せんせい、あのね。(〆)

せんせい、あのね。(〆)

女子生徒  2024-04-30 23:32:52 
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  • No.482 by 御影 みき  2024-07-14 21:46:02 



『 はぁー!?そんな奴にハグなんてゴメンなんですけど! 』『 アンタは1人で80点取るくらいじゃなきゃ無理! 』『 みきだって今日はうちら3年の仲間なんだけどー! 』

( 彼の言葉に先程までみきとキャッキャ楽しそうに戯れていた姿から一転、ギャン!と日頃男子を知りに敷いているのであろう女の強さを全面に出しながら彼がわざわざ除外したみきも仲間に引き入れて反論を。一方のみきはあんまり話を聞いていなかったのできょと…と瞳を丸くしたまま瞬きを繰り返しては「 ?…がばれー。 」と話が分からないなりににこ!と誤魔化すように満面の笑顔を浮かべながらぱたぱたと袖の余っている両手をコートの中の彼らに向けて振って。恐らく〝みきもうちら3年の仲間〟くらいしか聞いてなかったので、仲間だ嬉しいな!くらいにしか思っていないのかその表情は実にのほほんとしておりどこのクラスもやっぱり女の子の方が強いんだな~ということを考えているような様子で。 )




  • No.483 by 鳴海 司  2024-07-15 13:05:12 




ぅおっ………女って子供だろうが大人だろうが怖いな……。

( 突如として向けられた牙に周りの男子どころか声を掛けた自分すらも後退りするほど慄いて。即座にしてこのクラスの力関係を理解してしまったので、何も言い返せない男子の肩をポンと優しく叩いて。その中でひとり笑顔のままこちらへぱたぱたと手を振る彼女はまさに癒しそのものだろう。「 うぅ……じゃあもう御影ちゃんだけでいい…… 」とぽそぽそ呟く男子に「あいつはダメ。」とぴしゃり。女子軍に仲間扱いされているのは良いことだが、それとこれとは話が別なので。「つーかハグだとかそんな不純な動機でスポーツするんじゃありませーん。」と、一応女子の方にもやんわりと声を掛けて後半戦の用意。ハグに対してNOを出したのにも関わらず大量得点でワンチャンを狙っている男子が数人いるが、1年とはいえバスケ部員込みなのでそこまでの点差は取れないだろうとの予想で。 )


  • No.484 by 御影 みき  2024-07-15 19:41:24 



??……ハグ…???
『 みき理解してなくてウケる 』『 あんね、80点取ったらハグしてあげるよって話。 』『 やっぱ1年には大差で勝ちたいじゃん? 』

( 彼の言葉になんにも話を聞いていなかったみきはなんの話?というように首を傾げながら後半戦の準備に取り掛かり始めた男子軍と彼を見つめて。けらけらと軽い調子で笑いながらみきへ状況説明を始めた女子生徒にはどうやら彼の声掛けはほぼ意味を成していなかったらしく、〝どうせ男子たちはこう言えば働くから〟と言ったような様子で。漸く状況を理解したみきはなるほど!とこくこく頷きつつも別にみきは80点差もなくてもせんせーにハグしたいな…と若干(だいぶ)お姉様方の思っている趣旨とは離れたことを考えながら彼の方へブンブンと手を振りながら「 きは20点差でいいよ! 」とぱくぱく口を動かしては女子高生らしい悪ノリで応援を。 )



  • No.485 by 鳴海 司  2024-07-15 20:03:24 




!……、ばーか。

( 彼女の反応を見るに、話の流れを理解していなかったのかと納得。しかしご丁寧に先輩方から一連を教えてもらえれば、ハグなんて彼女からすればむしろ求めているものだろうことは想像がつく。あいつら余計なことを……と見ていれば、悪ノリとはいえ彼女らしくハードルをものすごく下げての応援で。それに気付くと一瞬目を丸くしてはすぐさま べ、と舌を出して。何何?と見てこようとする男子たちに「はいはい試合開始ー。頑張れお前らー。」と背中を押して促せば「 いや俺らすでに頑張ったあと! 」「 先生頑張る気ある!? 」口々に盛大なツッコミを受けながら後半開始の笛の音と共に走り出し。 )


