せんせい、あのね。(〆)

せんせい、あのね。(〆)

女子生徒  2024-04-30 23:32:52 
通報


お声掛けくださった方をお待ちしております…!




コメントを投稿する

  • No.362 by 御影 みき  2024-06-22 01:08:26 



……うー。早く大人になりたい。

( ぽん、と頭に乗せられた彼の手は相変わらず暖かくて優しくて、それから大きくて。ちょっぴり鼻の奥がつんとする感覚がしたけれど、ここで泣いてしまうのはもっと子供っぽい気がして誤魔化しがてら恨めしげに言葉を呟いて。大人になったらきっと同じ酒の席に居られるし、彼がタバコを吸っているのをもっと近くで見られるのに。大人になっても当然のように彼の隣に居る前提なのは無意識で、みきは柔らかな頬をぷく、と膨らませては足をパタパタと忙しなく動かして。的確な彼のツッコミにつん、とよく保湿された唇を尖らせては「 わかってるもーん。消費期限までにはちゃんと食べるけどそれまで大事に眺めるのー! 」と好きな人からの初めてのサプライズプレゼントににこにこきらきらと機嫌良く表情を綻ばせて。 )


  • No.363 by 鳴海 司  2024-06-22 12:42:46 




そのうち嫌でもなるよ。
つーか大人になったらなったで学生の自由さが羨ましくなるぞー。

( 自分だって学生時代は早く大人になりたいと思ったことが無いわけではないので気持ちは良く分かる。しかし大人になって社会の歯車に加わればどうしても学生の時ほど自分の時間が取れなくなるもので、彼女だっていつかそんな世知辛い成長の先を嫌でも知ることになるとにやりとした笑みを携えて。まあもしも彼女が大人になった時に自分がまだ側にいるのであれば、教え子と酒を酌み交わす。という未来は少し楽しみでもあるのだが。彼女のことだからすぐには食べないが、勿体無いからといつまでも手を出さずに腐らせることもないだろう。できるだけ早く食ってもらえよ…。とつぶらな瞳のクマさんに同情するような視線を送っては「弟くんに食べられないといいな?」と、くすくす笑いながら兄弟姉妹がいる者ならきっと経験しないものはいないだろう諍いの種をちらつかせて。 )


  • No.364 by 御影 みき  2024-06-22 20:53:05 



せんせーもそうだけど、大人ってみんなそれ言うよね。
大人の方がお金もあるし自由に見えるのに。

( 高校生が大人からよく言われる言葉にこて、と首を傾げては子供らしい質問をひとつ。ゆらりと登っていく紫煙をぼんやりと夕陽色の瞳で眺めては確かに時間の拘束こそは激しいが金銭的な余裕があり困っていなさそうなイメージのある大人たちを思い返してみて。もしも自分が大人になった時も彼や他の大人たちのように学生たちを羨ましく思う時が来るのかな、と想像してみるも隣に彼が居るのであれば過去を羨むことは無さそうだと1人勝手に解決してしまったのは内緒。彼の言葉にハッと御影家で1番のブラックホール胃袋を持つ育ち盛りの弟のことを思い返しては「 お、お名前書かなきゃ……。 」と真剣な顔でぽそりと呟いて。御影家では名前の書かれていないものを食べられたら本人の責任になってしまうので。クマちゃんのチョコレートの瞳を真っ直ぐ見つめててはおうち帰ったら名前書いてあげるからね…。と真剣な瞳で念を送り。 )


  • No.365 by 鳴海 司  2024-06-22 23:00:25 




ま、お前も大人になったら分かるって。
今のうちに青春満喫しとけー。

( 金はあれども1日24時間じゃ足りなく感じてしまうのが大人の悲しいところ。歳を取るほど時間が経つのが早く感じるというのは本当で、今考えると子供の時なんて丸一日遊んでもまだ時間に余裕があった気がする。彼女にも今のうちに日々を楽しく過ごしてほしいと、にっと笑ってはだいぶ短くなったタバコの火を消して灰皿の中へ。いつか彼女が大人になった時にまだ自分とこうして話をしてくれているのであれば、今度は良い意味で24時間では足りなく感じそうだ。そんな考えがふと頭を過っては溜息混じりの笑みが零れ。彼女の様子から察するに、きっと名前を書くのは本当にやる事なのだろうしそれを怠れば姉弟喧嘩が勃発するのだろう。「名前ひとつで守れるならいい方だろ。うちなんて名前なんか書いても意味ないからな…。」絶対女王の姉と甘やかされお姫様扱いの妹には名前を書いても何の意味も成さない。早い者勝ちの実力勝負以外に勝つ方法は無い我が家を思い返しては自嘲気味に乾いた笑いが出てしまい。多少の取り合いはあるかもしれないが、比較的平和な御影家にはぜひともそのままでいてほしいと遠い目を。 )


