足止めさせるように立ててあるフェンスを潜りこみ、森へと足を踏み入れ先を急ぎ。鬱蒼と木々が生い茂った森中は地図が無ければ直ぐにでも道に迷いそうである。)
此処からは立ち入り禁止区域となっておりますので、先々出入りする際は見つからないようお願いしますね。それでは行きましょう。
>>(鎖付図書館/ナディア宛て)
分かった。気をつけとく。
(警戒して歩くように言われれば大きく頷き、共に図書館を出て変な奴が居ないかと注意しつつ町外れの森へ向かい。続く道の手前で足を止め伝えられたことを聞き逃さぬよう耳を傾け、約束すると子供達と交わすように小指を差し出そうとして、今はそんな場合じゃないかと直ぐに引っ込め。普段なら入ることのない場所に足を踏み入れる緊張感と同じくらいの好奇心を持ちつつ鎖を跨ぎ。フェンスを潜りこめば先を急ぐ相手に置いていかれないよう気をつけつつ足早に追いかけていき)
見つからないように、ね…ん。約束する。…よし、行きましょう。
>(鎖付図書館/リディ宛て)
図書館の管理もあるので、私の役目は此処までとなっています。暫く館から離れる事は出来ないでしょうが、何かあれば是非図書館に訪れに来てください。それでは、館まで直ぐなので残りの距離、ご十分にお気を付けを。
(木々が生い茂る森へと入ると、図書館で言った安全な場所へ案内すると云う意味が良く解った筈。こんなに生い茂った森の中で、ましてや立ち入り禁止区域となれば早々に近付く者は居ないだろう。まぁだからと云って、気を抜いて周りに見られでもしたら跡を着けられる訳だから気は抜けないのだが……。遅れを取ってはいないだろうかと、後ろを見遣りつつ時折魔導書のページを捲りながら歩いて行き。暫くして木洩れ陽が差して、目前にはもう少しで拓けた場所になる所で立ち止まって振り返り、彼女の顔を見ながら告げた。
ナディアと別れ、暫し歩いたならば直ぐに拓けた場所へと出て、其処には地図に記されていたように館がそびえ建っている。歩み寄った先、キィ…と音が発つ扉を開けられたならば、館内の奥からアンティークドールが歩いて来て「ヨウこそ、いらっしゃいマセ。」と動いて喋る人形が彼女を出迎えて。)
すみません、うっかりしてました。
場所明記は>(木々が生い茂る鬱蒼な森林中→館目前)です!
前回の>(鎖付図書館→木々が生い茂る鬱蒼な森林)も忘れていた事をお詫び申し上げます。
>>(木々が生い茂る鬱蒼な森林中→館目前/ナディア宛て)
えっ、そうなの?…分かった。必ずまた行くから、その時はよろしくね?ナディア。
(立ち入り禁止区域内の、生い茂った森の中、彼女の背中を見失わぬよう気をつけつつしっかりついて歩く。確かにこんな場所ならば安全だと納得しながら歩き続けていれば漸く木漏れ日と拓けた場所が見え、短く息を吐き出して。立ち止まり振り返ってこちらの顔を見ながら告げられた内容に驚きながらも、管理があるのなら仕方ないかと渋々頷き。再会した時は普通に話せるであろうことを楽しみにしているからよろしくと、初めて名前を呼び笑顔を向けて。緩く手を振っては別れの挨拶を交わし、足を踏み出す。
暫し歩いて直ぐ拓けた場所へと出れば、館がそびえ建っており。ここが安全な場所かと思いつつ、慣れない雰囲気に自然と緊張してきて。深く呼吸し鼓動を落ち着かせれば歩み寄り、音の立つ扉をそっと開ける。すると間も無く、館内の奥からアンティークドールが歩いて来て声を掛けられた。驚きつつもどうしようかと悩み、話しかけられたのなら無視はよくないかと、扉を閉めてはその場に屈み目線を合わせ、柔らかな声色で話してみる。…この後の行動をどうすべきか分からず、軽く首を傾げ問いかけ)
こんにちは、可愛いお人形さん。…アタシはどうしたらいいかな?
(/ああ、そうだったんですね!いえいえ気になさらず、こういった形式でするのが初めてで、こちらも気付いていなかったので…!)
>(館内/リディ宛て)
驚かせてごめんなさい、悪気は無いのです。
(また会えた時はよろしく、と言われナディアは凛とした目で確と頷いた。少し歩いた先で館の方へ行く彼女の背を見送り。キィ…と音が発ちつつ扉が開けられ歓迎の意を示し、訪れてきた彼女にアンティークドールは声を掛けられると、館内へ首を振り向かせ「まモなク、ワタシの持ち主が来マス。」と返事を寄越す。直ぐ後から利休茶色羊ヘアの女性が少し慌てた様子で姿を現わし、ぺこりと頭を下げて詫びる。其の様を遠目に見ている別の者はリディの指に血が滲む箇所を目敏く見付けては見据えて。ともあれ歓迎会を開くべきだと、にこやかに公言し準備して来ますね~、と先程出て来た部屋へと戻り。賑やかしいのを聞きつけて、女性が入って行った部屋へと入室する者も来ていて。)
では早速、ダイニングホールへどうぞ~。
(/ウィアードサイドで出してきて欲しい他のキャラ居ますか~?)
>>(館内/○○○○/○○宛て)
あぁ、アンタがこの子の持ち主さん?別に謝らなくていいよ。可愛いお人形さんね
(館内へと首を振り向かせ持ち主が来ると聞いた直ぐ後、慌てた様子で姿を現した利休茶色羊ヘアの女性を見上げつつ持ち主かと問いかけ。どうやらそうらしく頭を下げて詫びる彼女に対し、そこまで驚いていないから謝る必要はないと告げ。ゆっくり立ち上がれば可愛い人形だと思っていることを素直に話して。
視線を感じたような、と辺りを見回してみるものの別に誰と目が合う訳でもないしやはり気のせいかと首を傾げ。歓迎会なんて、まるで自分が来ることが分かっていたんだろうかと不思議がりつつ部屋へと戻る背中を眺め。ダイニングホールへどうぞと招かれれば、他に行く場所もないし素直に向かおうかとゆっくり足を進めて招かれた部屋へと入って行き)
(/あ、えっとですね、リディと絡ませるならーって考えさせて頂いた結果、ジルとグラシアちゃんのお二人かなぁと思っております…!)
>(ダイニングホール/リディ宛て)
こっち、来なよ。
(持ち主かと問い掛けられた事には、「はいぃ、そうですよ。へへ、そう言って貰えて嬉しいですぅ。」と謝る必要はないと告げられホッとして、答えつつ可愛い人形だと言われた事で嬉しそうにしている。ダイニングホールへ招けば、羊ヘアの女性がキッチンルームで料理をしている間、色素の薄い容姿をした美少女が上機嫌なのか顔を近付けては、部屋に入りソファーに座り込むと其の自身の隣を、おいでとぽんぽん片手で叩き。)
(/絡ませたいなーと思ってたキャラと一致してました…!
複数キャラ登場させる際、ロルは混合させる場合とさせない別々にする場合があります。)
>(ダイニングホール/リディ宛て)
こっち、来なよ。
(持ち主かと問い掛けられた事には、「はいぃ、そうですよ。へへ、そう言って貰えて嬉しいですぅ。」と謝る必要はないと告げられホッとして、答えつつ可愛い人形だと言われた事で嬉しそうにしている。ダイニングホールへ招けば、羊ヘアの女性がキッチンルームで料理をしている間、色素の薄い容姿をした美少女が部屋へと入って行く彼女に上機嫌なのか顔を近付けては、部屋に入りソファーに座り込むと其の自身の隣を、おいでとぽんぽん片手で叩き。)
(/すみませんっ、少し修正しました…!)
>>(ダイニングホール/○○○○宛て)
ん?……分かったわ。
(可愛い人形と伝えて嬉しそうにする反応に自然と目を細め、可愛い子ねぇと微笑んでおり。招いた彼女はキッチンルームに向かってしまった為に開催してくれると聞いた歓迎会までどう時間を潰そうかと思っていれば、顔を近づけて来た別の相手に視線を向ける。色素の薄い美少女に思わず目を奪われそのまま追いかけていれば、ソファーに座り込み隣を片手で叩きながら誘われ、一瞬どうしようかと思案するもののここは素直に、話し相手になって貰えるなら受け入れようと頷いてゆっくりと近寄り、腰を下ろし顔を向ける。じっと見つめれば改めて美少女だなと思いつつ、名前も知らなければお互い話す上で不便だろうと考え自分から名乗ることにして)
アタシはリディ。アンタの名前は?