  • No.486 by 御影 みき  2024-07-15 20:56:29 



んふふ!
『 ?みきなんか言ったの? 』『 あ。始まった。 』『 がんばれー。 』


( どうやら見事読唇してくれた様子の彼にべ、と舌を出されてはみきはにこにこと対照的に嬉しそうな顔で微笑んで。後半開始の笛と同時にやはりたった数年の違いとはいえ元気のある1年生男子たちは先程の疲れを感じさせないほどの動きで走り出し、それと同時に同じく元気な1年女子たちがきゃあきゃあと黄色い声で声援を送り始める。─── 無論、後半からコートにでてきた彼に対しても。だがしかし、先程彼に言われた言葉があるのでもう幼い嫉妬を繰り返すようなみきではないらしく「 せんせー頑張れーっ! 」とキャンキャンと叫んでいる訳では無いけれどよく通る声でコートの中の彼だけを真摯に応援して。でもいくら先生の中では若手と言いつつも、先程あんなに沢山シュートを決めて動いていたのにこうして連続して試合に出ている彼の体力だったりを心配している節もあるのかちょっぴり彼を見つめる瞳には不安も混じっているようで。 )


  • No.487 by 鳴海 司  2024-07-16 08:39:33 




───っふ、あいつの声ほんと良く聞こえるなー。

( 広い体育館の中、あちらこちらから色んな声や音が飛び交っていてもやはり彼女の声だけはすんなりと耳に届いて。薄く微笑みながら誰に聞こえるでもなくぽつりと呟けば、その応援に恥じぬよう頑張らなければと奮い立たせて。そんな凛とした声の出所には自然と目がいくものらしく、きゃぴきゃぴと騒ぐ1年女子のうち数名が彼女の方へ視線を。明らかに生徒のものではない上着を羽織っている先輩の姿に「 え、待ってねぇアレ……。 」「 えーっ!先生のだよね?あの先輩だれ? 」と、興味を隠せない顔でひそひそ話を始めたりもしていて。1年チームは男子のサガか、女子の応援がまばらになったことが気になるようで試合に集中しきれていない生徒も出始め、僅差でリードしていた前半とは違い試合は40点差での勝利。残念ながら当初の目標の50点差には届かなかったため、勝ったはずの3年男子の喜びはどことなく複雑そうなもので。 )


  • No.488 by 御影 みき  2024-07-16 12:19:34 





わ!すごいすごい40点差!2回戦も勝っちゃった!
『 40点差かー。 』『 まぁ前半アレだったし結果良いんじゃない? 』『 おつかれー 』


( 試合終了のホイッスルが鳴り、バスケタイマーを見ればなんと40点差での勝利。コート上にて複雑そうな表情そうな男子の一方、応援席では爪とかスマホとかを見つつ実にしれっとしている女子、当事者である3年生よりもぴょんぴょんと跳ねて喜んでいる唯一の2年生であるみきという何とも不思議な光景が広がっており。勝利に喜んでいるきをよそに、酸いも甘いも(?)噛み分けてきた3年女子のお姉様は先生のジャージを着てなぜだか3年生に混じり檄を飛ばしていたみきに対して試合中ひそひそと1年生の女子が話していたのを気付いていたらしく、愉快そうに口角を上げては『 ね、みき。あそこの1年にちょっと手ぇ振ってにこってしてみ? 』 「 ??な、なにゆえ……? 」『 いいからいいから。 』と応援席にとぼとぼと帰ってきている男子たちに目もくれずに此方もひそひそと囁けば首を傾げつつもみきは彼女の言うとおり1年生の方へ手を振ってにこ!と笑って見せて。どうやら牽制をさせたらしく、1年女子もざわざわと動揺を隠せずにざわめいているのを見てまたけたけたと楽しそうにお姉様たちは悪魔の笑みを浮かべ。 )




