名無しさん 2024-03-28 14:53:14 |
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うぅ……
(病院に着くと吐気は少しおさまり、代わりに体温が上がっていく。風邪の前兆は幼少期から悪寒と吐気だった為慣れているつもりでいたが、久しぶりだった為身体がこたえたのか動く事が出来ずにベッドに横になったまま唸っている。不安げな表情を浮かべると手探りで兄の手を掴もうとし)
あにき……
大丈夫だよ・・・。れい、、。お兄ちゃんが居るからね?
(そういい手を握る。)
お願い、、救急車早く来て・・・・・・
(そういうと、周りから救急車のサイレン音が聞こえる
きゅうきゅうしゃ…?
(少しだけはっきりとしてきた意識の中で救急車のサイレンが聞こえて、呼ぶ程ではなかったのにと苦笑いをして呟き)
うぅ……
(病院に着くと、吐気は治ったが熱が上がって来た。医者から受けた診断は案の定風邪で、薬等の説明を受けるも身体のだるさでそれどころでは無く、帰りたい……と繰り返して)
れい、、大丈夫・・?。
あの、医者さん、話はあとで聞くので、、ちょっと!すみません!(そういい弟を強制的に家へ帰す)
(よい子はやらないでね!)
さすがに無茶し過ぎだろ…もういいから、兄貴、薬とか貰ってきてよ
(兄の突飛な行動は自分を思っての事なのでもう慣れっこで、ありがたいと思いつつため息をついて言い)
オレは、ひとりでもう大丈夫だから
ったく…病人に心配させんなよ…
(家を飛び出していく兄を横目で見送り、ふぅ、とため息をついて。1人になると急に寂しさが押し寄せ、不意に涙目になり)
はぁ…情けねぇ…
よし・・・。薬も買ったし、、すぐ帰るか
(そういい財布を忘れてそのまま家に帰ってきた)
ただいま~薬買ってきたよ~(そういい机に買ってきた薬を置く)
おー……おかえり
(溢れそうになっていた涙を拭い、返事をして)
兄貴が忘れ物なく帰ってくるなんて珍しいじゃん
(どうせまた何か忘れて帰って来たんだろうと思いながら少し煽る様に言って)
ただいまー。
(そういい薬を出す)
ご飯食べたら飲んどけよ・・・。
(心配しつつ、、どうやら忘れ物には気づいていないようだ)
薬……ご飯食べたくないな……
(飲まないと治らないのはわかっているが、まだ胸の辺りがムカムカして気持ち悪い為、食べたくないとそっぽを向いて)
食べなきゃ、ダメ……?
うぅ…食べられる、かな…
(ここまで来たら、もう逃げられない。覚悟を決めてスプーンでおかゆをすくって口に入れるも、途端に胃の中から迫り上がってくる感覚に耐え切れず器とスプーンを兄に押し返して)
もう、いらない…
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