好きになった相手は男子でした〆

いただきます。(自分も食べ始め)美味しいね。

…玲央くんも、食べる？パンケーキ(美味しさから頬を緩めながら食べ進めていたが、なんとなく分けてあげようと思い、一口分をフォークで取れば相手に差し出してみて)

え？いいの？もらう。もらう。(嬉しそうに笑うと口を開けて)
あーんして！

あ、うん…(恥ずかしそうにしつつ、食べさせてあげて、｢どう…？｣と尋ねて)

うん、美味しいね、結羽ちゃんにもらったから、余計に美味しいのかも(ニコッと微笑みながら恥ずかしげもなく言い)

！？…そういうこと言わないで(相手の言葉に恥ずかしくなり、顔を赤くしつつ言い、オレンジジュースを飲み)

可愛いなぁ(頬杖をつきながら、相手を眺め)
食べ終わったら帰ろっか。送って行くよ。

えっ、えっと…悪いしいいよ(恥ずかしそうに顔を赤くしつつ、家がバレたら大変かもと思い、送らなくていいと伝えては、パンケーキを食べ進め)

でも、もう夕方だし、女の子の一人歩きは危ないよ？俺が誘ったんだから、送らせてよ。(引き下がるつもりはなく)

うぅ…わかったよ(相手の様子に、渋々頷いては、｢近くまででいいからね？｣と伝えて)

素直でよろしい。んじゃ、俺会計してくるわ(伝票を持つとレジへ向かい)

あ、待って…！(相手が行ってしまえば、荷物を抱えて、追いかけるように行き、鞄から財布を取り出して、｢せめて、半分出させて？｣と言い)

ここは、俺に奢らせてよ。女の子と割り勘なんて、カッコ悪いじゃん(自分が全額支払い、マジでバイトしようかなと内心思い)

さっき助けてくれたし、受け取って欲しいな(微笑みながら、お礼の意味もあると伝えては、半分より少し多めに渡して)

だーめ。俺は男としか割り勘はしないって決めてるの！(断固として拒否して支払いを済ませてしまい)

むぅ、これはお礼だって言ってるのに(相手の言葉に不満そうに頬を膨らませると、お礼だと言って、強引にお金を渡して、さっさと店を出て)

ちょっと、待って(追いかけると腕を掴み)
マジでいらないから。受け取れないって

いいの、私があげたいんだよ(首を横に振り、自分があげたいのだと言い、「こうやってお話して、すごく楽しかったし、玲央くんいい人だから」と伝えては、自分から相手の手を繋いで)

意外と頑固なんだね。(ここは仕方なく引き下がり手を繋がれると、ドキッとして)

うん、俺も、楽しかった

じゃあ、帰ろう(相手の言葉に笑顔を浮かべながら言い、早速自分の家の方へ歩き始め、身バレしないために家の近くで別れようと思い)