  • No.489 by 鳴海 司  2024-07-16 13:47:55 




…ふー、勝った勝った。おつか──、
「 せんせー!俺飲み物なくなったから奢って! 」「 前半任された俺らに感謝のスポドリね! 」「 次の試合さっきまでより早めに始まるから早く! 」

( よれよれと戻ってきていたところ、複雑な心持ちから一転して見事なフォーメーションの3年男子たちから囲まれればあれよあれよという間に男集団で自販機へと歩みを進められ。「ちょ、お前ら待──!」とタイムをかける暇なく拉致られれば、それを見ていた3年女子曰く"前半サボったから仕方ないね"とのこと。どこか悔しそうな信じられないような顔で3年応援席を見ながらぱたぱたと駆けていく1年女子たちへの牽制を無事(?)成功させた可愛い後輩に向き直れば、「 男子いないし今のうち恋バナしよ! 」「 つっても話題はやっぱみきでしょ~ 」「 あたしの彼氏バ先の先輩なの!年上っていいよね~! 」と当事者のひとりである教師が消えたことで口々に興味津々といった様子で各々が話しかけ始め。 )


  • No.490 by 御影 みき  2024-07-16 15:30:11 



あ、せんぱいそれは、───
…………前半、みきのせいなのに。


( 2戦連続戦い抜いた男子軍が帰ってくれば、なにかいう間もなく前半居なかった件をダシにされて自販機の方へと連れていかれてしまい。ぽかん…と間抜け面で彼らの背中を見つめながら小さな声で呟いては、普段あれだけ体力に自信が無さそうにしている彼が休憩する間もなく連れていかれたことに一抹の不安を抱え。だがしかしどうやら1年女子への牽制が住んだことに満足したらしいお姉様方にあっという間に此方へ標的をロックオンされ、どんどんと飛んでくる質問たちに顔を赤くしてあわあわと慌てながらもやはり恋バナの楽しいお年頃なのでへにゃ、と頬を弛めながら「 でもみき、せんせーが同い年でも年下でも絶対好きになってたかも。 年上なのもね、かっこいいなって思うけど。 」と恥ずかしそうにぽそぽそと問いに答えていき。 )




  • No.491 by 鳴海 司  2024-07-16 16:50:55 




「 でもあれやばかったよねー?不覚にもキュンてきたもん! 」「 それな!何であの距離でみきのこと分かるの!?って! 」

( 自分のせいだという彼女の小さな呟きは周りを囲む女子の耳にしっかり届き。崩れないよう頭のお団子をぽふぽふ、大丈夫大丈夫と慰めながらも件の相手が取った行動についてきゃっきゃと色めき立って。その中心にいるのは紛れもなく可愛い後輩なのだが、1年女子に対する気持ちがまだ残っているのか一発喰らわしてやったといわんばかりになぜか3年組が得意げな表情で。頬を赤らめつつも柔らかく笑い、しかも照れたように話す後輩の姿に何度目かの母性への刺激を受けた先輩方。「 ~~~っやだあ!もう待ってみき可愛すぎーっ! 」「 まじ鳴海せんせーに勿体無いんだけど! 」「 あたしが男なら先生から絶対奪うー! 」「 ね、ね!どこが好きなの?見た目? 」一段と盛り上がりを見せた恋バナはその勢いを衰えさせることなく。 )


