せんせい、あのね。(〆)

せんせい、あのね。(〆)

女子生徒  2024-04-30 23:32:52 
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  • No.502 by 御影 みき  2024-07-19 12:47:09 



『 あ!逃げた! 』『 でもうちら鳴海先生に可愛い生徒とか言われたことないわ笑 』『 まァあれだけ通い妻してりゃそりゃそうか 』『 てか可愛いって☆先生よく言ってくれるよね 』『 あれはガチ恋製造機だから除外 』

( 座っている状態の彼に構うことなく片足重心でだらだらと立ち話を続けていけば、依然何も語ろうとしない教師らしい彼の笑顔に話を色んな方向に広げ回り道をしつつも結局は野次馬根性があるので、さてどうやって聞き出そうか…と目配せで作戦会議を始めたその時。男子の言葉にいつもの何かを隠そうとする時の彼の完璧なスマイルでは無い慈愛と優しさを含んだ瞳と表情を浮かべたことに全員が『『( おや……? )』』 と何かを察したような表情になり口を開こうとしたところに残念ながら、「 ただいまぁ! 」とニコニコ笑顔でみきが戻ってきてしまい。『 おかえりぃ、みき。 』『 ?二本買ってもらったん? 』『 いちごミルクとスポドリて。組み合わせ謎か。 』流石にみきの目の前では聞きたいことも聞き出せないだろうと話題はみきの手元にある飲み物たちに変われば、みきはえへへ、と笑った後にひんやり冷たいスポドリの方を座ってる彼の首元にピタ!とあてて。「 スポドリは自分で買ったの!さっきのお水もうぬるいかなぁとおもって。 」と言いながら冷たい?とこてりと彼の方を覗き込み。 )



  • No.503 by 鳴海 司  2024-07-19 15:33:20 




そんな事ないって、
お前らのこともちゃんと可愛いって思ってますよ俺は。

( 通い妻、のワードに思わず咽せそうになるも何とか堪えると、手をひらひらと泳がせながらあからさまに胡散臭いほどの笑顔を見せて。とはいえ実際に生徒を可愛く思うのは当たり前のことなので、胡散臭いのはあくまでその笑みのみで言葉に嘘はないが。今もどこかで黄色い声援を送られているであろう☆先生に対する評価は珍しく冷静なもので、そこはさすが3年生といったところだろうか。まあ3年生でも追いかける女子は追いかけているし、2年生でも彼女のように物好きな女子がいるのも事実なのだが。元気良く戻ってきた彼女の声は同時に尋問タイムの終了を告げてくれて、周りと同じようにおかえり、と振り向こうとしたところ首に当てられた冷たさの衝撃で息を呑むように声にならない音が口から零れ。「ッひ……!!…~~~お、お前なぁ…!三十路の心臓にもうちょい気を遣えって……!」と、一瞬にして冷たくなった箇所を守るように手を添えてはバクバクと鳴る心臓を落ち着かせながら見開いた目で相手を見据えて。 )


  • No.504 by 御影 みき  2024-07-19 17:27:02 



あははっ、ふふ!
今朝あっついって言ってたから冷たくしてあげたの。


( 彼の様子に思わずくすくすと笑ってしまえば普段よりも少し幼いいたずらっ子の笑顔を浮かべてかれのとなりにちょこん、と座って。そのまま彼の前に冷たいスポドリを置けば「 お詫びにそれあげるね。みき飲もうと思ってたけど、いちごミルクあるから飲み切れそうにないや。 」と予め用意していた言い訳を丁寧に並べながらパックのいちごミルクにストローを指してそのままご機嫌そうに飲み始め。そんな2人の周りを取り囲む3年生たちは『 ……あれほんと? 』『 まさか。御影ちゃんが自分で〝せんせーの分も〟って買ってたぜ 』『 だろうな。 』『 てか40点取ったけどハグは? 』『 は?50点て言ったろうが 』『 ウス…。 』とひそひそこそこそ会話を交わしては、どうやら最後の対戦相手が決まり体育館に揃い次第始めるらしく決勝戦は間もなくのようで。 )



