とある館の支配人 2024-05-09 01:22:12 |
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>(客室→館外→鬱蒼な森/リディ宛て)
(冗談かは判らないが、ふふ、と右腕を振ってみせる様を受け止めた。差し向けた片手に、握られればよろしくを伝えられ、真摯な眼差しで応え軽く頭を下げ。繋ぐ手を引いて館を出ると日暮れにはまだ遠い明るく、微かな木漏れ日の下に出た。先導して歩き、一先ず時折彼女の安否を窺いつつ深い森を抜け、そろそろとした足取りで立ち入り禁止札のところ迄やって来る。くる、と振り返れば真剣みが帯びた眼差しで見遣り、声を掛けて。)
此処から更に警戒して参りましょう。
>>(客室→館外→鬱蒼な森/ソフィア宛て)
(真摯な眼差しと目が合い軽く頭を下げられる。この子とならきっと大丈夫と心強さを感じつつ手を引かれるままに歩き出し外へと出れば、まだ明るくて。意外と時間が経っていないんだと思いながら先導する彼女の後をしっかりとついて歩き、札の場所で立ち止まって。振り返って此方を見る彼女の眼差しは真剣そのもの。少し緊張したのかゆっくり生唾を飲み込み、掛けられた言葉に軽く頷いてみせれば、こちらも真剣な眼差しでじっと彼女を見つめつつ話しかけ)
…そうね。迷惑掛けないように、ちゃんと警戒しとく。
>(鬱蒼な森→街並み/リディ宛て)
迷惑だなんて、思わないですけれど用心するに越した事はないですからね。
(返答されれば、ふっと少し目元を和ませて応じ。立ち入り禁止札の出入りを目撃されない事が肝心なところ。くるりと正面に向き直れば、鎖を跨いで森を抜け出る。目線だけで彷徨わせ、如何やら周囲から見られている様子はなくて。ほっと一息吐き、安堵。パッと明るい顔を彼女へ見せて「もう大丈夫のようですね。もう少し歩けば街が見れますので。」ともう肩の力を抜いて良い事、もう少しで目的地だから言外に頑張れと伝え。貴族がうようよと歩き回る街に来れば、彩りどりの布地が売られており、他にも豊富な商品が並ぶレンガ調の店が所狭しと並ぶ。彼女の目当ての物が買えると思うと、今からもうワクワクとした面持ちで声を掛け。)
─さぁ、お待ちかねの街に着きましたわ。お好きなように見て行って下さいね。
>>(鬱蒼な森→街並み/ソフィア宛て)
そう?…ソフィアって、いい子過ぎて心配になるわ
(迷惑なんて思わない。まさかそんな返答が来るなんてと驚きながら軽く聞き返した後、こうゆう時は遠慮なく色々言ってもいいのに心配になるくらいにいい子だと腕を伸ばしては一度だけ頭を撫でて。それから鎖を跨ぎ森を抜ける彼女の後に続いていき、緊張した雰囲気から一転、パッと明るい顔を向けられる。「…ん、分かった」告げられた言葉に自然と肩の力を抜き、もう少し頑張れば街なんだと緩く口角を上げては軽く頷いて。普段自分はあまり向かわない、貴族が歩き回る街に辿り着いては彩りどりの布地や他の物、お店へと何度も目移りを繰り返し。声を掛けられればパッと彼女の方を見て)
…っ、ありがとうソフィアっ。
(豊富な物が売られているこの場所に来れた喜びに目を輝かせながら心底嬉しそうな笑顔を見せ、感情の勢いに任せて彼女の両手をしっかりと包み込むように自分の両手を重ね胸元まで上げながらずいっと距離を詰め、お礼を告げる。その際に豊満な胸に手が埋まっていたのだが気にする様子はなく直ぐに手を離し背中を向け、先ずは近くのお店からと布の剪定を始める。手に取りじっと眺める姿は、先程とは違い真剣そのもの。これは何か違うかもと手放しては新しい布を手に取るを繰り返し、一つ、これは本当に値段の割に質がいいと決めてしまえば彼女の方を見て…ついでに聞き忘れていたことも、遠慮しながらのせいか上目遣いになりつつ問いかけてみる)
ねぇ、これとかどう?そこまで高くないし、質もいいと思うんだけど…そういえば予算聞いてなかったわね。まだ色々見て回ると思うけど、どのくらいで収めたらいい?
>(街並み/リディ宛て)
えぇ、勿論ですっ。…そうですか?
