せんせい、あのね。(〆)

せんせい、あのね。(〆)

女子生徒  2024-04-30 23:32:52 
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  • No.1585 by 鳴海 司  2024-12-05 17:42:48 




お前がオムライス食べたいって言ってくれたからここに来れたわけだし、御影の手柄だよ。

( こうしてオムライスの美味しい店に出会えたのは間違いなく彼女のおかげ。そもそもクリスマスなんて街が賑わう事待った無しの時期にこうして外に出ること自体が自分からすればもはや奇跡に近いのに、ご褒美という名のおねだりが無ければきっと今頃暖かい家の中でいつもと変わらない休日を送っていたことだろう。彼女の行動原理に自分が関わっているように、自分の行動原理にも気付けば彼女が関わっていることに改めて気付けばそれも悪くないなと薄く笑みを浮かべて。「…混んできたし、食い終わった俺らはそろそろ出ようか。」と席を立てば、テーブルに置かれてあった伝票をその内容が彼女に見えないように隠しつつレジへと向かい。対応してくれるのは最初に案内をしてくれた店員さん。すでにお昼時のピークに近く段々と店内が忙しなくなっている中でも柔らかな笑顔で対応してくれるのはさすがプロ。「ご馳走様でした。会計は一緒で。」と、彼女が何かを言うよりも先に支払いの旨を相手に伝えては財布を出して。 )


  • No.1586 by 御影 みき  2024-12-05 18:46:55 




、あ、え、でも、─── 。
『 はい、ご一緒のお会計ですね。かしこまりました。 』


( 御影のおかげ、なんて言われてしまえば当然のようにゆるゆると表情は緩んでしまうし簡単に嬉しくなってしまうもの。彼の優しさと大人らしい余裕にみきは当たり前にきゅんきゅんと胸をときめかせてはまたひとつ彼を大好きになって満面の笑顔を浮かべ。彼の言葉にきょろ、と店内を見回せば確かに混みあって来ており、食事が終わったのならば早々にでなければお店に迷惑がかかってしまうとはぁい、と返事をしながら荷物をまとめて伝票を……見ようとしたところでそれはあっさりと彼の手中へ。いやいやさすがに自分がお強請りして実現したお出かけなのだから自分の食事代は自分でとレジの前で財布を出そうと鞄の中を探っていたところで彼から“会計は一緒”との発言にみきは夕陽色の瞳をぱち!と大きく見開いて口を挟─── もうとしたところでなんとも空気の読める店員さんが笑顔でそれを了承しスムーズに会計が終わってしまい。『 ありがとうございました、またお越しくださいませ。 』と最後までプロの店員さんに「 ごちそうさまでした、美味しかったです! 」とぺこりと頭を下げてはカバンから財布を出したところまでで止まってしまったみきがあわあわとしながら「 せ、せんせー。みきちゃんと自分の分出すよ、いくら? 」とすっかり名前呼びも忘れて慌てて自分の分の値段を問いかけて。 )



  • No.1587 by 鳴海 司  2024-12-05 20:39:21 




───買い物に付き合ってくれた礼だからいいんだよ、
そこまで甲斐性無しじゃねーぞ俺は。

( 笑顔で見送ってくれる店員さんにまた来ます、と軽く会釈をして外に出れば、暖かい店内で食事をしたことですっかり温まった体に冷んやりと冷たい冬の空気が何だか心地良くて。未だに自身の財布から手を離していない彼女の頭を軽くひと撫でしては、あくまでこれは彼女のおねだりから派生した食事では無く自分の買い物に付き合わせた礼だと。公務員の給料を舐めてもらっちゃ困ると笑いながら、出しっ放しの財布をしまうように促して。「……さて、これで俺の用事はひと段落ってところだけど。せっかくだし御影の行きたいところとかあれば付き合うぞ、クリスマスだしな。」名目が済んでしまった今、本来であればここで解散するのが当たり前なのだろう。しかしこんなにもお洒落をしてきてくれた彼女とここであっさりと別れてしまうのは男としてどうなのか。次は"先生の買い物に付き合う生徒"ではなく"生徒の買い物に付き合う先生"として、このままデート()の延長を提案して。 )


  • No.1588 by 御影 みき  2024-12-05 21:10:46 



っ~……あ、ありがとう…。
ご馳走様です!