(/おおっ、そうなんですね?!何という奇跡…!
なるほど、了解です!
修正把握ですぅ、気になさらずいつでもどうぞ~!)
>(ダイニングホール/キッチンルーム/リディ宛て)
視線が痛ぁい、リディさん。アタシはグラシア。ユアのことグラシアって呼んで~。年齢お幾つなの?
(相手も隣に腰掛け、凝視してくる視線を感じ名乗られたなら、笑いながら燥ぎ、名乗り返せば年齢を尋ね。一方、料理をしている羊ヘアの女性はキッチンルームで元々食事の準備をしていた。昨夜の時点で鶏モモ肉と玉葱・人参・にんにく・ノーリエの葉・グローブ・塩胡椒を保存容器に入れ、赤ワインを注ぎ冷蔵庫で一晩漬け込んでおり。其れを具と漬け汁に分け、鶏モモ肉だけを取り出して水気を拭き取り、塩・胡椒を振る。鍋にバター・オリーブオイル・ニンニクを入れて炒め、香りがたったら鶏モモ肉を入れ焼き色がつくまで焼いて、取り出し。鍋にベーコンを入れて炒め、其の中に分けておいた具だけを加えて更に中火で炒め。薄力粉を振り入れて焦げないように炒め絡ませたら、そこに鶏モモ肉を戻して、漬け汁・水を加え、アルコール分をとばす。塩・胡椒・砕いたチキンブイヨンを入れて沸騰させ、丁寧にアクを取りながら焦がさないよう火加減に注意し、弱火で30~40分煮込み。途中まで工程を進めていた為、ダイニングホールにも直ぐ匂いが漂っているだろう。鶏肉に火が通ったら、鶏肉だけを別の鍋に移し、其の上にゴムベラで具材を押さえながら煮汁を確りと漉し入れて、塩・胡椒・バター(仕上げ用)を入れ、味を整えて10分くらいを目安に煮込み始め。此の料理名はコック・オー・ヴァン。フランスでは、じゃがいもやきのこ、茹でたてのパスタを添えるのが一般的で主流だ。別にデザートも用意してある。一旦キッチンを離れ、彼女の元へと行き「ついでにわたくしはソフィアと申します~。」とぺこり、頭を下げながら名乗り。)
(/取り敢えず調理描写を回させて頂きました。次レスには料理の詳細を載せますね。デザートも既に決めてあります。)
>>(ダイニングホール/グラシア/ソフィア宛て)
あぁごめん、綺麗だったからつい…。グラシアね、分かった。
歳?最近20歳になったとこ。そう言うグラシアは幾つなの?
(視線が痛いと笑いながらに燥ぐ姿を見れば、見惚れた為につい見過ぎてしまったと謝りながらも素直に伝え。不快に思わせた訳ではなさそうと安堵しつつ、相手の名前を繰り返してはしっかり覚えたと頷いてみせ。問いかけに対し一瞬首を傾げるものの、気になるならばとまたも素直に答えて。こちらに聞いたからには答えてくれるだろうと、微笑みながら問いかけたのだが。キッチンの方角からとてもいい香りが漂ってきた為に鼻をスンスンと動かし、そちらの方角に顔を向ける。すると程なくして館に訪れた際に最初に話した彼女が現れ、頭を下げつつ名乗られる。ならば自分も改めて名乗らなければと笑みを浮かべ)
ん、ソフィアね。アタシはリディ。気楽に話してくれていいから。…ねぇ、さっきのお人形さん、凄く可愛かったけど…服とかはどうしてるの?
(軽く頷いては彼女の名前を繰り返し、こちらもしっかりと名乗って。真面目でいい子だなぁと思いつつ、地位の高い人間でもあるまいし気楽でいいと柔らかな笑みを向け。そのまま会話を終わらせても良かったのだが、ふと、先程見た人形のことが気になったらしく首を傾げつつ問いかけて)
(/了解です!詳細な描写に調理の様子が想像出来て、凄いなぁと拝見しとりました…!どちらも楽しみですっ)
>(ダイニングホール/キッチンルーム/リディ宛て)
アタシ、綺麗?ふふ、ありがと~。
20歳になったとこ!ユア達のお姉さんね。見た目の年齢は16、ソフィアさんは19よ。
(詫びられながらも素直に伝えられ、褒められるのは当然でもあると少しばかり匂わせながらに素直な喜びの反応を示し。グラシアが座っていた場所から立ち上がり、ソフィアの肩に手を回せば自分達よりお姉さんだねと言いつつ、寿命の差はあれど人間換算で云う推定年齢16と19。ソフィアは「えへへ…、」と愛想笑いしつつ、また後で説明しないとなと思慮している訳である。「リディ様!匿う事になるので此れから仲良くして下さい。いえ~、敬意を表したいので。…はい、あぁお人形さんの服は集めてる当時のですから、其の儘ですよ~。あ、そろそろキッチンに戻りますねぇ。」お互い自己紹介を終え、にこにことしながら。気楽にとの申し出に緩く首を振りつつ、出迎えたお人形の服について触れられれば、集めてる当時の儘だと返答した。
キッチンへと戻って来ればコック・オー・ヴァンの方を器に盛り付けて、上からパセリをちらし、付け合わせにパンと野菜やパスタを添えて出来上がり。coqは鶏、vinはワイン。鶏肉と野菜の出汁が確り効いた赤ワインソースは絶品な筈で。一晩確り漬け込む事で、鶏肉も柔らかく、ソースにも深みが出る。具材を漉すと云うひと手間でも、とろりとした美味しいソースの仕上がり。メインディッシュは勿論、温かな前菜としても勧められる。デザートにはフォレ・ノワール。noir「ノワール(黒い)」と「フォレ(森)」のフランス語で「黒い森」と云う意味。ドイツ南西部のシュヴァルツヴァルト地方にある、針葉樹の森林地帯に因んだお菓子である。様々なスタイルがありオーソドックスな丸形だけではなく、長方形のものやロールケーキタイプも。ムース・アイス・パンケーキなどとしても提供出来る。作り方は簡略すると、チョコレート風味のビスキュイとクレーム・シャンティを、サクランボを散らしながら交互に重ね、更に全体をシャンティで覆って、最後に削ったチョコレートを振り掛け、森に見立て完成。生地にキルシュをたっぷりとしみ込ませるのも特徴。細かい手順を云うと、仕上げに使うチョコレートコポーは、先に準備しておく。冷えていない板タイプのチョコレートの側面にペティナイフの背を当て、上から下へ片寄りのないように削っていくか又は、広い面を丸い抜き型をチョコレートの面に当て、前後に動かしながら削っていき、出来上がったチョコレートコポーは、冷蔵庫で冷やす。ココアスポンジケーキを焼く下準備に、型に敷き紙を敷いておき、薄力粉とココアを合わせ2回振るう。バターは溶かして、60℃くらいの温度にしておき、オーブンを170℃に予熱しておく事。生地の作り方で、卵とグラニュー糖を60℃の湯せんにかけ、34℃まで温めれば、ハンドミキサーで泡立て、白っぽくもったりとなってきたら低速で気泡のサイズを整える。 1、2回振るった粉類を加え、50回程度粉気がなくなるまで混ぜると、60℃くらいの溶かしバターを加え、バターが見えなくなるまで混ぜれば、準備しておいた型に流し、台に一度型を打ち付けて空気を抜くと、予熱しておいた170℃のオーブンで25~30分焼成。焼成後、型を一度打ち付けて熱い空気を抜くのと衝撃を与え、型から取り出し完全に冷めたら3等分にスライスする。