あぶのーまる 〆

あぶのーまる 〆

匿名さん  2024-04-25 00:30:33 
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  • No.41 by 古矢 遥太  2024-04-26 16:57:43 

えー嬉しいっ初めてかー
(肯定の言葉に目を大きく開いて輝かせ初めてという言葉を噛みしめふふふと無意識に笑い声零れ。相手の返答を聞けば「了解」と頭に敬礼のポーズすれば相手を残しリビングへ再びもどり何かあったかなっと冷蔵庫を物色し。麦茶位しかないやと少し落胆しつつもコップに二人分の飲み物を用意して)

  • No.42 by 古海 藍斗  2024-04-26 17:21:08 



……あー、やば……なんか今日、一段とかわいいな……


(彼が部屋を出て行ったことを確認すると、へなへなと魂が抜けたようにしゃがみ込み、頭を抱え。僕の一言一句に分かりやすい表情や仕草で反応を示す彼が、可愛くてしょうがない。あんな顔向けられたら意識せざるを得ないよ、ただの友達にあの反応、なんなの?僕のこと好きなの?……いや、それは絶対にないんだけど。辺りからは遥太の匂いが立ち込めて、僕の鼻腔をくすぐる。おかしな気分になってしまわぬように必死に理性を働かせ、素数を数えたり祖母の顔を思い出したり。せっかく信用してくれているんだ、ここで手を出したら全てがパーになる。先ほどの二の舞に演じぬよう、彼が戻ってくる前に即座に立ち上がり、机の上に置かれた例の少女漫画を手に取り、ぺらぺらめくってみて)

  • No.43 by 古矢 遥太  2024-04-26 19:13:10 

お待たせー
(麦茶をお盆に載せれば自室まで戻り机にお茶を一つづつ置き「座っててくれて良かったのに」と律儀に立てって読んでいる相手にクスクスと笑って。手の中にある漫画を見て読んでくれていたんだと分かれば趣味を共有しているような気分になり嬉しく感じ自分がテーブルの前に腰を下ろせば「古海くんもここ、ここ」とポンポン床を叩いて誘い)

  • No.44 by 古海 藍斗  2024-04-26 19:35:51 



あ……はい、失礼しまーす……

(帰ってきた相手に『おかえり。お、麦茶だ、ありが_』と言葉を返す途中で何故か笑い出した彼に首を傾げ。どうやら立ったまま待機していたのがおかしかったらしい。いや座ったら居心地良すぎてもう二度と立ち上がれなくなりそうで……と内心ぶつぶつと呟いていれば、僕を座らせるためか床を叩く彼。一気に緊張が走り、思わず敬語混じりでゆっくりと彼の隣に腰を下ろして。距離としては少し動けば肩が触れ合うくらい。そこで手持ちの漫画を開けば、どうせならしっかり読み込みたいと彼の方を見て)


……これ、しばらく読んでてもいい?

  • No.45 by 古矢 遥太  2024-04-26 21:08:32 

うんうん!是非読んでみて…
(相手が読んでいる間隣で一緒に読み返そうかと相手とは別の巻を手に取りパラパラ捲り始め。ヒロインに感情移入すれば一喜一憂して表情が変わり、ふとチラリと時計を見れば思ったより時間が過ぎており、先に確認したいこと口にし。家には一人しか居ないため自分は何時でも大丈夫と告げ)
あ…古海くんは門限とかある?

  • No.46 by 古海 藍斗  2024-04-26 22:27:49 



っふ、結構、面白いかも。絵も綺麗だし、ヒロインもかわいい。


(正直自分の好みに合う気がせず、そこまで期待していなかったが、さすが遥太が選んだ漫画だ。話の展開がなかなか面白くつい夢中になり読み進めていて。それに本屋で見た時は気付かなかったが、このヒロイン、どこか遥太に似ているような気がする。どうしてそう感じるのだろうかと隣の彼を見やると、漫画を楽しむ姿。ああ、こういう素直でまっすぐなところが似てるんだ。といっても遥太の方が百億倍も魅力的だが。肩を並べて一緒に漫画を読む至高の時間。こんな時が永遠に続けばいい__そんな願いは虚しく、現実が顔を出す。彼の問いに強がって全然大丈夫だと返そうとしたが、スマホに着信が。親からメッセージ通知が来ている。それを確認すると、眉間にしわを寄せ声色を落として)