( 外に出ればひんやりと冷たい空気が頬を撫で、散々店内で火照った(火照らされた)体を冷ましてくれて。一向にみきは財布を仕舞おうとはしないものの、隣の彼はやっぱりお金は受けとってくれなくていつものように優しく撫でられた頭と彼の言葉にこれ以上は何も言えないと言葉を詰まらせてはきちんとお礼と感謝の気持ちは忘れずに伝えて。おずおずと財布をしまいながらも親族以外の大人の男の人に(しかもデートで)食事を奢ってもらったという初めての経験にどこかそわそわどきどきと落ち着かない気持ちになりながらもその奥では会計までのスムーズな流れにやっぱり慣れてる…!と自分と彼の経験の差にちょっぴり悲しくなったり。彼の用事も終わって、それからご飯も終わって、本来ならばここで解散が彼と自分の関係上は当たり前。だがしかし当然のように帰りたくない気持ちの方が大きくてもさすがにこんなに人が多くて明るい時間でそんな我儘を言うのは…と1人モヤモヤしていたところに彼から降ってきた提案にはぱぁあ!と分かりやすく瞳を輝かせて。「 いいの!?司くんだいすき…! 」まるで自分が考えていることが分かったかのようなタイミングに思わず嬉しそうに笑顔を零せばデートは当然延長。胸から溢れるときめきのままにぎゅっと抱き着きたい気持ちを我慢して彼のコートの袖をきゅ、と掴んでは「 ─── あのね、好きな人にクリスマスプレゼント買いたいの。付き合ってくれる? 」と当の本人に正々堂々とプレゼントを選択して欲しいのだとねだって。 )



  • No.1589 by 鳴海 司  2024-12-05 22:40:38 




どういたしまして。
こっちこそ良い店に出会わせてくれてありがとな。

( 彼女が財布をしまうのをちゃんと見届けたうえで満足そうに頷けば、そんな彼女が内心でそわそわしたりしょんぼりしたりと忙しいことなどもちろん知る由なく、律儀に礼を述べてくる相手に微笑みながらおかげで美味しい店に辿り着けたとこちらからも礼を。相手が生徒でもちろんそういった関係じゃないとはいえ、こんなにもデートらしいお出かけは自分も久しぶりなので楽しい気持ちに嘘は無くて。こちらの提案に分かりやすく輝いた瞳を向けてくる彼女に対してやっぱりなと可笑しそうに笑みを零せば、いつもの『せんせー』では無く名前が付随された"大好き"にほんの少しどきりと胸が高鳴ったのは内緒。これが準備室のように人目につかない所なら遠慮なく抱き着いてくるんだろうなあと、彼女の行動がだいたい読めるようになってきたのはそれだけ長い時間──といっても2年弱だがあまりにも濃い期間だったので──共に過ごしてきたからだろう。しかし袖を可愛らしく掴みながらのお誘いは、"好きな人へのプレゼントを選んで欲しい"というもの。これだけ日頃から気持ちを伝えてきてくれるのだから間違いなくその相手は自分なのだろうが、…万が一、僅かでも自分じゃない可能性があるのならばそれはいただけない。「……好きな人?」"名前で言って"──と確信を得たいがためにダークブラウンの瞳は彼女の夕陽色を覗き込むように見つめて。 )