シロップの作り方は砂糖と水を沸騰させて火を止め、キルシュを加えて完全に冷まし。仕上げに組み立ての下準備に、缶詰のダークチェリーは、ザルなどを利用して水気を切り、キッチンペーパーでも水分を取っておく。飾り用に8~15個程度、取り分けも。作り方は生クリームに砂糖を加え、泡立てる。ボウルの半分程度は6分立て、もう半分を8分立てに。スライスしてあるスポンジケーキにシロップを打ってクリームを塗り、水分を取ったさくらんぼを並べてのせ、其の上にもクリームを薄く塗り広げ2枚目のスポンジを重ねたら、先程の工程を再度行う。3枚目のスポンジを重ねてシロップを打ち、クリームをケーキ全体に塗れば、ナッペを。口金をセットした絞り袋にクリームを入れ、上面にローズ絞りで一周デコレーションをする。中央にチョコレートコポーをのせて、クリームの上にチェリー、金箔をのせて完成。一年を通じて針葉樹が鬱蒼と茂った森は、遠くから見ると濃緑色を通り越して黒にさえ見えるんだそう。また、森からはさくらんぼの収穫もあり、シュヴァルツヴァルト地方はさくらんぼの産地としても有名。ココアを使って黒く仕上げた生地に、さくらんぼを合わせたお菓子がフランスに伝わって、フォレノワールになったといわれている。
おもてなしする準備が出来た料理の其れ等を持って、ダイニングテーブルへ配膳していき。)
歓迎会の準備が出来ました~。
(/デザートの詳細な作り方まで書いたら、長ったらしくなっちゃいましたっ。)
>>(ダイニングホール/グラシア/ソフィア宛て)
思ったことを言っただけよ。
へぇ、そうなの…じゃあ妹みたいなもんね。
(素直に喜んでいるのを見れば目を細め笑みを浮かべ、心からの言葉だと真っ直ぐに伝えて。立ち上がり肩に手を回した二人を見上げつつ話を聞き、見た目年齢?と一瞬引っ掛かったのだがとりあえず思考の端に追いやり。軽く頷いては、孤児院の子達より年齢は近いがそれでも年下なら妹のようなものだと話し、だったら自分が守らなければと今まで年長者としてきて動いて来た故の考えを待ち始め。ゆっくり立ち上がり二人にいい子しようかと伸ばしかけた腕は、話しかけられた為に引っ込める。「様って、……分かった。好きに呼んでくれていいわ。勿論よ、よろしくね。ふぅん、そうなの……行ってらっしゃい」まさか様付けで呼ばれるとは。止めて欲しいと言おうとして開いた唇は、敬意を表したいと伝えられた為に行き場を失い。そこまでの気持ちがあるなら今はとりあえず彼女の思うようにさせてあげた方がいいかと思い、自分が折れて好きにするように伝えて。仲良くして欲しいに対して大きく頷き、よろしくと笑顔を向ける。あんなに可愛いお人形さんの服が当時のままと聞けば、是非新しい物を作ってあげたいと考え。キッチンに戻ると話した彼女に、当たり前のように見送りの言葉を掛けては軽く手を振って。
相変わらずキッチンから漂ってくるいい香りに、一体どんな物を作ってくれているだろうかと楽しみにしつつ、服を作ってあげようにもそもそも布がないのではと気付き。この屋敷の中に余った布なんかはないのかと聞いてみようか。そんなことを考える内に、キッチンに入っていった彼女が料理を持ちながらこちらへと向かってくる。器用に持ってはいるのだが重いのではと思い。一度下がって違う物を持って来ている彼女に小走りに近寄って)
ありがとう。貸しなさい、アタシも手伝うから。
(先ずは準備してくれていることに感謝の気持ちを伝え。それからそっと手を伸ばし彼女の手から料理の乗せられたお皿を優しく奪い取り、そのままダイニングテーブルへと運んで下ろし。まだあるかなと直ぐにキッチンの方へ向かおうとして)
(/わ、わ、凄いです…!詳細に描かれていて想像し易く…!お腹空きますよ←
料理について触れるのは全部運び終わって、ちゃんと席についてからかなぁ?と勝手ながら思いまして今回あまり触れておりませぬっ)
>(ダイニングホール/リディ宛て)
あっ、お客様なのに悪いですよっ!
(小走りで近寄って来たかと思えば、そっと配膳しているのを奪われあうぅ、と今迄大抵の事は率先してやってきたからか、不甲斐なさを感じつつ申し訳なさそうな顔で声を上げ。どうしたら良いか分からず。グラシアが其の様子を見て「リディさんからの厚意なんだからお手伝いさせなさいよ~。」とソフィアのたじたじしている姿でによによ、笑みを浮かべ見守り。まだあるかなと思ったのか、先程迄自身が居たキッチンの方へ向かおうとする彼女を呼び止める為に声を掛け、今机上にある料理で全部だと伝えれば、他の大抵な住民も入って来て席に着く。)
そ、のっ…リディ様!お手伝いして頂きどうも有難う御座いますっ。キッチンの方にはもうありません、今ある料理で揃いました。
(/ちゃんと描写した甲斐があります。
敢えて前半部分は触れずにおきました。
其れで良いと思います、把握致しましたよ。)
>>(ダイニングホール/ソフィア/グラシア宛て)
いいの。アタシがやりたいんだから
(申し訳なさそうに声を上げた彼女に対し、譲るつもりはないと含ませつつ言い切ってしまえばそのまま運んで。直ぐにまた動き出そうとしたのだが、名前を呼ばれれば足を止め視線を向ける)
そうなの?分かった。お礼なんていいのよ、さっきも言ったけどアタシが勝手にやったことだし。
(手伝いはもう終わりかと軽く頷き伝えられたお礼に微笑みを向けるものの、自分が勝手にやったから気にしなくていいと話し。今あるもので揃ったらしいので、それならソファではなく席に着くべきかと足を運ぶ。全く知らない人間が横に居るよりは少し会話を交わした彼女の横がいいかと思い「ここ、座らせてね」と声を掛けてから隣の椅子へと腰掛けようとしたのだが。動きを止めてもう一人の彼女が居る方角を見れば軽く手招き。「グラシアはアタシの隣に来て欲しいな」両隣を同性で埋めてしまえば気楽に食事ができる筈。そう思い誘ってみて、乗ってくれてもくれなくてもとりあえず椅子に腰掛け。漸く料理と向き合えば、孤児院で過ごしていた頃にはお目にかかれないような物に思わず目を奪われ固まってしまっており。その間に他の人達が料理に手を付け始めた為にハッとなっては慌てて手を合わせ「いただきます」ときっちり挨拶してからフォークとナイフを手に取り、 コック・オー・ヴァンから頂くことにして。鶏肉にスッとナイフが通った為に目を見開いてはまたもや固まる。こんなに柔らかなお肉があるのかと感動しつつ、先ずは一口大に切ってみてゆっくりと口へ運び、咀嚼する)
……っ、美味しいっ…!!こんなに美味しいの食べたことないっ
(噛む度に溢れ出してくる鶏肉の美味しさと手間暇掛けられたであろうソースが口の中で溶け合い、今まで食べたことのない極上の品に暫し黙り込み。それからハッとなり美味しさに目を輝かせては、慌てながらに感想を溢して)
(/それは良かったです…!ほんっと、ありがとうございますっ!飯テロだぁ…爆
了解です!あんな感じで触れてみましたが、どうでしょう…??)
