せんせい、あのね。(〆)

せんせい、あのね。(〆)

女子生徒  2024-04-30 23:32:52 
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  • No.834 by 御影 みき  2024-09-09 16:51:59 



でもみき、せんせーが拾ってくれなかったらこの嵐の中公園でひとりぼっちだったし。人助けってことで!


( じとりと抗議的な彼の視線にも負けずにエヘ。と可愛らしく笑って見せれば少しでも彼のメンタルの削れを抑えようとにっこり微笑んで。だが自分がこうして彼の家に転がり込んだことによって命が助かったのは確かだし最近不審者が出るだとかも噂があるので精神的にも安心できたのもまた事実なので、ちょっぴり緊張やそわそわした気持ちはあれど大半は感謝の気持ちでいっぱいで。あとちょっと少女漫画みたいでわくわくもしているのは彼には内緒だけれど。あっさりと空のお皿をキッチンへと運び片付けを担ってくれるという彼に「(優しい…。)」とむぐむぐ咀嚼しながらキュンキュン胸を高鳴らせてはしっかりと飲み込んだ後に「 やさしい、すき!…あ間違えた。ありがとう! 」 と今度はちゃんと口に出してしまいつつもきちんとお礼も伝えて。それから少しして自分もしっかり完食して手を合わせれば、空のお皿を持ってキッチンの彼の方へとぺたぺたお皿を持っていき。 )




  • No.835 by 鳴海 司  2024-09-09 18:36:48 




今回はな。
だからって次もアテにするなよ?

( 彼女の言う通り、今回の騒動は人助けと言っても過言ではないだろう。そもそもあんな連絡をもらった時点で助けに行かないという選択肢は無いので、そこに関しては間に合って良かったし何ともなくて良かったと心から安堵したもので。しかしそう何度も女子生徒を家に招く事など、やましい気持ちは無くとも少し人の目が気になることも事実なので今回限りだぞと念を押して。(とは言っても、もしまた同じような事があればやはりなりふり構わずに保護する事になるのだろうが。)背中に掛けられた唐突な"好き"からの一連の流れに小さく吹き出しては「どんな間違いだよ。」と可笑しそうに笑い。食べ終わった皿を彼女が持ってくるのを確認すれば、洗いながらも少しだけシンクの中にスペースを空けて。「ん、ここ置いといて。テレビ見るなり適当にくつろいでくれてていいからな。」と、特に面白い物を置いていない自分の部屋の中、娯楽として勧められるのがそれしか無いのだが。 )


  • No.836 by 御影 みき  2024-09-09 19:26:48 




んふふ。はあーい。

( 次もアテにするな、なんて言いながらもこうして助けを求めたら彼は何があっても助けてくれることをみきは知っているので思わずにこにこと頬を弛めてしまいながらも素直に頷いて。だがしかし、きっとこれは自分だけの特別扱いでもなんでもなくて生徒が助けを求めれば彼は同じようになりふり構わずにその手を差し伸べてくれるのだろう。そんな彼のことが好きになったのだけれど、いつかはちょっとでも他の人よりも特別な存在になれたらいいなというのはみきの心の中での小さな願望で。彼が空けてくれたシンクのスペースに食べ終わったお皿を丁寧に置けば、「 じゃあせんせーのこと見ててもいい? 」と好きな人が家事をしている姿なんて嫌いな女の子はいないので(みき調べ)、それを見つめていたいのだとお強請りを。いつも自分の頭を撫でてくれる大好きな手がただ優しく繊細に皿を洗っていくというだけでもみきにとってはテレビよりもよほど楽しいので。 )


  • No.837 by 鳴海 司  2024-09-09 22:45:02 




…ったく。ほんとに分かってんだか。

( 甘やかすつもりは毛頭ないけれど、もしまた同じような状況になれば一応文句を零してもきっと(流されるという形にもなるかもしれないが)こうして招かざるを得なければならなくなったら自分はそうするのだろう。もちろん助けるという意味では、相手が例え彼女じゃなくても生徒ならば迷う事もなく。そんな自分の本質を、小気味良い返事とは正反対に頬を緩めている彼女には見抜かれているようで何だか悔しい気もするのだが。ただ皿を洗っているだけ。ただそれだけを見たいという彼女に怪訝な顔を向けつつ首を捻り。「えぇ…?いやまあ…お前がいいなら別にいいけど……。別に何も面白くないだろ…。」と、まったく想像だにしていないお強請りに少し戸惑いながらも、隣に立つ彼女をそのままに洗い物を進めて。 )


  • No.838 by 御影 みき  2024-09-10 00:56:39 




だって学校にいる先生はこれからもたくさん見られるけど、おうちにいるせんせーはあんまり見られないんだもん。
─── …それに、好きな人はたくさん見てたいの。何時間見たって飽きないよ。


( ただ隣で彼のことをずっと見つめているのもちょっぴり緊張させてしまうかな、と思えば彼が洗い終わったお皿の水滴を拭きながら上記をさらりと答えてはまたへにゃりと彼にしか見せないような気を許しきった笑顔を浮かべて。けれど学校にいる彼を見ることが出来るのも在学期間中だけなのでそれはそれでしっかりと堪能をしなければならないのだけれど、今のところレア度で言えば圧倒的にお家にいる彼の方がなかなか見ることが出来ないのでここぞとばかりにそれを堪能しなければならないらしくちらりと彼の方へと視線を向けてはにこにこと緩んでしまう頬をそのままにまるで新婚さんのようなこの空間をしっかりと楽しんで。彼は自分ほど感情がくるくると顔に出る訳では無いけれど、でもじっと見ていれば実はダークブラウンの瞳が意外と多弁だったりするのが可愛らしくて飽きないのだと口には出さずにその瞳をじっと見つめ。 )



  • No.839 by 鳴海 司  2024-09-10 08:47:43 




そりゃまあ休みの日に生徒を家に招くなんてしないしそんな機会も無いしな。
…あ、それなら俺もちょっと分かるかも。

( いつだかの会話でスーツ姿がレアだ何だと話したような記憶があるが、家着なんて完全オフの状態を生徒に見せる事なんてきっと後にも先にも今だけなのではないだろうか。見てるだけと言いながらちゃっかり隣で手伝いに入る彼女の柔らかい笑顔をちらりと見やっては、確かに彼女のようにコロコロと表情が変わっているのは面白くて何時間見ていても飽きなさそうだなと。そうしてこちらの思考を読み取るかのようにじっと見つめてくる夕陽色の瞳にぱちりと視線を絡ませながら「…手、止まってるぞ。」と次に洗い立てのお皿を差し出してはにやりと笑い。彼女の言葉通りなら"好きな人"だからこそ見ていられるという事になるのだが、果たして自分の同意はどちらなのかまでは明言せず。 )


  • No.840 by 御影 みき  2024-09-10 10:23:01 



、─── 。


( 今、間違いなく彼が見つめているのは自分で。というかそもそも自分と彼の2人しかこの部屋にはいなくて。果たして彼のちょっと分かるかも、は自分のどちらに反応をした言葉なのかが分からないけれど、此方を見つめてくるダークブラウンから視線を逸らすことが出来ずにぽわぽわと頬を赤らめたまんまるの瞳で固まってしまい。否、どちらの言葉に反応したかなんて彼の文脈や言葉のタイミングを読み取れば実に簡単なことなのだけれど、でもだってそうなると彼が自分のことを好きだということに── というところまで考えていれば、ふと彼から手元が止まっているとの指摘が入りびく!と肩を跳ねさせて我に返り。にやりと笑う意地悪な顔は、きっと此方が何を考え込んでいたのかまで完璧にバレている顔で、みきは赤い顔のまま彼から皿を受け取りつつ「 ……わ、分かるって、…なにが? 」とお皿を拭くことに集中しています、この質問に深い意味は無いです、と言わんばかりにお皿を拭いている手元の方に目線を下ろしながら(本当は彼の方を見たい)問いかけて。 )




  • No.841 by 鳴海 司  2024-09-10 11:23:52 




何がって……、
『何時間見てても飽きない』ってとこ。お前見てるとヘタなお笑い番組より面白いし?

