共依存中毒 〆

(お腹を抑えながらトイレから出てくると、ソファに横になり)
はぁ、

…必要ならまた掛けてくる、よね
(微かな不安はあるものの大丈夫だろうと携帯を放り部屋から出てきて。寝転んでいる相手を見れば寄って行き)
調子、良くないの…？
(心配そうに眉を下げつつ問いかけ)

あ、ちょっとお腹痛くて、でも大丈夫(起き上がれないので、そのままの姿勢で言い)

お腹が痛いの？蕎麦かつけ汁が合わなかったのかな…待ってて
(事情を聞けば更に眉を下げ、慌てた様子で離れて行き。戻ってきたその手にはコップに水と、反対の手に飲み薬を持っており)
薬は飲めそう…？

いや、食べ物じゃないと思うから平気。いつもの事だし、、(言った後で、今の発言が不自然にならないように続け)
俺、前からお腹弱いんだよね。
だから、薬は飲まなくて大丈夫

そう……無理しないで、ゆっくり寝ててね。
何かあったら言って、直ぐに動くから
(本当なんだろうかと眉を下げるものの、それ以上追求はせずにおき。水の入ったコップはテーブルに置き、大丈夫かなぁと心配そうに見て)

うん、分かった(お腹を抑えながら、目を閉じてあいつに言われた事を思い出していて)

うるさい、、

…何か嫌なことでも思い出したの？
(そっとそばに寄り添っては、優しく頭を撫でながら眉を下げつつ問いかけ)

あ、ご、ごめん。秋斗さんの事じゃないから、(小さな声で言ったつもりだったが、聞かれていたのかと思い)

…じゃあ、誰のこと？
(優しく撫で続けながら、あくまでも穏やかな声色で問いかけ)

え、えーっと、施設の人。たまに夢に出てくるから(一応、嘘はついてないと思い)

そう……分かるよ。僕も父や周りの人に言われたこと、未だに残ってるからね…
(優しく撫でる手を止めず苦笑いしながら話し)

そう、なんだ。でも、世の中には俺より不幸な人が沢山いるから、俺は恵まれてるんだって(自分に言い聞かせるように話し)

それも分かるなぁ…。でも、囚われてちゃいけないよ。少しずつ抜け出せるといいね
(共感出来ると大きく頷いて、けれどその考えをずっと持つのは勧めないと苦笑いを浮かべ)

うん、そうだね。(暗い顔をしながら俯き)

大丈夫…空くんなら、抜け出せるよ
(ぽんぽんと優しく頭を撫でつつ微笑みを向けて)

そう、だといいけど、、(これがある限り無理だろうなとブレスレットを眺め)

……それ、外れそうにないの？
(眺める様子を見れば何かあるのかと思い、撫でる手は止めず問いかけ(

え、あ。これ、は、外したらダメなやつだから、、大事なものなんだ(ブレスレットに触りながら、そう答え)

……どうして？
(少し様子がおかしい気がして。撫でる手を止めずじぃっと見つめながら問いかけ)