>(ダイニングホール/リディ宛て)
ふふ…其れでも、感謝致しておりますのでっ。この気持ちはどうか受け取って下さい。
(気にしなくていいと遇らわれ、如何やら彼女も率先して動ける行動力があって、働き者らしい。と何処かそう感じ微笑ましく笑みが漏れ。そんな彼女にも労いを受け取って下されば。自身も移動し隣席への許可を声掛けられては「勿論良いですよぉ。」と返した。グラシアも手招きされ『うんっ、アタシもリディさんの隣に座る~。』と誘われてはわわっ、と笑顔になり少女らしく燥ぎ座っている。他の住民が慣れた様子で料理へ手を付け始めている中、繰り返し固まる姿に彼女が口へ運ぶまで眺め。)
お肉の柔らかさは一晩漬け込んでおりますぅ。…!食べた事ないって、此れからも振る舞っていきますね。
(お口に合うだろうかと心配して見遣っていたが、問題なかったようで安心し。料理の補足をしつつも、食べた事がないと云う言葉にソフィアの手料理に慣れている住民達と違い、新鮮な反応にふんすっと意気込んで。)
>>(ダイニングホール/ソフィア/グラシア宛て)
はいはい、分かったわよ。
(あまり人から向けられることのなかった微笑ましい笑み。更に気持ちを受け取って欲しいと言われ、何だか照れ臭く感じたらしく適当な返事をするものの、その顔は嬉しい気持ちを隠せず笑みを浮かべており。移動して隣に腰掛けていいか声を掛け、更にはもう一人の彼女を誘い。承諾を得られた為に「ありがとう」と声を掛けてから腰掛け、笑顔で寄って来ては隣の椅子に座った彼女に「可愛いわね」と柔らかな微笑みと眼差しを向け。
見慣れない美味しそうな料理に釘付けになり暫し固まった後ハッとなり食べ始めてみれば、あまりの美味しさに黙り込み。またもハッとしては目を輝かせつつ感想を溢す。そんな自分に対して呆れたりしない彼女を見れば、料理の補足と共に意気込みつつ此れからも振る舞うと言われ目の輝きは増していき、心底嬉しいといった風に笑顔を見せて)
本当?!ありがとう!こんなに美味しい料理が作れるなんて、ソフィアは凄いわね。アタシ料理は全然ダメで……代わりに裁縫なら大得意。小物作ったり、服の手直しとか作ったりとかも出来るから何かあれば遠慮なく言って。
(素直に尊敬出来る、凄いと思うままに伝えて褒めた後、自分は全く作れないと苦笑いを浮かべ。けれど裁縫なら大得意と胸を張り、大体のことは出来るから頼って欲しいと話し)
(/だって美味しそうだったんですもん。狡いですよぉー!笑
ありがとうございますっ!現状リディは両手に華ですなぁ…羨まし())
>(ダイニングホール/リディ宛て)
まぁ、一通り家事は出来るようにしておりますが、裁縫は頼ろうと思います~。
(皆で食事を進めていく中、料理を振る舞う自分を褒められ認められたような気がして、えへ、えへへと嬉しそうではあるが照れ臭そうに頬を緩ませ。裁縫が大得意と聞けば驚いたように片手を口前に持っていき、裁縫に関し頼っていく姿勢を示す。裁縫が特技なら、自身が趣味で集めているアンティークドール達の洋服も作って貰えるかな、と思い。デザートの方も口に合うか知りたい、と勧めてみる。)
ささ、此方もどーぞ。
(/狡い…、狡いんですか!
二人もリディさんを囲えて嬉しいと思いますよ。)
>>(ダイニングホール/ソフィア宛て)
一通り家事が出来る…?…待った。ソフィアそれ、頑張り過ぎじゃない?裁縫だけじゃなくて、洗濯物くらいなら手伝えるから遠慮なく言って。
(嬉しそうに、照れ臭そうに頬を緩める彼女を可愛いわねぇと柔らかな笑みと眼差しで見ていたのだが。片手を口前に持っていき語られた内容に、裁縫を頼ってくれるのは嬉しいのだが周りを見ればこうして食事している人数は決して少なくないように思え、まさか炊事だけでなく洗濯や掃除まで一人で熟しているのでは?そう考えてしまえば孤児院に居た頃の年長として放っておけないと、とりあえず直ぐにでも手伝いが出来そうなことを提案しては遠慮しないでと伝えて)
うん。いただきます。……こんなの作れるなんて、やっぱりソフィアは凄いわねぇ
(此方もどうぞとデザートを勧められれば軽く頷き、手を付ける前にきちんと挨拶をして。フォークを通す前に先ずは見た目をしっかり観察すれば改めて尊敬すると思いつつ凄いと呟いて。ケーキ全体に塗られたクリームに、上面はローズ絞りで一周されたクリームの上にチェリー、中央には薄く削り作られたチョコレートコポー、更には金箔と…孤児院育ちの自分からすればあまりに豪勢に見える。こんなに良いものを、と少し緊張した面持ちをしつつフォークを通しゆっくりと持ち上げ口に運んで咀嚼し…メイン料理の時と同じく固まる。ココアスポンジケーキ、それに塗られたシロップに入れられたキルシュのさくらんぼとアルコールの香り、クリーム、ダークチェリーが口の中でお互いを阻害することなく混ざり合い絡まって、美味しさを伝えて来ており。鼻に抜ける香りを堪能しつつ、こんなに美味しいケーキがあるのかと目を輝かせもう一口とフォークで掬い口に運ぶ。二口目を食べ終えたところで感想を伝えなければと口を開き、真面目な表情をすればメインもデザートもどちらも心の底から美味しいと思える。まるで魔法のようだと伝えては微笑みを向けて)
本当に美味しくて、ずっと食べていたいくらいよ。ソフィアが作る料理って、人を幸せな気持ちにさせる魔法でも掛かってる?
(/はいー、狡いですぅ。あんなに美味しそうに描写出来るとは羨ましいっ。…それに対しての返しがコレって…これでも精一杯頑張ったんです…すみませ…(バタン)
それは良かったですぅー!これからもぜひよろしくお願いします!)
>(ダイニングホール/リディ宛て)
…実はそうなのです。あ、あのっ…若し厭わないのであれば、皿洗いとか出来ますか?拭くだけで良いので…っ。
(其れもそう、館に暮らしているのは片手では収まらないくらいの大人数。一通り出来ると言えば驚きの事実と云ったように申し出られ、この後大量に出る洗い物を手分けして欲しい旨を伝え。そんなこんな、頼み事をしていると主に桃髪をした住民の一人が空いた皿を流しに入れる事すらもする事なく、其れを別の住人が指摘すると「家事が取り柄なんだから良いんじゃん?」と言い放ち、去ってしまい。其れを聞いたソフィアは悲しそうな表情をしていた。ソフィアが献身する事に慣れ切ってしまっており。其れが当然なのだ。
ソフィアの料理は何れもが歓迎人の目を惹けるものがある。勧めればケーキにフォークが通され口に含まれる様をハラハラとした気持ちで見守り。真面目な表情での感想を聞き、ぱあぁと輝やかしい笑顔をしてみせ。其れからうきうきとした表情で舞い上がり、魔法のようだと云う言葉への返事をして。)
うふふ、美味しくなーれっておまじないは掛けてますぅ。
(/うぅん、口に入れる迄の繊細な過程、口に入れた後の描写が出来ていて良いですよ~。
此方こそっ!)
>>(ダイニングホール/ソフィア/○○宛て)
お安い御用よ。拭くだけなんて言わないで全部任せなさい。頑張ってきたなら休むことも大事よ。
(まさか考えていた通りだったなんて。ここの住人は彼女を何だと思っているんだと呆れながらに長く息を吐き出した後、パッと切り替えてお安い御用と柔らかな笑みを向けてみせる。自分よりも幼いであろう彼女が頑張り屋さんなのはよく分かったのだが、きっと手が傷だらけになろうとも一生懸命に周りに尽くしてきたのだろうと容易に想像がつく。だから今日は片付けも洗い物も自分に任せて休みなさいと、声は優しく柔らかに促しつつも断らせないようにと強い意思を持った瞳で彼女を見つめていたのだが。「は?…待ちなさい!!」食事を終わらせた後そのまま立ち去ろうとしている住人が居るとの指摘の声に意識を取られ、そちらの方角を見れば何ともふざけた言い訳に思わず間抜けな声を出して固まってしまい。暫し固まった後椅子から立ち上がり、怒りを含んだ声色で待つように叫ぶもののその声は届いていないのか姿は見えなくなり。「ちょっと、何なのよアイツ。して貰うのが当たり前って訳?…今度会ったらガツンと言ってやらないと」明らかな不満の声を上げつつ、次に会ったら思い切り叱ってやらねばと右手に拳を握ってはフンスッと荒く鼻息を吐き出して。「頑張ってくれてるソフィアに対して感謝の言葉も言えないなんて、ロクな奴じゃないわ。…アイツの代わりにアタシから伝えとく。ソフィア、いつもありがとう」ロクな奴じゃないとまで言い放ち、それから短く息を吐き出し一旦気待ちを落ち着かせて。自分は今日来たばかりだが、既に彼女から素晴らしいもてなしを受けている。喜ばしいことだと目を細め微笑みお礼を伝え、先程まで拳を握りしめていた手をそっと持ち上げれば彼女の頭の上に置き、繰り返し優しく撫でてやって。
暫く撫でて満足すれば椅子に座り直し、促されるままデザートを食べれば真面目な表情で感想を述べた後魔法のようだと微笑みを向ける。返ってきたのは輝かしい笑顔と、うきうきした表情。何て可愛らしい子だろうかとこちらも自然に笑みを深め慈しみの眼差しで見つめ)
そっかぁ。そりゃ美味しい筈よねぇ、こんなに可愛い子がおまじないしてくれてるんだから。お返しにとびきり可愛いの、何か作ってあげなきゃね。まあ、とりあえず材料探しからになるけど…
(そのおまじないは本当によく効いていると軽く頷いてみせ、魔法のお返しは手作りの何かでなんて提案するものの、今の自分は逃げてきた身で道具こそあれど材料はない為に苦笑いを浮かべ)
(/おお、そうですか!なら良かったです!