( 未だ意地悪い笑みを浮かべたまま、顔を真っ赤にしてキュッキュと皿を拭く彼女に向けてこてりと小首を傾げて。その顔が真っ赤になった理由も分かっているし、何なら返ってきた質問も予想通りでつまりは確信犯。もちろん真偽はどうあれ自らの心の内を吐露することなど今はまだ出来ないので、さっきの言葉にだって特に深い意味は無いですと、お返しとばかりに喉を鳴らして笑い。実際今もこうして自分の言葉ひとつに薄らと期待と戸惑いを滲ませながら、平然としてるフリを装ってその意味を探ろうとする彼女は見ているだけで面白く可愛らしい。「心理戦とか弱そうだよな御影は……、はい。これで最後。」と、何事も無かったかのように洗い終わった最後の1枚を彼女に差し出して。 )


  • No.842 by 御影 みき  2024-09-10 13:06:04 



!!
ま、また弄ばれた!

( 彼の言葉といじわるく楽しそうな笑みにハッ!とみきの賢い部分が働けばムキャ!と顔をくしゃくしゃにして悔しそうに上記を零して。もしかしたらちょっとでもみきのこと好きになってくれたのかも、と勘違いしてしまった自分がひどく恥ずかしくて半ば八つ当たりのようにぷんぷんと頬をふくらませては最後の1枚を彼から受けとりながら「 みきは正直者なの! 」 と怒っていますの顔をしている割にお皿を拭く手付きは丁寧で最後の1枚まで丁寧にピカピカ拭きあげれば、ふとつまりは自分は彼にとって女の子としてどころか見てて飽きない珍獣かなにかだと思われているのでは……!?と彼にとっての自分の立ち位置に大きな不安を抱え始めてはわわ…と危機感を覚えて。 )




  • No.843 by 鳴海 司  2024-09-10 14:44:40 




またって何だよ人聞きの悪い。
俺がいつもお前を揶揄ってるみたいに言わないでくださーい。

( 言いがかりだといわんばかりに反論するが、その顔は楽しそうな笑みを浮かべたままで何の説得力も無く。──彼女を見ていて飽きないのは本当だし面白いと思っているのも本当。しかしだからと言って肝心の"好きな人だから"という部分を、言葉として肯定こそしてないものの別に否定もしていない事に彼女は気付かないんだろうなぁと考えると余計に面白くて。くすくすと笑いを抑えようともせず、濡れた手をしっかり拭いてから「はいはい、正直者で働き者の御影さん。手伝いありがとな。」とぷんすこ怒ったままの彼女の頭を軽く一撫でしてリビングへ。つけっぱなしだったテレビは台風情報を画面の端に追いやり、その内容はバラエティ番組へと切り替わっており。「とりあえず俺は風呂入ってくるからお前はゆっくりしてな。面白いものとか何もなくて悪いけど。」と、彼女を視線だけでソファへと促し自分はそのまま洗面所へと足を向けて。 )


  • No.844 by 御影 みき  2024-09-10 16:40:16 



い、いつもからかってるくせに……!!


( 自分は普段何にもしていません、といったしれっとした彼の言葉にむむむ…!とその頬は餅のように膨らんでいくものの、そんな彼に頭を撫でられてしまえば恋する乙女の心なんて簡単に浮き上がってしまうもの。だがしかしぷんすこと起こっている手前素直に喜ぶことはできなくて、怒っているのだか照れているのだか絶妙な表情のままにぺたぺたと彼の後を追ってリビングへ。先程まで様々な地方の台風情報やらヘルメットを被ったリポーターが豪雨の中必死にリポートをしていたTVの中はいつの間にか楽しげなバラエティ番組に変わっており、今回の台風はそんなにすごくないのかな…とすら認識してしまうほどだ。とは言っても、外は紛れも無い豪雨なのだけれど。ゆっくりしてろ、との彼の言葉に「 はぁい。 」とのんびり返事をしてはいくら好きな人とはいえ異性なのでお風呂にまでついていくことはなく。ソファにゆっくりと腰を下ろせばやはりやわらかさは自分の家のものとは違い、そのまま体を横に倒せば自分でも自認していなかった疲れがドッと襲ってきていつの間にかみきの瞳は閉ざされて。 )




  • No.845 by 鳴海 司  2024-09-10 22:39:52 




( わなわなと反論をしてくる彼女だが、移動を促せば親の後を追う子供のように大人しく着いてくるのが(何とも言えない表情ではあるが)また可愛らしくて。彼女をひとり部屋に置いてから風呂に入ってしばらく──…と言っても男の一人暮らしなんてシャワーで終わらせるのがほとんど。彼女を差し置いて自分だけ風呂に入る事が少しだけ申し訳ないような気もするが、元々ここで一晩を過ごすつもりなど無かったのだから仕方がない。比較的早い時間で浴室を出てはまだほんのりと濡れた髪のままリビングへと戻り。テレビの中ではタレント達が面白おかしく話をしているのだが、そんなガヤガヤとした音の中でもソファで寝てしまったらしい様子の彼女に目を丸くして。そっと近付いてはベッドに移動してもらう為に一旦起こそうと、少し遠慮気味にその肩を優しく叩いて。 )

───…ったく。
…御影、寝てもいいけど布団でな。風邪引くぞ。


  • No.846 by 御影 みき  2024-09-10 23:06:01 




─── …ん、…。


( 好きな人の香りに囲まれた部屋というものは、いくら初めて入る異性の部屋だとしてもとても心穏やかで落ち着くもの。わいわいと程よく賑やかなTVの音も相まってすやすやと寝息を立てていたものの優しく肩を叩かれればきゅ、と眉を寄せた後に薄らと夕陽色の瞳を開けて。ふわりと鼻腔を擽るシャンプーの香りとまだ髪が濡れたままだからなのかいつもよりも少しだけ幼い印象の彼がその瞳に映れば寝起きでぽやぽやとした頭のまま自身の肩を叩いた手を優しく捕まえてすり、と頬に手を添えて。「 ……んへへ。おふろあがりのせんせーだ。 」と彼の言葉に答えることなくふにゃふにゃしたひらがな喋りで思ったことをそのまま口に出せば、愛おしく蕩けた夕陽に彼を真っ直ぐに映してうふうふ笑い。おうちのせんせー、家事をしてるせんせー、お風呂上がりのせんせー、今日だけで初めて見る彼の色んな顔を見られちゃった。と、浅い睡眠明け特有のぼんやりとした頭で満足そうに考えて。 )



  • No.847 by 鳴海 司  2024-09-10 23:28:56 




っ──、
……あーもー、勝手に運ぶからな?

