共依存中毒 〆

え？ほんとにそれだけでいいの？(とても、信じられないと思い、おもわず聞き返し)
じゃあ、なんかしてもらってばっかじゃ悪いから、俺で良かったら夜の相手になるよ？20代なら性欲あるでしょ？
俺、いろいろ教え込まれたから喜ばせる自信あるよ。(それなら、対等だと思って提案してみて)

うん、本当にそれだけで十分だよ。
……それは僕も同じ。じゃあ、二人で遊んでみる？
(帰って出迎えてくれる人が居る。それだけで満たされる気持ちがある筈だからと微笑んでいたのだが。夜の相手と聞けば唖然とした表情に変わり固まってしまって。喜ばせる自信があると言うなら二人で遊ぼうかと、先程までと違う色気を含んだ声音と表情で提案し)

うん、いいよ。秋斗さん、カッコいいしね。(妖艶に微笑むと、何してあげようかと首を傾け)
どんなふうに遊びたいの？

そう、かな？ありがとう…
(自分の容姿に対して興味がなく、かっこいいと言われれば首を傾げるものの何だか嬉しい気がすると柔らかく微笑み)
どんな……空くんは、…ちょっとごめんね
(少し悩んだ後問いかけようとしたのだが携帯に着信が入り、苦笑いを浮かべ謝り電話に出ることにして)

はい、……
(自分の名前を伝える前に聞こえてくるのは怒号。いつものことだと顔から表情を消しては長い間黙って話を聞き。終わったのか携帯を置くものの、何を話すでもなくクックッと喉で笑って)

うん、いいよ。(携帯で話しをする、相手を見て、話の内容はさっぱり分からないが、なんだかたいへんそうなのは伝わり、彗太電話の必要性はほんとにあるのか？と思い、電話が終わるのを待ち)

どうかしたの？大丈夫？

うん？…あぁごめん、大丈夫だよ。 何でもない、いつものことだから
(声が聞こえたと相手の方を見ればへらりと笑ってみせ。このくらい何でもないと軽く肩を竦めた後携帯を置き)
夜に接待しろって。よく飽きないよね…

接待？秋斗さんは夜の相手がいるんだ。(自分じゃなくてもいいのかと思うと、自分は何でかえそうかと思ってしまい悩み)

他に何か出来ることがあればいいんだけど、、

……まあね。でも取引先が相手だから下手なことは出来ないし、言われるままだから楽しくはないよ
(苦い顔をしつつ長く息を吐き出して)

なくていいよ…？
(軽く首を傾げつつ少し距離を詰め、じっと見つめ)

そうなんだ。でも、俺も最初は、すげー痛くて嫌だったなぁ。でも、抵抗すると殴られるから、大人しくしてた。早く終わればいいのになって、思ってたなぁ～(懐かしい思い出のように語り)

なくていい？なにもしなくていいって事？

そうだよね……よく、分かるよ。
…痛くないように、してみる？
(気持ちも痛みもずっと味わってきたと苦い顔をした後、夜までは時間があるし痛みのない行為を知るのもありかなと、微笑みながら問いかけてみて)

うん。…お帰りなさいが聞けるだけでいいから

痛くないのも、あるんだ。好きな相手だと痛くても我慢出来るって本に書いてあったなぁ(人を好きになった事がないから、分からないなと苦笑いして)
秋斗さんは愛がないSEXでもいいの？
セフレって言うんだっけ？

うん。ちゃんとゆっくり時間を掛けたら、それだけ痛みは軽くなる筈だよ。……多分だけど
(自分もわからないけれどする価値はあると思うと伝え)

んー…どうでもいい、かな。こっちはただの穴か痛めつける為の道具だから。接待相手の望む姿で居れば勝手に始まって勝手に終わる。そこに僕は居ない。ただの人形だよ。
(相手と話す時の優しい声色から淡々とした物に変わり、人形だと語る姿は心をどこかに捨てたように見える)

そっか、そう言うもんなんだ。でも、愛がなくてもSEXは出来るもんね。始めは理解出来なかったけど、欲求を満たす玩具か道具みたいな物だったんだよね。ちなみに秋斗さんは、人を好きになった事ある？(ふと気になった事を、単刀直入に聞いてみて)

ふふ……あると思う？
(好きになったことはあるかと問われ、目を見開いて固まり。微笑んだかと思えば逆に問いかけ)

俺もない(当然のように言い)
多分、これから先もないと思う(そう答えると少しだけ目を伏せて)

そっか…うん、僕も同じだよ。
だから安心してここに居て？
(相手以外が自分の家に上がることはないと伝えてしまえば、微笑みつつ軽く首を傾げ。好きの感情がどんなものかは分からないが少なくとも抱くことはないだろうと思い).

うん、分かった(少しだけ、秋斗を信じてみようかなと思い始め小さく微笑み、頷き)
ねぇ、俺って秋斗さんが居ない間は、出掛けたりしてもいいの？

よしよし…
(小さく微笑み頷いたのを見ればこちらも目を細め微笑み、そっと腕を伸ばし軽く頭を撫でてやって)
あ、えっと………出来れば家に居て欲しい、かな…携帯持ってないし…
(ハッキリ嫌とは言わないものの、出会った時のように外に一人で居ては何か起きた時に守ってあげられないと眉を下げ)

(頭を撫でられる瞬間、少しビクッとして目を閉じてしまい。やはり体は反射的に強張ってしまい)

そっか、なら暇だから本とか読んでたい。何かある？

ごめんね…
(反応を見れば眉を下げて謝り、そっと手を離しては自分の頭を低くし、撫でてみる？と呟いて)

うん、沢山あるよ。部屋に置いてるから見てみる？