(心配になる彼女を余所に分かってなさそうに少し首を傾げつつ撫で受け。安全に抜け出て見渡せた街に来れば、声を掛けた事で彼女が此方を向き、喜びの感情を露わにしては至近距離になった際、豊満な胸に手が埋まればはわ、と仄かに頬を染め肉付きの良い体を食べてみたいと募る一方で背中を向けられると生前の名残か、対照的に貧相な体に密かに眉を下げ。「いえいえ、とんでも御座いませんっ。」とお礼に対する返事は忘れずに。彼女が手近な店で布選定を始める間、少し目を別の店へ移せば装飾のレースやスパンコール、ビーズ類迄売っており、傍目からキラキラと輝いている。真剣に眺める姿も見守り選択が決まったのか聞かれ、反応とついでに問い掛けられた事の予算額を答えつつ、遠慮は要らないと言っておき。とは言ってもオーバーするようなら矢鱈滅多に来れる訳ではないし、彼女の知らないところで人外の片鱗を売っ払ってしまっても良いと考えていた。)
わぁ、素敵ですねっ。
うん?リディ様の満足出来る服が作れるなら幾らでも。予算の範囲内にはなると思いますが、遠慮する事はないですわ。
>>(街並み/ソフィア宛て)
そうよ。…アンタの優しさ利用しようって奴は許さないから。
(自分の心配を分かっていなさそうな彼女に一瞬苦い顔を見せ、守られてばかりでなく守ってあげたいと思いを込め真っ直ぐに見つめながら、短く息を吐き出してそんな輩は許さないと呟き。好きに見ていいと聞き喜びの余り彼女の両手を取れば胸に手が埋まるのもお構いなしに勢いのままにお礼を伝え、直ぐに離れて探し始め。一つ決めた物に対して遠慮がちに問いかけてみれば、素敵と言われそうでしょうと自信ありげに頷いた後、思わぬ言葉を貰った事に気付き間抜けな声を出しては暫し固まり)
でしょう?
え、……い、幾らでもって、……分かったわ。けど、本当に無理なら言いなさいよ?
(幾らでもだなんて。年下の子供達を飢えさせないように、親代わりの人と協力しながら必死に何とかやり繰りしてきた自分からすれば本当にあり得ないことだと、信じられないといった様子で目を瞬かせ繰り返す言葉は吃ってしまい。そんな贅沢をしていいのかと幾度も目線を彷徨わせながら迷う事数分。長く息を吐き出し、ここはもう甘えてしまおうと腹を括って大きく頷いて、それでもやっぱり少し気になると、無理なら言うように念を押しておき。とりあえずこの店の選定は終わったと周りを見れば装飾品の類いや、こことはまた違った布の質や色をした店が幾つかあり。こうなったら全部見て回ってやると意気込み、歩みを進めていく。先に材質や色の異なる布や刺繍用の糸を選定しお会計はお任せ、後から装飾品を見て回って行き。大体は揃ったかと一度伸びをし、最後はあの店だと近寄れば品物を眺め始め。何故この店を最後にしたか?…他の店の人間と違い、明らかに自分の胸やら脚やらを注視してくる視線に気付いたから。そうゆう奴は大体…)
っ…これ、タダで譲るってんなら許してあげる。
(思った通り太腿、しかも内側を触ってきた。わざと大きく肩を跳ねさせた後思い切り睨みつけ、右手で思い切り払い除ける。護身用のナイフは敢えて出さず、店で一番高値の物を鷲掴みにし店主の目の前に突き出せばタダで寄越せと鼻で笑いながら告げ。「おいおい、ただの戯れだろう?ほんの少し触ったくらいでタダとは無理がある。もう少し戯れさせてくれるなら考えてやらんでもないが…」あれは戯れだと軽く笑ったかと思えば随分無理な交渉だと、もう少しの戯れをと話しては豊満な胸へとチラリと視線を向けニタリと口角を吊り上げてみせ。これで折れない方の奴なら仕方ないと、ガーターベルトからナイフを取り出す為に反対側の手を動かそうとして)
(優しさに付け込み利用する奴は許さないと、そんな言葉を掛けてくれる彼女に「ふふ、お気遣いありがとう御座います。」と厚意を受け取り、微笑みを見せた。いきなり至近距離になり直ぐ離れた際のちょっとしたハプニングがあって、其の儘自由に選ばせた事数分…一つの物に聞かれ反応を返した後、紡いだ言葉に彼女は呆気に取られた様子。)
あまり来れる訳ではないですから。…はい、ご心配なく。
