動物系男子の集会所 (少人数/シェアハウス)

>>all①

( 常連客から差し入れられたワインボトルの首を片手で掴み、ふんふんと鼻唄を歌いながら帰宅した深夜一時。黒一色のオーバーサイズシャツにジャージと言う格好はほぼ寝間着に近く、経年劣化で若干ヨレた首元を片手で弄りながら靴を脱ぎ捨てる。共に暮らす住民達は既に寝静まっているだろうと僅かな気遣いからそっと足音を殺し、リビングに辿り着くと電気を点けて。掌の中水音を鳴らす辛口の白ワインは既に栓が開いているもののたっぷりと瓶に波打ち、晩酌として十分な量である。同時に思い浮かんでいるのはこれまた昨日差し入れで貰った菓子の余りで、リビングを通り抜けた足はキッチンへ向かう。共用の冷蔵庫をそっと開けた末、目的のものはすぐに見つかって。側面に大きく『伊浪』と書かれた白い箱――アップルパイの入ったそれを片手に提げて先のリビングへと戻り。ソファに腰掛け戦利品たちを机に並べたはいいものの、すぐにはた、と気付いて嘆息。ソファの背凭れにだらしなく身を預けながら怠惰過ぎるぼやきを零し )
グラスとフォーク、……と皿？持ってこないとじゃんね。えーヤダもう無理動きたくない面倒……ラッパ飲み手掴みでいけるか


>>all②

――煙草って腹立つ。何で甘いのに食えないんだよ
( 共用のベランダスペースで唇に咥えているのは甘い匂いのするキャスターホワイト。バニラ味の煙草と言う触れ込みだったが腹を満たせないのなら価値は暴落である。己に対してきっと気に入るだろうと勧めてきた同僚の顔を思い浮かべながら不機嫌そうに眉を顰め。次会った時難癖を付けて肉奢らせてやろうと口から煙を揺らし、同時にまだ芯の残る煙草を灰皿に押し付け消してしまって。ベランダの柵に両腕を預けてぼーっと雲を眺める昼下がり、今日確認したのは食えない味に何の意味もないということ。これでまた一つ賢くなった、と他愛無いことを考えながらも背の力が抜けていく。己の腹の虫が鳴き始める予兆を感じ取ると、パーカーのポケットに常備している飴玉を取り出し始め。馴れた手つきで包装を剥いては次々に口へ放り込んで噛み砕いていき )



>>118 / 象谷様
>>119 / 大巳様

( / まとめてのお返事にて失礼致します。参加承諾及びお褒めのお言葉ありがとうございます、詳しく見て頂けてとても嬉しいです…！これからよろしくお願いいたします！開始にあたり、ひとまず上記にて絡み文を二つ挙げさせて頂きました。どちらかやりやすい方に絡んで頂ければ幸いです。ロル中の苦手な点、もしくは参加にあたっての問題点があれば遠慮無く仰って下さい。
また此方は管理の方への質問なのですが、ベランダについて、それぞれの個室に付属するものではなく共用スペースのような空間であるという認識で相違ないでしょうか？お手すきの際にお答えいただけるととっても助かります…！ )