  • No.366 by 御影 みき  2024-06-23 00:38:38 



???
みきの青春にはせんせーが必要なので、せんせーの協力がないと満喫できないでーす。

( 彼の笑顔と言葉にまた不思議そうにぱちぱちと瞬きを繰り返したものの、はい!と元気に右手を上げれば自分の青春には彼が必要不可欠であることをアピールして。タバコが灰皿の中の水に落ちたジュ、という小気味よいけれど聞き馴染みのない消火音をBGMにひょい、とベンチから軽い足取りで立ち上がれば遠くもないけれど近くもない家までの帰路デートの開始。猫耳パーカーにショートパンツというなんとも風情のない格好だけれど、月や星が輝く時間に彼の隣を歩けるということでみきはだんだんとご機嫌ににこにこと頬を弛めて。どうやら女きょうだいの中の男というのはなんとも肩身が狭いようで、過去に思い当たる節があるらしい乾いた笑いを漏らす彼にはちょっぴり同情を送りつつも「 お姉さんと妹さんに負けちゃうせんせー、なんか可愛いね! 」と普段は見ることの無い不憫な弟という立ち位置の彼を想像してはんふふ!と楽しげに笑って。きっともしも彼が御影家に足を踏み入れることがあれば御影弟と気が合うに違いない、弟の気苦労というものはやはり家庭は違えど姉という存在には伝わっていないようで。 )



  • No.367 by 鳴海 司  2024-06-23 12:21:02 




はは、そういやそんな事言ってたな。
俺に出来ることなら何でも、とはいかないけど出来る範囲でなら考えてやってもいいぞー。

( 普段であれば自分抜きで満喫する方法を探せだなんだと言うところだろう。しかしやはり酒の力は偉大(?)で、彼女のどこか演劇じみたようにも見えるアピールに可笑しそうに笑っては頷いて。とはいえさすがに完璧にタガが外れているわけでもないのでさすがに何でもとは言わず、結果的に否定こそしないがいつもよりかは幾分か柔らかい答えとなり。袋から酔い覚まし用に買ったお茶を取り出して2、3口ゴクゴクと飲めば、口の中に僅かに残ったタバコの味も綺麗に流れてすっきりと。立ち上がってにこにこと微笑んでいる彼女に視線を向けては「じゃあ帰るか。」と声を掛け、コンビニを背に歩き出し。こちらとしては当時とても真剣だった戦争を"可愛い"の一言で片付けられたうえ、彼女の無邪気な笑いに毒気を抜かれたように眉を下げて。「うっせ。…お前はうちの姉貴みたいな傍若無人我儘クイーンになるなよ、もしなったら俺は弟くんと手を組んでストライキを起こす。」相手が居ないのをいいことに苦々しそうな顔でぼやけば、弟同士で徒党を組むなどと訳の分からないことをどこか楽しげに口にして。……しかしもしも彼女が鳴海家(実家)に来ることがあればその逆、姉と妹は彼女を仲間に引き入れて徒党を組んでなおその力を強めるのだろうとふと考えてはぶるり身震いをひとつ。 )


  • No.368 by 御影 みき  2024-06-23 22:36:29 



、!……。
夜の道は暗いなぁー。みき歩きにくいサンダルだから、誰かが手を繋いでくれないと転んじゃうかもなぁ~……?