  • No.1590 by 御影 みき  2024-12-05 22:56:37 



!!
─── …い、いじわる。わかってるくせに…、


( てっきりいつものように“はいはい”と流されるとばかり思っていたおねだりは今日ばっかりはいつものようには行かずに想像もしていなかったカウンターが。だっていつもあんなに好き好き伝えているし、つい数秒前にだいすきって言ったのに。誰のことだかは彼がいちばんよく分かっているはずなのに名前までしっかりと聞こうとしてくる彼のダークブラウンの瞳はどこまでも真っ直ぐに此方を見つめていて。きゅう、と痛いくらいにときめいてしまう心臓あたりを両手で握るようにしながら眉を下げては、せっかく恥ずかしいから誤魔化したのになんの意味も無くなってしまったさっきのお強請りの仕方を早々に後悔 ─── とは言いつつも結局彼のいじわるなところもだいすきなので嫌な気分では決してないのだけれど ─── して。みきは彼の袖を掴む指先に少し力を入れては、漸く涼しくなってきたはずの頬に熱が集まってくるのを感じつつ潤んだ瞳を彼に向けて「 ……司くん。 」と自分が思っていたよりもずっと甘く小さな声色で彼の名前を呼んで。 )




  • No.1591 by 鳴海 司  2024-12-06 06:55:58 




ちゃんと聞かないと、もし勘違いなんかしたら痛い奴になるだろ俺が。

( 冗談めいて笑いながらもその言葉はほんの少しだけ本音。日頃の彼女を見ていれば一目瞭然なのは事実だが、そんな事はないと分かってはいても本当に"もしも"があった場合にただの思い込みが激しい痛い男がひとり生まれてしまうことだけは避けなければいけないので。しかしそんな万が一の心配事は袖先を掴む指に入った力と、こんなに寒いのに頬が段々とほんのり赤くなる彼女が目に入った時点で溶けて無くなってしまったよう。自分から呼ばれることを強請ったくせに、潤んだ夕陽色で見上げられながら蜂蜜のように優しく甘い声で自らの名前を呼ばれればぞくりと心が震える感じを覚えて。咄嗟に抱きしめたくなった衝動を何とか抑え、「──、ん。」と満足そうに微笑むことしか出来ず。「……と、とりあえず行くか。うろうろしてたらそのうち良いもの見つかるだろうし。」と、色々な感情を誤魔化すかのようにくるりと彼女に背を向けながらも、掴まれた袖先はそのままにゆっくりと歩き出して。 )


  • No.1592 by 御影 みき  2024-12-06 09:19:38 



普段あんなにいっぱい好きって言ってるのに…。
みきが好きなのは司くんだけだもん。

( あまりに当然のことのようにみきにとっての好きな人というのは彼だけだと自分は思っていたので、そもそも彼じゃないかもしれないなんて考えが浮かぶということ自体頭になくて。もしも、でもそれを信じて貰えないのはなんだかとても遺憾の意なのでみきは赤らめた頬をぷく、と膨らませてそのままファーマフラーに顔を埋めてもごもごと不満げに言葉を漏らし。だがしかししっかり名前まで伝えたことでいちばん伝わって欲しい人には伝わったらしく、恥ずかしそうに眉を下げる此方とは対象的に満足気に微笑む彼を見れば恥ずかしいけれどちゃんと名指しをしてよかったのかもと少しだけ心がほんのり暖かくなって。流石にこんなに明るい時間にこうして彼の服の袖を掴み続ける訳には行かないと手を離そうとしたものの本音はこのまま歩きたい…もっと言ってしまえば手を繋いで歩きたいのだけれど彼の立場を考えれば我儘ばかり言っていられないと自分を言い聞かせてていたところ、袖を掴んだ手には言及されることなく彼が歩き出したことによってみきの決意はあっさりと揺らいでしまい。「 …えへへ。あのね、本当はマフラーとかがいいかなって思ったんだけど、身に付ける物とか送ったら重い!ってネットに書いてあったから迷ってたの。 」とふにゃふにゃ嬉しそうに笑いながらその手を離すことは決してなく、また自身もこの手に言及することはなくプレゼントの悩みについて本人に話し始めて。 )