僕はもう少しだけなら__あ、……ごめん、親からだ。……あー、帰ってこいってさ。まだ漫画も読み終わってないのに、ひどいなぁ…


  • No.47 by 古矢 遥太  2024-04-26 23:29:42 

そっか…ごめんね?怒ってないかな?
(パタリと自分の読んでた本を閉じ、相手の帰宅の時間になってしまったと理解すれば凄く寂しく感じ。両親が不在が原因だろうかと不思議に思いつつも自分が引き留めてしまったため怒られる様なことはないかと心配そうに尋ね。漫画を読んでいる間チラリと横目で見た相手は集中して読んでいてくれたこともあり「良かったら持って帰る?」と尋ね。相手の返事聞く前に取り敢えずと、先程片付けた戸棚の中から紙袋を取り出して)

  • No.48 by 古海 藍斗  2024-04-27 08:19:58 



ううん、僕の親はいつもこんな感じだし、気にしないで。……え?僕、今日は帰るつもりないけど


(親が怒る怒らない話でいえば確実に怒らせてはいるのだが、けろりと笑いながら答えて。合法的に遥太の隣にいられる幸福と親への反抗の罪悪感を天秤にかけた時、遥太への感情の方が何百倍も重要だと気付いて。紙袋を取り出す彼に、さも当然かのように真顔で帰宅する気はないと伝え。ああ、僕も存外浮かれているようだ。先ほどまで読んでいた少女漫画の登場人物のように、戸棚の前に立つ彼を背後から腕の中に捕えれば、耳元でそっと囁き)


寂しいんでしょ、顔見れば分かる。遥太さえよければ……今夜はずっと一緒にいよう?


  • No.49 by 古矢 遥太  2024-04-27 08:51:56 

そっか…心配されているんだね…古海くんは大変だと思うけど
(相手の親の様子を聞けば放任主義の自身の親とは違い凄く大事にされているんだなぁ、と相手の事情分からないまま自身で納得し、相手の心情を考えれば制限されることは大変だなぁと苦笑して。ふいに帰らないという相手に驚き振り返れば自身でも想像つかないくらい近くにいる相手にピタリと動き止め。お泊まりかな?いい匂い、少女漫画みたい、格好いい…等の思考がぐるぐる周り首から耳の先までかぁぁ、と熱が上がっていく感覚がして何か言わなければと何とか言葉絞り出し)
えと…えとお泊まりする?

  • No.50 by 古海 藍斗  2024-04-27 09:11:38 



……!うん、お泊まりデー……じゃなくてお泊まり、したい


(口が滑りデートと言いかけたのを訂正しつつ、犬が尻尾を振るように喜び興奮気味に相手に顔を近づけ。ああ、顔真っ赤だ、かわいい。その勢いのまま唇を奪いそうになるのをぎりぎり保っていた理性で抑止して、しかし依然と距離は近いまま。あーやばい好きすぎてどうにかなりそうだ、頭がふわふわとしてきた。遥太を摂取しすぎて禁断症状が出てる?でもやめられない、今夜はもっともっと彼との時間を楽しむんだ。遥太の使ってるシャンプーも洗剤もトイレットペーパーも全部把握して情報を持ち帰るんだ……強く決意を固めると、ごほんと咳払いをして)


明日も学校だしあまり夜更かしはできないけど、……っはは、誰かの家に泊まるのなんて初めてだし、楽しみ

  • No.51 by 古矢 遥太  2024-04-27 09:27:45 

ぁ…
(ぐっと顔が近づき少女漫画脳な自分はキスされてしまうと考えてしまい、しかし現実はそんな事はなく。同じ男だがキスされてしまうと思う事に嫌悪感はなく、憧れの相手だったが意識していたのだろうか…少女漫画では好きという気持ちと同じだと自覚するも相手も同じ男の為、自覚した瞬間失恋も決定しておりこの気持ちは隠そうと心に決め。しかし心臓はうるさい位に跳ね上がり、相手に聞こえてしまうかもと危惧。相手の咳払いに考え込む意識現実へ戻ってくれば少し上擦った声で夕食について尋ね)
ぁ!ご飯!何食べたい?僕大したもの作れないけど…

  • No.52 by 古海 藍斗  2024-04-27 10:07:26 



何か作ってくれるの?そうだな……遥太が作ってくれるならなんでも食べたい。僕も手伝うよ。

(夕食はどうするかと聞かれれば、本心からなるものだが他人が聞けば歯の浮くような台詞を平然と口に出し。分かりやすく好意を全面に出しているつもりだが、まだ僕を意識してくれてはいないのだろうか。僕のことを好いてくれなんて高望みはしない。最終的に交際まで進展する未来も想像し難い。僕のこの異常なまでに拗れた愛を、彼が受け止めてくれるという自信を持てないからだ。だが少しくらい胸キュン……とやらをさせてやりたい。もっと漫画を読んで研究しなくては、と考えつつ、さらに彼との距離を密着させて。これはただ彼を肌で感じたいだけの気持ちが先行して無意識のうちにとった行動だが、ふと感じ取った彼の鼓動がやけに速い気がして。どうしたのかと彼の胸に手を当てて)

ん、どうしたの?すごい速度で心臓が動いてる……僕がお泊まりするからって緊張してる?