( いつもであれば絶対に飛んでこない譲歩した彼の言葉にぱち!と夕陽色の目をまん丸にしてはふむ…とちょっぴり考えたあとにコンビニから遠ざかれば少しばかりのお店の灯りと街灯しかない住宅街になるため、人通りも少ないしこれはワンチャンスあるのでは…!と彼の顔色を伺いながらほろ酔いの今なら行けるのではと言わんばかりに上記を態とらしく困ったような声色でこぼしてみて。まぁ手が繋げなくても彼の隣を歩くだけで充分に嬉しいのだけれど、青春を満喫するのであれば高望みをするべきだろうと。どうやらみきの傍若無人ぶりが露呈してしまえば彼と御影家弟が徒党を組む将来も有り得るらしく、どこか得意げにも見える彼の表情にこちらも思わずへにゃりと笑ってしまい。「 そーなったらみきはせんせーのお姉さんと妹さんと手を組むけどそのストライキ勝てそう? 」だなんてイタズラっぽい一言で見事な姉ムーブを披露してしまえばこてりと首を傾げつつにっこり微笑んで。 )


  • No.369 by 鳴海 司  2024-06-24 11:23:59 




へぇ~?コンビニまではひとりで行けたのに?

( 何とも分かりやすい彼女の呟きに、いつもの意地悪い笑みを見せては疑問符で返し。普段であれば調子に乗るなと一蹴するところだが酒のおかげで良い感じに上機嫌な状態なので、人目さえ無いうえに少しだけならば繋いでやってもいいかもしれない。そんな思考をすぐ表に出すようなことをせずただにやにやと彼女の反応を楽しむように。彼女の一言は逆らうことの許されない弟からすれば充分な攻撃力で。ぐぬ…と悔しそうに口をつぐんではしばらくして溜息をひとつ。「………はぁ、そりゃ勝てねーな。弟組ってほんと不憫だわ。」むすりと頬を膨らませてぽつり呟き。いくら姉とはいえさすがに力でねじ伏せるなんて暴力的なことは出来ないので、弟はひたすら耐えるしかないんだよな…と会ったこともない彼女の弟に同志のような感情を覚え。 )


  • No.370 by 御影 みき  2024-06-24 18:03:29 



く、来る時はたまたま転ばなかったのー!
今は荷物もあるから!

( 彼からの至極当然の疑問にぎく、と肩を強ばらせたもののむん、と唇を尖らせながら力技な言い訳を並べて。てっきり一蹴されるとばかり思っていたけれどもしかしたらもしかすると…?と手繋ぎデートへの未来がちょっぴり明るくなったところで、みきは強請るようにちいちゃな手を彼の方にん!と差し出してみて。だめかな、繋いでくれるかな、なんて全部が表情に書いてある不安とお強請りが入り交じったような表情で彼を見つめているようすは、ただ可愛いから被っていた猫耳のフードが万が一億が一にも誰かに見られた時の身分隠しになるというのは本人も思ってもいないようで。どうやら始まってもいないストライキの勝敗は火を見るよりも明らかなようで、拗ねたように頬を膨らませる彼にまた母性がキュン、と疼いてしまえば「 だいじょぶだよ~、みき弟に優しいもん。たまに一緒に寝たりするし! 」とそこまで圧政を敷いてはいないことをアピールして。でももしも彼と喧嘩をしたとして、更にもしも彼のお姉さんに会う時があったら先程の発言はちゃんと報告させてもらおうと強かな作戦を立てていることは内緒として。 )




  • No.371 by 鳴海 司  2024-06-25 07:38:57 




はいはい、お子様な御影が転ばないように優しい先生が支えといてやるよ。

( 足を止めて少しだけ強気にこちらへと伸ばされた小さな手を握ると、くすくすと笑いながらそのまま優しく手を引いて再び歩き出し。街中の喧騒からほんの少し離れるだけでとても静かになった道のりを歩いていると、たまにふわりと吹く風が酒で火照った頬を冷ますように撫でてくれてとても気持ち良く。ほろ酔いと猫耳という何ともちぐはぐな2人が、実は教師と生徒だとは一見しただけでは分からないだろう。妹がこの年頃の時はさすがにもう手を繋ぐことは無かったが、もっと前の小さい頃をふと思い出しては懐かしさを感じてうっすら微笑み。どうやら我が家の姉ほどの振る舞いはしていないらしい彼女に「まじで?ほんと仲良いんだな、弟くんっていくつ?」と目を丸くさせながら問いかけて。自分が姉と一緒に寝た記憶なんて遥か昔の彼方にぼんやりと思い出せるくらいだと溜息を吐き、願わくば彼女がこのまま弟くんにとって優しい姉で居続けるようにと心の中で祈りを込めて。 )


