用心棒少女 2024-04-16 01:26:03 |
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トピ立てありがとうございます…!
設定も美味しいと言っていただけて良かったです。こちらもとりあえず彼方で声を掛けた際の文章を転記しておきますね。
※以下募集板より転記
とても魅力的な用心棒ちゃんに惹かれてお声掛け失礼します!
詳細はお話し合いの末決められたらと思うのですが、一旦考えついた設定をざっと載せておきますので、ご一考いただけますと幸いです…!
・高身長細身、中華っぽい要素を取り入れつつ、全体的に妖しい雰囲気の見た目
・娼館の元締め、薬や武器等の取り扱いや金貸し等、後ろ暗い生業
・荒事には慣れているが、対処は用心棒ちゃん頼り(ボコボコにされてる所を助けてもらう、みたいなシチュエーションも楽しそうだな~と!)
・基本的に情は薄め、しっかり仕事をこなしてくるから褒めているだけといったスタンス。懐かれているのは満更でもないが、雑に無茶な仕事を振ることもある
夜分の反応となり失礼いたしました
転記いただきありがとうございます!
ざっくりしたストーリーラインがある、というわけではございませんが
・知り合って半年~数年、信頼関係というよりは主従関係は築けてきた頃(ただしごく稀にやらかす)
・お店で過ごしたり、街で交渉したり、暴力に巻き込まれたりするイベント展開(進行に合わせてご相談させて下さい!)
以上2点を含む要素で進めていければと考えております!
いかがでしょうか?
不都合ないようでしたら、次のこちらからの投稿で用心棒少女のプロフィールを作成出来ればと思うのですが
容姿や性格、大まかな年齢、出会い(特にご要望がなければ「商品になるかなーと拾われたが結果用心棒に(傷があって売れなかったor単純に用心棒としての方が役立った)」あるいは「買った(知り合いの店で売っていた)」などはいかがでしょう…)など
ご要望がございましたら何なりと…!
お時間のある時にご検討いただけましたら幸いです
迅速にお返事いただいたにも関わらずお返事遅くなって申し訳ないです。以降もまちまちになると思いますが、極端に遅れる場合は連絡を入れますので何卒よろしくお願いします…!
いただいた内容確認いたしました。特に此方に不都合はございません!
用心棒ちゃんへの要望(というか妄想)なのですが、傷のある美少女大変良いな~!と思っておりまして、飼い主が娼館の商品として用心棒ちゃんを拾うor購入→客前に出す躾の段階で怪我(教育役のお姉様の一方的な嫉み等?)→傷が原因で客前には出せず、代わりに無茶とは思いながらも用心棒をさせてみたら役に立ったので今の今まで用心棒として仕事を与えている。といった様な感じはどうでしょうか…!
傷の位置やその他細部に関しては都合の良い様に変えていただいて大丈夫です!勿論傷設定がしっくり来なければ改めて別の案でも問題ありませんので、設定の案のひとつとしてご確認いただければ幸いです!
また、店に関してなのですが、娼館と物品を取り引きしている商店が別で有るイメージでした。基本的には商店の方で店番をしつつ、怪しげな客を引き入れては薬や武器を売ったり金を貸したり、時には店を閉めて仕入れや取り立てに出掛けたり娼館の様子を見に行ったりといった想定なのですがこちらは問題ありませんでしょうか…?
それから、飼い主側の年齢はどの程度を想定しているのでしょうか?今考えているキャラクター像ですと、店を持っている分ある程度経験のある30代前半ぐらいかな…と思っているのですが、お兄さんとのことなので25歳前後の若くして上手いこと立ち回っているような人物でも楽しそうだなと迷っておりまして…。年齢以外にも此方に要望があればお伺いしたい次第です!
滅相もないことでございます。たまたまタイミングが合いまして…お気遣いにも重ねて感謝申し上げます。
お互いに負担のないよう楽しめましたらと思いますので…!
そして素敵なご提案をいただきありがとうございます!
傷はもちろんのこと、過去も最高に美味でございます!ああ本当に最高です!
見えないところの傷多め(皮膚が引き攣ったような傷、鞭の痕の様な)、見える位置(首にアザ)にも少し痕があるせいで、暗い場所では分かりにくいけれどいざ脱ぐと流石に…というようなものが素敵かなぁと思いました…!