( 雷や竜巻の注意報が出ているほど外は激しく騒がしいのに、何だか今この部屋の中はとても穏やかな雰囲気さえして。きゅ、と柔らかく掴んでくる小さな手は眠気からか暖かく、そのまま頬擦りされれば庇護欲に近い感情が湧き上がってきそうで。しかし薄く目を開けてくれたかと思えば寝惚けているのか会話のキャッチボールは返ってこず、かと言ってこのまま彼女をソファで寝かせるのは忍びない。夢心地のように柔らかく笑う彼女を見て少し考えた後小さく溜息を吐いて、仕方ないとばかりに掴まれた手を優しく引き抜いては横抱き──何度目かのお姫様抱っこで彼女を運ぶべく、持ち上げようと体を近づけて。 )


  • No.848 by 御影 みき  2024-09-11 00:20:19 



、?
ぎゅー。


( 寝ぼけた頭では彼の事を考えるので頭がいっぱいで当の本人の言葉は右から左、そんな中突然彼が自分に近づいてくれば抱きしめてもらえるのかも!とぼんやり頭脳が勘違いをしたらしくそのまま彼の首元に腕を回してぎゅっと抱きしめ。まだ覚醒しきらず、なんなら瞳を閉じたら今すぐにでもまた夢の国への扉を開けてしまう程の意識の中、テストで良い点数を取って訳でもないし転んだ訳でもないのにぎゅーしてる、いい匂い、お風呂上がりだからあったかい、とぼんやりとした頭の中でも好きな人のことに関してはよく頭が回るのでそんなことを考えつつも上機嫌にふわふわ微笑んでは、まだ少し濡れたままの髪を指で梳きながら「 ぬれてる、ふふ。かわいい。だいすき。 」とよしよしと頭を撫でて。ちなみに濡れてる、可愛い、だいすきというのは髪が濡れていると幼く見えて可愛いね、そんなところもだいすき。の略であるのだけれどそれはさておき。風呂上がり特有の体を抱きしめていればだんだんと瞼が重くなり、次に彼の頭を撫でていた手も動きが緩慢になっていけば彼に抱きついたままころっとまた夢の中へと落ちてしまい。 )




  • No.849 by 鳴海 司  2024-09-11 08:51:35 




はいはい、掴まっ──、!?

( いくら寝惚けているとはいえ持ち上げる際に軽く掴まる程度だろうと思っていれば、思いの外しっかりと回された腕に柔くとも力を込められれば体はぴったりと密着して。一瞬固まるも、形としてはちゃんと掴まってくれているので持ち上げるにはこれ幸い。何とか体勢を整えてベッドへ運ぼうとしていると不意に髪を撫でられて少し肩が跳ねてしまい。「っ。…~~~み、御影…頼むから大人しく……!」と彼女の放つ単語には疑問符を浮かべつつ、何とも言えない擽ったさにぷるぷると体を震わせながらゆっくりとした動きで何とか布団に彼女を下ろし。この短い時間に様々な攻撃()を受けたことで、無防備かつ穏やかな寝顔ですでに再び夢の中へ旅立っている彼女とは正反対に、何処となく険しい顔のまま静かに溜息を吐いて。 )


  • No.850 by 御影 みき  2024-09-11 10:59:48 



……ん、…。


( 彼に体を寄せている間は幸せそうにふわふわにこにこ表情も綻んでいたものの、ベッドに下ろされ彼の体が離れていけばその眉はむむ、と顰められ離れていかないでと言わんばかりに無意識に彼の服の裾を掴み。ガタガタと窓を揺らすほどの風とどこかの地域では道路が冠水したらしいほどの大雨のなか、不思議とこの部屋だけが(みきにとっては)穏やかで安心感のあるもので。顰められた眉は少しすればふっと穏やかな寝顔にころりと変わり、「 …せん、せ……だいすき……。 」と無防備な唇から小さく零れ落ちた言葉はどうやら夢の中でも彼に求愛をしているらしいみきらしい言葉。ただこれが別の異性の家だったとしたならばこんなにも警戒心なしにころっと寝落ちしてしまうようなことは決してなく、しっかりとした大人、教師である彼を信頼 ─── もとい残念ながら自分の事をなんとも思っていないのだろうという日々の彼からの対応によるもので。 )





  • No.851 by 鳴海 司  2024-09-11 11:31:36 




ふう………、!っと、
あー…こいつはもう……!

( やっと寝かしつけた子供を起こさないように頑張る母親とはこんな気持ちなのだろうか。そろそろとその場を離れようとした所で寝ているはずの彼女の眉間には不満げに皺が寄せられ、服を掴まれればくん、と突っ張ってしまい危うく体勢を崩しかけて。何とか保てたもののそれ以上に離れることは出来ずに立ち尽くしていれば、こちらで起こっている静かな戦いなど知らない彼女はへらへらといつもの台詞を。夢でも現実でもやっている事が変わらない彼女が可笑しくてつい笑みが零れては、その穏やかな寝顔に掛かった髪を指先でさらりと除けながら「…警戒心無さすぎ。俺も一応男なんだけど。」と、ぽつり呟いて。もちろん彼女の(ひいてはご両親の)信頼を失うようなことは絶対にしないと言い切れるが、好きだ何だと日頃言う癖にここまで無防備だと少し複雑な気もするようで。とはいえ、彼女のそこ無警戒さを磨き上げてしまったのは紛れも無く自分なのだがそんな事にはこれっぽっちも気付かずに。 )


  • No.852 by 御影 みき  2024-09-11 12:32:20 





─── せんせ、…それは食べちゃダメ……それは、……ふぐ太郎の……ごはん……ふふ、……スゥ…。


( 親の心子知らず、とは言うけれどこの場合は教師の心生徒知らずといったところだろうか。一体どんな夢を見ているのか、彼の心中やら葛藤やらはなんにも気付くことなく寝言をむにゃむにゃと零せば楽しそうに頬を弛めて、だがしかし彼の服を掴む手はなかなか緩むことはなくしっかりと握ったまま。数分ほどその状況が続いたうち、だんだんとみきの眉がむむむ、と寄っていけば「 だめ、…食べちゃ、 …お腹壊しちゃッ─── ゆ、…夢か……。 」と恐らく夢の中の彼がとんでもない行動に出たのだろうか、ハッキリと拒否の言葉を零しながら飛び起きて。ぜぇはぁと深呼吸を繰り返した後にそうして隣の彼を見つけるなり彼の頬に両手を添えて「 せ、せんせー!大丈夫?お腹壊してない?痛くない? 」と夢か……。と先程自分で呟いたばかりなのだけれど若干寝ぼけているのか念の為なのか、不安そうな色の滲む夕陽色の瞳で真剣に彼の無事を問いかけて。 )



