監禁された人外青年

そうだけど、そうじゃない…！(地下牢よりマシだが、床で寝るのは良くないと首を振り)
…よし、わかった。一緒にベッドで寝よう。ベッドの方が狭いしもっとぎゅっとできるからさ(抱き着くリュミの頬に触れ言い)

(目を大きく見開きながら、リュートの話を聞き終えると、嬉しそうに起き上がり)
うん！ベッドで一緒に寝る！

ぅお、びっくりした…ふふ、なら早く一緒に寝よか。(体を起こし、ベッド乗って寝転び、リュミを誘って)

うん！(リュートがベッドに行くと自分もベッドに上がって横になり、リュートを抱き締め)
おやすみ、リュート

おやすみ、リュミ。いい夢を…(肩まで布団を掛け、頬を優しく撫で。体を寄せて目を閉じて眠り)

リュートもね、、(片手だけ背中に腕を回すと、目を閉じて眠りにつき)

っ…ぅ…ぁっ…っ(始めはすやすや眠っていたが、上官からの肉体的苦痛と精神的苦痛が夢に出てきて、魘され)

んっ、、？(耳が敏感な為、リュートの声で目を覚まして見るが、どうも起きているわけではないらしく、頭を撫でた後、背中を摩り)
大丈夫だよ。俺が居るから

っは…っ、りゅ、み…？(目を開け、潤んだ目でリュミを見て。)
…すまん、起こした…ごめんなさい…っ(顔を隠すようにリュミの胸元に顔を埋めて)

大丈夫。俺は警戒心が強いから、何かあるとすぐに起きる体質だから、、それよりも、リュートは大丈夫なの？
(心配そうに見つめながら)

っ…はぁ…っ、ん、もう大丈夫…落ち着いた…ごめんな、リュミ(目を擦り無理矢理笑って)

なんで、謝るの？リュート何も悪い事してないじゃん(首を傾けて問い)

だって…リュミを起こしてしまったから…ごめんな？せっかく寝てたのに…(申し訳なさそうに眉を下げ)
やっぱり俺、床で寝るよ。これ以上リュミの睡眠邪魔したくないし…

大丈夫だってば！(リュートの服を掴んで行かせないようにして)

俺は自然界で生きてきたんだぜ？グースカ寝てたら、あっという間に、あの世いきだっての！まともに寝れた事なんて数えるぐらいしかないし、何日も寝れない日だってあったんだからな

っ…本当にいいのか…？(ベッドから降りようとしていた体を止め、リュミを見つめ)
リュミ…一緒に寝て、いい…？(さっきまで魘されていた為目が潤んだ状態でリュミを見つめ)

当たり前だろ？そんな事聞くまでもない。(リュートをギュッと抱き締めて)

んっ…ありがとう、リュミ…(胸元に顔を埋めて言い)
…駄目だなぁ、俺…リュミを支えたいのに、俺が支えられてばっかりだ…

そうか？俺は特に何もしてないと思うけどな。(何か特別な事をしたつもりはなく首を傾けて)

リュミは気付いてないだけで、俺を支えてくれてるよ…それに比べ俺は…(目を伏せ自己嫌悪し)
…リュミ…キスしたい…(リュミの温もりを感じたくなって)

それってさぁ、比べる必要あるのか？(不思議そうに首を傾けて聞き、キスしたいと言われれば、いいよと答えて目を閉じて)
リュートからして？