やったぁ!…さて、桃髪の彼は以前絡ませてみたい意見の一致した彼でしょうか。…何ともまあ濃い第一印象になりましたな…笑)
>(ダイニングホール/リディ宛て)
あの、其れはわたくしが落ち着かないので、やるなら一緒に、でお願いしますぅ。其れと…各々役割を担っている中、手伝って下さる方も居るので、ご安心して下さい。
(此処で共に暮らしている住人達の数は多く、とてもじゃないがいきなり全部は大変な事だろう。其れに手持ち無沙汰な居た堪れなさに慣れておらず。此方がもじもじと申し入れるように。何も住人総てが当たり前の環境だと傲慢には思っておらず、感謝をしたり偶に手伝いをする者が居ない事もない。此の館の全てをソフィアに任せている訳でもないようで。其れでも家事等の大半はソフィアの任せ切りな実態になっている。ソフィア自身、尽くせる事は歓びで愛されると思えるらしい。例外の彼が彼女の言う通り碌な奴じゃないのは、強ち間違ってないのだが。其れを聞いていた住人達は彼の人柄を知っている為、苦笑しつつ気まずそうに目を逸らすのみ。彼に突っ掛かり関わってしまえば、碌な末路じゃない。矯正しようとするのは骨が折れるし、疲弊してしまう。ソフィアはお礼と撫でられて嬉しそうにしていたが、住人の1人が「あまり彼とは関わらない方が良いかと、」と忠告だけに留まらせた。
デザートを食べてくれた彼女に、評価とそんなにも迄ばかりの価値を見い出された。「アンティークドール達にとびきり可愛いのを…っ、有難う御座います!でも…此処には十分な材料が見当たらないだろうから、買いに行くにしても館の外は危ないですし。」何か作ってくれようとしてくれるのは嬉しい。まぁ、此の館には辛うじて布の切れ端くらいしか無いのだが。十分な材料を入手するには街に出てみないと。然し恐ろしく危険だ。契約をしていない彼女らのような魔女は人外の誰かをお供にするべき。其の為にも先ずはわたくし達が何者なのか伝えなければ。其の前に、洗い物を済ませようと手を合わせ。)
ご馳走様でした。さて、説明する必要がある事を伝えなきゃなんですけれど、先にリディ様洗い物を済ませましょっ。
(/最悪な第一印象ですよね…。苦笑)
>>(ダイニングホール/ソフィア宛て)
そう?…確かに、下手に動いて邪魔しちゃ悪いし、一緒にやりましょ。なら良かった。どこの場所にも、人に任せてばっかの馬鹿は居るからね。
(やるなら一緒にと言われ一瞬不満げに眉を寄せたものの直ぐに戻し、そういえば子供達が手伝うと頑張ってくれた時も自分も落ち着かなかったと思い出しては、一緒に洗い物することに同意して柔らかな微笑みを向ける。彼女一人に全てを任せず手伝う人も居ると聞き良かったと安心しつつも、どこにでも同じ類の馬鹿は存在すると先程桃髪をした住人が去っていった方角を見ながら若干の怒りを含ませつつ呆れたように話し、長く息を吐き出して。それから彼女に顔を向け直し感謝を伝えながら優しく頭を撫でていれば、他の住人から忠告を受け今度はそちらに顔を向ける。「忠告ありがとう。そうしたいのは山々なんだけど、アタシの性格上無理だと思う。その時もし何かあったとしてもそれは自己責任だから、放っておいていいからね」桃髪の奴と関わって碌な目に合わない。それは今話している相手以外の反応を見れば明らかなこと。こうして忠告してくれるだけ相手はまだ優しさを持っているのだろう。お礼と共に、自分はどうしてもああゆうタイプは放っておけない、だから関わりに行くと真っ直ぐに伝え。その優しさ故にもし何かあった時に手を差し伸べようとしてくれることがあれば、見ないフリをしてくれていいと突き放す為にあえて淡々とした口調で告げて。
デザートの素直な感想と共にお返しにとびきり可愛い何かを作ることを提案してみる。「うん?別にお人形さんだけじゃなくて、ソフィアにも作ってあげるわよ。…やっぱりそうよねぇ」提案に対して嬉しそうな反応を貰えればこちらも嬉しく思い、苦笑いから笑顔へと変わっていき。そんな中ドール達だけでなく材料があれば、目の前の愛らしい彼女の服を作ることも可能だとさらりと追加で話したものの。材料がない上に買い出しは行けないと聞き、仕方ないことだと短く息を吐き出せば少しだけ顔を俯かせる。ご馳走様でしたと聞いてパッと顔を上げれば、洗い物が待っていると途中まで食べていたメイン料理とデザートを味わいつつも平らげ、手を合わせて自分もご馳走様を済ませ彼女に対してまた食べさせて欲しいと微笑みを向ける。椅子から立ち上がりとりあえず自分の分と、持てるだけ他の住人の食器を重ねれば持ち上げてキッチンの方角へと向かい始め)
ご馳走様でした。本当に美味しかったから、またぜひ食べさせて。そうね、パパッと済ませちゃいましょ?
