匿名さん 2024-04-25 00:30:33 |
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か、んきん?
(あまり耳にしない言葉にきょとんと首をかしげるつつ予鈴の音が聞こえ。最近予鈴に急かされてばかりだなと苦笑しつつ戻ると云う相手に同意して照れくさそうに頬を緩めたままそっと差し出された手を握り。相手の言葉に部分部分しか理解出来ないまま、引くことはないが頭がいい人は違うなぁと変な感心を抱き、誤魔化すようにへらりと笑って)
て、手は洗わないとだめだよっね?
そっか、分かったよ。遥太に菌を移してしまう可能性もあるし、ちゃんと洗う。……僕は遥太に移された病原菌なら逆に健康になれそうだけどね
(遥太は驚くほど素直で…なんというか、すこーし鈍感で、僕の発言の意味がよく分かっていないのかずっと嬉しそうに微笑むだけで。僕の内側を見せても以前と変わらない対応で僕を受け入れてくれる。それがなんとも嬉しくて、調子に乗りべらべらとオブラートに包まない直接的な言葉を言い続けてしまう。本当に、彼は僕の何を見て僕を好きになったのだろうか。その他にも話したいことや問いたいことがたくさんあるので、次の二人きりになれる時間を約束しようと握った彼の手をさらに強く握りしめて)
授業終わったらさ、一緒に昼飯食べよ?
古海くん、何か…いつもと雰囲気違うね
(いつもの優等生な相手とは想像がつかない事を云う相手にクスクスと笑って。これが恋人同士の古海くんなのか…自分しか見れない古海くんだと感動さえ覚えれば深く考えずにぽろりと口にしており。次の休み時間のご飯の食べる約束すればウンウンと頷いて楽しみと繋いだ手を前後に揺らし機嫌がいいこと体で表し、教室が近付けば、他の生徒の姿が見え、ばれてしまうとスルリと手を離して)
__遥太は、どうして僕なんかを好きになってくれたの?
(時間は過ぎ、一緒に昼飯を食べようと再び屋上に戻ってきて。強風といっても過言ではなかった数時間前とは打って変わり、風が止んで穏やかな気候になっていたその場所で、朝コンビニで買ってきたおにぎりを食べつつ彼に訊いて。ぐっと距離が縮まった昨日を思い返してみても、朝は寝癖を指摘してあくまで事故だが髪の毛を抜いてしまったり、落書きしてるでしょと炙り出すような真似をして無理に見させたり……家に押しかけたり……む、無理やりキスしたり……あれ、僕、すごく嫌な奴では……?こんなんだから嫌われていてもおかしくないと思っていたのだが、今日の告白ですべてが逆転された。寛容すぎる彼が何を思っているのかと、欠点だと自覚している部分を口に出してみて)
ほら、僕って優等生とか言われるけど、実際は……全然、そんなことないしさ。なんというか、情緒不安定だし?遥太のこと好きすぎるし?……ちょっと、変な奴なんだ
す…好きになった理由!?…えっと、初めは凄くかっこよくて、皆に優しくて…凄く憧れだったんだ。ずっと目で追ってて、僕も古海くんみたいになりたいなって…。でも仲良くしていくうちに古海くんのこと一人占めしたいって思うようになっちゃって…
(相手の隣に腰掛け買ってきたコンビニのおにぎりをもぐもぐと咀嚼していたが不意討ちの質問にゴホゴホとむせ混み、一段落したあと少し照れくさそうにうつむきつつ自分の気持ち打ち明けていき、相手の顔を見ること出来ず食べ掛けのおにぎりじっとみつめ耳の先じんわりと赤く染め上げる。相手の言葉を否定しつつも更に告白続け、恋人同士になったのだからと勇気を出して相手の名前呼びつつ語尾だんだん小さくなり)
ううん、情緒不安定…?はわからないけど…昨日見せてくれた古海くんもいつもと違うと思ったけど凄くドキドキして…僕、どっちの藍斗くんも好きだな…と思う…かな
…………ヴッ……!!
(尊みの爆撃を受けた僕はふらりとよろけて気絶したように倒れ込んで。僕への想いを言葉にしつつ耳まで赤く染める遥太を見ているだけでも限界だったが、名前を呼ばれ限界突破だ。藍斗くん……あいとくん……アイトクン……これほどまでに親から名付けられた名前を愛おしいと思ったのは初めてで、多幸感に満ちた表情でその名を復唱して。ここまで受け入れてくれて、優等生じゃない素の自分まで好きと言われたら、もう、"アレ"を見せても今更拒絶されないんじゃないか。ふと魔がさして、放課後の約束を取り付けようと倒れた体勢のまま長く伸びた前髪で目に影を落としながら言って)
……放課後、僕の家に来てよ。遥太に見せたいものがあるんだ
あ、藍斗くん?藍斗くんは僕なんか…どこがいいの?
(急に倒れ込む相手に驚きを隠せず顔を覗きこみながらよしよしと頭を撫で。相手が自分を好きになる要素全くなく、不安が溢れればぽろりとこぼれ。家と聞けば昨日のことを思い出すもまだ親が帰って来ないためすかさずうんっと返事を返し)
見せたいもの?なんだろー
(/どういう展開がいいでしょう?希望ありますか?)
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