*.* 2024-03-30 06:53:37 |
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僕も、疲れていません。────、
( こちらを気に掛けてくれる彼女に、にこりと微笑を向け。サングラスを外して自分の襟元に掛けると、もう少し助手席の方へ身を乗り出し、彼女の頬に口付けを )
…すみません。 助手席の胡桃さんがあまりにも可愛らしかったので。
( 元の位置に体を戻すと、眉を八の字にして微笑し。運転している時からずっと、彼女の可愛らしさに胸が高鳴っていたものの、運転中とあっては触れることも出来ず。やっと目的地に着くと、ある程度理性で抑え、頬にキスをするくらいに留めて )
──では、行きましょうか。
( 車から降りる支度をして先に外に出ると、すぐに助手席側へ回ってそのドアを開けて )
(/ また遅くなってしまい、申し訳ありません。 胡桃さんが夏バテや熱中症になっていないことを祈ってます。 )
( 「 疲れていないのなら、よかった 」と安堵の言葉を伝えることは、柔らかな儚く甘いキスによって叶わずに / とても幸福で、だからもっと欲しくなってしまうのを、彼の言葉を聞きながら、困り眉でじっと我慢して / 車内にひとりになってから、指の背でそっと頬に触れては、ほんの数秒、密かにきゅうと眼を閉じて )
ありがとう 。わあ … 、もうすぐそこに海の気配がする( ドアを開けてもらい、柔らかに笑顔を向けては心からお礼を言って / 車から降りつつ、冷房の効いた機内からずっと羽織っていたサマーカーディガンを脱ぎ / ウエストバックが横長の菱形に控えめにカットアウトされたデザインの白いワンピース姿に / 潮風が鼓膜や肌を撫でる感触、波の音と香り、何もかもに胸の内を擽られ、虹彩いっぱいをきらきらと輝かせながら声を華やがせ )
( / ううん 、謝らないで 。こうして会えて 、ただただ心の底から嬉しいんだもの 。暑すぎるからなのか 、なんだか今年はすぐ頭が痛くなっちゃう 。でもそこまで酷いものではないから大丈夫 。気にかけてくれてありがとう 。悠之丞さんも具合が悪くなったりしませんように。 )
──、…近くまで行きましょう。
( 車から降りた彼女の姿に改めて見惚れ、周りの様子は二の次で。それからやっと潮の香りや波の音、海の碧さを感じ、表情は綻んで。彼女の手を取って繋ぐと、微笑を向けつつ海の方を指差し )
(/ 頭痛ですか…。心配ですが何も出来ずに悩ましいです。 頭痛が出ないことを祈るばかりです。)
悠之丞さん 、海 、好き ?( 繋がれた手に柔らかく力を込めながら、幸せそうに緩めた眼差しで彼と視線を重ね、こくんと頷いて / 歩き進めるにつれて波の音が大きくなっていくのを感じつつ、ふと隣の彼を見上げてはそっと尋ねてみて )
( / 悠之丞さんがいてくれるだけで、思ってくれるだけで大丈夫になるよ 。本当にありがとう )
──、はい、好きです。
( 彼女が砂に足を取られていないか気にしつつ歩いていると、問い掛けられた言葉に笑顔で答え )
────胡桃さんは、好きですか?
( 波打ち際まで来ると、透き通った綺麗な青のグラデーションになっている海に目を奪われてから、彼女の方へ向き直り、微笑とともに問いを返し )
(/ すみません。胡桃さんが愛おしいです。)
( 彼の言葉を聞いて、表情を見て、安堵したように双眸を細めては、小さくそっと頷いて )
とっても好き 。きっと何時間でも眺めていられる( 彼を見上げ、にこやかに答えると、視線を目の前に広がる澄んだ海に向け / 真っ青な空と、きらきらと輝くコバルトブルーの海水に思わず息を呑んで )
ふふ 、── ─ 悠之丞さん 、冷たくって気持ちがいい( ふと、悪戯っぽい小さな笑い声を零すと、繋いでいた手を離し、履いているリボンサンダルを脱ぎ / ゆっくりと足首まで波に入っていけば、背後の彼を振り返り、満面の笑顔で呼びかけて )
( / ありがとう( ほわ / 嬉しそうにはにかんで )わたしも同じ 。心の底から )
、…────
( 繋がれていた手が解かれると一瞬彼女へ視線を向けて。それからサンダルを脱ぎ出す姿に合点がいき、微笑ましく見詰めていて )
──天使のようだ、………
( 足首まで海に浸かり、笑顔を見せる彼女に目を奪われ。舞い降りた天使のように可愛らしく愛おしくて、つい、口から小さな呟きが洩れ。すかさず携帯を取り出すと、彼女の写真を何枚か撮り、また仕舞って )
………本当、気持ちいいですね。
( 自分も履いていたカジュアルなスニーカーを脱ぎ、水の中へ。波に足を拐われる感覚も心地好く、太陽を背に、彼女へ笑顔を向け )
(/ ありがとうございます。 )
( 自分の足が浅い波の中でゆらゆらと揺らめいているのを楽しげに眺めていたけれど、彼の声とカメラのシャッター音に顔を上げて / 波の音にかき消され、なんて言っていたのかは聞き取れなかったものの、写真を撮られていたと分かって恥ずかしそうに眉を下げてはにかみ )
2人でもお写真撮ろう( 彼の手に指を絡め、ぴったりと寄り添って / 笑顔の眩しい彼にきゅんとしながら見上げて尋ね )
そうですね。撮りましょう。
( 笑顔のまま応え、寄り添う彼女の肩を抱き、携帯を取り出して )
──…撮りますよ?