(/はい、本当に…苦笑 リディは言いたいことは言っちゃうタイプなので何処かで再会した時にトラブルが起きそうです、が、それも楽しそうじゃないですか?笑)
>(ダイニングホール/キッチンルーム/リディ宛て)
邪魔にはなりませんのよ。ばっ…何処にでも居るのはそうかもしれないですね。
(ソフィアからしたら全く以て邪魔にはなりませんけど。馬鹿と云う単語を聞いて、苦笑しつつ致し方ないとは思いたくないが、彼はオレ様気質なのでどうしようもあるまい。飽きっぽく続かないところもある。「…自己責任、其れはそう。」彼女の性格上と云う事なら、踏み入れはせず静かな声で言うだけ。敢えての言動に実際目撃すればどうするかは其の時になってみないと分からないが、コクリと小さく頷き了承する。
「えぇっ、ソフィーには此れで十分なのですが、そう云う事でしたら嬉しいですっ!『えぇ~、ソフィアさんだけ狡~い!アタシにもリディさん、作ってぇ?』とソフィアが自身のスカートを軽く摘んでみせていれば、突然グラシアが意識を引くように彼女の腕を掴んで、少しだけ落ち込ませているのを構わずおねだり。「あ、買いに行ける手立てもあるかもしれないのでっ。」と言添えておき。彼女の申し入れに満面の笑みをみせ、快諾する。机上にある残りの食器類を持ち、彼女の後を追い。流しへ運び終わり、洗い始め。)
勿論です!レパートリーは豊富なので、リクエストも承りますっ。そうですねぇ~。
(/トラブル起こしても楽しそうです。唯、飽きっぽいところもあるので言い合いとかどうなるかな…苦笑)
>>(ダイニングホール/キッチンルーム/ソフィア/グラシア宛て)
そんなこと言って、お互い肩とかぶつかるかもよ?そう。ホント、どこにでも居るわ。
(邪魔にならない。それならいいと思いつつも、揶揄うように笑いながら冗談半分に可能性の話をして。馬鹿はどこにでも居ると再度伝えては軽く肩をすくめてみせる。「でしょう?だからいいのよ」小さく頷き了承した相手に、分かって貰えて良かったと念を押してはほんの少し口角を上げ微笑んでみせて。
「うん?…いいわよ。ソフィアは可愛い系で、グラシアは綺麗系…逆でもいいわね。まあ、楽しみにしてなさいよ」服を作ると提案し、愛らしい反応に目を細めつつも材料がないのかとほんの少し落ち込んでいたのだが。腕を掴まれそちらに顔を向けてみれば自分にも作って欲しいと強請られ、何とも可愛いお願いじゃないかと軽く頷き快諾して。脳内に浮かぶイメージに対し、材料はまだないがこんな風なものはどうだろうかと言葉にして。楽しみに待っていてと伝えるその表情は、自信有り気に口角を上げていた。「行けなきゃ困るわね。…無理ならまあ、手段がないこともないけど」困ると断言した後、手に入らないならその時は誰かの要らない物を拝借してでもなんて考えつつ悪戯な笑みを見せる。「ソフィアと一緒に洗い物してくるから、また後でね」腕を掴む彼女に対して顔を向ければ、柔らかな笑みと共に優しく頭を撫で腕を離すように促して。離して貰えれば「いい子」ともう一度頭を撫でてから、持てるだけの食器を手に待ちキッチンへと向かい。運び終われば道具の場所を問いかけ、同じように洗い始め)
ホントに?…とはいっても、あんまり知らないのよねぇ。だからソフィアの得意料理とかでいいかなぁ。
(/ですよねー!おっと、飽きっぽい…そうでしたなぁ~。かわされたらムカついて更に噛み付くのか、一度諦めるのか…リディだと前者っぽい気がします笑)
>(キッチンルーム/ダイニングホール/リディ宛て)
其れも、手伝って貰える人の醍醐味ですね。
(肩を並べる以上、手伝ってくれる人が居るからこその弊害はあっても良さそうに返答。住人達は遣り取りを聞き受けた後、食事を作ってくれた事に感謝しつつ、各々の時間へと立ち上がり散って行く。
『っ…!ユア嬉しい。楽しみにしてる。』目を瞠り照れ臭そうに頬を淡く染め緩ませ。頭を撫でられ腕を放すよう促されれば、掴んでいた手を離し見届けた。洗い物の最中、話し掛けて貰いまだ正体を明らかにしていない為、匿った"人間"用の食事とは言わずに日替わりで適当な喜んで貰えるようにする感じと伝え。大人数の食器類をスポンジで細かく隅々まで油を落とし、洗剤でキュキュッと音が鳴るよう濯ぎ、漸く洗い終わり。キッチンから連れて来れば、ソファーに座り説明しようと口を開く、)
そうなんですねぇ、では得意料理と云うより貴方様用に順繰りに用意する感じになりますねっ。
其れでね、怯えないで聴いて欲しいのですけれどね─…。
(/またその話すんの?いい加減にしなよ、面倒いな。とか言いそう…。)
>>(キッチンルーム/ダイニングホール/ソフィア/グラシア宛て)
…そうね。…勢い良過ぎて倒さないよう、気をつけとくわ
(手伝って貰える醍醐味。ふと、孤児院に居た頃子供達が手伝うと張り切って隣に並び頑張ってくれている姿を思い出して僅かに眉が下がる。ふっと笑って実際あったことを並べては、今はただあの子達の無事を祈ることしか出来ないと思いつつ気をつけると軽く肩を竦め。
「うん。グラシアによく似合うの作るから、楽しみにしてなさい」頬を淡く染め緩ませた様子に、可愛らしいわねぇと笑みを深め、手に入る物次第にはなるが必ず似合うものをと意気込み。優しく頭を撫でながら離して貰うよう促せば素直に離して貰えた為にいい子ともう一度撫でてから洗い物を待ちキッチンへと向かい。肩を並べ手を動かしながら話しかけてみれば、自分用に順繰りに用意すると聞いて暫し固まり。本当にいいのかと驚きと共に喜びの感情が溢れ満面の笑みで素直に表現し。二人して掛かれば大人数の洗い物でも早く終わったと機嫌良く後をついて歩き、彼女の隣へと腰掛けばじっと見つめながら軽く首を傾げ)
え、……いいの?ありがとうっ!楽しみにしてるっ!
うん?なぁに?
(/アンタがちゃんと話を聞くまではやめない!って、グイグイいきますよ笑)
>(ダイニングホール/リディ宛て)
(彼女の驚きと喜びが混在する姿で彼女用に作りあげてみたいスイーツが沢山ある為、スイーツ中心になるかなぁ、等と考えながら満面の笑みを見届けた。
ダイニングホールに来て二人して腰掛ければ、下手したら正体を明かす事で此れ迄好い気持ちで居たのも、怖がられるかもしれないと少し緊張の滲む面持ちで、話を促す彼女に其の先を紡ぐ。みるみるうちに羊モチーフの大きな角と耳が露わに、瞳孔がヤギ目となり其の目元は赤い鮮烈な線が二本走る、鋭い牙が剥き出し、おまけに尖った赤色の爪先を猫の手のように彼女の目前へ差し向け。)
実は、わたくし達此処の住人…人外なんですと言ったら分かりやすいかな。
(/其れもまた面白いです。
一旦、背後の方引っ込みますね。)
>>(ダイニングホール/ソフィア宛て)
(ソファに座る彼女の隣に腰掛け、見つめながらに話の先を促してみれば緊張した面持ちで続きが紡がれる。目の前に居る彼女の姿が変わっていき人外だと伝えられて、頭が追いつかず茫然としながら暫し固まっており)
………人外、ねぇ。だから何?そりゃ驚きはしたけど。ソフィアであることに変わりないなら、それでいいわ。
(固まっていた目線がゆっくりと動き始めれば、彼女の姿が変わった場所全てを確かめて。確かに見た目は変わってしまったが、性格や言動までもが変化した訳ではないらしい。目前へと差し出された尖った赤い爪先を指先でツンと軽く突き、だから何だと断じてみせ。まだ会ってそう時間は経っていないが、誰かへの優しさを忘れない子であろうことは何となく分かる気がして。そんな子が自分に対して危害を加えることはないだろう。だから貴方のままならそれでいいと、口元に弧を描きながら柔らかな眼差しを向けてみせる。…本当はほんの少しだけ怖いけれどそれを彼女に見せる訳にいかないと、軽く突いた後微かに震える手を誤魔化すように振って身体の横に戻し)
(/ですよねっ笑
分かりました、ではこちらも引っ込みますねー!)