  • No.505 by 鳴海 司  2024-07-19 21:11:36 




心臓止まるような冷たさの与え方は間違ってんだよ……、
ま、ありがとな。

( 隣に座る彼女から目の前に置かれたスポドリに視線を移せば、お詫びと称されたそれをさっそく手に取って。細かく結露した水滴が付くほど冷えているのが、首元だと突然なのも相まって脅威であったものの手には心地良く。先程ツッコまれていたように組み合わせとして謎なので、残念ながら彼女の言い訳はとても不思議なもののように聞こえて可笑しそうに笑みを浮かべながら一口飲んで。冷たい飲み物が喉を通ることで汗もすーっとひいていくように感じていると、次の対戦相手も用意を始めているのを目視で確認。「 あ~……やっぱりあいつらかよぉ…… 」と項垂れる男子たちの様子から見て分かる通り、相手は同じ3年生だがバスケ部部長を筆頭に3年生の中では1番バスケ部が多いクラスで。「優勝候補だもんなー。ま、俺が入ってここまできたのがそもそも奇跡ってことで。」とけらけら笑いながら男子たちに雑なフォローを入れると立ち上がり。 )


  • No.506 by 御影 みき  2024-07-19 22:20:38 



『 うわ、あそこかー。 』『 まぁ予想通りよね。先生の言うとーり、ここまでうちらが勝ち上がれたのが奇跡っていうか。 』『 でもここまで来たら男バス優勝したいよねー 』

( どうやら最終決戦の相手はやはり3年生。……の中でも特に強いらしいクラスらしく、言われてみたら確かに平均身長も高く体格ががっしりしている生徒が多い気がする。みきはいちごミルクを飲みながらお姉様方の言葉を聞いていればどうやら男子と彼はもう試合に向かうようで、立ち上がった彼に慌てて自分も立ち上がれば背伸びをして彼の耳元に唇を寄せて。「 あのね、このあとはお弁当だから頑張ってね。……頑張ったらよしよししてあげるから。 」とまるで中学生の弟に言うように彼に囁き。─── なぜみきがこんなことを突然言い出したかというと、先程いちごミルクを奢ってくれた先輩の差し金だ。〝これ言ったら先生まじで頑張っちゃうぜー!〟と、こんな感じで。一方、その男子はみきが彼に囁いている様子を見てグッ!と親指を立てながら彼へとウインクを送っており。 )



  • No.507 by 鳴海 司  2024-07-20 07:18:21 




そうそう、もしかしたら奇跡が続くかも──、?

( 腕を伸ばすように軽くストレッチをしながら歩き出そうとした矢先、続け様に慌てて立ち上がった彼女に気付いてはその後の行動を察し耳打ちしやすいように少し体を傾けて。…そもそも、隣の彼女が立ち上がっただけで自然とそのような動作をとったのはもはや阿吽の呼吸や以心伝心といったものに近いのだが。耳にかかる吐息が少しだけ擽ったいが、「…───は!?お前なに……!…あー、ったく……ばーか。」と慌てたような声が出てしまったのは擽ったさではなくその内容のせい。予想の斜め上から飛んでくるものに驚くのは人間として仕方ないことだが、こちらにサムズアップしてご丁寧にウインクまで飛ばしてきた相手を見て誰の差金か理解すればすんと落ち着き。彼女には悪態を吐きつつもその頭に軽くぽんと手を乗せるに終わり、その場から離れてコートに向かう最中にやにやと近付いてきた件の男子にはそこそこ強めのチョップを頭に喰らわせて。 )


  • No.508 by 御影 みき  2024-07-20 10:48:54 




えへへ。
いってらっしゃい!