  • No.492 by 御影 みき  2024-07-16 18:18:42 



……んふふ。
そうなの!せんせーね、みきの考えてることすぐに分かっちゃうんだよ。


( ぽふぽふと柔らかくお団子を弄られては、てれてれとはにかみつつも自分も彼女らと同じように遠くからでも自分の異変に直ぐに気づいて駆け寄ってきてくれた彼にきゅんきゅんとときめいたので素直にそれを肯定して。いつも魔法使いのように自分の考えを直ぐに読んでしまう彼のことを思い出しながらも愛おしそうにぶかぶかとした指先の余る上着で緩んでしまう両頬にそっと手を添えて。自分の女子のクラスは圧倒的に☆先生派の女子が多いためこうして彼への気持ちを恋バナで消化するのは擽ったいけれどとても楽しいし( 一方的に友達に吐き出すのはよくしているが )、その中には自分より余程恋愛経験豊富であろうお姉様方に少しでも彼をキュンキュンさせる方法を教えて欲しいという恋する乙女の我儘も入っており。「 見た目も大好き!意地悪な顔してる時のせんせーがね、すっごくかっこよくて…でもたまに照れた時のお顔は逆にすっごく可愛いの!あとはね、優しいところも好きだし、ちゃんとみきのこと考えてくれるところもだいすき! 」ここが校内 ─── ましてやスポーツ大会の真っ最中ということもすっかり忘れてファミレスよろしくきゃあきゃあとはしゃぎながら随分と仲のほぐれた先輩たちへ想い人の好きなところを指折り数えながらにこにこと満面の笑みを浮かべて。 )



  • No.493 by 鳴海 司  2024-07-16 19:58:23 




「 えーやばーい!以心伝心ってやつ? 」「 もうさっさとくっつけばいいのにー 」

( 彼シャツならぬ彼ジャーを着こなすその姿はあざとくも可愛らしく、恋バナをすることで割増しにはなっているがむしろ彼女の様子に3年女子たちはきゅんきゅんとしているようで。先生と生徒といういわゆる"禁断の恋"というものは思春期の女の子からすればそれはもう魅力的な響きで、現実的に難しいのは分かっていてもやはり早いところ叶ってしまえと思うのは満場一致なのだろう。更には次から次へと出てくる想い人の好きなところを聞いてはまるで恋愛ドラマでも見ているかのようにはしゃぐ始末で。───そんな完全に女子の世界と化しているところにこほんと咳払いがひとつ。「あー……そういう話は校外で……つーかそもそも絶対に本人が来ないって確信したところでやってくれ……。」にやにやした笑顔の男子たちを後ろに携え、耳の先がほんのりと朱に染まって気恥ずかしそうな当事者が彼女たちの背中にむけて声をかけて。 )


  • No.494 by 御影 みき  2024-07-16 20:59:05 




だっていつも言ってるし…せんせーに聞かれて恥ずかしい事じゃないんだもん。

( きゃっきゃと女子トーク…もとい恋バナに花を咲かせていれば背後に届いた咳払いにきょとん、と振り返り。おかえり、と口を開く前に此方に届いた苦言( 照れ隠しなのは見ればわかるのでみきはときめいているのだが )に対していつも彼にはなんのオブラートもない真っ直ぐな好意を伝えているおかげが聞かれてた!と慌てたりすることもなくへにゃ、とはにかんで。耳の先が赤くなっている様子を見て照れてる、可愛い!と機嫌良さそうに愛おしさの隠しきれない夕陽で彼を見上げれば「 ね、ね、みきの応援ちゃんと聞こえた? 」と専属応援団長としての声が届いていたのか、ニコニコとした笑顔のまま首を傾げて。『 聞こえたー?ってさ。 』『 わはは!確かに照れてる顔可愛いわ! 』『 なーなーどうなん、せんせー。 』とニヤニヤと後ろから彼と肩を組んで3年男子たちがからかい交じりに会話に混じってきて。 )