そしていただいたご提案から、お姉様(仮)からの僻みの理由として「店主のお気に入り(に見える)」「(拾われたよりは)お金を払って買われた→目をかけている」と曲解されているケースが良いかと思いましたので、その体でプロフィールを組ませていただきますね!
もし気になるところがございましたら、どのようなことでも仰ってくださいませ!
お店についてもご確認、ご提案いただきありがとうございます!
非常に最高です…店番も用心棒も護衛も何でも使い捨ての駒のように娘に押し付けていただけましたら!おそらく凄く不満げな目で見上げますが、しっかり命ある限りは仕事をこなしますので…
ちゃんと取り立ても出来ます(きっと)!お任せ下さい!
飼い主様のご年齢ですが、20代後半~30代前半というざっくりした想定でこちらも記載をしてしまっておりました…
用心棒娘からすると「おじ…いや、お兄さんかな」くらいの認識のイメージなので、いいとこ取りの29~31歳程で「立ち上げて軌道に乗ってきた」「勢力的にも強くなってきた(ので敵が多くなってきた)」くらいの形でいかがでしょう?
飼い主様の詳細につきましては、ぜひ好みのキャラクターを作成してくださいませ!教えてくださいませ!の思いでいっぱいです。
用心棒娘が少々小生意気…というより、野良猫のようなタイプを想定しておりますので、躾つつ道具として飼えるタイプですと嬉しく思います(あくまでも妄想です)
下記、かなり用心棒娘を己の好きにイメージしてしまっており、もしかしたら「もっとこういう性格が好み!」という点があるかと存じます。
もし性格面などで、飼い主様との相性と気になる部分がございましたらお知らせ下さい!
用心棒娘
名前/七(なな)
年齢/おそらくは15、16くらい(生まれが不明なため見た目のみの判断)
容姿/特徴的なのは、光の入り方で緑と青が混ざったような色に見える瞳。多分きっと高く売れる。キラキラと年相応に光ることはないが、猫のような目つきと相まってどこか生意気で挑発的な印象を与えがち。
深い紺色にも見える髪を後ろで一つにまとめ、三つ編みにして括っている。解くと肩甲骨の下くらいの長さ。前髪は目にかからない程度で切り揃えている。全力で可愛い女の子、というよりは中性的寄りなイメージ。
男物の中華服のようなトップスを首元までしめて、傷と体型、身体の動きなどを隠している。下はゆるっとしたサルエルのようなボトムスと動きやすさを重視したブーツ。色は全体的に汚れを目立たせないために黒っぽい。
首元に消えない痣がある、が、これは同じ位置を複数回掴まれたため。身体は背中に傷が多いがこちらは蚯蚓脹れや切り傷のようなもの。
身長は150cm程度とやや小柄、発育が良い方では無いが仕事柄身軽で良いかと思っている。
性格/飼い主様には恩があるので命令には従う(つもりでいる)が、義理はないので不満そうな顔をすることもある野良猫気質。居なくなられたら困るけれど、痛い目見たら心の中で嘲け笑いたいタイプ…後が怖いのでしないようにしている。
痛いことも辛いことも好きでは無いが、泣き喚くと状況が悪化することを学んだため我慢することが増えた。甘いものが好き、純粋な子供らしい面もあるため贈り物に弱くチョロいこともある。
武器/その場にあるものなら何でも使う。お気に入りがあるわけではないが、殴打できるタイプの武器は体重をかけて振れるので好き。弱い毒にも耐性があるが、これは身体を慣らした結果なので辛くないわけではない。
その他/売られて、妬まれて、傷物になって、今に至るので飼い主様のことはあくまでも「雇用主」という見解でいる。家族ではない、仲間でもない、どちらかと言うと「今は守っているが未来の標的」に近い。普段は側仕えのような感覚で、飼い主を守ったりそっぽ向いたりお使いに出たり店番をしたりと色々している。水が苦手、過去の躾の一貫を通して嫌いになった。傷が残らない分タチが悪いとのこと。
用心棒ちゃんのプロフィールありがとうございます…!提案も上手いこと取り入れていただけて感激です!気になるような点は特にありません、というより本当に良いんですかというぐらい好みの子が上がってきて今からお話しできるのが楽しみです…!
傷跡に関して、飼い主は用心棒ちゃんが成長するにつれて「高く売れそうな顔なのに勿体無いなあ」とちょっと未練がましく思っていそうです。現在は出会ってから2~3年目ぐらいということでどうでしょうか…?どこかで「やっぱり惜しいことをした」みたいな話とかもしてみたいです…!