( 携帯を片手に持ちつつ、彼女の方へ顔を向け覗き込むようにして声を掛け。 それから携帯を持っている腕を伸ばし、画面の中に2人がおさまっていることを確認してからシャッターを切り )
…どうですか?
( 更に彼女との距離を詰め、撮れた写真を見せながら尋ねて )
わああ 、とってもいいお写真 。ありがとう( 画面の中の、美しい風景と幸せそうな2人に、表情を柔らかく綻ばせ / お礼の言葉を言ってから微かに体を伸ばし、彼の頬に口付けを / さっきしてもらったみたいに、甘やかに )
、──…お返しです。
( 頬への柔らかな感触に刹那驚くが、彼女へ視線を向けて。堪らず愛おしさが押し寄せては、彼女の額に口付けを。 抱き締めてしまいたい衝動に駆られるも、公衆の面前であるため抑えて )
…これも、 良く撮れていると思いませんか?
( 携帯の画面をスワイプして、先程、了承も得ずに撮った彼女の天使のような写真を見せて微笑み )
( きゅうと両目を瞑ってキスを受け / ふふ 、と嬉しそうに眉を下げては、ゆるむ頬を両手で包み )
もっと海をメインに撮っているのかと思った 。でも 、こんなに素敵に写真におさめてくれてありがとう( 画面を覗き、驚いたように彼と視線を重ねるも、すぐに目元を柔らかく / 手が離れた頬は、じんわりと淡く色付いていて )
被写体が素晴らしいので。
( 携帯を仕舞いつつ、彼女と視線を合わせて微笑み )
──胡桃さんと旅行に来ることができて、本当に幸せです。
( 海の果てへと視線を向け、幸せそうな安心したような表情を浮かべ )
(/ 短くてすみません! )
それならさっき車の中で撮った悠之丞さんも 、本当に 、とっても 、かっこよかった( 頭に思い浮かべるだけでほわほわとしてしまうくらい / 溶けるような目元でにこやかに笑み返し )
わたしも幸せ 。旅行に誘ってくれて本当にありがとう( 見上げた先の、そのどこまでも柔らかな表情に、胸が甘く痛み / 彼の腕に自分の両腕を絡め寄り添えば、同じように海を眺めながら、幸福そうに言葉を繋いで )
( / 全然大丈夫 。上と同じことになっちゃうけど 、悠之丞さんと一緒にいられてとても幸せ 。ありがとう )
──…では、美男美女、ということで。
( 自分はそんなに格好良くないと思っているが、口には出さず、諦めたような微笑を洩らし )
───、胡桃さん、キスしてもいいでしょうか?
( 彼女の言葉と己の腕に寄り添う姿に、愛しさが溢れ、タガが外れてしまい。彼女の顎を掬ってこちらを向かせては、すぐにでも口付けてしまいたい衝動を何とか抑えつつ、公の場で口付けてもいいか許しを得ようと )
(/ 胡桃さん…。本当にありがとうございます。)
ふふふ 、そういうこと( くすくすと楽しげに、冗談っぽく言ったのは、彼の言葉に自分も含まれていたからで )
うん 、もちろん( 不意に視界が上を向き、驚いて瞳をまるくしていたけれど / 柔らかく双眸を細めて気持ちを伝え / 幸福そうに睫毛を伏せながら、顔をそっと近付けて )
───、………
( 先に瞳を閉じた彼女の表情に見惚れてしまうも、徐々に彼女へ顔を近付けつつ自分も瞼を閉じていき。 互いの唇が重なる頃には、波の音も耳には入らず。 このまま時が止まっても惜しくない幸福感に包まれつつ、長めの口付けを )
悠之丞さん 、大好き( 体中を甘い甘い幸せで満たされながら、両手で彼の首筋を優しく包み、キスを受け / そっと顔を離し、愛おしそうに彼を見つめ、ゆっくりと囁いて )
…僕も、大好きです。───、
( 貴女と視線を絡ませながら、笑顔だが真摯な声色で伝え。 もう一度、貴女の唇に口付けてから顔を離し )
──そろそろ、上がりますか。
( ビーチに居る他の人達の視線を感じ、自分の天使の可愛らしさを晒すのが惜しくなり。 表情には出さないようにいつもの微笑とともに提案して )
( 再び触れた唇に、ほわほわと嬉しそうにはにかんで / 彼の言葉をしっかりと胸に染み込ませ )
ン 、時間があったら 、日が落ちる頃にも来てみたいな 。夕焼けの海もきっと綺麗だよね( 彼の提案に同意を示し、手と手を柔らかく繋ぎ直せば、白い砂浜へと歩き出し / 控えめながらもこちらを見ている人が何人かいたことに、もちろん気が付いていたけれど / 彼の内心には気が付かないまま、何を気にすることもなく、慈しむように海を振り返り )
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