(言葉を繰り返されれば確と頷き、にこりと満面の笑みを浮かべ。念を押され、一度頷くものの制止を掛けるかは定かじゃないが。周りの店にはスカートの裾、襟や袖先など布の端のデザイン装飾用にギャザー、スカラップフリルやピンキングフリル、パールを付ければパールラインフリル、他にもフリンジやタックフリルとスカラップ、ハートレース等の組み合わせ次第でも様々出来るし既製品素材が色々と売っていた。お会計は任せて貰い、粗方見て回り終われば最後の店へと連れられ。何やらトラブルに、庇うようパッと彼女の手を取り「女性には少しでも、視線だけで不快になる事も値するって事を解って貰っていいですこと?戯言もいい加減にしなさいまし。貴方のような輩に触らせるカラダでは御座いませんのよ。さもないと、声を上げる迄ですわ。」相手方へ様抜けではありながら言葉遣いは丁寧であるも、怒気が含まれている。表情もにこやかにしつつ、眼は言い逃れはさせないと意志を宿らせ凛としており。)
>>(衣料品店内/ソフィア宛て)
(本当にいいのかと思いつつもソフィアやグラシア、それにお人形達にもどんな服を作ろうか考えては上機嫌に微笑みながらお店を巡り確かな目で選定しつつ会計は任せていき。最後に回した店で、思った通りの動きをしてきた店主に内心嫌気が差しつつも鷲掴みにした商品をタダで譲れば許すと話しを持ちかけたのだが。チラリと向けられた下衆な視線に、コイツはもうダメだと判断しガーターベルトからナイフを取り出そうとしたのだが、その手を取られた為に彼女へと顔を向ける。にこやかな表情とは違い凛とした瞳が見え、思わず視線を奪われており。「おーおー悪かったよ、そんなに怒らなくてもいいだろ?握ってるのと…そうだな、この辺もタダでやるから。これで勘弁してくれ」声を出されては困ると店主は笑いながらの謝罪を口にし、今自分が持つ一番高値の物以外にも箱に入った数種類の装飾品、更には太陽の光に反応し微かに輝く糸を差し出し許してくれと笑いながらに話しており)
……アタシ、そんな安い女じゃないんだけど?
(勘弁してくれと差し出された品物へと目を移せば、確かに良い物ばかりで。店主は下衆だが品物に罪はない。ここで手に入れた品は贈り物ではなく自分の服やらに使ってしまえば悪くない取引とは思う。しかし今後同じ被害に遭う誰かを無くす為には店の物全部を貰うくらいの気持ちはいるだろうと、自分の価値はもっと高い筈だと吹っ掛け。「全部持って行こうってか?……勝手にしてくれ」目の前の女は強気だし、連れ歩く女も一切引きそうにない。だがここで変に粘ればこの場所を狙う他の店が彼女らの味方について商売出来なくなる可能性があるか…その方が痛手になると判断したらしく、長い溜め息を吐き出しては勝手にしろと。自分は何も見ていないからと背中を向けてしまい)
>(衣料品店内/リディ宛て)
(トラブルの主要原因が笑いながらの謝罪にむ、とあまり快い気はせず、彼女が持つ物以外にもこの辺も…と言ってくれはするが腑に落ちずにいれば、彼女は更に追撃で吹っ掛ける。すると店主は観念したように、条件を呑み全部持って行くなら勝手にしてくれときた。必要な物を揃えるのに支払う事はなくなり、漸くスッキリすれば彼女へ顔を向け。)
…ですって。持って行けるだけ持って行きます?何れから持って行きましょうか。
(/ですね。お互い気にしないようにしましょう。気付けば追記する、て形で。返信短くなってしまいすみませんっ。)
>>(衣料品店内/ソフィア宛て)
あらそう?じゃあ遠慮なく。
んー……とりあえずコレとコレは必須ね。後はこの辺りとか。…品物の質は本当に良いんだから、今後は変な事するんじゃないわよ。
(背中を向けて勝手にしろと言った店主を軽く鼻で笑った後、遠慮なくと口角を吊り上げた悪い顔をし。こちらに顔を向けた彼女と目を合わせ(内心上手い事成功したわね、なんて思いつつ)軽くウインクした後、改めて品物に向き直る。持って行けるだけ何れからがいいか。手に掴んだままだった一番高値の物と、太陽の光に反射して輝く刺繍糸は必須と判断し一旦彼女へと渡そうとしたのだが。今更ながら待たせ過ぎじゃないかと思えば、持ち帰り用だろうか、品物の横へと置かれていた大きめの麻袋にとりあえず詰め込み。後は、と箱に入った数種類の装飾品と質の良さが際立つ布地も詰め込んで。高値の物は殆ど奪い取、…頂けただろうか。最後に、他の品物に埋もれていた小さな綺麗な宝石をいくつか見つけ、それはまた別の綺麗な布地へ包み詰め込んでいく。これくらい貰えばいいと、満足げに嬉しそうに笑った後。スッと真顔になれば先程非礼を働いた店主へと、品物を見る目は確かなんだから二度と馬鹿な真似をするなと酷く冷めた声色と表情で釘を刺しておき)
さぁて。買い物はこのくらいにして…持たせ過ぎよね、少し渡してくれない?