お店と年齢についてもお返事いただきありがとうございます!折角なので30歳とさせていただきました。色々と妄想を織り交ぜつつプロフィールを作成しましたので、ちょっと長くなってしまいましたがお目通しいただけると嬉しいです。一点だけ、募集時の口調とはイメージが離れてしまっているかも…?と思っているので、もし譲れない点であるという場合はお伝えくださいませ!
飼い主
名前/玉兎(ぎょくと)
年齢/30歳
容姿/身長は185cm程、スラリと高く細身で良くも悪くも目を惹く。筋肉が付きづらい体質。
瞳は月の様な銀灰色。切れ長で目付きは悪く、それを隠す様に丸いサングラスをかけている。髪は耳に掛かる程度の短髪、軽い癖毛で黒色。赤色のタッセルピアスを両耳に。
服装は基本的に長袍。その時の気分により、派手な柄や色の物を着たり落ち着いた暗い物を選んだり。足はゆったりしたズボンに平たい靴。
装飾の類は好んでつけているが、特に多いのは腕輪や指輪の類。いずれもそこそこに値の張る物だが、特別のお気に入りなどはないらしく、手持ちがない時の駄賃代わりに下げ渡す光景もよくある。
見た目にはそれなりに気を遣っているのか、相手が誰でもだらしのない姿はあまり見せない。幸い派手な傷跡などはないが、危険と隣り合わせの商売をしているためか、細かな傷跡などは残っている様子。
性格/のらりくらりと他人を言い包めるのはお手の物、口先と人脈と運で現在の地位に。金に貪欲というよりも、他人の不幸は蜜の味であり、人が落ちぶれていくのを見ているのが好き。その性質から恨みを買うことも少なくない。
自分の機嫌をコントロールするのは得意らしく、表に不機嫌な様子を出すことは滅多にない。常にうっすらと口角が上がった表情をしており、服飾も相俟って胡散臭い印象。他人を信用しておらず、自分の近辺は金で動く人間で固めている。
武器/武器というより護身用に鉄扇を所持
経歴/十数年程前から後ろ暗い商売に手を出しており、初めは金品や珍しいものの取り扱いから始め、次第に金貸しや娼館等に手を出していった。危ない目にも何度か遭いながらもなんとか切り抜け、現在は軌道に乗ってきたところ。元々の性格や商売の都合上、人からの恨みを買うことがあり、傘下の人間も増えたが信頼し合っているというより金の繋がりで保っている状態。その分、相応の働きには十分な報償を与える様にしており、金払いの良い雇い主として振る舞う。が、自分の脅威となり得ないと判断した相手には容赦なく使い潰す傾向がある。
その他/七のことは知り合いのところから高く売れそうな商品としてそれなりの値段で購入、娼館に躾を頼んで以降はたまに様子を見に来る程度だったが、行き過ぎた躾による傷に気が付いた際には娼館から引き取り傷が癒えるまでは面倒を見た。残った傷跡を見て娼館の商品にするのは無理と判断し、「高い買い物だった」と嘆きながらもそのままタダ飯食らいをさせるつもりもなく、弾除けぐらいにはなるかと連れ立って出た先で思わぬ活躍を目にし使えると判断。便利な駒のうちの一人といった扱い。
用心棒娘のプロフィールをご確認いただき、また飼い主様のプロフィールの作成誠にありがとうございます!
娘の方、不都合ないようで安心いたしました…!不束な用心棒かと存じますが本体共々よろしくお願いいたします
傷と出会いについてもご提案いただきありがとうございます!
最高です…ぜひともそういたしましょう!買われて2、3年であれば信用しきったわけでもなく、警戒している訳でも無く…という心持ちで過ごさせるようにいたします
募集時の口調はあくまでイメージでございますので、どうぞお気になさらないでください!
動かしやすい口調でご対応いただけましたら幸いです!
そして、プロフィールを拝見いたしました!
なんて魅力的な飼い主様…ビジュアルはもちろん最高でございますし、娘を商品→駒として見ているところを拾い上げていただきありがとうございます!
気になる点などございません、こちらでどうぞよろしくお願いいたします
長くなってしまい恐縮ですが、不都合ないようでしたら初回ロルを用心棒から投稿させていただければと思います
時間帯的には夜で、有象無象の大人たちが街を酒瓶片手に闊歩するような時間帯はいかがかと…
場面は店(商店or娼館)で暇潰し中か、あるいは街の片隅で命じられた仕事(邪魔者のお片付け)を終えたところ、などを想定しておりますが、お好みのスタート場面がございましたらご教示くださいませ!