( ぽん、と大好きな手が頭上に乗せられるとそれはもう嬉しそうに表情を綻ばせて最終決戦( とはいえ彼は午後にソフトボールが待っている )のコートへ向かう彼を愛おしさの滲み出る夕陽色で見つめて。耳打ちから今まで、その2人の一連の様子を見ていた女子たちは当たり前のようにこそこそはしゃいだのだけれどみきの目には彼しか見えていなかったためそれには気づくことはなく。一方、手加減のあまりされていないそこそこ強いチョップを頭に受けた男子生徒は『 い゛ッッ、……なんだよー!せっかく人が気ぃ遣ったのに!御影ちゃん、俺がどんなに口説いてもぜんぜん靡かねーから協力してあげることにしたんだぜ?! 』と頭を押えながら比較的顔の整っている顔立ちであるにも関わらずみきに袖にされたらしいことに唇をとがらせて。 )




  • No.509 by 鳴海 司  2024-07-20 15:04:32 




お前のは気遣いじゃなくて大きなお世話って言うんだよ。
……って、だからそうやってすぐ口説くな。

( 彼女の温かな視線と女子たちの静かな盛り上がりを背中に感じながら、文句を垂れる男子にもう一発。彼女と別れたらしいとつい先程聞いたばかりだが、それにしても立ち直るのが早すぎる(相手が彼女であることも問題なのだが)と同じ場所にクリーンヒットを。とはいえその容姿の良さから彼の女子人気が高いのも生徒の噂話で耳にしたことはあるので、それでも尚自分を選んでくれた彼女の一途さにはやはりどこか気持ちが昂ってしまいそうで。──コート上にはすでにやる気一杯の相手チーム。「 お前ら分かってんだろーな!?手加減しろよ!?こっちは鳴海先生がいんだからな! 」助っ人に選んだ割には、といった声が味方チームから飛び交っていることに「そうだそうだー。俺はもう疲れたぞー。」と当の本人が何とも格好のつかない援護射撃を。 )


  • No.510 by 御影 みき  2024-07-20 20:31:03 




『 い゛ッて゛…!だって可愛い子がいたら口説くの当たり前じゃん?先生も御影ちゃんの一途さだけに甘えてたら痛い目見るぜ~。 』

( 見事に同じ箇所に落ちてくる彼の手刀に顔をくしゃ!と痛みに顔を顰めては、少しでも彼にダメージを返してやろうとにやにやとした笑顔を浮かべながらおそらく彼はみきの気持ちに関して疑うことは無いのだろうと仮説を立てたからかいの言葉をなげかけて。─── そして、やる気に満ちた対戦相手に対しての何とも緊張感の無い言葉の飛び交う様子に女子軍は思わずくすくすと笑いつつ『 そーだそーだ。 』『 うちら総合優勝したら担任が焼肉奢ってくれんの、手加減しろー 』「 焼肉だぞぉー! 」とみきまでもがそれに同調するように言葉を投げかけていき。だがしかし当たり前のようにこの男バスが勝ったからと言ってみきは別に焼肉を奢って貰えないのであるが、野次というのはどんな立場でも楽しいものなのでどうやらみきも悪ノリしているらしく。 )



  • No.511 by 鳴海 司  2024-07-21 03:06:10 




見境無しかお前は。
うっせ。…………分かってるよそんな事。

( 何ともフットワークの軽い彼の言葉にフラれるのも納得だと同情の気持ちは消え去り。続けて掛けられた言葉にべ、と舌を出して一蹴するも、存外自分の中の核心めいた所に刺さったそれを否定できない言葉は周りの音に掻き消されるほど小さな声で。教師と生徒の関係にそれ以上も以下も無く、ましてやその壁を壊されてたまるかと必死になっていたのは自分の方。しかし最近はその壁の高さを煩わしく思ってしまう自分がいるのも簡単に認めたくはないが事実で、こうして付かず離れずの距離感でいられるのは彼女の想いを知ってなお甘えてしまっている自分の我儘なのだと考えて。ちらりと応援席を見れば、3年生に混じって貰えるはずのない焼肉参加権を同じように振りかざす彼女の姿に自然と口角は上がり。そうして考え事のせいで強張っていた体がほぐれたところで試合開始の笛が鳴り。 )


  • No.512 by 御影 みき  2024-07-21 11:16:27 



『 そういえばみき、さっき何こそこそしてたの? 』『 それそれ。なんか先生びっくりしてたけど。 』
……んふふ。ないしょ!