  • No.1593 by 鳴海 司  2024-12-06 11:50:27 




分かった分かった、
疑うようなこと言って悪かったって。

( 眉を下げて困ったように笑いながら謝罪を述べると共に、心の内では彼女の中に自分以外の選択肢が無いらしい事に"先生"としてはやはり複雑な気はするが"1人の男"としてはどうしても嬉しく思ってしまう気持ちが湧いてしまうのも事実。不満げな様子を隠すことのない彼女とは反対に、自分の名前が出たことには満足げではあるのだが喜びを露わにするわけにはいかないので誤魔化すようにこほんと咳払いをひとつ。袖先を摘んだままついてくる彼女にどこかホッとしながら、プレゼントを贈る相手にその内容を相談するという少しおかしな状況に薄く笑いを零して。「え、いいじゃんマフラー。俺寒いの苦手だし普通に嬉しいけどな、貰ったら。……まあ…指輪とか意味深なものになると流石に重いかなとは思うけど。」彼女の提案にはけろりとした返事を返せたものの、いつだかの文化祭での自分の行動を思い返すかのように最後の言葉はぽそぽそと尻すぼみになって。 )


  • No.1594 by 御影 みき  2024-12-06 15:15:42 



いいもーん、司くんがもうこれから1ミリも疑えないってくらいもっともーっといっぱい好きって言うようになるだけだから。


( ぷくぷく頬を膨らませたまま彼の謝罪には“みきは別に構いませんが?”と言った様子で上記を返せば、そんな状況になって困るのはせんせーでしょ?と言いたげに彼を覗き込んではしたり顔でふふん、と笑って。彼が疑ってしまうのは彼の問題ではなく自分の愛情表現が足りなかったから。それならば致し方ない、愛情表現を増やすしかない!とこういうことらしい。本当は彼が愛情表現が足りていない故に疑った訳では無いのも分かっているのだけれど、それはそれ。普段使いできるものよりもやっぱり消耗品の方がいいのかな…と彼の隣でぐるぐると考えていれば、当の本人から返ってきたのは実にケロッとした回答。だがしかしその後に付け足された彼の言葉にきょとん、と瞳をまんまるにしてはすぐにふわりと柔らかな笑顔を浮かべて「 好きな人からもらうものに重いとかないよー。みきは指輪すっごく嬉しいもん!だって、その人のこと独り占めしたいくらい好きってことでしょ? 」と今度はこちらが答える番で。ただの黒い線だけでもあんなに嬉しくて心が跳ねたのに、もしも本当に指に嵌められるものが送られたらきっと嬉しくて死んでしまうかも。なんてもしもを想像してはきゃっきゃと女子高生らしくはしゃいで。 )



  • No.1595 by 鳴海 司  2024-12-06 16:42:40 




いい、いい。
もうすでに腹一杯なんだから。

( 彼女から愛情を伝えられることを嫌だとか思う事はもちろん無いのだが、今でも充分なのにこれ以上は確かに対応に困ってしまいそうで。ましてや普段の学校でなんて、こちらが何も出来ないからこそ彼女の独壇場になるのは目に見えているのだ。ギョッとした目で彼女の方を見れば掴まれていない方の手を振って。そもそも疑ったというよりは、彼女が好きなのは自分だと、自分でそれを認識して口にするのが何だか自信に満ち溢れているようで少し恥ずかしかったからなのだが。彼女の指にあの日引かれた黒い線はさすがにもう残っておらず、それは自分の分も同じ。本物ではないとはいえ、付き合うどころか好きだという気持ちを(彼女からはいつも貰っているが)伝えていないのにあんな事をしでかしたのは今となってはやはり頭を抱えずにはいられないもの。しかし彼女の言葉はそんな考えを否定しないもので、柔らかく笑いながら答えてくれる様子にあの日の自分が救われる気がする。「……御影は欲しいもん何かねーの?…あ、指輪以外な。」白くて細い指にいつか嵌められるソレは気軽に贈っていいものではない。お互いがこれから先もそばに居ることを選んで、いつかその時が来たら──、なんて。とりあえず指輪は未来に後回し、クリスマスのプレゼントを彼女が選んでくれるというのならこちらももちろん用意をしたいわけで。 )