此方こそ諸々ご確認いただきありがとうございます~!
問題ないようで何よりです。どうぞよろしくお願いいたします!
初回は雰囲気を掴むために、商店での描写を入れられたらな~と思っています。お外でお仕事を終えて帰ってきた用心棒ちゃんを迎え入れる飼い主(あるいはその逆でも)とかいかがでしょうか?怪我の療養で面倒を見ていた時の名残で用心棒ちゃんがくつろげる一室が奥にある、とかでも良いなぁと思っています!色々魔改造というか、都合の良いように設定していただいて大丈夫ですので問題ないようでしたらお手数ですが初回ロルをお願いします…!
ご回答いただきありがとうございます!
店の奥の部屋、とっても素敵です!鍵付きで仮眠室やら何やらに使える仕様でいかがでしょうか…部屋の片隅の化粧棚に、もらったお菓子やら紅やらをこっそり蓄えさせます
場面はご提案いただいたような形で、外から娘を戻らせますね…!初っ端少し不穏かつ初回ということもありロルが長めになるかと存じます、申し訳ございません…
絡みにくいなどございましたら何なりと仰ってください!
(以下初回ロル)
(月も浮かぶ夜は九時過ぎのこと。繊細な彫りの装飾が施された扉を肩で押し、隙間から身体を滑らせるようにして店の中へ入ったのは両手で紙袋を抱えた小さな影。
袋の中身は酒と煙草と預かった書類と諸々と、袋の端が破けているのは帰り道で少々世話焼きな大人に絡まれたせいだ。生憎と両手は塞がっていたもので、熱を持って痛むのはあちらさんに打たれた背中と、こちらが蹴り飛ばした際に使った膝だけなのだから安いもの。
顔を顰めるでもなく、ただいまと口にするわけでもないその影は、薄暗い店内を見回しながら誰かを探すように店の奥へと歩を進めて)
鍵付きのお部屋、良いですね…!
さすがに自分の商店の中に関与できないスペースがあるのは店主としては気に掛かりそうなので、用心棒ちゃんの部屋の鍵のスペアぐらいは持っているかもしれませんが、今のところは特に不都合がないので自由に使わせているといった感じでいかがでしょうか。
飼い主の方も同じように鍵付きの部屋があるイメージで。入るなと言い聞かせていそうですが、そのうち部屋の鍵が壊れるだとか、掛け忘れだとかで飼い主が普段は見せない寝起きや寛いでるシーンも入れても面白そうかも…(妄想膨らんじゃってすみません、こちらはふわっと聞いていただけるだけで結構ですので蹴っていただいて大丈夫です◎)
初回ロルもありがとうございます。特に問題は感じませんでしたので早速お返事させていただきましたが、此方のロルに関しても何かあればお声掛けいただけますと…!
◆
──おお、上出来。良くやった
(微かな扉の開く音。迷いなく店内の奥へと向かってくる様子からして、使いに出した猫が帰ってきたか。商品を整理する手を止め待ち構えて、程無く背の高い棚の向こうから現れた少女を上から下へと眺め五体満足とみれば雑に頭をかき混ぜて声を掛け。もう片方の手でひょいと紙袋を取り上げ、破れた端に「おや?」と引っ掛かりを覚えながらも、こうしてちゃんと帰ってきたところを見るに絡んできた相手には上手いこと対処したのだろうと。痛がる素振りの一つでもあれば話は別だが、頼んだものが無事なのであれば此方としては深入りするようなことでもない。
紙袋の中身も確認し、少女が与えた仕事を遂行したことを認めれば満足げに笑みを深め。用意していた報酬の入っている小さな巾着を懐から取り出せば、それを相手の手に乗せてやり)
お部屋の件、とても好きです!用心棒に程よく自由がない感じが道具感あって萌えポイントです…
寝起きを見つけて固まる用心棒、飼い主様の人間らしい一面になれてない感じがして可愛いですね!?(また是非…!)
絡んでいただきありがとうございます!素敵な文章にお応えできるよう頑張りますので、引き続きよろしくお願いいたします
本体は一度失礼いたしますが、何かございましたらご連絡ください!