( 試合開始の笛が体育館に響き、いよいよ男子バスケの決勝戦が開始する。とは言いつつも応援席は実に緊張感がなく、奢りではなくともどうせ打ち上げだとかなんとか言って焼肉には行く予定なのでコート上とは比べ物にならないほどいつも通りである。先程彼に何を囁いていたのかと聞かれれば、お弁当のことはきっと言わない方が良いだろうしよしよしするのも言うべきでは無いと少しなやましげに首を傾げた後に結局は全てを包み隠すことにしてにっこりと笑って人差し指を唇の前に立てて。そうこうしつつも試合はどんどんと進んでいき、「 せんせーがんばれーっ! 」とみきは専属応援団長としての役目はきちんと果たしている最中。応援席の女子たちもなんやかんや言って決勝戦は盛り上がるもので『 いけいけいけ! 』『 決めろーッ! 』と野次には近いもののしっかりと激を飛ばしており。 )




  • No.513 by 鳴海 司  2024-07-22 06:38:00 




「 こっち!パス! 」「 マーク外すなよー! 」「 守れ守れ守れ! 」「 リバウンドー! 」

( スポーツ大会とはいえやはり決勝戦ともなると、楽しむだけでなく熱も高まってくるようで。お互いの応援席から飛び交う声は次第に大きくなり、更には試合に関係の無い他学年や他クラスの人間もちらほらと観戦にきているのが見える。そんな声に掻き消されないようプレイしている生徒たちの声掛けも自然とボリュームは上がり。点の取り合いは想像以上に激しく、バスケ部が揃ったチーム相手によく戦った方だろう。試合終了を告げる笛が鳴ったその時のスコアは僅か2点差。大接戦を制し優勝を手にしたのは相手チームで、残念ながらあと1歩が届かず惜敗となったこちらのチームの男子たちは意気消沈というわけではなく、「 だーッ!くっそ、負けたァ!! 」「 俺らの焼肉ーー!! 」「 先生奢って!! 」と楽しげに悔しがっていて。自分はといえば「…っはあ、…あ゛ー……、惜しかったな~……。ってふざけんな、むしろ俺に奢れお前ら…!」と、誰よりも肩で息をしながらも同じように笑いながら周りの男子たちと労いあい。 )


  • No.514 by 御影 みき  2024-07-22 10:16:00 



っ、…………惜しかったぁあ…!!
『 え悔しいあと2点じゃん! 』『 あ゛ーッ悔しい! 』『 超悔しいんだけど! 』


( 白熱した試合の結果、惜しくも勝利の女神が微笑んだのは相手チーム。惜敗したことに応援席も意気消沈することなくぎゃいぎゃいと騒がしく悔しがっては、スッカリ3年生チームの一員となったみきも悔しそうにやるせない気持ちを込めて両手をパタパタと。だがしかし真剣に勝負に挑む彼の姿はとてもきらきらと輝いて見えたので、悔しさの中に隠しきれないときめきがあるのもまた事実。最終決戦を観戦しに来ていた他学年クラスの生徒から『鳴海先生あんなに動けるんだ!』『ね、ちょっとかっこよく見えちゃった~!』『今日お昼誘ってみる?準備室に居そう!』とひそひそきゃきゃいしていた声が聞こえていたのでそれは何としてでも阻止をしなければと決意。わいわいと帰ってくる彼らには「 おかえりなさい!お疲れ様でした、すっごくカッコよかった!! 」となんにも無かったかのようなにこにこ笑顔で出迎えて。 )



  • No.515 by 鳴海 司  2024-07-22 14:42:09 




「 くっそ~…あと1本でもシュート決められときゃなぁ~… 」「 いやでもあいつら相手で良くやっただろ俺ら! 」「 焼肉は全員で担任に直談判しようぜ! 」
あー…疲れた疲れた……、もう俺今日これで終わりでいーや……。