  • No.1596 by 御影 みき  2024-12-06 17:55:47 



ちぇー。
遠慮しなくていいのに。

( ひらりと振られた手に不満げに唇を尖らせれば、残念ながらいつも以上の愛を彼に伝えられるチャンスは過ぎ去ってしまい。みきとしては、いつか彼が自信を持って“みきに一番愛されているのは自分だ”と言ってくれたらいいなぁなんて願ってしまうのだけれど、それを言ってもらうためには自分が頑張るしかないので今は彼には内緒。文化祭の時にお揃いで書いた黒い線─── もとい指輪はもう消えてしまったのだけれど、みきの気持ちとしてはまだまだ左手の薬指には彼の予約が残っているつもり。本物が欲しい、だなんて強請れる立場では無いので勿論そんなことは言えないし言わないのだけれど彼からの質問に今度はこて、と不思議そうに首を傾げては「 今日一緒にお出かけできたし、それで充分だよ?……あ、でもでも欲しいものって言うならぎゅってしてほしいかも!みきのクリスマスプレゼントはハグでいいよ! 」とまぁもちろん通常運転で欲しいものはハグです!と正々堂々とニコニコキャピキャピ答えて。 )


  • No.1597 by 鳴海 司  2024-12-06 20:02:47 




…お前ってほんと欲が深いんだかそうじゃないんだか分かんねーよなぁ。

( 不満げな彼女の胸の内にある願いは口にするには幾分か恥ずかしいものになるのだろうが、もちろんそんな事知る由もないので「うっせ。遠慮じゃない。」と軽口を言うに終わり。何だったらすでに充分すぎるほど彼女からの好意は伝わっているが、いつか何の隔たりも無くなったときにそれを返す際に彼女の反応がどうなるかは今はまだ彼女はもちろん自分にも分からない事で。消えて見えなくなってしまった線も、その効力はお互いの心の中にずっと残っているような気がするのだがわざわざそれを彼女に問いかけることはなくて。しかし声に出した問いかけに帰ってきた答えは何とも拍子抜けするようなもの。ただそれが遠慮や謙遜といった類のものでなく、彼女の本音であることくらいはさすがに分かる。相も変わらず通常運転の彼女に眉を下げて呆れたように笑いながら「それも却下。」と彼女の求めるプレゼントとにはピシャリとNOの意を。 )


  • No.1598 by 御影 みき  2024-12-06 21:02:38 






( 彼から稀に言われるこの言葉、みきとしては彼には随分と沢山わがままを言うし欲深いことだって強請っているつもりなので何度言われても首を捻ることしかできなくて。何かをして欲しい、だとか、他の人に同じことしちゃ嫌、だとか。まさに今日のお出掛けだって元はと言えば自分のわがままから実現したもの。彼にはそういった面しか見せていないのでむしろ“我儘だなぁ”と言われた方がしっくり来るのだけれど、どうやら彼の認識はやっぱり違うようでどれだけ許容範囲が広いんだろうなぁと彼の優しさには驚くばかりで。ようやく思い付いたクリスマスプレゼントは案の定ピシャリとNOを突き付けられてみきは不満げに唇を尖らせては「 あ゛う……指輪以外の欲しいもの答えたのに……。 」と一応彼の指定通りの範囲を応えたつもりだったらしくガックリと肩を落とし。最も、もともと物欲があまりない方なので両親からプレゼントのリクエストを聞かれた時も毎回数日間悩みに悩んで結局は調理器具や文房具など日用品をリクエスト、なんてこともザラなのだけれど。 )