  • No.53 by 古矢 遥太  2024-04-27 10:19:40 

えっと…じゃあ冷蔵庫…
(「見に行こう」とと言葉を続けようとするも更に密着されれば上手く紡げず。先程自覚した恋心は自覚すれば気持ちが大きくなっていくのはずっと早く。このままだと男として色々大変な事になるという危険を感じれば身動ぎをして。呆気なく心臓の音を相手にばれてしまいどう言い訳しようかと思考巡らすもいい言葉見付からず、やんわりと相手の胸を押して体離そうとし。言い訳見付からなければ誤魔化すよう普段の相手とは違うなと思いつつ他の人にもこの距離感なのか…と少しもやもやしつつ伝え)
ふ、古海くんって意外とスキンシップとかするんだね

  • No.54 by 古海 藍斗  2024-04-27 10:54:26 



……遥太にしかしないよ。


(僕の体を押し返す手の感触に、遥太に触られちゃった…この服はもう洗濯できないな……と喜ぶのも束の間、僕の様子に違和感を悟ったらしい相手に気付き。こうなればもう一押しだと、真剣な眼差しで彼の目を射抜き、僕には君しかいないと伝え。気のいい友人を演じるだとか言って、恋の病を煩う僕の暴走を僕自身で止めることはできなかった。さあ、遥太はどんな反応を__と相手の顔を窺おうとした瞬間、机の上に置きっぱなしのスマホが着信音と共に震え出して。唐突な機械音に拍子抜けして無視しようかと考えたが、尚も続く騒音にやむを得なくそれを手に取り。画面に映る名前を見て表情を曇らせると、今度は電話か……と人知れず呟き。邪魔が入ったことに対する苛立ちと、遥太の気持ちへの興味がぐちゃぐちゃに入り混じり、ついでに頭を冷やしてこようと一声かけて)


__ごめん、また親からだ。……ちょっと出てくる

  • No.55 by 古矢 遥太  2024-04-27 15:33:42 

え…それって…
(熱に浮かされたようにぽーっと相手から視線を逸らすことができず、もしかしてという気持ちが霞めれば緊張しているためかカラカラになった喉から漸く声を絞り出すも相手の心理聞きたくなり。突然鳴り響いた機械音にびくりと肩を震わせれば少し正気に戻り机にある携帯を見つめ。「うん。大丈夫。」とだけ返事をすればその場から動けず出ていく相手の背中見つめ、相手が出ていけばへなりと腰が抜けたよう座り込んで赤く熱を持つ頬を両手で覆い。落ち着かせるようにと深く息を吐くも先程の光景、相手の声が頭から離れることはなく。「僕…古海くんが好きなんだ」と呟けば更に自覚芽生え)

  • No.56 by 古海 藍斗  2024-04-27 18:36:52 



分かりました、今日はもう帰りますから。……はい、すみませんでした。……では。


(親からの電話は、どこをほつき歩いてるんだーとか、さっさと帰ってこいーとか、そんな内容を怒鳴り声で繰り返されるもの。ご立腹のところを刺激しないように巧妙な嘘を混えつつ外泊の許しを得ようと企んだが、そう上手くはいかず、いい加減にしなければ外出禁止を言い渡すぞと脅迫めいたお言葉をいただいてしまって。門限とか外出禁止とか、どこの箱入り娘だよと他人事のように考えるが、実際にそれが施行されたとすればかなりまずいことになる。遥太との放課後デートがもう二度と叶わないじゃないか!そして散々迷いに迷った挙句、しぶしぶ帰宅する選択をとることにして。夢の一夜を過ごしてその後遊べなくなるより、今夜を見逃して次のチャンスを狙った方が賢明に思えた。それでも不満がないわけがなく、苛立ちをぶつけるように通話終了ボタンを乱雑に押せば、溜息を吐いて。遥太には無駄に期待させて悪いことをしたな。結局寂しがり屋の彼を置いて帰る選択をとってしまったことに申し訳なさを覚えて。ややしょぼくれて肩を落としながら再度彼の部屋に戻ると、何故か座り込んで顔を赤くしている相手。先ほど自分が仕掛けたことをすっかり忘れて、それが原因だとはつゆ知らずに早くも決心が揺らぎ)