  • No.495 by 鳴海 司  2024-07-17 07:38:44 




お前はな。
俺は居た堪れないよ今現在。

( 女子トークや恋バナで盛り上がっている状況に遭遇するのは教師をやっていれば正直よくあることだが、今回は内容が内容のためどうしても恥ずかしくなってしまい。2人のときならまだしも、こうして周りに茶化す気満々の奴らがいれば尚更。そんな自分とは正反対になんの恥ずかしげもなくにこにことこちらを見上げながら問いかけてくる彼女に「ん、聞こえた聞こえた。つーかむしろ御影の声しか聞こえてこなかったんだけどちゃんと応援してんのかお前ら。」と肯定しながら、3年女子に向かって(この気恥ずかしい話題を逸らす為でもあるが)溜息吐いて。一気に距離を詰めて揶揄いにきた男子たちには「うっせ。お前ら奢ってやったジュース返せ。」と、わちゃわちゃやり取りを。 )


  • No.496 by 御影 みき  2024-07-17 17:35:47 



んふふ。
良かった!一笑懸命応援したもん。
『 あたしたちも応援してましたぁ~ 』『 みきの声しか聞こうとしてなかったんじゃなーい? 』『 てかウチらがそれにキレて話題忘れると思ったら大間違いだが? 』『 主食恋バナ、みたいなとこあるかんねうちら 』『 ねー、他にないの? 』

( どうやら応援の声は無事に彼に届いていたようで、ほっと胸を撫で下ろしながら嬉しそうに満面の笑顔を浮かべては、一応〝がんばれ~〟くらいは言っていたらしい女子たちがだらだらと反論しつつも彼の狙いを女の勘でピタリと言い当てて。だがしかし根掘り葉掘り聞こうという訳では無い( 聞くならペラペラ喋りそうなみきに聞くので )らしく、その表情は冗談半分からかい半分といった様子に不真面目で。彼と肩組んでへらへらと笑っている男子たちは『 もうジュースは俺らので~す 』『 てか御影ちゃん喉乾いてない?俺なんか奢ろか?笑 』『 せっかく可愛い顔してたんだから怒んなよ先生ー!笑 』と男子高校生らしくわちゃわちゃけらけらと楽しそうに男子特有のパーソナルスペースの狭さで彼と戯れて。─── 最も、みきはその同性特有のパーソナルスペースの狭さが羨ましくもあるのだけれど。 )



  • No.497 by 鳴海 司  2024-07-17 20:58:36 




……ちっ。
何もねーよ。ほんと女子は好きだなそういう話題。

( 自分の思惑を見事言い当てられれば、ぐぬ……、と言い淀んで舌打ちを。しかしその様子は明らかに揶揄う方面に全振りしているのが見て分かるうえ、そもそも彼女が話すのは他の女子が☆先生の話題で盛り上がるのと見た目には大差ないので問題無いのだが、自分が参戦すればそれは意味が変わってきてしまう。思い起こしたうえで強いて言えば"何もない"わけでは無かった気がするのだが、それは胸の内にしまっておいて。「お前らに可愛いとか言われたくねーよ。…お、御影いいじゃん奢ってもらえ。自販機の飲み物全部な。」組まれた肩を特に外そうとはせず、教師と生徒というよりはもはや友達のようなノリになってしまうのは自分の性格や雰囲気ゆえだろう。むしろ奢ると言った男子の肩はこちらから組んで、その財布をすっからかんにしてしまえと彼女を促しつつ楽しげに悪戯な笑みを見せて。 )


  • No.498 by 御影 みき  2024-07-18 11:35:36 



『 いーじゃんみき奢ってもらいなよ、もーちょい時間あるし 』 『 その間うちら先生事情聴取してっから笑 』『 こいつバイトしてっから金あるよ、あたしミルクティーね! 』『 うちオレンジジュース~ 』

