監禁された人外青年

別にリュミが嘘ついてても嫌わないよ。…嘘つかれてても許せる。リュミが大好きだから。(嘘があっても好きだと微笑み)
んんッ、リュ、ミ…っやだ、死ぬ、まえとか言わないで…っ生きて…っ、ぁ…っ(キスに蕩け、頬は上気し。嫌々と首を振り、リュミの服を軽く握って。熱っぽい表情にゾクリと感じ、情欲な表情をしてリュミを見つめ)

そっか、じゃあ俺はリュートに会う為に産まれてきたのかもしれないな(そう思う事で、何もなかった自分の人生に光がさしたような錯覚を覚え)

いつ死ぬかなんて誰にも分からないだろ。だから、言える時に言っておきたかった(リュートを抱き締めて)
ねぇ、ホントに俺と一緒に逃げるつもりなの？それとも、本当は俺だけ逃して残るつもりなの？

!…ふふ、そうかもな。リュミ、産まれてきてくれてありがとう、生きててくれてありがとう。(嬉しそうに微笑み)

そう、だけど…っ、今は聞きたくなかった…！リュミ、死なないで…っ(抱き締め、懇願し)
…逃げる、つもりだよ。でも…もし、キツくなったらリュミだけでもって…

俺の方こそ、ありがとう。(こちらも、嬉しそうに微笑み返して)


もし、そうなったら、俺は逃げるのやめてリュートと居るよ。大丈夫、俺は頑丈だから、ちょっとやそっとじゃ死なないよ(抱き締め返して、尻尾を振り)

で、でも…っ、捕まったらまた酷い事されるし、もしかしたら殺されるかもしれないんだよ…？リュミだけでも、逃げてよ…(腕の中でつい涙が溢れ)

どうせ、逃げ切れても自殺するんだから、変わらないじゃん(真顔で言うと、どっちにしろ一緒ならリュートの近くで死にたいと思い)
最期くらい、自分で決めさせてよ。

っ…なんで、生きてくれないんだよ…っ俺は、生きてて欲しいのに…リュミに、幸せに暮らして、色んなこと知って欲しいのに…っ(涙を流し)
…もし、リュミが、死んだら、俺も死んでやる…っ

じゃあ、その時は一緒に死のうよ(涙を舐めると、無理に笑顔を作って微笑み)
それなら、いいでしよ？

…うん。もし、駄目だったら、一緒に逝こう。(頷き、もう一度ぎゅっと抱き着いて)
ふふ、リュミとずっと一緒にいれるな…

そうだね。(抱き締め返して目を閉じて)
ずっと一緒だよ。

うん…ずっと、一緒…
リュミ、眠くなってきた…？一緒に寝る？(目を閉じるリュミを見て、眠くなったのかと思い、背中をとんとんと叩いて)

ううん、眠くないよ。リュートは眠い？寝ていいよ(チュッと頬にキスして)

俺は見張りしてるからさ

…んーん、大丈夫。リュミが寝ないなら、俺も起きとく…(小さく首を横に振るが、リュミの温もりと上官からの懲罰、泣いた事で体力を使っており、とろんと眠そうな目をし)

…このへやなら、見張り大丈夫だよ…？

万が一って事もあるだろ？警戒は怠らない方がいい。自然界では命取りになる事も多いからな(経験はしてきたつもりなので、危険性を語り)
マジで、寝ほうがいいと思うぞ？

…やだ…リュミが一緒に寝てくれないとやだ…(目を擦り、眠気と戦いつつ子どもの様に言い)
…りゅみ…あったかぃ…

我儘だなぁ～分かったよ。俺も寝るよ(仕方がないと、溜め息混じりに言い)

わがままでごめん…でも、リュミと寝たいんだもん…こっち…(服を軽く引っ張り、ベッドへ誘導し)
…りゅみ、ねよ…

別にいいよ。(これが最期になるなら、お安い御用だとは言わず一緒にベッドにいくと横になり)
ほら、早く寝ろよ

うん…リュミ…ずっと一緒に居てな…？(うとうとしつつ、離さないというように服を掴んで言い)

ずっと居るよ。死ぬまでね(リュートが眠ったのを見ると自分も目を閉じて)