  • No.1599 by 鳴海 司  2024-12-06 21:43:43 




──何回でも言っとくけど、
お前の我儘なんて可愛らしいお願い事レベルだからな。

( 今こうしてきょとんと首を捻る彼女が、きっと本人なりに我儘を言っているつもりなのは百も承知。彼女のバイト先の店長さんにだってそういう意味ではお墨付きを貰っているようなものなので。しかしあくまで自分の中ではだが、"欲深い"のと"我儘"とは全然違うもの。彼女の求める我儘なんて、言ってしまえばこの身ひとつで叶えられてしまうようなものばかり。それを一度たりとも不満になんて思ったことのない側からすれば(立場上どうしても焦ったり拒否したりは仕方ないとして)、彼女がいくら自分自身のことを我儘だと思っていても言われる方がそう思っていなければ何の事はない。……とはいえ、「そのリクエストは時と場合と場所と関係性が全部クリアしないと受け付けられないからなー。」とにやりと笑みを浮かべて。こんな真っ昼間から街中で堂々とハグなんて出来るわけがないだろうと小さく溜息を吐けば、肩を落とす彼女をちらりと見やっては再度可笑しそうに笑い。 )


  • No.1600 by 御影 みき  2024-12-06 22:44:53 




司くん毎回それ言う…。
あんまり甘やかしたら調子乗っちゃうんだからね。


( 彼がこうしてみきの我儘を可愛らしいお願い事レベルだと感じるのも、彼のお姉さんや妹さんのスパルタ教育が為したものだろう。だがそれに甘んじていればいつかきっと自分は擁護できない程のわがまま成人になってしまうだろうし、それは絶対に避けねばならないと彼の言葉に頬を膨らませてNOを返して。甘やかしてくれるのは嬉しいけれど、我儘は止めて貰わねば困るのだ。本当は自分でちゃんと自重できるのがいちばん良いのだろうけれど、ちょっと多分それは無理なので。好きな人が関わってしまうとどうしても嫉妬心や独占欲など色々な欲が出てきてしまうのは恋する乙女にとっては呼吸するのと同じくらい自然なことなので。だがしかしにやりとした笑みを浮かべる彼からのあまりにクリアしなければならない問題の多すぎる現実にしょんぼりと眉を下げて。「 でもちょっと厳しすぎるのも困ります…… 」と飴と鞭は程々にしてほしいと静かに首を振れば、唯一今現在許されている彼の袖を掴む指先にきゅ、と力を込めて。 )



  • No.1601 by 鳴海 司  2024-12-06 23:26:19 




上等だよ。
こちとら教師やってんだから調子に乗った生徒の扱いは慣れてるからな。

( 口ではこんな事を言う彼女だが、その性格や根本的なこともあってきっと少し調子に乗るくらいがちょうどいいような気がする。…とはいえ比較対象が我が家の傍若無人姉妹なのはあまりにも差がありすぎるが。彼女の我儘を否定しているわけでは無いのにも関わらず、当の本人がそれに頬を膨らませて反対の意を唱えるという何とも不思議な光景に思わず頬が緩み。いくら彼女が調子に乗ってこようとも、教鞭を取って早数年。生徒なんて少しくらい手が掛かる方が可愛らしいものだとどこか得意げな笑みを浮かべて。袖先に力を込められるのは、むしろ人通りが多い街中ではこちらとしては少し安心するのでなお良し。小さく抗議を示す彼女に「俺が厳しくしたくてしてるわけじゃないんだよなぁ、残念ながら。……ま、こうしてうろうろしてりゃ何かしら良さげな物とか目に入るだろ。」と可笑しそうに笑いながら、クリスマスの飾りで華やかな通りを彼女と2人でウインドウショッピングしている現状をそれなりに楽しんで。 )