( もちろん言った本人は冗談半分だったのだけれど、みき以外の周囲からの強烈なプッシュにより『 えええ… 』と不満げに眉を寄せていたものの、ふと何かを思いついたような顔になればがし、と彼の方から組まれた肩を組み返しつつ『 まあ?先生もそう言ってることだし?全種類は買えねーしアイツらの分はぜってー買わねぇけど?先生置いて〝2人っきり〟で行こうなー。 』とにやにや笑いながら彼の方をちら、と見たあとにするりと彼から離れてはみきを手招きして。一方のみきは話したことの無い男の先輩へのちょっぴりの緊張も抱えつつ「 わぁい、ありがとうございます! 」と突然ジュースを買ってもらえることになった流れににこにことなんの警戒心もなく微笑んでそのまま並んで自販機の方へ歩いていき。 )



  • No.499 by 鳴海 司  2024-07-18 16:53:46 




…っ、……あいつめ人を小馬鹿にしやがって…。

( 一回り近くも歳の離れた相手に揶揄われるのは距離が近い証拠だし別に自分も特段気にすることはないのだが、内容が内容のため楽しそうに挑発してくるような様子の教え子に溜息吐いて。だがわざわざ引き止めるのも側から見ればおかしな話なので去っていく背中を見送るしかなく。…しかし心の内では彼女を連れて行った男子に対して、"次のテスト覚えてろよ"と教師としてよろしくない台詞を呟きつつ、意外にガードの固い彼女に謎の信頼感を覚えながらもやはりどこか心配するような雰囲気が見え隠れしており。同じくにまにまとした笑みで周りを取り囲もうとする女子たちには「黙秘権を行使しまーす。」と変なこと聞かれても何も話さないぞという確固たる意志を。少し前に貰った差し入れの水はすでに常温に戻りつつあるが、構わずにそれをぐいと呷りながらその場に座り込んで。 )


  • No.500 by 御影 みき  2024-07-18 21:21:14 



『 はや!まだ何も言ってないし! 』『 まあまあ、そー固いこと言わずに! 』『 正味かわいいなー、くらいは思ってるっしょ? 』

( 彼の訴え虚しく、ずらりと女子たちで彼を取り囲めばにこにこ…もといにやにやと楽しそうな笑顔で今がチャンスと言わんばかりに質問を投げかけていき。一方の男子たちは、こういうときの女子たちには触らぬが吉だということをこの2年と少しの高校生活で12分にも学んで来たのでしれっとした顔で先程彼に奢らせた水分を補給しつつ耳だけはしっかりと傾けており。チラリとみきたちが歩いて行った方向を見つつ『 あの2人引き止めなくて良かったのー? 』『 心配ですーって顔してるのバレバレだかんね?笑 』『 ちなみにアイツ最近彼女に振られたばっかだよ。 』と思い思いに言葉を投げかけながら普段こんなに分かりやすくはないはずの彼氏がこんなにも変わるものならば恐らくきっと、と確信に近い何かを得つつもにこにこにやにやと様子を見守り。 )


  • No.501 by 鳴海 司  2024-07-19 08:35:19 




……そうだな、可愛いよ。俺の生徒だし。

( 女子のターンになれば先程まで絡んできていた男子たちはあっさりとその場を譲り後方支援にまわったようで。まったく退く気のない女子の強さに自身の姉と妹がふと頭を過ぎっては諦めたように溜息吐き、顔を上げてはにっこりと笑って何とも教師らしい答えを。恋愛関連で盛り上がるのはどうやら女子に限った話ではないようで、同様に楽しそうな男子たちから様々に声を掛けられては「別に何も心配なんかしてねーよ。…あいつ愛想も良くて人から好かれやすいんだけど、意外と頑固だからな。」"あいつ"というのが彼女を指しているのは一目瞭然。散々揶揄われてめんどくさそうにしていた表情から一変、自分でも無意識にふ、と優しい眼差しと共に薄く微笑んで。頑固な彼女の中のさらに頑固な自分への想いは誰かに口説かれようともそう簡単に変わらないだろうという絶対的な信用が滲み出ていることに本人は気付いておらず。──もっとも、その頑固な一途さに頭を抱えていた時期もあったわけなのだが。 )


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