◆
──帰りに貰った
(商品には触れないように身を滑らせながら暗い匂いのする場所へ歩みを進め、行き着いた先。高い位置から見下ろす銀色の月二つが満足気な光を宿す様を見上げた。手から消えた袋を見て大方何があったか悟っただろう飼い主は、それでも上出来だと褒めてくれる。実際、今日のお使いはよく出来た方に違いなかった。怒られないのならそれだけで構わない。
褒めるように置かれた己の手に辛うじて収まる大きさの、大人からすれば小さな巾着を両手で握り締めてポケットへ──かつんと指先に触れた小さな包のようなものの存在を思い出し、その包二つを取り出した。
飴のようなそれは「飼い主様とお食べ」とお使い先の使用人から貰ったものだ。懸念点はといえば、見覚えのない使用人だったことだが食べ物をくれる人に悪い人はいない──きっと。口にしたのは情報を削ぎ落とした事実。贈り主からの言葉を守ろうと、お一つどうぞと手に乗せたそれを差し出してみせた)
お前が処理しなさい。……渡してきた相手の顔は覚えてるか?
(使いに出した先とは友好な関係を築けていたと思っていたが、と思考を巡らせながら紙袋を小脇に抱えて、取り敢えず包みを一つ摘み上げて中身を確認してみる。素人目にはただの飴のように見えるが、どこで恨みを買っているとも分からない身としてはどこの誰ともわからない相手からの物を口にはできない。
律儀にふたつ。この少女が雇い主の分もとねだるはずもなく、大方「一緒にどうぞ」とでも渡されたのだろうか。素直に差し出してくる辺りまだ扱い易くて助かるが、どうにも贈り物の類に弱いのは難点か。自分も少女のそういう甘い所を存分に利用しているのは否めないが、どうにか矯正しないと後々面倒になりそうだと感じ。取り上げて処分するのは簡単だが、それで次から隠される方が困る。
どうしたものかと困り半分、呆れ半分──やはり、自分で痛い目を見てもらうほうが早いか。と判断すれば、包みを元のように戻せば相手に差し出して、その包みの扱いを委ね)
覚えて──ぁ、
(手から持ち上げられた一つ。己の手の上にあった時には大きく見えたそれが、長い指先に摘ままれると随分小さく見えた。少しの間観察するように揺れた瞳を見上げても大人の考えていることなんて分かりはしない。
処理をしろと手に返ってきたそれに視線を戻し、包を開ければ覗くのは赤黒い飴のような球。飴のような見た目を薄く光る灯に透かせば中心でちゃぷんと液体が揺れた。蜜…だろうか。薄く光を通すそれに視線を固定したまま、問われた質問に解を求めるように薄く唇を開いて受け取った時のことを回顧する。
荷物を受け取ってお使い先の外へ出た、数歩歩いたところで箒を持っていた男が声をかけてきて──服の袖から覗いた墨は蛇の形、武器を持っているようには見えなかった──片手に贈り物を摘み上げたまま、飼い主へと視線を戻す)
渡されたのは外で──男の人で、手首に蛇の模様があって──今迄に見たことがない人だった、でも、あそこの使用人たちと同じ服を着ていたから
蛇……。そこまで見ていて服で判断したのか
(ぽろぽろとこぼれる様に出てくる情報に耳を傾け、その中でも一際気に掛かった単語を拾い上げ、視線を横に泳がせて呟く。手首に蛇の模様のある男なんて使いに出した先にはいない筈だった。ここまで鮮明に覚えてる様子の少女の話を聞く限り、服装も何らかの手段で同じものを用意したか──使い先に内通者が他に紛れているか。使い先には悪いが暫くは取引を減らすとして。兎にも角にも、警戒すべき相手の特徴が分かったのは幸いだ。
そちらは別の駒を動かし何か対策は講じるとして──そこまで見ている観察眼があるにも関わらず、すんなり贈り物を受け取ってしまったのか。と、そのうち適当な飯にでも釣られてどこかに行ってしまいそうな不安定さに小さく溜息を。そっと飴のようなそれを持つ少女の手首に手を添えて、それを口元へ近づくよう誘導し目を細めては優し気な声色で。
口にするもしないも少女次第。ロクでもないものであることに違いはないだろうが、幸い少女には毒に耐性があるのもわかっている。とはいえ、ここまで此方が警戒している素振りを見せているのだから、いくらなんでも口にはしないだろうと高を括り)
──さあ、どうする?