  • No.372 by 御影 みき  2024-06-25 14:39:55 




えへへ。せんせーだいすき。

( ほろ酔いの彼はいつもよりもちょっぴり甘く、繋がれた手の温かさと大きさにまたキュン、と改めて恋に落ちては自分の足音と彼の足音だけが響く静かな住宅街に相応しいこそりとした声色でいつものように好意を伝え。本当はこのまま腕にぎゅっと抱き着きたいけれど、それは我慢。ほろ酔い特有の人肌よりも少し暖かい彼の手の温もりだけで心は十分に満たされているので、いつもよりも少しだけ暗い街頭に照らされた彼の横顔を盗み見てはまた幸せそうにへにゃへにゃと笑って繋いだ手にきゅ、と柔く力を込めて。目をまん丸にさせたほろ酔いの彼はいつもよりもちょっと幼く感じて可愛い!とにこにこお姉さんヅラをして笑えば「 中学2年生の14歳!つばさって言うんだよぉ、せんせーの名前と似てるね。 」と穏やかな気持ちで答え。弟は最初は嫌そうな顔をするけれど、ベッドに無理やり潜り込んでしまえばなんやかんや言って一緒に寝てくれるのだ。可愛い反抗期で姉としては微笑ましい気持ちである。彼もそんな風にお姉さんと一緒に寝てたのかな…妹ちゃんとの方が多いかな、と想像してはそれはそれで羨ましくなってしまい。 )



  • No.373 by 鳴海 司  2024-06-25 19:49:15 




知ってる。
───しっかしほんとお前は飽きずに好き好き言えるなぁ…、もう1年以上だろ?早いよなー。

( 安定の台詞に緩くなった頬は簡単に緩み、彼女の方を向いてにっこりと微笑み。夜はまだ比較的涼しいとはいえ、空気の香りに仄かな湿り気を感じては夏がゆっくりと近づいてきてるのを感じる。そんな静かな夜を歩いているとふと今に至る色々を思い出し、彼女からの盛大なアピールを受け続けてそんなにも経っているのかと感嘆の声を漏らし。相手が相手のため手放しで応援するわけにはいかないが、彼女の一途さは心の底から尊敬しているのも事実で。「へー、つばさ君かぁ。ははっ、確かに似てるな。一文字違い……って14歳?その歳で一緒に寝てくれるのか…ほんと仲良いんだな御影姉弟。」親近感の湧いてくる名前を聞いてにこにこと笑い、危うく聞き流しかけたその年齢に再び目を丸くさせて。想像よりも年上だった彼女の弟はやはり姉と本当に仲が良いのだろう、その年頃の自分たちではありえなかった行動に素直に驚いて。 )


  • No.374 by 御影 みき  2024-06-25 20:28:41 



だってみき初恋だもん。
でもそっか、もう1年も経つんだねぇ。せんせーと一緒にいると楽しいからあっという間!

( 繋いだ手をるん!とご機嫌に緩く振りながらさらりとこの恋が初恋だということを暴露してはしれっと話を続けながらにこにこと微笑んで。楽しい時間はあっという間だというけれど本当にその通りで、入学式で彼に恋に落ちてからというもの今日まで一瞬の出来事のような気がしてこくこくと深く頷いて。まだ丁寧に断ってくれていた初期から、軽くあしらうようになった中期、そしてちょっぴりこちらに向き合ってくれるようになった今。どれをとってもみきにとっては楽しい初恋の思い出(現在進行形)なので、きらきらとした笑顔を浮かべながら彼を見上げて。どうやら鳴海家のきょうだいは14歳の添い寝は無かったようで、驚いたようにダークブラウンの瞳を丸くさせる彼に今度はこちらが首を傾げて「 怖い番組見て寝れなくなった時とか一緒に寝ない?みきしょっちゅうなのに。 」と怖がりのくせに怖いもの見たさでよくそういった番組を見ては弟のベッドに潜り込んでいるみきにとってはそちらの方が衝撃で。 )




  • No.375 by 鳴海 司  2024-06-26 15:43:02 




今になって初恋ってだいぶ遅めな気がするな…、
小学生とか中学生で好きな子とかいなかったのか?