( ワイワイガヤガヤと話しながら応援席へと戻れば、意外にも男子たちより悔しがっている様子の女子たち。そんな中できらきらといつも通りの笑顔で出迎える彼女の隣に置いてあった飲みかけのスポドリを手にしては、それに口を付けながら午後へのやる気をまったく見せない言葉を零し。表彰式もとい結果発表はすべての競技を終えた後に最後にやるので、バスケが終わればあとはソフトまで完全フリー。「ありがとな。御影も応援お疲れ。…───ほらお前ら、終わった後の余韻は別のところで消化しろ。片付けてさっさと昼飯食うぞー。」労いと感想を伝えてくる彼女に礼と共に微笑んでは、それぞれがお喋りに盛り上がってる生徒たちに向かってパンパンと手を叩き動くように促して。観戦していた生徒たちはすでに昼食へと向かい始めており、ましてや午後いちばんに始まる女子バレーのために彼女は早めに昼食を済ませておいた方がいいだろうと考えて。 )


  • No.516 by 御影 みき  2024-07-22 19:03:27 



えへへ、はぁい。
『 御影ちゃん俺らとご飯食べる? 』『 ばか、どう考えても2人で食べるに決まってんでしょ。 』『 あそっか。……よしよしもあるし? 』『 は?何ソレ。 』『 へへッ。 』


( もう試合の終わった体育館は殆ど人も疎らで、あとは体育委員たちが体育館内を午後の競技に向けて片付け準備をして各自昼食だろう。だらだらと自分たちのタオルやら荷物を纏めつつ出口へと歩き出してはスッカリ中の深まったみきと3年生たちも楽しげにポンポン会話を交わしていき。にやにやと懲りずに例の男子生徒がぽん、と彼の肩を叩いて『 んじゃ、俺らはここら辺で! 』と気遣い( )を発揮しては他の生徒も矢張り運動後はお腹がすいていたのか『 助っ人サンキュー!助かったよ先生! 』『 ごゆっくり~ 』『 御影ちゃんもまたね! 』と彼にお礼の言葉を投げかけつつも各々の教室や昼食場所へと散っていき。漸く試合の熱も抜けたみきは彼の隣をニコニコ歩きながら「 せんせーすごかった、かっこよかったよ。きゅんきゅんした! 」と彼の方を見上げながらいつも通り馬鹿正直に言葉を連ねていき。 )




  • No.517 by 鳴海 司  2024-07-22 21:15:29 




おー、まさかの準優勝だもんな。
これからもその感謝の気持ちを持ち続けるよーに。

( 距離の縮まった(というより縮まりすぎた気もするが)3年と彼女のやり取りは微笑ましく、外部で密やかに話されているやり取りは少し離れていたため耳まで届かず。しかしその内容、もしも聞こえていたならば3発目の手刀が振り下ろされていただろう。運良くそれを回避できた件の男子のあからさますぎる物言いにひく、と口角が動いたが、続け様に投げかけられる言葉に意識は持っていかれて。手をひらひらと振り返しながら去っていく背中たちを見送れば、こうして彼女と2人になることがものすごく久しぶりに感じるほど騒がしかったんだなと改めて実感が湧き。お互いに目的地を言う訳でもなく自然と足は準備室の方へと向かうのは必然で。「そりゃどーも。俺だって動こうと思えばあれくらいは動けるんだよな。……ま、しばらくはもういいけど。」隣でやや興奮気味に聞こえる感想を述べる彼女の笑顔に釣られるように薄く微笑みながらふふんと鼻を鳴らしては、その後すぐさまぽつりと小さな声で本音が漏れて。 )


  • No.518 by 御影 みき  2024-07-22 22:23:50 



しばらく、って……。
ふふ、午後も外でまた動くんだよ~?


