幽霊くん 2024-04-29 23:41:17 |
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しないしない。ていうか──…いや、何でもない。そんな事よりさ、いつまでもそこに居ないで中に入れば? ( 呪ったり取り憑いたりしない、というよりやり方が分からない。なんて、幽霊としては何となく悔しくて言わない。それよりもと話をすり替え、いまだ入り口のところで荷物と共に固まったままの相手を中へと促し、自分もふよふよと部屋の中へと戻っていき )
あ、うん。…お邪魔します。
( 相手の言葉をとりあえず信用することにしては、中へと入り。お邪魔します、なんてこれから自分の部屋になるというのに、先住民がいてそんな気が全くなくなってしまった。荷物をよいしょと部屋の中に置くと、一息ついて)
えっと…私、松永美涼。あなたの名前はなんていうの?
んー…俺自分の名前分かんないんだよね。っていうか覚えてない、が正しいかな。( 空中にあぐらをかいた状態で座るように浮いたまま、残念ながら答えの出せない質問にあっけらかんと答えて。しかしこうして話せる相手ができた今、呼び名がないのはなにかと不便だ。うーんと首を捻りながら絞り出した答えは、何とも捻りのない名前で。にっこりと笑いながら握手を求めるように手を差し出し )
お化け……幽霊………あっ、ユウでいいよ。分かりやすいし。改めてよろしくね、美涼。
え、そうなんだ。
…ユウくん、ね。ふふ、確かにわかりやすい。
よろしく、…あ、そっか。触れないんだね。
( 名前を覚えていない、ということになんだか聞いてはいけないことを聞いたかな、という気にもなるが、呼びやすい名前を提示してくれて気が楽になって。差し出された手を握ろうとして、手が空気を掴み。幽霊、ということは当たり前だが触れない、という事実に改めてこれが現実ということを思い知り)
あーうん、さすがに直接触ることはできないんだよね。…こういうことならできるんだけど。( 今しがた相手の手が通り抜けたばかりの自分の手をまじまじと見て。そのまま視線をシンクの方へ移して念じるようにじーっと蛇口を見つめると、キュ…キュ…と音を立ててゆっくりと蛇口の栓が動き出し、やがて水が流れ落ちる。そして少しばかり得意げな顔でふふんと鼻を鳴らし )
ポルターガイスト。完璧じゃない?
…わぁ。すごい!
( 一体何が起こるのか、なんの動きも無い相手の視線の先を辿ると聞こえてくる蛇口の音。流れる水を遠目から眺めて、怖いという気持ちは今はもうないようで、純粋にすごい、と感心している様子で呟けば。)
やっぱり観客がいるといいなー。……あ、そうだ。( 相手の反応に満足した様子でもう一度視線を蛇口へ送っては、出しっぱなしは良くないよね、なんて言いながら再び栓を動かして水を止めて。ふと思い出したようにちらりと相手を見ると態とらしいほどにこりと微笑んで )
──安心してね。俺幽霊だからドアも壁もすり抜けちゃうけど、別に風呂覗いたりとかはしないから。
…え!?
あ、う、ん…。
( 水道の蛇口が閉まるのを楽しそうに見ていたが、相手の言葉にぴたっと表情が固まって。そういえば相手は男。そういう心配のことをすっかり忘れてしまっていた、と頬を赤くするとその笑みに大丈夫だろうかと少し不安になりつつ。そういえば彼はどうしてこの部屋にいるのだろうかと気になって)
ユウくんは、どうしてこの部屋にいるの?
それも分かんなくて……っていうか、自分関係のことっていうの?何一つ覚えてないんだよね。( ぎくり、とした相手の様子が面白かったのがくすくす笑って。その後の質問にはやはりあっけらかんと答え、側から見れば同情でもされそうな内容なのだが本人は特に気にしていない調子で。何かしら思い出そうとするように考え込む素振りをとってはみるが、やはり無理だと肩を竦めて )
あ、でもこの近所うろついてた時は別に迷うこともなかったし…知ってる道だったのかは分かんないけど、もしかしたら体が覚えてたりするのかもね?
そっか…。
ゆうれいって、強い思いがあってその場所に留まってるイメージがあったから。
( 覚えていないという言葉には不思議そうな、それでいてあまり聞かなかった方がよかったかな、といったかんじで。霊的なものに詳しい訳では無いが、そういうイメージがあったため意外でしかなくて)
あー分かる分かる。でも俺そういう地縛霊?ってやつじゃないと思うよ。普通に外出れるし……さすがに野宿はなんとなく嫌だから今はここに住み着いてるんだけどさ。( 相手の見解を聞くと他人事のようにうんうんと頷き。自分は別に縛られているようなものも感じないと、窓の方へ近付き外を眺めながら )
そう、なんだ?
幽霊にもいろいろあるんだね。
( 相手の話を聞けばへぇ、と驚いたような顔になって。ともかくこうやって話をする度悪い霊ではないのだなとわかって安心をしたところで、お腹がぐぅっと音を立てて。恥ずかしそうに)
…って言っても、俺も他の幽霊に会ったことないからよく知らないんだけどねー。( 得意げに話しはしたものの実はそんなに詳しいわけでもないので頭を掻きながら。話の最中突然聞こえた音に一瞬時間が止まり、恥ずかしそうにしている音の原因を見やっては楽しそうに笑いながら )
………あははっ!美涼って案外強い子だね!引っ越したらその部屋に幽霊がいるってのに、お腹鳴っちゃうくらい馴染んでんだ?
笑わないでよ…。もう。
( お腹の音を聞かれて笑われたことに恥ずかしそうにしては。強い子、というか、正直一人暮らしが不安すぎて、しかも幽霊までいるこの状況だけど、ひとりじゃないと分かったらなんだかほっとしてしまったところもあり。鞄の中にあったチョコレートのお菓子を取り出すと袋を開けては、ふとあなたを見て)
…、そっかユウくん、食べられないよね。
あー、うん、俺は食べられないけど……でも美涼が1人で食べるなんてなーんかずるいよね?( 可笑しそうに笑っていたところにガサガサと袋を開ける音がしたのでそちらを見ると、相手がなんとも美味しそうなチョコレートを取り出していることに目を輝かせ。しかし相手の発言を聞いて変なスイッチが入ったのか含みを持ったような笑顔を顔に貼り付けては、何とも自分勝手だがそれを名案とばかりに声を上げては最後にウインクぱちりと )
そうだ!ね、そのお菓子俺に供えてよ。食べられなくても気分的なものってあるじゃん?俺お菓子好きなんだよね──ってわけで、俺へのお供えは日課ってことで!よろしく!
ええ!?毎日!?
…と、とりあえず、このお菓子どーぞ。
( 何を言っているのか分からずぽかーんとした表情で話を聞きつつ、毎日供えなければならないのかと目を丸くしては。ひとまず今あるチョコレートを相手の前に置いて、お供えってこんな感じでいいのかな、と困ったように)
別に美涼だけで食べてもいいけど…その場合、俺は毎晩美涼の枕元に立つからね?( にやにやと意地の悪い笑みのまま、幽霊らしさを存分に発揮するぞと息巻いて。目の前に置かれたチョコの袋はすでに開いているので、またもやじっと念じていると袋の中からころんとチョコレートがひとつ飛び出して。そのまま目線の高さまで浮かせてまじまじと見つめては、ふよふよと相手の方に )
──はい、あげる。
ひ、ひぃ…それだけは…
…?あ、ありがと。
( 枕元に立つなんて幽霊らしい言葉を言われては、さすがに相手だと分かっていてもそれは怖いらしくびくっとして怯えて。ふと目の前に浮いてきたチョコレートと相手を交互に見ては、自分のものなのに食べていいのかな、なんて思っては礼を言って受け取り)
あー違う違う。袋を開けるのってなんか上手くいかなくてさー……美涼開けて?( しばらく話をして慣れたかと思えば、幽霊っぽい事を言ってみるとそれなりに怯えてくれる相手に少し満足げに。チョコレートは大袋の中でひとつひとつが個包装なため、取り出した際に開けようと念じてみたらしい…のだが、意外に難しかったようで。首をこてんとあざとく傾げてにっこりと )
う、あー…そういうこと。
はい、これでいい?
( そのあざとさに「可愛い」なんて思ってしまって。自分に食べろと言っているわけではないことがわかると、納得してチョコレートの個包装を破き開けて、相手の方に差し出し。)
ん。いただきまーす。( 差し出されたチョコにそのままぱくりとかぶりつき…はしたものの、形としてはもちろん変わることなく。当の本人はそのまましばらく口をもごもごと動かしては、パッと離れて首を捻りながら )
……うーん、何となく…香りはしたような……?でも味はよく分かんないか…、不思議な感覚だなぁ。
そう、なんだ?
香りはわかるんだね。
( やはり口に入れても味はないか、というか形すらそのままなので食べたという感覚もないだろう。香りが、と言われるとなるほどと頷いて。そもそも幽霊はお腹がすいたりはしないのだろうか。 )
みたいだね。まあ別にお腹空かないし眠たくなるわけでもないから無くても生きていけるんだろうけど……あ、死んでるか俺。( 相手の考えていることを知ってか知らずか、うんうんと唸りながら今の状態では人間として必要なものが無くても大丈夫だと考察して )
でもやっぱり気分的には、俺も食べたい!ってなるからさ。お供えは必要ってことで。
(/返信遅くなりましてごめんなさい。
今週平日は返事ができない、もしくは返すのが遅くなると思います。返信できそうなときにしますので今暫くお待ちくださいませ。)
(/お疲れ様です~。
連休明けですしお忙しいと思いますので、お互い無理のないペースでお話できれば幸いです!
ごゆっくりで大丈夫ですのでお気になさらずですー!)
あー…そう、だね。
うん。わかったよ。忘れないようにしなきゃ。
( 彼が死んでいると改めて言葉で聞くと、さすがにそこで笑う気にはなれず困ったように反応して。お供えを買ってくるのを忘れないようにしようと心に決め )
あはは、何その反応!美涼が気にすることじゃないでしょ?実際俺はたいして気にしてないんだし。( けらけらと笑う自分とは対照的に困った様子の相手を気遣うかのように、大袈裟なほど悪戯な笑みを向けながら )
それより、俺のお菓子の好みはちゃんと把握しといてよね~?き◯こ派かた◯のこ派かで戦争になるからさぁ。
う、うん。そうだね?
( なぜだかこちらの方が気を遣われていることに気づくと、なんともいたたまれなくなり。お菓子の好みについては目を丸くし、相手の好みを先に知っておかないといけないのかとその二種類の論争について聞いてみることにして。)
ちなみにユウくんは、どっち派なの?
俺たけ◯こ!もし間違えたら………どうなるかなぁ?( 迷い無く即答。そして両手を前に出し、一般的にいうお化けのポーズをとっては小声でうらめしや…うらめしや……と呟きながら )
た〇のこかぁ…
え...!?ひぃ、間違えないから!
( 相手の好みを聞いて、やっぱりそちらは人気があるのだなと思い。ふと間違えたらどうなるかを言われると、そのお化けポーズにひぃい!っと怯えてふるふると首を振って。)
…っあはは!ほんと美涼っていい反応してくれるよねー。それだけ怖がってもらえるなら幽霊冥利に尽きるよ!( 楽しげに笑いながら満足そうに頷き。しかしあまり怖がらせすぎても、せっかく視える人間がきたのに出て行かれてしまってはまたヒマになってしまうので手加減しようと内心思い。そういえば、と怯える相手の近くに未だまとめられたままの荷物指差して )
──ね、そろそろ荷解きする?何だったら俺も手伝うし。
もう…!
( こちらの様子を楽しんでいる相手には少しばかり頬を膨らませながら不服そうな表情で。しかしながらすぐに元に戻ると、荷物について聞かれ、手伝ってもらおうかと思うも、そんなに持ち物はなく。手伝ってもらうほどのものは無いのでやんわりと断ると礼を伝え笑って)
んー…ほんと持ってきたの服と生活必需品だけだから大丈夫。ありがとう。
これからね、買い揃えて行く予定なんだ。
そっか、りょうかーい。( 確かに室内に持ち込まれた荷物は最低限、といったような量なので買い揃える予定だと聞くと納得して。この殺風景な部屋がどんな風になるのだろうと少しのワクワクがありつつも、まだ簡単な挨拶だけで相手のことを知らないなと思い出し )
ていうか美涼って大学生?この近くに学校なんてあったっけ?
(/ご連絡ありがとうございます!
こちらもなかなか覗くことができない時がありますので、お気になさらずです~。
ご無理はなさらないでくださいねー!)
え?そうだよ。
◯◯大学っていうんだけど、聞いたことない?