……あのさ、遥太。やっぱり今日は泊まれなくなっ……ん、座り込んでどうしたの?もしかして体調、悪かったりする?どうしよう、やっぱり泊まって行こうかな……

  • No.57 by 古矢 遥太  2024-04-27 19:15:52 


ふ、古海くん!?
(好きという気持ちが相手にばれてしまえば軽蔑されるかもしれない、少女漫画なら告白すれば一度振られたとしてもハッピーエンドになるのに……等とぐるぐる思考を巡らせていれば相手が戻って来たことに気付かず驚きの声を上げ。お泊まりがダメになったと告げられればせっかくのチャンスだったのにと酷く残念に思い。体調を心配してくれる相手に今ここで体調が悪いと嘘を吐けば残ってもらえるかもという悪魔の囁きが聞こえ。しかし目の前で心配してくれている相手にそういう嘘を吐きたくないと思えば気持ち切り替えるよう明るく笑って相手を安心させるよう沢山言葉紡ぎ)
そうなんだ…体調…ううん!全然大丈夫!気にしないで、平気だから

  • No.58 by 古海 藍斗  2024-04-27 20:05:14 



そう?それなら、いいんだけど……。

(大丈夫だと繰り返す彼は、さらに心配になるほど途端に明るく振る舞い始めて。本当に大丈夫なのかと怪訝に思いつつ、顔が赤く染まりつつも体調不良というほど顔色が悪いわけではないので、一旦は彼の言葉を飲み込むことにして。帰宅準備のため、床に置いていた鞄を持ち上げながら、ぼそり『帰りたくないなぁ……』とぼやいて。子供が駄々をこねるようなことを言っても相手も自分もどうすることもできないし状況は変わらない。それでも愚痴は溢れて、僕ってばダサいなぁと心の中で自虐。完全に意気消沈してしまい、もはや優等生の皮を被れているかどうかも怪しい。ああ、なんかもう、どうでもいいや。親との電話で疲労したし、遥太の家には泊まれないし、もう散々だ。まだ理性を保つ僕の一部分が自暴自棄だって警報を鳴らすが、もう構わない。遥太が、欲しくてたまらない。僕、今どんな顔してるんだろう。彼が知る僕の顔ではないことは確かだろう。光のない目でそっと彼に近づき、やや乱暴に顎を掬い上げて)


……ねえ、遥太。帰る前に、遥太とキスしたい

  • No.59 by 古矢 遥太  2024-04-27 20:59:42 


今度はちゃんと泊まりきてよ!僕も泊まって欲しかった…し…
(納得してくれたことにほっと胸を撫で下ろし、自分も一緒にいたかったと素直に言葉零れ相当恥ずかしいこと言っていると自覚すれば語尾が小さくなっていき。先程読みかけだった漫画等を準備途中だった紙袋へ詰め込み玄関まで見送りに行き「気を付けて」と言葉を伝えようとすればいつもと違う雰囲気の相手と目が合い吐き出された言葉の意味、意図が分からず自身の幻聴かと思うも相手の様子からそうではないようだと察し。もしかすると同じ気持ちなのだろうか、からかわれているのだろうか、このまましてしまって良いのだろうかと心のなかで自問自答繰り広げれば否定も肯定もできず)

ふ、古海くん?それって…どういう…

  • No.60 by 古海 藍斗  2024-04-27 23:19:29 



とぼけんなよ、分からないとか言うなよ……僕はこんなにも君が好きなのに……っ


(僕の暴走は止まることを知らず、口調も乱れて情緒不安定のまま彼に一方的な感情をぶつけて。汗がだらだらと垂れてくる。こんな穢らわしい手で触れてごめんなさい。それでも、こんな醜い僕でも、彼を恣にしたい。その一心で、戸惑う彼の唇を奪って。その甘い感触を味わう間が数秒。ついに、やってしまった。サーっと血の気が引いていき、我に帰った時には彼の家を飛び出して駅に向かって全速疾走する自分がいて。明日、どんな顔をして彼と接すればいい?もう顔も合わせたくないと言われたら。僕の人生は終わりだ。慎重に距離感を測りながら築いていた関係が、彼の拒絶一つで崩れ落ちる未来を危惧し、憂鬱な気分で家路を辿った)


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