監禁された人外青年

っ、や、大丈夫…リュミのおかげで早く治りそうだよ…ありがとう(頭を優しく撫でて言い)
ぁー…ストレス発散に俺を殴ったりする的な…？

ほんと？嫌じゃない？(首を傾けながら聞き返し)

なんだか、人間も獣も本質は一緒なのかもな。(ストレス発散と聞き、苦笑いしながら)

うん。嫌じゃないよ。むしろ、嬉しい。ありがとう、リュミ。
（優しく微笑み、おでこにキスし。)
そうだな…人も一緒だよ

そっか、良かった。(尻尾を振ると、またペロペロと舐め始め)
リュートの傷が早く治りますように

人間も大変なんだな。

ん…ｯ、ふ…、ァ…っリュミ…っも、大丈夫…っ(舐められ、ゾクゾクし蕩けた顔をして止め。)

リュミに比べたら、全然だよ。…あぁ、そうだ。今、リュミはここから逃走した事になってる。落ち着くまで、窮屈だと思うけど、ここの部屋から出たら駄目だからな？騒ぎが収まって、リュミの体調が、整ったらここからの逃走ルート教える。
(リュミに現状を話して)

ん、分かった。(大丈夫と言われ舐めるのをやめて、リュートの話しに耳を傾けて)

俺、逃げなくていいよ。ここに居る。(リュートは自分だけ逃す気だと直感して脱出を拒み)
それよりさぁ、れいぞうこ？ってなに？
(逃げる気がないので、話題を変えて)

ぇ…？駄目、リュミは逃げないと…！ここに居たらいつか殺される…！ちゃんと逃げ切れるようにするから！自由になれるんだぜ!?(拒否に目を見開いて、駄目だと伝え。冷蔵庫所ではなく、リュミの肩を掴んで言い聞かせて)

いくら、リュートの頼みでも嫌なものは嫌なの！
はい、この話しは終わり(もう聞かないと言わんばかりに耳を塞ぎ)

それより、お腹空いた。何か食べたい(期待の眼差しでリュートを見て)

っ…リュミ…なんで、なんで嫌なんだよ…っやっと逃げれるのに…っ(リュミの為に嘘を吐き、ボロボロになったのに、と絶望した目をし。このまま自室に匿ってても駄目だと分かってるので、どうにか逃がさないとと思案し)

っ…はぁ…っ、分かった。とりあえずなんか作ってくる。待ってて…(今は何言ってもダメだと感じて、ふらっと立ち上がって飯を作りに行き)

仮に、俺だけ逃げても生きる意味がなくなるから、多分他の奴に喰われるか、餓死すると思う。
それでもいいなら、ここから出て行ってもいいぜ(真面目な表情で言い。どうやら本気らしい)

リュートが好きな方、選んでよ。俺に、どっちで死んでほしい？

…生きる意味…？そんなの、自由になってから探したらいいじゃん…それに、なんで生きる意味が無いんだよ…ここから出たら、自由なんだから、好きに生きていける。その中で色んな事に触れて、大切なもん作ればいい話じゃん…(何故そんな事言うのかわからず、生きる意味なんて後付けでいいじゃないかと言い返し)

…なんで、そんな事言うんだよ。俺は、リュミに死んで欲しくない!!ここでは無いとおくで、幸せに暮らして欲しいんだよ!!だから、ここから逃げて欲しいっｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ…っ(一気に言って、噎せ)

リュート、落ち着いて。(感情的になっている相手とは対照的に冷静で落ち着いていて)
俺はね、もう大切な人を見つけたからいいんだよ。その人と一緒に居れないんだったら、生きててもしょうがないんだ。
でも、リュートは俺が死ぬところ、見たくないんだよね？だったら、ここを出てから死ぬ事にするよ。だから、これが最後、、
(リュートに近付き頬に触れると、いつもより、長めのキスをして)
会えて良かった。ありがとう。

リュ、ミ…やだ、嫌だ…っ、死ぬなんて、言わないで…っ、俺、リュミに生きてて欲しい…っ、だから、あいつらに、何されても耐えて、リュミがここから逃げられるようにした、のに…っ大切な人って誰…？俺、頑張ってその人も逃げられる様にするから…！(リュミの服を掴んで、ポロポロ泣きながら訴え)
…死ぬなら…俺を殺して…リュミが俺を殺して…？

それは無理だよ。リュート、俺の大切な人は、リュートだよ
(リュートの涙をペロペロ舐めるとフッと笑い)
全く、リュートは泣き虫だな。最後の別れの時ぐらい、笑ってよ(頬に手を添えて、自分の方を向かせ)
もっと、一緒に居たかった。しゃわーもしてみたかったなぁ。
それに、リュートには、俺より大切な人が居るでしょ？復讐するんだって言ってたじゃん

お、れ…？嘘だ…っだって、俺はリュミにいっぱい嫌な事も傷付ける事もした…っだから、だからっ償いとして、リュミを俺の命と変えても逃がして、幸せになって欲しくて…っお、俺も、一緒に逃げれば、リュミは、生きてくれる…？お、俺だって、リュミと居たいよ…っ一緒に色んな事して、愛して、幸せになりたいよ…っだっ、て好きだから…っ(泣きながら、伝え。段々と本音が零れだし。)
…復讐したい、けど…リュミがこの世から居なくなら…大切な人を2回も無くすなんて耐えられない…

(リュートの話しが終わるまで、口を挟まずに聞き、少し考え込み)
うーん。そっか、確かに一緒に逃げれば解決だね。でも、前に無理だって言ってたよね？それとも、何か作戦があるの？2人で生きてここから出て、幸せになろう！(リュートをギュッと抱き締めて)

ぅん…リュミ…好き…大好きだから、傍に居って…(ぎゅっと抱き締めて、肩口に顔を埋め)
わかんない…リュミを逃がす為だけに、計画してたから…わかんないけど、計画立てて見る…

うん、俺も大好きだよ。(抱き締め返して顔を埋めて)
俺は考えるのとか苦手だからさ。リュートが考えて俺はリュートを乗せて全力で走るからさっ
(ニコッと笑い期待してると付け足し)

リュミ…ありがとう…(ぎゅっと抱き締め返し、気持ちが落ち着くと離れ)
…元々はリュミに俺の制服着せて、出て行ってもらおうと思ってたんだ…でも、2人でとなると難しいし…新人研修で施設内案内してる体で行けるかなぁ…

良かった。(落ち着いたみたいで良かったとリュートの頭を下げて撫でて)
人が1番少ない時間帯とかあるのか？(自分も意見を出そうかなと思い)