>(ダイニングホール/リディ宛て)
─!…嬉しい、有難う御座います。?─
(恐る恐る紡いでみたものの、変わりないならと言われれば、パァッと顔色を明るくさせゆる、ゆる…と雪解けのように口元を綻ばせ。危害を加える事はないと思っているだろうところ悪いが、此の子の食欲を思うとそうもいかないかもしれない。我慢はするだろうが。ほんの少しの怖さに誤魔化すかのような仕草を一瞬不思議に思いつつ。主食について言ったところで、顔を彼女の首筋へ近寄らせクンクンと匂いを嗅ぎ、グラシアが姿を現すと『ソフィアさん抜け駆け狡~い!』と声を上げ。全体を通して支配人の話になると、少し言葉を詰まらせ支配人の事は分からないとしても自分達の事は詳細に説明していき。)
わたくし達はウィアード且つフォークで一度死んでしまった身なんです。なので、年齢も推定年齢なんですよ。生き返らせて下さいました支配人の事はよく分からないのですが…、わたくし達の恩人でもあるんですよ。主食はケーキである貴方達です。館を出る時は人外なわたくし達のうち誰かをお供にして貰います。
>>(ダイニングホール/ソフィア/グラシア宛て)
別に…普通のことでしょ。
(ほんの少しの怖さを誤魔化しながら伝えた言葉。それに対し彼女は顔色を明るくし、緩く口元を綻ばせ喜んでいるようで。今は見慣れない姿をしているがやはり彼女の根本は変わらないと安心して、怖さなんて気のせいだと。普通のことと軽く笑ってみせれば戻した手で軽く自分の太腿をぺちんと叩き。その後説明を受ければ、ウィアードだのフォークだの、難しいことは分からないがとにかく目の前の彼女が一度死んだ身であり、生き返らせたのはこの館の主人、というのは何となく理解出来た。どうにか情報を整理したところで、主食の単語が聞こえハッと顔を上げる。首筋へと近寄る顔に思わず肩がビクッと跳ね上がり身体に緊張が走ったのだが…匂いを嗅ぐだけで、噛みついたりはしないのかと息を吐きながら力を抜いていく)
鼻息、くすぐったい。…何、グラシアも嗅ぎたいの?別にいいけどあんまりやり過ぎないこと。
…ごめん、やらなきゃいけないことが出来た。アタシの部屋とかあったりする?ないなら適当に、一人になれる場所でいいわ。
(不要な力が完全に抜けたところで、首筋に掛かる息がくすぐったいと笑いながらに告げ。声のする方に顔を向ければ彼女も異形の姿を持つだろうかと一瞬頭を過ぎるのだが、館の住人殆がそうなら、これから関わる上で些細なことだろうとそんな思考は投げ捨ててしまい。やり過ぎないなら構わないと一応釘を刺しつつ、やり易いように髪を持ち上げて…気付く。髪の長さがバラバラで、炎により焼け落ちていると。
館を出るなら誰かをお供に。その前に、子供達が綺麗だと褒めてくれていた髪を、長さだけでも何とか整えねば。その為には一度一人になって切る必要がある。直ぐにでも実行したいと思えばすっと真顔になり、考えたことをそのまま口に出して問いかけ)
>(ダイニングホール→客室/リディ宛て)
決して其の様な事は…、
(正体を明かした事で何でもない事の様に振る舞ってくれる彼女だが、上に立とうとする者、すっかり怯え切って仕舞わせる事もある訳で。匂いを嗅ぐだけだったものの、食事をする際はウィアード達は噛み付いたり何なり、各々好きな食事方法を摂るだろう。グラシアが近付き、首筋を嗅ごうとする前に制止が入り、よくよく見ると焼け落ちているが、他の者は気にしていなかったようだ。
なんせ広い館。空室は幾つかある。其の一部を彼女へ割り当てる事に。席を立ち、彼女を一室の前に連れて来れば、扉を開き中はアンティーク調で、今彼女が必要であろう鏡も用意してあり。案内を終えれば、ぺこりと頭を下げ一人になれる場所と言っていたので退散して行き。)
えぇ、人間様用の部屋も有りますよ。ご案内致しましょう。─さぁ、此処です。どうぞお入り下さい。是非ごゆっくりして下さいね。
>>(ダイニングホール→客室/ソフィア宛て)
そう?
(自分にとっては、少し怖いけれど彼女であることに変わりないわけで。他の人が考えることは分からないと軽く首を傾げており。グラシアには悪いのだが、今の髪を切った後で改めて嗅がせてあげればいいだろうと断りを入れ、案内してくれるソフィアの後を追い歩き始める。
開かれた扉の中を見ればアンティーク調の部屋で、鏡もある。いい部屋と笑みを浮かべれば中へと足を進め振り向き、お礼を伝え軽く手を振れば背中を見送り扉を閉めて)
ん、よろしくね。…案内してくれてありがとう。…うん、ゆっくりするわ。また後でね?
(見送った後直ぐに、鏡の前へと向かう。椅子に腰掛け落ち着いて見てみれば変に短くなっている箇所がいくつもあり、焼け焦げたようなくすみもある。子供達が綺麗だと、羨ましいと褒めてくれていたのに。こんな状態じゃあ、いつもみたいに鼻を鳴らして自慢気に笑う事なんて出来やしない。…とりあえず適当な長さに切るべきかと右太腿のガーターベルトに装着しているナイフを取り出し、左手である程度の髪の束を持ち上げ握りしめそのまま勢いよくナイフで切る。うん、いけた。左手に握る髪の束と、少し軽くなった頭。本当に切ってしまったと軽く笑うと同時に胸が痛む。その痛みはどんどん全体に広がり、痛みに耐え切れなくなった頃双眸から涙が溢れ出てきて止められなくなる。…子供達が毎日綺麗だと褒めてくれた、自慢の髪。切り落とすことであの子達との繋がりまで切るような感覚が襲ったのだ。そんな筈ないのに、涙が止まらない。…髪ならまた伸ばせる。今は会えなくても、いつか必ず、あの炎から生き延びた子達と再会出来る筈だから。そう自分に言い聞かせながら、先程と同じく左手で髪を握り右手のナイフで切り落とすを繰り返して。ある程度の長さまで全体的に切り落とせただろうと鏡を見ようとしたのだが、涙のせいで視界が滲んでよく見えない。らしくない、いつまで泣いているんだと目元をゴシゴシと強めに腕で拭って、鏡を見る。…うわ、酷い顔。久しぶりに泣いたせいか目は真っ赤だし、長さを切っただけで全然綺麗じゃない。寧ろ悪化してる気がするんだけど。最悪…長く息を吐き出して、とりあえずナイフはもう必要ないかと、右太腿のガーターベルトに装着し直す。裁ち鋏ならもう少しマトモな仕上がりに出来るかと、今度は左太腿を探って裁縫セットを取り出し鏡台へと置いて。中から裁ち鋏を出し手に待てば、このくらいだろうかと大体の目安で切っていくのだが…後ろの髪は無理だと、両サイドを切ってから気付く。そうゆう髪型もないことはないが中途半端は好みじゃないしどうしよう。暫く悩んで、ふと、ソフィアの顔が思い浮かぶ。あの子なら綺麗にしてくれるかも?そう思えば直ぐに椅子から立ち上がり、扉の方へと向かいそっと開けて)
ソフィア~…居る…?
(大声で呼びかけたいところだが、まだ見知らぬ住人に今の姿は見せたくない。だからなるべく声は抑えて、それでもよく聞こえて欲しいと思いを込めながら彼女の名前を呼び掛けてみて)
>(客室/リディ宛て)
はぁ~い、居ますよ。呼びましたか?あら、髪整えて差し上げましょうね。
(近くには居るようにしていたのか、程なくして姿を現し。呼び掛けたそんな彼女を見ると、散髪していたようで。どうして目元が赤くなっているのかも気になるところだが。其れは後で慰めよう。手先は器用だ、任せて欲しい。さぁさぁ、是非髪整えさせて下さいと踵を返すよう促して。鏡の前に来させ椅子に座らせれば、何処からともなく梳き鋏やらを取り出し、丁寧にサラサラ…サクサクと切って整えていく。丁度良くなると彼女の肩に手を置き、前のめりに鏡を覗き込むようにして窺い。)
出来ました、如何でしょうか?
>>(客室/ソフィア宛て)
良かった……うん、お願い。
(扉を開き呼び掛けて数秒もしない内に声が聞こえ、彼女の姿が見える。近くに居てくれたのかと安心し息を吐き出して、良かったと肩の力を抜き。髪の酷い現状を見れば彼女の方から整えてくれると申し出をされ、軽く頷いては微笑みを向けお願いし。それから直ぐに踵を返せば促されるまま鏡台の前へ向かい椅子へと腰掛ける。…あんなに酷かった髪が彼女の手によって綺麗に整えられていく様子を鏡越しにじっと眺めながら、やっぱりお願いして良かったと仕上がっていく髪に対して頬を緩め。肩に手が置かれ鏡越しに目を合わせつつ、問いかけには嬉しそうな声色で応え)
ん、凄く気に入ったわ。ソフィアにお願いして良かった。ありがとう。今出来るお返しっていったら…ハグとかくらい?
(肩までつかないくらいの長さなんて、一体いつ以来だろうか。髪と一緒にほんの少しだけ心も軽くなった気がするなんて思いつつ、彼女に対して柔らかな笑顔と共に心からのお礼を伝えて。何か返したいと考えればそのまま言葉にしており、物は無理だから行動で示そうかと椅子に腰掛けたまま両腕を少し上げて軽く首を傾げ)
>(客室/リディ宛て)
んふふ、また何かあれば何でもお申し付け下さいっ。えっ、宜しいんですか?…では、失礼して。
(調整と手入れが終わり、鏡越しに視線が合いつつ問い掛ければ、問題なくお気に召したように返された。貴方の為なら尚更労力を惜しまない。そう内心で決意して。思わぬ報酬の提案をされ、彼女が両腕を上げたのを見れば、更に近寄り覆い被さるような体勢を取り、むふふとあまりの幸福さで頬を緩める。少しして身を離すと、真っ直ぐに彼女を見詰め、布を調達するならば、館を出て商店街を見てみないといけない、と危険は伴うが繰り出さない事には始まらない訳で、どうするか彼女へ本当に出掛けたいか訊ねて。)
─さぁ、館を出てみますか?