(先程までの冷めた表情は直ぐに戻し彼女へと向き直れば、麻袋に詰め込んだ物は差し出さず。寧ろこちらが荷物を貰おうと、空いた方の手を出しながら渡すようにお願いし)
(/はい、そうしていきましょうっ。よろしくお願いします!
いえいえ大丈夫ですよぉ、あまり気になさらずマイペースに行きましょうっ)
>(衣料品店内/リディ宛て)
(店主へ向け鼻で笑った彼女を苦笑いし事の顛末を見届け。遣り取りを傍で控えているとウィンクを送られた後、品物へ向き直る彼女。彼れはこう、此れもこうと作るのを想像してかウキウキとした様子で持ち帰りを見定めた姿を微笑ましそうに見詰め。彼女が釘を刺せば、己が追及をする事は何もないと、沈黙しておいて。自身には戻された表情で向き直られ、渡してと空いた方の手を差し出されては、めいっぱい申し訳なさそうにしながらおずおずと手渡してみるものの、本当に少ししか渡さず。)
そんな…でも、すみませんっ。
(/は~い。では一旦引っ込みますねぇ。)
>>(衣料品店内/ソフィア宛て)
何で謝るのよ?アタシが持つって言ったんだから気にしなくていいの。…もっと渡しなさいっ
(自分から持つと申し出たのに何故か申し訳なさそうな彼女を不思議に思いつつ軽く首を傾げ、遠慮なんて必要ないから気にしなくていいと差し出された荷物を受け取るものの。これっぽっちじゃ結局殆ど持たせたままじゃないかと不満気に眉を寄せたと思えば、ぐいっと距離を詰め至近距離で見つめながら渡すように伝えて)
言うこと聞かないと…思いっきりくすぐるわよ?
(先程渡された少ない荷物と麻袋を一緒に持つようにして右手を自由にし、至近距離は崩さないまま、にまぁっと意地悪そうな笑みを浮かべては顔の前に右手を持ってきて指先を動かして擽る動きをし)
(/はぁい、また何かあればお互い遠慮なく、ですねっ)
>(衣料品店内/リディ宛て)
へっ、其れは…わたくしが持つべきなのに。
(何かをする毎に自らが買って出るか押し付けられるのも、当たり前の事に染み付いていて。突然至近距離ながらに指先を擽ってくるような動作をされては、両手を胸前に持っていき、慌てて制止するようにさせ。だが慣れないがこんな気兼ねない遣り取りも何処か愉しい。自分の気持ちも伝えておきつつ再び別の荷物を渡すも、平等になるようにしておいて。)
リディ様だからこそ役に立ちたいとも思ってるので…此れぐらいは持たせて頂きますね。
>>(衣料品店内/ソフィア宛て)
どうして?身体が悪いとかじゃないんだし、持てるだけ持つわよ
(至近距離にて意地悪く笑いつつ右手で擽る動きをしてやれば、胸前に両手を出し静止しようとしてきて。可愛い反応ねぇなんて一瞬笑みを深めた後、自分が持つべきだと思うこと自体がどうしてなのかと首を傾げる。至って元気なんだから一緒に持つ方が当たり前だろうと不思議そうにしており)
…ありがと。気持ちは受け取っとく。買い物も終わったし帰るわよね、………どこに向かうんだっけ?
