動物系男子の集会所 (少人数/シェアハウス)

>>153 鰐渕君

(自分にとって大事な人だから問題ない。冗談半分に伝えてみれば、返ってきたのは思わぬ言葉ばかり。自分が彼から逃げることなんてない。彼が自分を見放すこともない。…少しじゃなくて凄く大事、だなんて。彼にとって自分が、一ファンや同じシェアハウスに住む住人や友人ではなく、多少なりと特別な存在なのではないかと勘違いしてしまいそうになるじゃないか。狡くて酷い人だと、微かに胸が痛む。どうして痛むのか、それは分からない…正確には、分かりたくない。一瞬だけ苦い顔をしたものの直ぐにいつもの柔らかな笑みを浮かべて。「逃げないよ。必ずそばに居る。お互いに大事な人なら、離れちゃダメだからねぇ」何があったってそばに居る。柔らかな声と微笑みに、確かな意思を込めながら離れないと告げて。それからよろしくお願いしますと伝えれば、甘い響きと間延びした声で相棒と呼ばれ堪らず顔に熱が集まり始める。「鰐渕君ってやっぱり狡い人…んー、狡い悪魔だなぁ…。契約不履行があったら、怒っちゃうからねぇ？」高鳴る鼓動を誤魔化すように、怒っちゃうからと腰に両手を当て頬を膨らませてみせる。それから直ぐに元の柔らかな雰囲気へと戻してしまえば、今の時間を楽しまないのは損だろうと、時折鼻歌を奏でなからアイスを食べ終わり空の容器をゴミ箱へと捨てて。もう終わりかと寂し気に眉を下げたのだが、月夜を背に片手をズボンのポケットに突っ込みながら、悪戯っ気を帯びる口元に弧を描く彼と目が合う。…何て綺麗な笑顔だろうかと見惚れてしまい、釘付けになっていたのだが。一瞬、彼の身体が震えたのが見えればハッとなり直ぐに上着を貸そうと手を掛けたものの、いつの間にやら距離が開いており。ダメじゃないかと直ぐに駆け寄ってそばに寄れば、彼に合わせて早足に歩きながらも無理矢理にでも渡してしまおうと脱ごうとして)
お家に着くまでこれ着て。僕はお肉の毛布があるから大丈夫だけど、鰐渕君はスレンダーさんなんだから。というか着なさいっ。


(／えぇ？そうなんです？うーん、気にしてたら終わりそうにないことでは…苦笑 確かにそうですねっ、ありがとうございます！長さとか特に気にせず、好きなように書いちゃってくださいませ！
いいじゃないですかぁ、反応貰えると嬉しいですよぉっ。ゆっくり展開、歓迎ですぞ！
なっ、何ですとぉっ？！それは楽しみです…！！
おおう、そうなんですか…どんな感じになるにせよ、物凄く楽しみですよぉっ！
ですよね、ですよね！！ホント楽しみです！)