>>(客室/ソフィア宛て)
遠慮なくそうさせて貰うわ。ん……いい子、いい子。
(これだけ髪を綺麗に仕上げてくれた彼女のことだ、きっと何を頼んでも器用にこなしてくれるだろう。だから遠慮なく頼ると伝えては微笑みを向け。ハグの提案に対し一瞬驚きながらも更に近寄り、被さるような体勢に。そんな彼女の背中にそっと腕を回してはぽんぽんと優しく叩きながら、孤児院の子達にしてやったように、柔らかな声色でいい子と繰り返し褒めてやり。本当に可愛い子ねぇなんて頬を緩め軽く頭を撫でた後そっと身体が離され、真っ直ぐにこちらを見つめる彼女と目が合う。真剣な眼差しに吸い込まれるように見つめていれば、館を出てみるかと問いかけられ。…答えは決まっている。ふっと口角を上げ笑ってみせ、少し勢いをつけなから椅子から立ち上がり)
うん、出るわ。裁縫以外でじっとしてるの苦手だし。ソフィアと一緒なら大丈夫。…でしょ?
(迷うことなくハッキリと、出ると告げる。彼女と一緒なら安心してもいいんだろうと、信頼に近い眼差しを向けながら軽く首を傾げ)
>(客室/リディ宛て)
お供で守ってみせます。
(背を撫でてくれただけでなく、頭まで撫でられ其れもまた嬉しさが込み上がった。彼女からも見詰められ、立ち上がった彼女から問い掛けに賛同される。裁縫以外ではじっとしてられない性分だとも彼女は言ったが、身を委ねてくれるのだから、死守しなければ。信頼のようなものである証を向けられる眼差しを確りと受け止め。手持ちは多少ある、此の儘外へ向かおうと片手を差し向け。)
では、外へ向かいましょうか。
>>(客室/ソフィア宛て)
ん。守れなきゃこっちから手が出ちゃうかもね?
(一緒なら安心出来る筈だと、信頼に近い眼差しを向けてみれば確りと答えが返って来た。誰かから守られるなんて慣れないことを何だかほんの少しむず痒く感じたらしく、子供達が悪いことをした際にお見舞いしていた(お尻ぺんぺん若しくは頬にビンタの)仕草として思い切り右腕を振っては悪戯っぽく笑って見せて。差し出された片手に自分の右掌を重ね、軽い力で握りながら真っ直ぐに彼女を見つめつつよろしくと返し)
そうね。よろしく。
>(客室→館外→鬱蒼な森/リディ宛て)
(冗談かは判らないが、ふふ、と右腕を振ってみせる様を受け止めた。差し向けた片手に、握られればよろしくを伝えられ、真摯な眼差しで応え軽く頭を下げ。繋ぐ手を引いて館を出ると日暮れにはまだ遠い明るく、微かな木漏れ日の下に出た。先導して歩き、一先ず時折彼女の安否を窺いつつ深い森を抜け、そろそろとした足取りで立ち入り禁止札のところ迄やって来る。くる、と振り返れば真剣みが帯びた眼差しで見遣り、声を掛けて。)
此処から更に警戒して参りましょう。
>>(客室→館外→鬱蒼な森/ソフィア宛て)
(真摯な眼差しと目が合い軽く頭を下げられる。この子とならきっと大丈夫と心強さを感じつつ手を引かれるままに歩き出し外へと出れば、まだ明るくて。意外と時間が経っていないんだと思いながら先導する彼女の後をしっかりとついて歩き、札の場所で立ち止まって。振り返って此方を見る彼女の眼差しは真剣そのもの。少し緊張したのかゆっくり生唾を飲み込み、掛けられた言葉に軽く頷いてみせれば、こちらも真剣な眼差しでじっと彼女を見つめつつ話しかけ)
…そうね。迷惑掛けないように、ちゃんと警戒しとく。
>(鬱蒼な森→街並み/リディ宛て)
迷惑だなんて、思わないですけれど用心するに越した事はないですからね。
(返答されれば、ふっと少し目元を和ませて応じ。立ち入り禁止札の出入りを目撃されない事が肝心なところ。くるりと正面に向き直れば、鎖を跨いで森を抜け出る。目線だけで彷徨わせ、如何やら周囲から見られている様子はなくて。ほっと一息吐き、安堵。パッと明るい顔を彼女へ見せて「もう大丈夫のようですね。もう少し歩けば街が見れますので。」ともう肩の力を抜いて良い事、もう少しで目的地だから言外に頑張れと伝え。貴族がうようよと歩き回る街に来れば、彩りどりの布地が売られており、他にも豊富な商品が並ぶレンガ調の店が所狭しと並ぶ。彼女の目当ての物が買えると思うと、今からもうワクワクとした面持ちで声を掛け。)
─さぁ、お待ちかねの街に着きましたわ。お好きなように見て行って下さいね。
>>(鬱蒼な森→街並み/ソフィア宛て)
そう?…ソフィアって、いい子過ぎて心配になるわ
(迷惑なんて思わない。まさかそんな返答が来るなんてと驚きながら軽く聞き返した後、こうゆう時は遠慮なく色々言ってもいいのに心配になるくらいにいい子だと腕を伸ばしては一度だけ頭を撫でて。それから鎖を跨ぎ森を抜ける彼女の後に続いていき、緊張した雰囲気から一転、パッと明るい顔を向けられる。「…ん、分かった」告げられた言葉に自然と肩の力を抜き、もう少し頑張れば街なんだと緩く口角を上げては軽く頷いて。普段自分はあまり向かわない、貴族が歩き回る街に辿り着いては彩りどりの布地や他の物、お店へと何度も目移りを繰り返し。声を掛けられればパッと彼女の方を見て)
…っ、ありがとうソフィアっ。
(豊富な物が売られているこの場所に来れた喜びに目を輝かせながら心底嬉しそうな笑顔を見せ、感情の勢いに任せて彼女の両手をしっかりと包み込むように自分の両手を重ね胸元まで上げながらずいっと距離を詰め、お礼を告げる。その際に豊満な胸に手が埋まっていたのだが気にする様子はなく直ぐに手を離し背中を向け、先ずは近くのお店からと布の剪定を始める。手に取りじっと眺める姿は、先程とは違い真剣そのもの。これは何か違うかもと手放しては新しい布を手に取るを繰り返し、一つ、これは本当に値段の割に質がいいと決めてしまえば彼女の方を見て…ついでに聞き忘れていたことも、遠慮しながらのせいか上目遣いになりつつ問いかけてみる)
ねぇ、これとかどう?そこまで高くないし、質もいいと思うんだけど…そういえば予算聞いてなかったわね。まだ色々見て回ると思うけど、どのくらいで収めたらいい?
>(街並み/リディ宛て)
えぇ、勿論ですっ。…そうですか?
(心配になる彼女を余所に分かってなさそうに少し首を傾げつつ撫で受け。安全に抜け出て見渡せた街に来れば、声を掛けた事で彼女が此方を向き、喜びの感情を露わにしては至近距離になった際、豊満な胸に手が埋まればはわ、と仄かに頬を染め肉付きの良い体を食べてみたいと募る一方で背中を向けられると生前の名残か、対照的に貧相な体に密かに眉を下げ。「いえいえ、とんでも御座いませんっ。」とお礼に対する返事は忘れずに。彼女が手近な店で布選定を始める間、少し目を別の店へ移せば装飾のレースやスパンコール、ビーズ類迄売っており、傍目からキラキラと輝いている。真剣に眺める姿も見守り選択が決まったのか聞かれ、反応とついでに問い掛けられた事の予算額を答えつつ、遠慮は要らないと言っておき。とは言ってもオーバーするようなら矢鱈滅多に来れる訳ではないし、彼女の知らないところで人外の片鱗を売っ払ってしまっても良いと考えていた。)
わぁ、素敵ですねっ。
うん?リディ様の満足出来る服が作れるなら幾らでも。予算の範囲内にはなると思いますが、遠慮する事はないですわ。
トピック検索 |