──いらない
(綺麗な目が凪いで呆れたように影を作る。あの場で断ったとして──否、多分断らなかっただろうけれど──相手の逆鱗に触れるような行動をしなかっただけ僥倖に違いないのだ。飼い主様の反応を見る限り。
手にかかる大きな手は何だか少し冷たく思えて、気を取られている間にも唇に触れそうな距離で飴が揺れる。甘い匂いに、はく、と意味もなく空気が唇から漏れる。でも食うなと言われていることは分かっているから、首を横に振り唇を引き結び──飴を口にしない代わりに少しだけ頭を下げて、自分とは違う体温に甘えるように頬を擦り寄せて。毒だったとしたら一思いに食べてしまえば救いもあるのかもしれない、でもこの人に叱られるのも見捨てられるのもどうしたって怖いものなのだから救われない。手に噛みつかないのも、つまりは従順なフリに似た意思表示なのだから)
よし、イイコだ
(望み通りの答えににっこりと口角を上げ、掴んでいた手から力を抜いてするりと放す。俯いて表情の見えない少女の腹の内など知ったことではないが、こうして大人しく従うのであれば、居場所を提供する飼い主であり続けよう。
急ぎで彼女に頼みたいことは特にない。もう用は済んだと小脇に抱えていた紙袋を抱え直して相手が通れるように端に寄り、店の奥側へと背中を軽くぽんと押して進むように促し)
今日はもう遅い。休んでおきなさい
──、
(離された体温にゆらりと揺れるように姿勢を戻した。相変わらず瞳に宿ることの無い瞳ではあるけれど、決めたことを覆すつもりはなく指先に摘んでいた塊を再び包みに戻してくしゃりと握り込む。美味しそうでも、飼い主が否と言うのなら従うまで。
促すように軽く押された背中に数歩前に進んでから振り返り、ぺこりと頭を下げてから再び進路を早足で部屋の奥へと向かう──おやすみ、だとか、何かあれば呼び出してくれ、だとか言うべきなのかもしれないけれど、飼い主と買われた身に親しげな挨拶なんて不要だろうから。
鍵のかかっていないその部屋に滑り込むように入り込み、包みは入口近くの捨て箱へと放り捨て、外行用に着込んでいる服も脱ぎ捨てて──部屋で着ている薄手の着物に着替えて髪も解いてしまえば、身体に残る傷も何もかも暗い部屋では見えやしないだろう。武器は持っていませんよ、と忠誠を示すように着たその着物は少しだけ肌寒いけれど。
帯を締めながら奥の寝台に腰掛けて──怒られるかと思った、少しだけ怖かった、打たれた背中が痛い、袋破けちゃったから今度はもっと上手くやろう──そんな取り留めのないことを考えながら目を伏せて足先で床を撫でて)
(/遅くなってすみません…!上げありがとうございます。実はこちらのキャラクターの立ち回りがブレブレなような気がしてどうしようかと迷っていたら時間が経ってしまいました。取り急ぎ本体のみで失礼します。
主様から見て問題ないようでしたら引き続きお話しさせていただけると嬉しいのですが、一旦はこのまま今後の展開についてご相談させていただけないでしょうか。
お部屋に戻った描写をいただいたので、差し支えなければ見送った描写+場面転換としたいのですがちょっとピリついたやりとりだったのでほんわかしたシーンでほっこりしたい気持ちです。次の日の朝の描写というよりは数日後のお昼頃のイメージで。一緒に暮らしているので何日か置きに必要な物の買い出しに行ったりするのかな…と考えているのですが、どうでしょうか…?
また、絡み中の話題に出てきた蛇の模様の男に関して、今後色々とこちらの邪魔をしてくるような組織的なものであれば、ストーリーを進める軸にできそうだなと思っているのですが大丈夫でしょうか?)
(/滅相もございません、こちらこそ急かす様に失礼いたしました、ご負担になっておりませんでしょうか?
ご相談いただきありがとうございます、ほんわかパート良いですね…!ぜひほんわかいたしましょう!経過時間もとても良いかと存じます!
お買い物も、近所にある商店に出かけたりはいかがでしょう…屋台でりんご飴を買ったり、駄菓子を買ったりも楽しそうですね
ぬるっと勝手にキャラ作りをしてしまって申し訳ございませんでした…いい感じに処理していただきありがとうございました!
せっかくですので、敵対勢力…商売敵でも、あるいは過去に因縁のある存在でも素敵ですね…!ご提案いただいたとおり、邪魔をしてくる組織として進めていただけましたら幸いです)
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