罪木蜜柑 2024-03-24 22:44:36 ID:57ff6f707 |
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「えぇっとぉ…誰か来てくれますかねぇ…」おどおどとして期待と寂しさを重ねた声で話し相手が来るのを待っている。
自己紹介するときのためにパターンを考えておこうか。
(/これって時系列どんな感じです?ハッピーダンガンロンパSの後なのか、前なのかで対応が変わりそうなので……)
(/了解です。)
……あら?
(誰かが来るのを待っている罪木の元に歩いてくる黒い影。縦ロールの髪にゴスロリ服の女性。そう、(元)超高校級のギャンブラー、セレスティア・ルーデンベルクだ。彼女自体は貴女がこの場所にいるとは思っていなかったのか、驚きとまでは言わないが少し反応していた。)
「ひ、ひうぅっ!ご、ごめんなさぁい!」
現れたセレスさんに驚き、怯えたような声をあげる。
何か気に触ることをしてしまったのかと狐に出くわした兎のようにふるりと怯えながら謝罪をした。
>罪木さん
……何故謝罪を?私は何もしていないのですけれど。
(罪木さんが自分がこの場所に入ってくるなりいきなり謝られたために心の中でこそ少しばかり困惑したがそんな表情は一切見せずにそのように質問を罪木さんに返す。)
「あ、謝ってごめんなさぁい!」
また大粒の涙を流し、謝罪をする。
涙が包帯にぴとりと染み込んで灰色のシミを作った。
私なんかにセレスさんの大切な時間を使っていると思うと、また涙は勢いを増した。
勢いが増した涙で顔がぐちゃぐちゃに汚れており、ぱっと見汚いように見える。
>罪木さん
……
(この状態で再度謝罪するな等と言ったところで恐らく堂々巡りになってしまう事が間違いないですわねと心の中で思えば、謝罪に関しては何も言うことは無かった。そして罪木さんの涙で顔がぐちゃぐちゃになっている事は特に何も思わなかった。理由は2つ。一つ目は、人の涙に心を動かされる事が無いから。キングオブライアーやその他ギャンブルでも泣き落としや命乞いで涙を流す参加者がおり、そんなことで心を動かされていれば勝てる試合も勝てなくなるというもの。そんな精神がセレスの中にはあった訳だ。そして2つ目、希望ヶ峰学園が行った合宿行事(ハッピーダンガンロンパS)において複数回見られた事だったから。どちらかと言うとこちらの方が占める割合は多い。罪木さんとはそういう人間、という固定観念が出来上がっているからなのである。……まあほぼ事実だが。
それ故にセレスは何も言わずに少し罪木さんから目を逸らし、別のところを見るという行動を取った。……涙を拭えるような物を持ち合わせていたならこの選択は取らなかっただろうが、あいにく持っていなかったのだ。)
「ひうぅ…嫌わないでくださぁい…」
しおしおと気力を失ったように泣き続ける。
目を逸らしたセレスに嫌われた、と感じたのかなんでもするという条件をつけた。
>罪木さん
……今はいいですわ、何もしてもらいたい事はありませんもの。……いや、一つだけいいかしら?罪木さんは何故この場所にいらしたの?
(謝り続け、嫌いにならないでと何でもするからと言われたのだが、セレスは何も望まなかった。最初はロイヤルミルクティーでも頼もうかと思ったのだが、山田くんならともかく希望ヶ峰学園の中でドジ属性が強すぎる罪木さんに頼んだところでぶちまけるか味がぜんっぜん違うかの二択だと思った為に即座に切り捨てたのだった。……最初はそのままにしようかと思ったのだが、一つだけ気になったことがあったためそれを罪木さんに質問する。それは、『どうしてここに居たのか』だった。)
「それはですねぇ…ええっとぉ…お話してくれる人がきてくれるかなって思ってぇ…ず、図々しくてごめんなさぁい!」
ただ話し相手が欲しかっただけだと答えると、また自分の思考が空回りして泣き出した。
今度は話し相手が欲しいという自分が図々しいとでも感じたのだろう。
>罪木さん
…成程。特筆するような事情は無かったわけですわね。
(もはや罪木さんが謝っているのは完全に無視し、しかも貴方の話し相手になってくれる人が来てくれるかなと思ったという理由も特筆するべき事情ではないとぶった斬る。まぁ、彼女における特筆するべき事情というのは『何かの制約によってその場に居ないといけないという事情』だったため該当していないだけとも言える。)
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