( 頼もしい言葉のあとにはちょっぴり彼らしい一言が付け足されて思わずそれにぷは!と吹き出しつつも残酷ながらしっかりと事実を突きつけていき。だがしかし彼がこれ以上運動で活躍してしまうと午後の競技には応援に行けない自分としては少々困ってしまうので、午前中の助っ人で体力をたくさん使ってくれたのは嬉しい誤算だったと内心喜んでいるのは内緒。これから一緒にお昼が食べられるのが嬉しくてスキップにほど近い軽い足取りで彼の横を並んで歩けば、「 お弁当ね、ちゃんとデザートも用意したんだよ~。冷たいやつなの! 」周りの生徒がいることに配慮してか少しだけ声を小さく調整しながら張り切って今朝早起きをして作ったお弁当へ言及。好きな人のためにお弁当を作るという人生で初めての一大イベント、彼が思っているよりもみき自身が張り切ってしまったらしくその表情は心底にこにこ楽しそうで。 )





  • No.519 by 鳴海 司  2024-07-23 06:51:38 




はぁ………、
助っ人とはいえバスケ頑張ったから許してくんねーかな××先生。

( ソフトの教師チームはネタ枠とはいえやる気に満ち溢れている熱血先生を思い浮かべるだけで、やっと火照りが冷めてきたというのに再び暑くなった気がして。もちろんその要望が通るとは思っていないのでただぼやいただけではあるが、強いて言えばシードなので午後からすぐに出場という訳では無いのが救いだ。隣を歩く彼女は何処となく楽しそうで、ここまで弁当を楽しみにしているほど腹が減ってたのか…。とまるっきり見当違いな考えを頭に浮かべながらその様子を可笑しそうに見守り。「え、デザートまで付いてんの?…気がきくじゃん御影、ありがとな。」想像以上に手が込んでいるお弁当に素直に驚いては、やはり久しぶりと言っても過言ではない手料理に心は踊り。準備室に辿り着けば、『不在』と手書きで手作りの札(勝手に作った)を扉の外側に掛けてぴしゃりと閉めて。もちろん観戦に来ていた女子生徒たちのやり取りなど知る由もないので、ただ単に静かな昼食タイムを求めての行動なのだが。 )


  • No.520 by 御影 みき  2024-07-23 10:04:33 



多分無理だとおもいまぁす。


( 我が校屈指の熱血である体育教師のことを思い出せば〝男子バスケで準優勝まで導いた鳴海先生なら!ソフトボールでも素晴らしい結果を残してくれますよね!〟とでもいつもの暑苦しい大声で言いそうだな…と思い浮かべながらゆるりと首を振りながら彼の言葉に否定を。早起きが得意なわけでも料理が得意でもないけれど、想い人からのありがとうが貰えるだけでまた作ってこようかなと思えてしまう単純な乙女心はふわふわと飛び跳ねるような心地で、みきはいつものようにへらりと笑いながら「 えへへ。みきいいお嫁さんになれるでしょ! 」と軽口を彼に返したものの、ふといつもは掛けない〝不在〟の札を扉にかけた彼にきょとん、と瞳を丸くして。だがしかしその札の意味を〝 よしよししてるときに他の生徒が来たら恥ずかしいからか! 〟と曲解し間違った方向で納得してしまえば、くるりと彼の方を向き直って早速!と言わんばかりに彼へとニコニコ笑顔で両手を広げて。 )



  • No.521 by 鳴海 司  2024-07-23 10:52:31 




くっ……、
お前だけは俺の味方だと思ってたのに…!

( 好きだという相手でも忖度しない言葉選びで柔らかくもはっきりと否定をしてくる彼女に、少々演技じみたような悔しがる素振りを見せて。しかし人間否定をされると抗いたくなるもので、午前の奮起をプレゼンすることで午後を回避…とまではいかなくても、多少なりとも楽になるのならば熱血教師へ交渉してもいいのかもしれないと考え始め。──実際にこの後行動に移すも、まさに今彼女が思い描いた通りの台詞を暑苦しいほどの笑顔と声量で返されることになるのだが今はまだ知らず──。「確かに料理上手な嫁さんって普通に嬉しいよな男からすると。………、?」用事で空ける時にたまに掛けているこの札は、きちんと準備室にいる時にやってくる彼女は見たことがないのかもしれない。初お披露目に不思議そうな顔をしているな、なんて思っていれば、突如として満面の笑みでこちらに向かって両手を広げる彼女に今度はこちらがきょとんとする番で。 )


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