( 確かに自分も"もう1年以上"という発言が自然と出た辺り、彼女と過ごした時間が思っていたよりもあっという間に感じるほど(良くも悪くも)充実していたのだと気付き。しかしそれよりも彼女のある意味爆弾発言の方が気になっては、こんなに愛嬌のある子がここまで恋愛事が絡まずに成長してきたのだろうかと首を捻り。幼稚園や保育園の先生が初恋の相手です、なんて話はよく聞くと思うのだが、今時の子は子供の頃の気持ちは恋にカウントしないのかもしれないなとひとり思案しながらも問いかけて。彼女の口から出た何とも平和的な例えに、「妹がビビることはあったけどそんな時は姉貴と一緒に寝てたし、姉貴の方はそういうの強いから怖がったりしてんの見たことないんだよな…。」そもそもあいつ怖いものとか無いんじゃねーかな。などと呟きながら、鳴海家カースト上位の女王を思い浮かべては少しげんなりと。それにしても彼女が怖いものが苦手だとは知らなかったと、ちらりと相手の横顔を見やってはこんな夜道で驚かしたりしたら怒るんだろうなと想像しただけで可笑しくなってしまいそうで。 )


  • No.376 by 御影 みき  2024-06-26 18:29:56 



んー…恋愛感情で好き!とかは無かったかも。お友達としての好きは沢山いたけどねぇ。
─── …ぎゅってされたいとか、もっと触って欲しいなって思ったのはせんせーがはじめて。

( こて…と首を傾げながら幼稚園の頃あたりまで覚えている限りの記憶を遡ってみるも、彼を見つめている瞬間のような苦しくなるほどの胸のときめきや浮ついてしまう気持ちは今まで己の中で体験したことがなかったのかへにゃりと気が抜けたように笑って。それこそ男の子から告白をされたりだなんてことも何度かあったけれど、やっぱり自分が〝触れたい〟、〝触れて欲しい〟と感じたのは彼ただ一人。みきは繋いだ手にきゅ、と淡く力を込めては古びた街灯に照らされた優しい瞳で彼を見上げながら自分の秘密を吐露するようにはにかんで。鳴海家の女王様はどうやらそういった恐怖にもすこぶる強いようで、ほぇー…と間抜けな声で返事をしつつこういう夜道も平気だろうなぁなんて、ぽつりぽつりと街灯が地面を照らしているだけの静かな住宅街を見据えながら「 みき、こういう道でさえちょっと怖い時あるのにすごいなぁ… 」と小さく呟いて。怖い話でよくある街灯の下にひっそりと立っている白いワンピースの女だとか、そういった者の存在を思い出してしまったら今まで気にならなかったものも突然気になってきてしまうのかそわ、と夕陽色の瞳で辺りをちょっぴり見渡して。 )



  • No.377 by 鳴海 司  2024-06-26 20:29:07 




っ……───へぇ、なんか意外だな。
お前なら今までに彼氏とかいたっておかしくなさそうだなって思ってた。

( 普段彼女から大量に投げかけられる「好き」の一言はもちろんだが、たった今隣で零された心の底から好意の詰まった言葉は今までのそれより遥かに自分に刺さり。不覚にもきゅんと胸をときめかされた事に少しだけ悔しさを感じるも、頬や耳に朱が入っても今なら酒のせいということで誤魔化せそうかもしれない。こほんとひとつ咳払いをして彼女に対して思っていたことを口に出したものの、"彼氏"という単語を出した自分に少しモヤっとするものがあったが気付かないフリを。怖い怖いと言いながら好奇心に負けてしまうその気持ちはよく分かる。不安になればなるほど周りに何もないことを確認したくて見渡してしまう怖いもの見たさほど、怖がりな人にとって厄介な感情は無いだろう。そんな様子の彼女に気付くと少しばかり悪戯心がくすぐられ、「……あ。御影いまあそこに………。」と何もない暗がりを神妙な声色で指差してみて。 )


  • No.378 by 御影 みき  2024-06-26 21:53:02 



えー?
だって、好きになれるかどうか分からないのにOKしちゃうのって相手の人に失礼じゃん。


( まさか自分の意図していないところで彼の心に刺さっているとは露知らず、ヘラヘラと笑いながら答えた言葉の裏にあるのは〝今までに何度も告白はされている〟という意味が含まれた言葉。本人としては無意識だしそもそも彼以外のをそういう目で見ていないので口ぶりは実にあっけらかんとしており。昔こそただ謝罪だけで終わらせていたけれど、彼に恋に落ちてからはしっかりと『好きな人がいるからごめんね』とお断りしているのは本人なりの誠意なのだがそれは別に彼に伝える必要のないことなので割愛するとして。 どきどきと少しだけ鼓動が早くなった体は微細な音ですら縮み上がるほどに怖いのに、いやに神妙な彼の声と指さした先(怖いので見ていない/見られない)にビクッと肩を跳ねさせては「 や、やだやだやだ!!なに!? 」とそのまま彼の腕に自分の体を押し付けるようにぎゅ!と抱き着いて。怖いものを何も見ないように瞳は強く閉ざされて、心臓を掴まれたような嫌なドキドキと言い知れぬ不安感で決して離れないとでも言うように腕に抱き着く力を強め。 )