  • No.853 by 鳴海 司  2024-09-11 16:15:51 




────おい。
どんな夢見てんだこいつは…。

( こちらの心中を他所にさぞ楽しい夢を見ているのだろう、頬を弛ませる彼女を微笑ましそうに眺めていれば何とも聞き捨てならない寝言が飛び出て。つい反射的にツッコミを入れてしまえば、夢とはいえ彼女の中の自分像に一抹の不安を覚えてしまう。そのまま楽しそうにしていること数分、台詞と表情が段々と渋いものになっていったかと思えば慌てた様子で飛び起きた彼女に頬を両手で挟まれたままじとりとした視線を向けて。「おかげさまでな。さっき食った晩飯はちゃんと人間の食べ物で美味かったし。」と、夢と現実の狭間を未だうろうろとしている彼女に、先ほど食べた現実のご飯をわざわざピックアップしては口元だけにっこりと。 )


  • No.854 by 御影 みき  2024-09-11 17:06:51 



よ、良かったあ……やっぱ夢だった…。
びっくりしたよぉ、せんせーが突然ふぐ太郎の餌食べちゃうんだもん。

( 彼の無事を確認しては、はぁあ…と大袈裟にため息を吐いてはじとりとした彼の視線にも負けずに漸くじんわりと覚醒してきたのかその頬をふにふにと触りつつ夢の中の彼の行動をぽつりぽつりと話し始めて。あくまで夢の話なので現実の彼はお腹を壊すどころかどうやら自分の作った夕食に満足してくれているようでみきの表情は嬉しそうに緩められ。だがしかし、そういえばさっき寝たはずのソファよりも随分今自分が座っている場所が柔らかい気がする…と改めて下を見てみればそこは紛れも無いベッドで、みきは思わずピシャリとそのまんまの状態で固まって。今、私、好きな人のベッドに座ってる。と自覚してしまえばじわじわと顔に熱が集まってきて、外の大荒れの天気と同じくみきの心もワッと荒れ始め。「 み、みき、せんせーのベッドで、ね…寝ちゃった…! 」と、ちょっと考えてみればソファで寝ていた自分を彼がベッドに運んでくれたのだと分かるけれど混乱した頭ではそれどころではないのか、はわわ…!と赤くなったり大丈夫!?と焦ったりくるくる表情を変えながら自分の今の状況になぜだか目の前の彼に見れば分かることを報告して。 )




  • No.855 by 鳴海 司  2024-09-11 17:58:12 




お前は俺を何だと思ってんだ…。
例え飢えても魚の餌は食わねーよ、腹膨れないだろあれじゃ。

( 両手に挟まれた頬はされるがままに、漸く現実へとしっかり着地した様子の彼女へじとりとした視線を投げかけたまま。同じように大きめの溜息を吐くも返す言葉は何だかズレていて、聞きようによってはきちんと腹に溜まるようなものは食べるのではと思わざるを得ないだろう。しかし彼女自身が今いる場所を確認した途端に固まったかと思えば、次いで忙しなく変わる表情に可笑しくなって小さく笑みを浮かべて。「ソファよりは寝心地いいだろたぶん。ていうか今日はお前ここで寝ていいから気にしなくていーよ。……嫌じゃなければだけど。」元々今日は彼女にベッドを使ってもらうつもりだったので心配する言葉には大丈夫だと頷いて。とはいえ勝手に運んだのもそうだが、他人の布団で寝る事に抵抗があるならば話は別。そうなれば残りはソファしかない為、彼女が少しでも快適に寝られるように工夫しないといけないわけで。 )


  • No.856 by 御影 みき  2024-09-11 18:55:43 



お、お腹膨れなくても食べちゃダメだよ……。


( 頬に添えた手は特に外されることもなく、どうやら今日は人の目が確実にないせいかちょっぴり彼の警戒心が薄いような気がしてこれ幸いと柔らかな彼の頬をちいちゃな手でしっかりと堪能して。だがしかし想い人の言葉はちゃんと耳ざとく聞いているのか困ったように眉を下げて笑いながら例え腹が脹れたとしても食べないでほしいとやんわりと諭して。家主からの気遣いや優しさにキュ…とときめいてしまうけれど、それはそれとして突然押しかけた身でありながら堂々とベッドを独り占めできるほどの図太さはさすがに持ち合わせておらず「 だ、だめだよ。ソファで寝たら体痛くなっちゃうよ! ……それに、おっきいベッドで1人は寂しいもん。 」と彼の両頬からするりと手を下ろせば高校生にもなってこんなわがままを言うのも恥ずかしいのか小さな声で本心を付け足して。ついでにさらに追記するのならばいつ来るか分からない雷鳴に1人で怯えるのも怖いので彼にそばにいて欲しいのだ。それに好きな人のベッドで眠れるなんてイベントが嫌なわけがなく、ベッドで眠りたいのは山々なので。 )




  • No.857 by 鳴海 司  2024-09-12 07:19:22 




じゃあ俺が飢える前に御影にまた作ってもらわなきゃだな?

( 実家以外で食べる誰かの手料理というものは存外心に染みたようで、晩ご飯はしっかりと食べ終えたにも関わらず自分の舌はまた彼女の手料理を求めているらしい。こてりと小首を傾げてはにぃ、と口角上げて。まったく普段はどれだけ諫めようがぐいぐいとくるくせに、こういった所は変に律儀な彼女が余計に可愛らしく感じて。「別に1日くらい平気だよ。──…寂しいって言われても……うーん…、じゃあお前が寝るまでここにいるからそれでいいだろ?」窓の外では今か今かと雷が待ち構えている事など知らず、やれやれと溜息を吐いてはベッドの横に腰を下ろして。御影母の"一線を超えなければ"という台詞が妙に耳に残っていて、もちろんそれが無くとも同じ布団で寝るなんてそもそも考えてはいないのだが。 )


  • No.858 by 御影 みき  2024-09-12 09:07:42 




……えへへ。しょーがないなぁ。

( ぱち。と彼の言葉に大きな瞳を丸くしてはまるで雪が解けていくようにじんわりと頬を緩め、仕方ないだなんて言いつつもその声色は心の底から嬉しそうで愛おしそうで。もしかすると、でもなくどうやら自分は作戦通り好きな人の胃袋を掴むことが出来たようで作戦は大成功。普段からの家のお手伝いやバイト先で店長から料理を教わった甲斐があるというもので、彼が望むのであればいつだって手料理を作ってあげようと幸せにぽかぽか暖かい心でひっそりと決意をして。こんなに我儘を言っても何やかんや彼は甘やかしてくれ、ちょっと子供っぽすぎたかな…なんて小さく自分の狭量さに後悔しつつも決して同じ布団に入ろうとしない彼の気遣いはみきにとってはちょっぴり不満なのか小さく唇を尖らせながらも「 …… ん。 」と誰から見ても納得していなさそうな様子でこくりと頷き。それから渋々と言ったように布団に横になっては、少しでも彼と触れていたい乙女心で先程離したばかりの彼の手を取ってそのまま自分の頬にぴとりと添えさせて。 )




  • No.859 by 鳴海 司  2024-09-12 11:30:19 




そういやバイト先でも料理してんの?
てっきりホールだけだと思ってたんだけど。

( すでに結婚して家庭を持っている友人の奥さんは料理が上手だと、彼本人か嬉しそうに話しているのを飲みの席でよく聞かされることが多く。そんな友人から『お前なんか普段料理しないんだから、絶対に料理の上手い嫁さん見つけろよ!』なんて言われれば余計なお世話だと笑い飛ばす所までがお決まりの流れ。そんなことを思い出しながら、ふと先ほど作ってくれた料理にしっかりと酒のつまみに最適なものが入っていたことに改めて気付けばそのレシピの出所が気になったようで。こちらの心中など彼女には関係ないようで、一応は頷きながらもむすりと不満げな様子に眉を下げて小さく笑いを零し。そばに居るだけのつもりだったのだが、まさか手を取られたうえに頬に添えさせられる形になるとは。彼女の行動にぱち、と目を丸くしては「…寝にくくないか?」とくすくす笑いながら、手を退けることなくその様子を見守り。 )


  • No.860 by 御影 みき  2024-09-12 12:40:47 



んーん、ホールだよ~。
ちょっと早めに行って仕込みとかお手伝いしてる時に教えてもらうの。

( 彼の言葉にふるりと首を横に振っては業務時間外に習っているのだと答えて。お陰様でメニューにはない料理だったりお通しとして出しているようなちょっとしたアテの作り方まで教えて貰えるので個人的にはとても助かっているらしくその表情はどこか自慢げで。普通の料理ならばお母さんから教えて貰えるけれど、さすがにお酒のおつまみならばその道のプロに聞いた方が確実に胃袋を掴めるだろうという悪知恵が働いた結果らしく。彼の為、だなんて言うだけ野暮なのでそこは黙っておくけれどその瞳は真っ直ぐに彼を見つめているためそんな考えはきっと彼にはバレバレなのだろうけど。未だ不満げな表情のまま簡単に自分の顔を覆えてしまう彼の手に頬をすり、と擦り寄らせては「 だってぎゅってできないから…。 」と仕方なく手だけで我慢しているのだと言いたげな瞳で優しげな瞳でこちらを見下ろす彼を見上げ。だって少女漫画なら一緒のお布団で寝れるもん。なんて彼に恋してからというもの何故だかよく選ぶようになってしまった教師と生徒の恋物語たちを思い出してぷく。と頬を膨らませ。 )



  • No.861 by 鳴海 司  2024-09-12 17:12:24 




へえ、そういうとこ真面目だよな。
…じゃあ御影が作るおつまみは店長さん直伝ってことか、美味いわけだ。

( 動機はどうあれ、時間外に学ぼうとする姿勢は素直に尊敬できるので感心して。ましてや教えてくれる相手が本業なので信頼度は抜群、彼女の料理の腕も更に高まるのだろう。友人の言う"料理の上手い嫁さん"という立ち位置に彼女が収まるのかは神のみぞ知るところではあるが、もしもその腕を奮う相手が自分じゃなければ正直羨ましいという気持ちは持ってしまうかもしれないなと、顔を出した気持ちに対し彼女にバレないよう苦笑を零し。膨らんだ頬で何故だか譲歩していますとでも言わんばかりの彼女に、「だってって言われてもなぁ……つーかそもそも何で当たり前に一緒の布団で寝る前提なんだお前は。」と溜息を吐いては、誘導された手はそのまま彼女の柔らかい頬をむに、と痛くない程度に摘んで。 )


  • No.862 by 御影 みき  2024-09-12 18:27:24 






えへ。
店長直伝なのもあるけど、せんせーへの大好きの気持ちもいっぱい入れてますから。


( ふふん、と自慢げに口角を上げては隠し味の愛情も彼が美味しいと思ってくれる理由のひとつなのだとこっそり答えて。ただのプラシーボ効果かもしれないけれど、それでもやはり何も考えずに作った料理と誰かを想って作った料理では圧倒的に後者の方が美味しく上手に作れる気がするのもまた事実。そもそも料理の上達を求めた理由が彼のお嫁さんにいつなっても平気なように、なので当たり前かもしれないけれど彼に作る料理には等しく彼への愛情がこもっているようで。むに、と頬を柔く挟まれれば勿論それに抗う訳もなく自動的に唇を突き出しながら「 んむ。だって雷の日はいつもはつばさをぎゅってして寝てるし、少女漫画ではよくあるもん……。 」 と不満気な瞳でもそもそと答えて。これが冬だったらこう…寒いとか何とか理由を付けてぎゅってできるのだけれど、残念ながらまだまだ夏真っ盛りなので寒いどころかくっつくと弟には暑いと文句を言われてしまうようなレベルなのでなかなか思うようにはいかないらしく言い訳を重ねていき。 )



  • No.863 by 鳴海 司  2024-09-12 22:01:35 




はは!食べ過ぎたら胸焼けしそうだなそれ。

( 恥ずかしげも無く胸を張って堂々と隠し味を答える彼女が可笑しくも愛しくて、抑えきれず破顔してはくすくすと笑い。彼女がそこまで上達を目指す理由がまさか自分だとは思っておらず、きっと普段から料理が好きだからこそなのだろうと的外れの納得を。自分の舌に慣れ親しんだ実家の味とはまた違い、紛れも無く自分の為だけに作ってくれた料理は彼女からの愛情の味がする。そう考えれば何だかほわほわと心が暖かくなるようで、笑みを浮かべたまま優しい眼差しで彼女を見つめて。突き出された唇のまま器用に言い訳を述べる彼女に「漫画は漫画だし、お前が普段抱きついてんのは弟だろ?……ったく、こっちの気も知らないで…。」と、ひとつひとつ丁寧にその言い訳を潰していけば最後は小さく小さく呟いて。教師という枷のおかげで御影母の言う"一線"を超えることは無いだろうが、それでも一応はひとりの男。色々と我慢せざるを得ない状況を無邪気に押し付けようとしてくる彼女はやはりタチの悪い小悪魔だと眉を下げて。 )


  • No.864 by 御影 みき  2024-09-12 23:01:10 



む、胸焼けなんてしないもん!
いっぱい食べたらそれだけみきのこと好きになっちゃうの!

( 彼の笑顔にきゅん。とみきの心の柔らかい部分に改めて恋の矢が突き刺さってしまえば、薄らと染まった頬を膨らませながら照れ隠しに隠し味の効能を嘯いて。残念ながらみきは魔法使いでは無いので手料理にどれだけ愛情を込めてもそんな効能は無いのだけれど、あくまで彼が自分のことを好きになっちゃったらいいなの気持ちである。信じれば夢は叶うって夢の国も言ってるし、それが叶うにしろ叶わないにしろ願うだけならタダなので。丁寧に1つずつ此方の言い訳を潰していく彼にみきの不満気な眉間のシワは更に深まっていくものの全てが正論なのでなんにも言い返すことは出来ず、だがしかし最後の彼のつぶやきだけは上手く聞き取れなかったのか「 ?なあに、? 」その状態のままきょとん、と瞳を丸くすれば全くもって彼が今何と戦っているかもなんにも知らないような真っ直ぐな瞳で不思議そうに彼を見つめるだけで。 )



  • No.865 by 鳴海 司  2024-09-13 11:41:33 




何だそれこえーよ。
…ま、他に被害者を増やす訳にもいかないから俺は食べるけど。何ならもう食べちゃってるし。

( どうやら彼女の手料理には何とも恐ろしい魔法がかかっているらしく、その効能とあからさまな照れ隠しにけらけらと笑えば薄らと目元に滲んだ涙を拭って。少しして笑いは落ち着けど口元には笑みを携えたまま、そんな恐ろしい手料理を食すのは自分だけで充分だと肩を竦めて。とはいえ実際に彼女の手料理は美味しいため、食べたならば彼女に対して好意を抱く男子が増えることは容易に想像できて。それで言えば案外魔法も嘘じゃないかもな、なんて思えば尚更被害は自分だけで食い止めねばと微笑んで。不満げなまま、聞こえなくていい所をわざわざ聞き返してくる彼女に「何もなーい。ほら寝ろ。」と、こちらを見つめてくる夕陽色を隠すように掛け布団をその顔までぽふ、と掛けて。 )


  • No.866 by 御影 みき  2024-09-13 20:49:49 



!……独り占め?

( ぱぁあ!と彼の言葉に嬉しそうに瞳を輝かせては自然と緩んでしまう頬はそのままに、決して彼的にはそのつもりで発言したのではないと理解はしていながらもからかい混じりに問いかけて。万が一、億が一彼にその気持ちが少しでも存在したのならばこうして愛情を込めるのはせんせーだけにだよなんて言えるけれど、きっとその時はまた呆れられてしまうんだろうなと楽しげに微笑み。ぽふ、と掛け布団が顔まで覆ってしまえばもぞもぞと身じろぎをして瞳だけ覗かせては「 んふふ。せんせーの匂い。ドキドキして寝れないかも。 」とこうして今自分を包んでいる全てから大好きな人の香りがしてふにゃふにゃと笑ってしまい。……こうして頭からお布団を被ってたら彼の香りに包まれて雷も遠くなる気がするから、今日はこうやって眠ろうかなぁなんて苦手な雷の克服方法をこっそりと作戦立てながら。 )



  • No.867 by 鳴海 司  2024-09-13 23:50:43 




あー……、そうだな。
他の奴らには食わしてやんない。

( 分かりやすく輝いた瞳に少し考える素振りを見せては、ぱちりと視線を合わせては頷いて。揶揄うような彼女の発言にはお返しとばかりに独占欲をそのまま言葉にすれば悪戯っぽく口角を上げて。──いつかこの独占欲が本物になる日がくるのだろうか、なんて頭の片隅で薄らと考えてみて──。自分の布団からひょこっと顔を出す彼女、もとい生徒を見るのは何だか複雑な気がするのが本音だが。柔らかく笑う彼女に「嗅ぐなヘンタイ。」と笑いながら軽口を返していれば、漸く本日の雷を克服できそうなこのタイミングを見計らったかのようにカーテン越しに光る窓。あ、と声を出す暇もなくゴロゴロと雷鳴が唸れば、ドン、と一際大きい音が部屋全体を震わせて。「──っお、今のでかかったな…!近くに落ちたか…?」とさすがに驚いたのか目を丸くしながら未だ唸りの名残を小さく鳴らす窓の外へと視線を向けて。)


  • No.868 by 御影 みき  2024-09-14 05:12:06 





!!!!
ぅ、……く、食いしん坊だ……。

( たまには自分も彼のことを困らせてみたくて仕掛けた罠は何倍にもなって返ってくるもので、ぱち!と大きく開かれた瞳は彼のいたずらっぽい笑顔を見るなり恥ずかしそうに視線を彷徨わせては最終的に逸らされて。いくら冗談だとわかっていても好きな人から独占的な言葉が出てくるとときめいてしまうのは恋する乙女のしようがないところで、勿論当たり前のようにみきもそれは例外では無いのでしっかりと薄暗い室内でもわかるほどに頬は桃色に染まり。くすくすと楽しげに笑いあっていたのも束の間、ピカッと窓が昼間のように明るくなったかと思えばその瞬間にビリビリと鼓膜を揺さぶるような雷鳴?──もしかしたら近くに落ちたのかもしれない?──が轟き、「 っ、~! 」と声にならない悲鳴を上げながらみきがくるまっている布団は分かりやすく大きく跳ねて。これは無理、お布団だけでは耐えられない。そう確信するか否やご丁寧に布団からもそもそと抜け出しては小さく震える体でそのまま彼にぎゅっと抱きつき「 や、やっぱやだ。こわい。 」と涙をいっぱいに貯めた瞳で彼に助けを求めて。 )



  • No.869 by 鳴海 司  2024-09-14 08:38:04 




お前の飯限定だけどな。

( 逸らされた視線に勝ちを確信してはしてやったり顔でにやり。たまに不意を突いてくるのにはやられてしまう事もあるが、こうして反撃が上手く決まればやはり少しだけ気分も良くなって。そもそもそこまで大食漢では無い…どころかどちらかと言えば少食寄りなので、食いしん坊だなんて人生で初めて言われた事に可笑しそうに笑みを零しながら。薄暗くなってきている事に今更気付いては、机の上に置いている室内灯のリモコンを取ってスイッチオン。部屋の中が明るくなれば色のついた彼女の頬は更に分かりやすく、改めてそれを目にすれば心の中に愛しさがほんのりと湧き上がり。雷が存在感を示す窓の外に注意を引かれていると、ごそごそと衣擦れの音が聞こえた後に突如抱きつかれて瞬間体は固まり。普段であれば溜息のひとつでも吐きながらゆっくりと引き剥がすところだが、今の彼女からはいつもの明るさは消えて純粋に怯えている様子。そんな相手を引き剥がすなんて酷なことはさすがに出来ず、「…大丈夫大丈夫、停電にもなってないし近いだけで大した事無いと思うぞたぶん。」と、その背中を優しくぽんぽんと叩いて。 )


  • No.870 by 御影 みき  2024-09-14 09:49:49 



っ、…も、もうおわり!

( ただでさえときめきで大変なことになっているのに更に続けられた彼の言葉に両手で顔を隠してしまえばあっさりと白旗を上げてしまい。明るくなってしまった室内ではきっと赤くなってしまっているのであろう自分の表情が彼にバレバレなので(そもそも暗くてもバレていたであろうことはさておき)、ちらりと悔しそうな瞳だけを覗かせてはまたピャッ!と顔を隠して完全ガードを。まだ耳に低く残る雷鳴の音は安心させるような優しい声色の彼の声に上書きされていき、飛び出してしまうのではないかと思うほどにドキドキと煩く鳴っている心臓はぽんぽんと叩かれる背中に合わせてだんだんと落ち着いていくようで。だがしかし停電になっていないとはいえやはり外から聞こえるゴロゴロという雷の唸り声に一度張りつめた緊張や恐怖の糸はなかなか元には戻らないようで、「 せんせ、……今日だけ。今日だけ一緒に寝て、? 」とぎゅっと彼に抱きついたまま未だ怯えたような声色で小さく問いかけて。だって布団はこうして背中を叩いてくれることもなければ大丈夫だと囁いてくれることもない。音や光からは多少守ってくれるかもしれないけれどその後のアフターフォローはなんにもないのだから。 )




  • No.871 by 鳴海 司  2024-09-14 14:19:09 




…っ、……んー…、

( 彼女の様子を面白おかしく楽しんでいたもののその時間も長くは続かず、雷によって一気に恐怖に怯える彼女を今はどうやって宥めるかが最優先事項。不可抗力とはいえ生徒を家に入れたうえに泊める事になっただけでも自分の中では相当悩んだ結果なのだが、同じ布団で寝るというのはそれ以上のこと。どうしてもすぐに頷くことが出来ずにいたが、ここまで怯え切っている教え子を突き放せるほど冷たい人間にはなれないのは自分でも分かっていて。覚悟を決めたように小さい溜息をひとつ吐けば「──…ほんっとーに仕方なくだからな。」と、彼女の訴えに漸く腹を決めた様子で頷いて。…と言ってもとりあえず隣で横になって、彼女が眠りに落ちればそっと抜け出てソファに戻ろうという算段ではあるのだが。 )


  • No.872 by 御影 みき  2024-09-14 15:37:37 




……うん。ありがとう、だいすき。


( 彼が頷くだけでみきの瞳は誰が見ても安心したようにほっとした色を宿し、更にはふにゃふにゃと嬉しそうに花が綻ぶような笑顔を浮かべて。改めてぎゅう、と彼の胸に顔を埋めるようにして抱きしめては安心しきったふわふわした口調で今思っていることを隠すことなく伝えてそのままこてりと大人しくベッドに横になり。怖くなくなった!と胸を張って言えはしないけれど、彼の一言だけで先程まであんなに怖かったはずの雷はどこか遠くに行ってしまったかのような心地すらしてさっき自分の心を占めていた嫌なドキドキは心地の良いドキドキに早変わりして。「 ……ね、せんせ。他の人には仕方なくってしないでね。 」 ぽそり、と彼の腕の中で小さく小さく呟いた言葉は何とも自分勝手で自分と彼の関係では全くなんの拘束力もないただのお願いに過ぎないのだけれど、それでもどうしても自分以外の誰かに彼がこうしているのは嫌で。 )




  • No.873 by 鳴海 司  2024-09-14 20:14:51 




はいはい、どーいたしまして。

( 自分の言葉ひとつ、行動ひとつで先程まで怯え切っていた彼女の表情がここまで柔らかくなるのであれば正直悪い気はしない。真っ直ぐ伝えられる感謝と安堵は何だか照れ臭く、誤魔化すように彼女を直視しないまま同じようにベッドに横になり。せめて背中を向けようという試みは彼女のハグによって阻まれてしまい、抵抗するのも早々に諦めては抱き着くその背中を再び優しくぽんぽんと叩いて。寄り添っているおかげで腕の中から聞こえた小さな呟きに一瞬きょとんと目を丸くすれば、「…こういう面倒はお前だけで手一杯だからな。」と溜息をひとつ。しかしその声色は優しさを含み、少し遠回しではあるがはっきりと彼女のお願いを受け入れるように答えて。 )


  • No.874 by 御影 みき  2024-09-14 21:54:01 




……えへへ。
それならいーや。みきだけにしてね。

( 彼のお家で、彼のお布団で、彼に包まれて眠っている。間違いなく現実なのだけれど夢のようなこの状況だけでもみきにとっては充分に幸せだったのだけれど、ため息を零しながらもその言葉の音色には間違いなく優しさの籠った彼の返事に満足そうに笑えばまた甘えるようにすり、と彼に体を寄せて。大きな雷も先程の1回だけであとはゴロゴロと唸るだけなのが幸いし、更には彼の体温や香りにまたうとうとと心地よい微睡みが襲ってきてとろんと瞳が蕩けるようにまぶたが重くなり。けれどこんなに幸せな状況なのだからもう少しだけ堪能していたいのか「 ん、……。 」とゴシゴシと目を擦って何とかその眠気になんとか抗おうと。 )




  • No.875 by 鳴海 司  2024-09-15 10:42:16 




ばか。
生徒と一緒に寝るのなんか最初で最後だよ。

( 片肘を立てて手を枕にしながら甘えながら可愛らしい我儘を零す彼女に溜息を吐いて。そうして甘えてくる様子はやはり子供らしいとも思うのだが、抱き着いてくる彼女は確かに自分の服を着ているし布団だって自分のなのに、微かに鼻腔を擽る香りにくらくらと反応してしまいそうになるのは正直いただけない。背中に手を回してはいるが抱きしめている訳ではないのも少しばかりの抵抗の証で。あからさまに眠気と戦い始めた彼女に気付けば「…ほら、眠いんなら寝な。心配しなくても雷が鳴ってる間はここにいるから。」気を許してくれているとはいえ、やはり他人の家ということもあって緊張もあるしそもそも今日1日の疲れだってあるのだろう。くす、と笑みを零せば小さな子供をあやすように声を掛けて。 )


  • No.876 by 御影 みき  2024-09-15 14:33:05 




じゃあ、早く卒業しなくちゃ。


( 面倒ひとつは自分だけで十分、そして生徒とこうして共に寝るのは最初で最後だというのならば自分がさっさと卒業をしてしまえば次が来るということ。なんて上手に言葉の節々を自分の良いように解釈をしては少しだけ体を離して彼のダークブラウンと目線を合わせてにこにこと微笑んで。それから眠気と戦っていることが簡単に彼にバレてしまえば、またもそもそと彼の胸に顔を埋めるように抱きついて「 ずっとがいい、…。 」といやいやと首を振り。雷が鳴っている間だけじゃなくて、自分が眠ったあとも、それから起きるまでずっとこうしていたい。自分が眠ったらきっと彼は布団から出ていってしまうのだろうと乙女の勘は敏感に働き、それならば少しでも起きてこの時間を堪能したいのだと眠気に抗おうと頑張っているのだけれど子供あやすような彼の優しい声は水泳の授業の後の数学の授業みたいに蠱惑的に睡眠へと誘う魔法のようで。 )




  • No.877 by 鳴海 司  2024-09-15 19:54:34 




──…そうだなぁ、
卒業したらまたこうするのも考えてやらなくもないかもな。

( 上手いこと揚げ足を取られれば目を丸くすること一拍、こちらを見つめてくる夕陽色から目を逸らさずに可笑しそうに口角を上げて。確かに自分が懸念しているのは相手が"生徒"だからであって、その枠を外れてしまえば何ら問題は無いことも事実。…とはいえ卒業した後に"元生徒"である彼女のことを1人の女性としてすぐに見られるかどうかはまた別の問題なのだが。顔を埋められたことで少しもごもごと籠ったように聞こえる声で小さく我儘を呟く彼女に溜息混じりの笑いが零れ。「はいはい。じゃあいるから安心して寝ろって。」普段はどちらかといえばお姉さん気質な一面を見せがちな彼女がここまで甘えるようになるとは、それほどまでに雷が嫌いなのかと少しだけ驚きもあって。出た言葉はとりあえずこの場を安心させる為のものだったのだが、彼女が寝た後にこちらもそのまま寝落ちしてしまって結局同じ布団で一夜を明かしてしまうことになるのはほんの少しだけ先の話。 )


  • No.878 by 御影 みき  2024-09-15 21:18:14 



…ふふ。んふふ。
うん。卒業したら。


( 真っ直ぐ絡み合った視線は逸らされずに優しくじんわりと心を溶かし、でもやっぱりそうして真っ直ぐからかわれてしまうと照れてしまうのでえへえへと照れ隠しに淡く染められた頬で微笑んで。誰かの目もない2人っきりだけの空間だとやっぱりちょっと彼は甘々な気がして、いつも彼に振り向いて欲しくて色んな手を使ってアピールしているのだけれどいざ甘やかされてしまうとすぐにいっぱいいっぱいになってしまうのはどうにかしなければならないなぁとちょっぴり悔しい気持ちはあるのだけれど。彼の言葉に安心したように笑顔を零せば改めてぎゅう。と抱きつけば「 ん。……おやすみ、せんせー。だいすき。 」とぽそぽそと囁くような甘ったるい声でおやすみの挨拶と、それからいつもの台詞を零して。それから数十秒もしないうちに無防備な寝顔を晒して静かな寝息が聞こえてきたものの、彼の胸元の服をきゅうと掴んだ手は眠りに落ちたあとも決して離されることはなく甘えたままで。 )




  • No.879 by 鳴海 司  2024-09-16 14:53:02 




ん、おやすみ。

( 彼女の言葉に頷いただけなのにほんのりと染まる頬に、柔らかく笑うその仕草が照れ隠しだと分かれば釣られるように笑みを零し。自分でも今日はだいぶ彼女に甘いのは自覚しているのだが、少しだけ入った酒と自分の家という絶対に他者の介入の無い場所、さらに言えば外は台風で大荒れという状況では警戒心が緩んでしまうのも致し方無い事だろう(と、自分に言い聞かせているだけかもしれないが)。眠る前の挨拶を返してから少しして、規則的な寝息が聞こえてくればつい反射的にそちらに視線を向けて。普段から可愛らしいその顔は寝ていれば更にあどけなく、騒がしく準備室に走ってくるいつもの彼女とはまた違った顔を見ている気がして。その様子を微笑ましく見守っていれば、添い寝特有の温もりに加えて布団に寝転んでしまった社会人の弱さは遺憾無く発揮されることになり。段々と睡魔に襲われてしまえば微睡みに抵抗するも束の間、あっという間に意識を手放してしまい彼女がしっかり寝入ったのを確認してから布団から抜け出そうという自分の計画はあっさり破綻して。 )


  • No.880 by 御影 みき  2024-09-16 16:22:00 





─── ん、…。
!!!!


( とても幸せな夢を見た。ただただ自分と彼が2人で誰かのおうちで笑いあっている夢なのだけれど、自分を見る彼の瞳が愛おしい人を見つめるような其れでとても嬉しくて擽ったくて幸せだった。どんな話をしていたかなんては全く覚えてないけれど、ただ楽しくて幸せだったということはぼんやりと記憶の中に在って。─── 翌日。時刻で言えば6時。普段からの規則正しい生活や寝起きの良さが幸いしてパチリと瞳を開いては寝起き早々目の前に好きな人の寝顔があって思わずびく!と肩を跳ねさせて。だがしかし直ぐにそういえば昨晩彼の家に緊急避難させてもらったんだった…と思い出せば普段よりもどこか幼く見える可愛らしい寝顔をじっと見つめて。普段こんな風に見つめていたら文句を言われてしまうけれど、寝ている間なら見放題。そう、寝ている間なら。「 …せんせ、だいすき。 」規則正しい寝息を立てている彼を起こさないように小さな声でぽつりと呟けば、そのまま無防備に瞳を閉じている彼の唇─── ではなく頬に自身の柔らかな唇をちゅ、と押し付けて。唇はさすがにちょっと、自分も初めてだし寝込みを襲うようで申し訳なかったので。だがしかし、じわじわと自分の大胆な行動に羞恥心が沸いてくれば誤魔化すようにまた彼の胸元に顔を埋めて今の流れを噛み締めるようにぎゅっと瞳を閉じて。 )



  • No.881 by 鳴海 司  2024-09-16 20:41:05 




───…、んぁ、……?

( 仕事のある平日は何とか起きられるが、休みという認識があれば別。どちらかと言えば少し低血圧気味で朝には弱く、起きてもインドア派の自分にはもはや布団は恋人のような存在で。…悲しいことに、昼過ぎまで寝るというロングスリーパーではいられなくなってきている所に少し歳を感じてしまうのが否めないのだが。しかし寝ていても顔に何かが触れた感触には意外と敏感なもので、重々しくぱち…と薄ら目を開けてはぼんやりとした眼で自分の胸元に顔を埋めたままの彼女を見て。動きを止めたまま回らない頭でしばらくぼーっと何かを考えていれば(実際は寝惚けていて何も考えられていないが)、徐に手を回し抱き枕のように彼女を抱き締めては再び目を瞑って。もしも自分が彼女のように寝起きが良いタイプであれば、顔を埋められていてもその当人はすでに起きている事が分かったのだろうが。 )


  • No.882 by 御影 みき  2024-09-16 21:57:56 



!?!?


( どうしよう、勝手にちゅうしちゃった。せんせー起きてないかな、バレてないかな。未だドキドキの収まらない心臓はそのままに自分でもびっくりするほど大胆に行動してしまった数十秒前のことを反芻しては照れるを繰り返していれば突然自身の体がぎゅ、と抱き締められてびくりと大きく瞳を見開いて。起きたのかと耳を澄ませてみるものの聞こえてくるのは彼の穏やかな寝息だけで、寝惚けてるのかな…と先程のドキドキとはまた種類の違うときめきとドキドキを胸に抱えながらそろそろと自分も彼の背に手を回して抱き締め返しては「 …朝ですよー。 」と本当はこのまま抱きしめ合って眠っていたいのだけれどワンチャン寝起きのぽやぽやが見られるのでは…!?という堂々とした下心から小さく彼に声をかけながらうりうりとおでこを胸元に押し付けて。 )




  • No.883 by 鳴海 司  2024-09-16 23:08:41 




……んん…、あさ………?

( 抱き締める手には柔く力を込めたまま夢の世界へ──…旅立つ事は出来なかったようで。小さいとはいえ近くで聞こえる声に胸元のぐりぐりとされる感触、眠りを遮ってくるそれらに少し不満な様子で眉を顰めながら再びゆるゆると目を開けて。「んー……なんじ……、」先程よりは僅かに頭が回り始めたのか辿々しくはあるがぽつぽつと言葉を発しながら、時間を確認するために携帯を探そうとする動作は習慣なのでほぼ無意識に。片手で自分の頭ら辺やら彼女の背中側やらをごそごそと探し回りながらも、もう片手はしっかりと彼女を抱き締めたままで。 )


  • No.884 by 御影 みき  2024-09-16 23:52:39 



……かわいい。


( 下心満載の作戦はどうやら功を奏したようで、望み通りに辿たどしく言葉を零しながらもスマホを手探りする彼(しかも片方の手は未だに抱き締めてくれたまま)にみきの頬は思わずゆるゆると綻んでしまい思わず言葉をこぼして。でも恐らく昨日あのまま寝落ちてしまっただろうから彼の探し求めているものはこの周辺にはないのだろうけれど、眠たそうな顔でスマホを探す彼がかわゆくて愛おしくて彼が気が付くまでもうちょっと見ちゃおうと敢えてそこにはツッコまずに。現在の時刻を問いかける彼の言葉に自分が目を覚ましたということは大体朝6時前後なのだろう、と当たりをつけては彼の髪を整えるようににそっとよしよしと頭を撫でてたあとにまだ眠たそうな可愛いお顔に両手を添えては「 6時だよ、起きる時間じゃないの? 」とどこかお姉さんぶりながらもはちみつのように甘ったるい声色で現在の時刻を伝えて。まぁ今日はただの休日だし外もまだ雨や風も強いからもう一度寝てしまっても良いんだけど、と愛おしそうに優しい瞳で彼を見つめながら返事を待って。 )



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