ーおいおい、“無能”の子供が俺に指図すんじゃねぇよー
この世界の約9割は能力者だ、だが私は違う。
悲しいことに私は能力を持つほかの人たちとは違い、能力を持たずして生まれてきた約1割程度のレア人間である。
ゲームだったら当たりかもしれないが、流石に現実はそううまくはいかない、毎日周りから軽蔑するような目で見られる。
関わりたくないなら放っておけばいいのに何時も何時も奴らは来る。面倒くさいので毎回私の得意なガン無視を決め込んでいるが最近は石を投げてきたりもする。
なんだ、何がしたいんだこいつ等は。
母も同様、私が石を投げつけられているときにはらわたが煮えくり返る思いで一生懸命怒ってた。でも今はもうそれもない。
どうもできない、何もできない、世間も知らずに生きてきた私が一人になって何ができるんだ。
バディとなる男性募集
陽キャでぐいぐいとくる感じの優しい青年
提供 能力無しの少女
物静かで人に対する恐怖心がある。
道の横でうずくまっているところを相手様が拾ってください、、そしたら旅をしようと思います。