  • No.379 by 鳴海 司  2024-06-26 23:10:06 




あー、それはまあ確かに……って、やっぱり告白はされてんだなお前。

( 真っ直ぐな性格の彼女ならばその答えには納得、と頷きかけたところでその裏の意味に気付いて拾い上げ。見目も中身も可愛らしい彼女の周りには友達含めてたくさんの人がいるのを良く見かけはするが、やはりその中には好意を抱く男子も一定数混ざっているのだろう。その中の誰かとくっついてくれれば彼女に本来送って欲しい青春像にはなるのだが、そう考えると何となく面白くないと思ってしまうのも事実。いっそのこと自分がさっさと結婚でもすれは彼女だって諦めるのかもしれないが、今は相手が居ないうえにそもそも願望が無いに等しい。それに彼女には内緒だが、ふと未来の事を考えたときに自然と隣に彼女の存在を思い浮かべてしまうことがあったりもして。ほんの少し彼女を驚かせるつもりが想定以上の反応に楽しそうに笑い。「っ…はは!悪い悪い、何もねーよ。そこまで驚くとは思わなかったわー。」ぷるぷると小動物のように腕にしがみつくその姿がとても愛しく、くすくすと未だ笑いをこぼしながら優しく彼女の頭を撫でて。 )


  • No.380 by 御影 みき  2024-06-27 00:14:34 



んへへ、高校生だからみんな彼女欲しいのかも。
……あ、あとみき可愛いからね!仕方ない!

( 見事言葉の裏に隠された真実を指摘されてしまえばちょっぴり恥ずかしいのか耳元をぽやぽやと赤くさせながらはにかみ、だがしかし彼の言葉を否定はせず。でもやっぱり恥ずかしさを誤魔化すようににこ!と音を立てて笑ってみせれば気恥しそうに顔を逸らして。…その告白をOKしたらせんせーがいつも言う〝青春を満喫〟になるのに。とか思われてるんだろうな、だなんてふと心の奥の意地悪な自分が囁いてきたけれど聞こえないフリをしてしまい。だって自分が好きなのは紛れもなく今隣にいる彼だけなので。真っ暗な視界の中、聞こえてきたのは恐ろしい女の唸り声でも助けを求める声でもなく、大好きな彼の笑い声。優しく頭を撫でられる感触に恐る恐る瞳を開けては「 ほ、ほんと……??何も無い……?? 」と未だしっかり抱きしめたか彼の腕はそのままに警戒するようにあたりをきょろきょろと見回して、うるうると膜の張った瞳を彼に向けて。 )



  • No.381 by 鳴海 司  2024-06-27 10:43:21 




確かに御影は可愛いからな。
…まったく、学生は勉学に勤しむのが本分ですよー。

( 誤魔化しのためだろう彼女の自画自賛に、まるで当の本人が隣にいるのを忘れているかのようにさらりと肯定して。高校生という多感な時期に浮ついてしまうのは仕方ないし、自分も覚えがある側なのでまったく咎めるつもりも無い。が、頭のお固い教頭先生がぷんすこしているのを頭の隅で想像してしまえば可笑しくなり。態とらしいほど大袈裟に肩を竦める動作をしては、件の教頭先生がもはや口癖レベルに日頃語っている一言をあからさまな棒読みで。諦めの悪い彼女の恋する相手がたまたま教師だったせいで、彼女に向けた恋心が儚く散っていったであろう男子たちを思うと心の中で合掌して。「何も無いし何もいない───…あー、えっと。今日許可したのは手を繋ぐとこまでなんだけど。」楽しそうな笑みを浮かべていると、こちらを見上げる潤んだ瞳と目が合って。その時ハッと気付いたのは、自らの腕全体を包む彼女の柔らかな感触。酒の回った頭でもこれはマズイと少しだけ冷静になったようで、うるうるとしたその視線から逃れるように顔ごと視線を逸らして。 )


[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:1対1のなりきりチャット







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック