監禁された人外青年

平気じゃないだろ…っリュミ、しんどそうだし、熱も高いし…！俺、リュミが傷付くのもう耐えられない…リュミが傷付くくらいなら、俺が変わりたいよ…(平気じゃないも首を横に振り。変わりたい、リュミが傷付くのが嫌だとボロボロ涙を流し)
…っ、無理はしなくていい…体調戻るまで、俺が看病するから…

リュート、だって、怪我してる、じゃん。お互いさまだよ。
まったく、リュートは、泣き虫だな。俺より、子供みたいだ(先程よりは、落ち着いてきたのか、声は弱々しいがちゃんと話し)
そういえば、何日か経過？みるって言ってた

別に怪我はすぐ良くなるけど、ウイルスは油断出来ないから…リュミぃ…っ(好きな人が傷付く姿を何度も見て、心が苦しくなって。泣きそうな声で名前を呼んで、リュミに手を伸ばし)
ﾋｸｯ…だって、リュミばっかり…っ俺、リュミに何もしてあげれない…！(リュミの姿に、何も出来ない自分が無力すぎて、ポロポロと精神的に辛くて涙が止まらず)
経過を、みる…？なら、また、研究所に行かないと行けなくなる、のか…？

(そう言えば、あいつらもウイルスがどうとか言ってたなぁと思い)
人、には使えないからって、言ってた。(リュートの言葉に、よく分からず返答に困り)
よく、分かんないけど、俺が死ななかったら、医学？が進歩するとか、言ってた。だから、絶対に死なない

っ…そんなの、リュミなら、死最悪んでもいいって言ってんのと同じじゃん…っやだ…リュミ、絶対死ぬなよ…っ(グズグズと泣き続け、リュミのお腹辺りに顔を埋め)

そう、なの、、？(よく分からないし、頭のがぼんやりしてきて)
はぁ、死なないよ。大丈夫、、(眠いわけではないが目を閉じて)

リュミ…？おい、リュミっ!!…ぁ、やだ…嫌だ…!!リュミ、リュミっ!!
(過去の事と重なり、ガタガタと震え泣き)

んっ、なに？聞こえ、てるよ(目を閉じたままリュートの声が聞こえたので答えて)

リュミ…っ、絶対死なん、よな…？お願い、俺から大切なもん奪わんとって…っ怖い…っ(震える手でリュミの手を握り、ずっと祈り続け)

たい、せつ？俺が？(目をぱちくりさせながら、驚き)
うれしい、な、、(そして、日付が変わり次の日になると、熱も37度まで下がり)
リュート、ちゃんと寝た？

…ん…ねたよ…リュミ…苦しかったり、しない…？熱は…下がってる…
(寝てる間に何かあるんじゃないかと怖くなり、一睡も出来ず。疲れた様に笑って、大丈夫か尋ね)

うん、昨日よりだいぶいいよ。まだ、体痛いけど、少しは動くよ(ゆっくりと右手を布団から出して、リュートに触りたくて手を伸ばし)

良かった…このまま、良い方に向かってくれたらな…
(リュミの右手を優しく握り。少し安心した表情をして)

ねぇ、昨日さ。よく覚えてないんだけど、俺の事大切って言った？(熱のせいで幻聴かもしれないと思い、昨日の事を聞き)

!…うん。言った。リュミの事大切だって…ごめん…(嫌だったのかと思い、顔を俯かせて謝り)

なんで、謝るの？俺の、嬉しいよ。今まで、そんな事言われた事なかったから、、俺が死んでも誰も、悲しまないから、、(手を握られると、嬉しそうにして、聞き違えじゃなかったのかと思うと素直に嬉しかった)

っ…何回だって言ってやるっ…俺は、リュミの事が大切で、大好きだよ…っリュミ…
(握った手におでこを当てて何度も言い)

ありがとっ、嬉しい。俺も、リュートが好き。せっかく分かり合えたのに、死ぬかもしれないと思ったら、怖くなった。
(もちろん死ぬつもりもなかったが、流石に今までの研究より、重症なのは自分でも感じていて、正直いつ死んでもおかしくないのかもなと思ってしまい)

リュミ…っ、リュミ、逃げよ。もう、リュミが傷つかなくていい所まで…遠い所まで逃げよ…？
(真剣な目をして逃げよと提案し)

俺だけ？リュートは？(一緒にと言ってくれなかったので、引っかかって確かめ為に聞き)