(別の荷物を渡されればしっかり受け取り、まだ持てるからもう少しと伝えようとしたのだが見た感じどうやらちゃんと平等に分けられているらしい。それなら許してあげようと引っ込め、相手が自分だからこそ役に立ちたいと告げられれば慣れないことに少しの間沈黙し、気持ちは受け取ると頬を緩め微笑んで。さあ帰ろうと数歩足を進めたところで立ち止まり、ゆっくり振り返れば苦笑いしつつ方角が分からないと告げて)
>(店先→帰路の道中/リディ宛て)
役に立てるのが取り柄なので…其れに、こうしてないと不安なんです。あ、こう思っちゃうだけなので気にしないでくださいね。
(役に立てないと、いつか見捨てられるのではないかと脳裏でこびり付いており。無意識に視線を下に落とすと訳を話すが束の間、パッと片手を掲げわたくしが勝手にそう思ってるだけだから、と片そうとし。
平等に分けたから許されたのか、ほっとすれば伝えた気持ちに沈黙ののち、微笑まれながらのお礼へにこり、元気良く返事を。帰宅へと肯定し、彼女は足を数歩進めたものの分からなくなったときたから、もの凄く申し訳なさそうに投げ掛け。だが、館から出る事はあまりないが経験を経て慣れている自分とは、彼女は違うと思い直して。)
はいっ。そうですね。……え、あの…その…方向音痴ですか?あっ、いや一回じゃ覚えられませんよねっ、失礼しましたわ。
>>(店先→帰路の道中/ソフィア宛て)
…そう、分かった。それなら、不安だなんて思うことがなくなるくらい、アタシのそばに居て貰うから。
(無意識であろうか、視線を落とし語られたことに対し微かに眉を寄せるも束の間、パッと掲げられた片手。一度は軽く頷き納得したかのように見せたのだが、気にするなとは無理な話。彼女の取り柄…いや、その言い方も嫌いだ。とにかく、そんな思考を持つことさえなくなるように、自分の隣に居るように真っ直ぐに見つめながら伝えて。
元気よく返ってきた返事に満足げに笑みを深めれば、さあ帰ろうと歩みを進める。…そこまでは良かったのに道が分からないと、ゆっくり振り向き苦笑いしながら告げてみれば申し訳なさそうに、方向音痴かと言葉が返って来て短く声を発し唖然としては暫し固まる。その後慌てて訂正されたのだがほんの少し苛立ってしまい長く息を吐き出しては軽く眉を寄せており)
は?……あーあーそうね。アタシはアンタの背中見てなきゃ帰れないわよ。勇み足して悪かったわ、案内よろしく。
(あからさまに拗ねている様子を見せつつ彼女のそばへと寄れば、道も分からない癖に先に歩いたことを詫びたものの、よろしくと話しては肩同士を軽く当たらせて早く帰ろうと急かし)
>(帰路の道中→森林前/リディ宛て)
!─嬉しい、…はいっ、是非。
(思わず敬語が抜け、ぱぁっと顔色が華やぐ。伝えられた言葉に、彼女の傍に居させて貰える事、確と頷き。
方向音痴かと投げ掛けた言葉は矢張りマズかったらしい。確実に怒らせてしまっている様子に、側へと来ては肩を当てられながら急かされ暫し眉を寄せたも、束の間クス、と笑みを零して。途中迄手を繋がないかと、片方に荷物を偏らせ片手を差し出し、繋がれたなら帰路へと歩みを進めて。)
もうっ、ごめんなさい。リディ様ってば可愛らしいですね。はい、途中まで手を繋ぎませんか。
(/練ってる途中でうとうとしてしまい、忘れ掛けたわ。本来と違うかも。)
>>(帰路の道中→森林前/ソフィア宛て)
ん、約束ね。
(敬語を抜いて華やぐ顔色に、自分の思いも発言も間違っていなかったと満足げに笑みを返して。確と頷く彼女に、約束だとこちらも大きく頷いてみせる。
方向音痴とはなんだとあからさまに拗ねて、軽く肩をぶつけ早く帰ろうと急かす。子供っぽ過ぎたかとチラリと彼女を見るものの、クスリと笑みを零したのを見ればどうして笑うのかとまた微かに怒りが湧いてくる。しかしそれを言葉にする前に可愛いと言われてしまい、暫し固まって)
何笑って、……まぁね。ソフィアだって可愛いんだから、自信持ちなさいよ。帰ったら一番に髪飾りでも作ってあげる。…いいわよ。はい。
(可愛い。そんな言葉は孤児院の子達からも、お世話になっていたおばさんからも沢山言われてきた。それなのに彼女から言われたら何だか少しだけ特別なように思えて、どうしてだろうかと思考。しかし考えたって分からないと忘れることにして。可愛いのは彼女も同じだし、自分の作品でもっと飾ってあげられると、先程までの拗ねた顔から自信たっぷりの笑みを向けてみせる。荷物を偏らせ差し出された手に、軽く頷いては自分も同じように荷物を持ち替え右手を差し出し柔らかな力で握り返して。子供扱いしないで、とか怒ってもいいのかもしれないがそんな気にはなれない。繋いだ手を、その先に居る彼女を大切にしたい。いつもの庇護欲だろうかとさして気にせず、時々キュッと力を込めて握りながら帰路を辿っていき)
(/あるあるですなぁ…大丈夫ですよ!根拠は何もないですがっ)
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