歩いて15分くらいのところにあってね。
( 近くにある大学名を伝えてみて。ここから徒歩で15分程度という場所にある大学だし、そんなに小さな学校でもないので知らない人はいないだろうと思っていたが、相手は幽霊だった、と思い出して。)
そんな近くにあったんだ!全然知らなかったー。( 目を丸くさせながら頭の中で地図を広げてみるも、やはり相手が示してきた場所は知らなかったようで首を傾げ。しかし何かを思いついたようでにっこりと、純粋とも含みのあるともとれる笑顔で )
じゃあ美涼が学校行くとき、俺もついていけるね?
…えぇ!?
つ、ついてくるの??
( 相手の言葉に一瞬ぽかんとした顔をした後に目を丸くして。そういえば相手はこの部屋から離れて行動もできるのだったと先程聞いたことを思い出しては。大学についてきたときに自分が平常心を保っていられる自信がなく、眉を下げて空いてを見て)
だって俺だけ留守番ってのも暇だし、別に邪魔とかしないからさぁ。( ねーねーと駄々をこねるように空中を右へ左へうろうろと。相当暇を持て余していたのだろう引き下がる気配を見せず、むしろこてんと首をかしげながら相手の目をじっと見て )
──ダメ?
だめ、じゃないけど…
きても面白いかわからないよ?
( 相手の可愛らしい仕草に思わずきゅんとしてしまえば、ダメなんて言えなくて。幽霊相手に何をときめいているんだ、なんて思いつつも、大学に来ても何も面白いものはないと困ったように伝えて。)
少なくとも1人でここにいるよりは楽しいと思うんだよね。ほら、美涼の守護霊ってことで!( あと一押し──、と言ったように笑顔でさらにぐいと距離を詰めて。正直取り憑いたりしたことがないため、守護霊とは?というレベルではあるのだが )
わ、わかった!わかったから!
じゃあ明日午前にさっそく講義あるから一緒にいく?
( そんなふうに言われてしまっては断れないと諦めて。頷くとそうと決まれば明日一緒に行くことを提案し。他の人には見えないだろうし、別に自分としても困ることはないかと自分に言い聞かせて。)
やったー!行く行く!( 満面の笑みで、空中ではあるが感じ的にぴょんと跳ねて。相手の優しさにつけ込んだような気がしなくもないが、それもまたある意味では幽霊らしいのかもしれない。ぱちりとウインクしながら )
美涼が寝坊しないように俺、起こしてあげてもいいよ?
大丈夫!!1人で起きられるから!!
( とりあえず今日は早く寝て、明日の初講義に備えようと思いながら荷物を整理して。朝に関しては苦手なのだが、幽霊の方が苦手。相手が悪い幽霊じゃなくても、こわいものはこわい。自分で起きられると断言しては首を振り )
ちっ、残念…。( やはり悪戯めいた起こし方を企んでいたのか小さく舌打ちして。しかし明日着いていくことの許可を得られただけで充分だと、満足そうに笑い )
まあいいや。大学かー、憧れるよねキャンパスライフってやつ!
そうだね。
でも、ちょっと緊張してるかなー…
友だちできるかなぁ、とか…不安になっちゃって
( 憧れのキャンパスライフ、その言葉に小さく笑うと、少しだけ表情を曇らせて。大学に進学したのはいいけど、友達はみんな違う大学。1人で明日大学に行くのも不安だが友達もできるだろうかと心配になって)
大丈夫だって、いざという時は俺が話し相手になるし?( 新しく始まる大学生活、学内で独り言を呟くようになれば間違いなく友達はできないだろうという案を冗談めいて提案し。相手の不安な気持ちを飛ばしたい思いもあってけらけらと明るく笑いながら )
…まあそれは冗談として。美涼なら大丈夫大丈夫、一応俺が横にはいるから1人じゃないって!
(/お疲れ様です。
お忙しい中でのご連絡ありがとうございます!平日ですしお忙しいやも…と薄々思っていまして、むしろこちらからお気になさらずと一言入れておくべきだったなと反省しておりました…。
どうかご無理のないように、週末お会いできるのを楽しみにしておりますね。)
(/久しぶりに上げさせて頂きますね。
お返事が滞られてから来週でおよそ1ヶ月となりますので、それまでに何かしらご連絡を頂けましたら幸いです。
きっとお忙しいとは思いますし、最近では暑さも段々と増してきておりますので、背後様が体調を崩されてないことをお祈りします。)
(/お久しぶりです。
1ヶ月ほどお待ちいたしておりましたがご連絡を頂けませんでしたので、大変心苦しくはございますがここでリセットとさせて頂きます。
またいつかご縁がありましたらよろしくお願い致します。
ありがとうございました。)
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