  • No.1602 by 御影 みき  2024-12-07 06:58:38 



う、゛……。
みきがワガママクイーンになっても知らないからね…。


( 彼はどこまでも優しくて、ここまで言われてしまえば此方もなんだか引くに引けなくなってしまうしそわそわと心の奥がくすぐったくなってしまうようで。とはいえ我儘を言い慣れていないせいでどこからどこまでのレベルが我儘なのかという判断も難しいみきにとって我儘クイーンになれる日が来るのかどうかは神のみぞ知る話。それならば今までよりもちょっぴり我儘を言う回数を増やしちゃおうかな、なんてちらりと彼を見上げては早速今日の帰り際辺りから彼の言葉に甘えさせて頂こうとこっそり決意して。華やかで賑やかなクリスマス間近の町はどこまでもキラキラと輝かいており、色んなお店がクリスマスの飾り付けやらをしているせいで誘惑が非常に多いのもまた事実。お店のショーウィンドウに映る自分たち2人は制服と白衣じゃないことも相まって今日は兄妹には見えないような気がして、いつも以上にみきの瞳はショーウィンドウの方へと向いてしまい。「 ─── わ、かわいい…、 」そうして歩いているうちに暫く、みきの目に入ったのは雑貨から服飾まで幅広く扱っているようなアンティーク調の1軒のお店。ウッド調の暖かな雰囲気のある外観は海外の雑貨屋さんのような雰囲気で、思わずみきはぴたりとそこで足を止めては「 ね、司くん。ここでマフラー見てもいい? 」と緩く彼の服の袖をくい、と引っ張って。 )



  • No.1603 by 鳴海 司  2024-12-07 08:13:17 




、……あはは!
お前のそんな姿はちょっと見てみたいような気もするけどな。

( 自分の気持ちを表に出さない子だったと、小さい頃の話を店長さんから聞いている事を彼女は知らないはず。それを踏まえたうえでこうして本人の口から"我儘を言うぞ"なんてニュアンスの言葉が出てくるのは何だか逆に嬉しくて。彼女が今までに漏らした我儘なんて『帰りたくない』やら『離れたくない』といったようなもの。しかし自分の意見が通るまで我儘を貫き通すわけではなく、二言目には返事をして退ける彼女がワガママクイーンを名乗れる日がくるのはきっと随分先になるんだろうなと可笑しそうに笑い。クリスマスとは縁遠くなって暫く経つが、冬の寒い日に人が多ことが分かっているクリスマスに賑わう街中を休日に歩いているなんて、彼女と出会った頃の自分が今の自分を見たらきっと驚くだろう。彼女の視線がやけにショーウィンドウの方に向けられることに関しては単に色々見てるんだろうなくらいにしか思っておらず。自分も何となく色んなところに目を向けていれば、彼女の小さな呟きと止まった足に気付いて同じ方へと視線を向けて。ブランドやジュエリーが立ち並ぶショップではなく暖かくてどこかホッとするような、しかし並べられたクリスマス関連の商品たちにはやけに目を引かれてわくわくさせてくるような素敵な雰囲気の店。彼女の問いに、ん。と頷いて了承の意を伝えれば、さっそく店内へ。 )


  • No.1604 by 御影 みき  2024-12-07 09:39:13 



だ、ダメだよぉ…。
自分のわがままばっかり突き通したがる子になっちゃう…。


( 彼の言葉に困ったように眉を下げるのはなぜだか我儘を許可されている本人の方。ワガママクイーンになった姿を見てみたい、と言われてもそこまで行ってしまったらいよいよ本当に彼を困らせてしまう子になってしまうとみきはふるふる首を振って。元より自分の感情よりも相手の感情を気にするタイプなのでそれを許可されても矢張り遠慮が勝ってしまうらしく、けれど彼が我儘を言われて嬉しいならばできるだけ頑張ろうというスタイルにはするらしいのだけれど。彼から無事に了承を得られてはありがとう!と嬉しそうに微笑んで早速店内へ。暖房の効いた暖かな店内はやはりクリスマスの装飾で飾り付けられており、可愛らしいアクセサリーから男性が身につけられる手袋やマフラーなど様々な小物たちが陳列されているためどこを見ようかと目が迷ってしまうほど。だがしかしみきの目的はただ一つ彼へのプレゼントを選ぶことなので、一瞬だけ可愛らしいアクセサリーたちに心が踊りかけたけれど足取りは迷うことなくマフラーコーナーへ。「 わ、…!すごい、マフラーってこんなにいっぱい素材があるんだね…! 」カシミヤやウール、ポリエステル、様々な種類のシンプルかつ使いやすそうなマフラーにキラキラと目を輝かせてはするりと彼の袖から手を離して実際にそれらに触れて感触を確かめて。 )




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