霊感少女 2024-02-16 20:16:15 |
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ふふ、やっぱりそう来たね。そうだなぁ…何をして貰おうかなぁ…
(計算ずくか否か、ニヤリと笑うと少し考えて)
…じゃ、僕と手を繋いでよ。最近人肌恋しくてさぁ
(寧々ちゃんなら出来るよね?と少し切なそうに手を出して)
手?て…手??
(彼からの「挑戦」は、手をつないでよ、というもので。うっ、と一瞬戸惑うが、これは「挑戦」な為、断ることはできない。差し出しされた手をさっ、と取ると、片手を差し出し、ぎゅっと握り。)
これでいいの…?
そう、手。触れられないと触れない、なんて理不尽にも程があると思わない?
(自分の身の上を愚痴ると、握られた手をじっと見つめて)
ありがとう、
(思わずその手にキスをしそうになるが、流石に出過ぎた真似だと自分を咎め、首を横に振ると寧々の手をそっと撫でて。照れ隠しでパッと手を離すと、笑顔で)
じゃあ次、行こっか!
…本当。皆、たとえ幽霊だとしても、平等にしてほしいわ。
(理不尽にもほどがあると思わない?その言葉に本当、と返す。皆平等に、それが叶うことはあるのだろうか。まあ、こんなことを言ったところで、私にできることはないのだが。)
ん?どう、いたしまして?
(首を横に振りありがとう、と相手に言われるが、どうしてお礼を言うのだろう、と疑問形に。次行こうか、と言われるとええ、と一言いい、カードをめくる。すると、そこに書かれていたのはスペードの8。…微妙だ。)
ま、でも、本当にみんな平等になったら、共存が大変だと思うけれどねぇ
(自分が幽霊だという立場からものを言わせてもらったが、よくよく考えると本当に皆平等になってしまったら共存が大変だと真顔で発言して)
ふふ、君は本当に素直だよね
(何やら意味深な言葉を呟くと、次のカードをめくり。描かれていたのはハートの7で、「…これは…ラッキーじゃ無いね」と相手を悔しそうにに見つめ)
あ、確かに…
(共存が大変だと思うと言うイズミさんに確かにと共感し。素直だと言われれば「そうかしら?」と首を傾げて。)
ふふん!今度は私の勝ちね!どうしよっかなー…
(悔し気に言うイズミさんの手元には自分よりも小さい数のカードが。自慢げに喜ぶと、下記を少し声色を変え言い。)
そうねぇ……前、イズミさんが私に似ている女の子がいたって話、していたでしょう?その子のお話…もう少し話してはくれないかしら。…あ!無理だったらいいのよ!というかこれ、質問じゃないし??
あぁ…あの子の事かい?…勿論いいさ。随分と昔の話になっちゃったけどね、話す相手もいなかったから…えぇと、どこまで話したかな?確か、容姿と可愛いって言うととぼける所が寧々ちゃんに似てるっていうのは話したよね。後は、そうだなぁ…あの子はね、声がとても綺麗だったんだ。彼女が学校の何処にいても居場所が分かるくらい、透き通った良い声で、歌も上手くてね。よく教室で1人で歌っているのを覗き見しては、怒られたなぁ…怒った顔も可愛くてね、頬を赤くして腰に手を当てるんだ。こんな風に
(「あの子」の事を聞かれると少し懐かしむ顔をして語り。こんな風に、と言うと当時の彼女の怒り方を真似して見せて。クスクス笑うとまた続きを話し始め)
本当にね、可愛い子だった。いつか僕もこんな子と結ばれたら良いな、って思いつつ結局思いは伝えられなかったけれど、ね。あんな可愛くて優しい子と仲が良かったのがせめてもの冥土の土産、かな。…名前はもう、忘れちゃった
(「あの子」の顔を思い浮かべて少しうっとりとし、名前を覚えていない事を後悔して。切なく少し笑うと、「そろそろ次、良いかな?」と寧々にカードをめくる様要求し)
…ねえイズミさん。その子の名前ってもしかして、いっ
(懐かしむように語るイズミさんをじっと見つめて。きっと、イズミさんは彼女のことが好きだったんだろう。私の祖母を。「井上香織」、その名前を出そうとするとイズミさんの言葉でそれはかき消され。深く突っ込まなくともいいか。と、次良いかな?という言葉にうん、と頷いてカードをめくる。)
クローバーの4……――
(めくったカードを片手にその数字を読み上げて。少し高さができた円になったカードの真ん中にまた一枚とカードをおく。)
はい、次。イズミさんどうぞ……!
(/背後が突然失礼いたします!まず、ご返信が遅れてしまい申し訳ございません。これからは早めに返せるよう頑張ります!本題なのですが、今回、寧々のおばあちゃんであり、イズミさんの昔の同級生。「井上香織(いのうえ かおり)」ちゃんをださせてみました!苗字は旧姓が井上。そして婚約してからは八重咲になっています。勝手に名前を考えてしまいすみません…!Pf等は、後々必要となってきましたら書こうと思っております。その際にはご相談させていただこうと思いますので!この件について、特になにかありませんでしたら、この会話は蹴っていただいて構いません。改めて、これからもどうぞよろしくお願いします!)
おっ、次はクローバーの4だね…さて、僕のカードは何かなぁ
(少しセンチメンタルになっていた所へ相手が引いたカードはクローバーの4で。どちらの可能性もあるなと思いながらカードをめくると、そこに描かれていたのはスペードの2だった。それを確認すると残念そうな顔をしながら寧々を見つめて)
(/井上香織さん、とても素敵な名前ですね。これからイズミが思い出せるのかどうかは解りませんが、ひとまず把握いたしました。ありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します)
二回連続私の勝ち、ね…!
(残念そうに自分を見つめるイズミさんにどうだと言わんばかりに自慢げに言い。)
じゃぁ…イズミさんの好きなこと、ものとかってなぁに?
(一度考えるような仕草をすると、すぐ質問をして。ここに来てこんなに普通の質問はどうなのか。)
(/背後が考えた名前にお褒めの言葉をありがとうございます。イズミさんには思い出してほしいような、ほしくないような…。はい!宜しくお願い致します!)
僕の好きなこと、かぁ…そうだね。前話した通りだけれど、ホラー映画を観る事と演じる事は好きかな。好きなものはね、ご存知の通り甘いものだよ。チョコでも飴でも、甘いものはみ~んな好き。っ、自分でも流石に無いなと思ったのは毎月のお小遣いが3分の2お菓子に消えていく事!っはは、笑っちゃうよね。好きにも程がある
(ここに来てなんて普通の質問だ、と至極失礼な事を思ったのは表に出さないでいて質問に答え。生きていた頃を思い出して笑うと、「ほんと、バカだよなぁ」と付け足して)
でもね、それら全て友達の影響なんだ。ホラーの魅力とか、お菓子の事とかいっぱい話してくれる友達がいてね。それでハマったんだ。…要するに、自分で何かきっかけに好きになった物とかは特に無かった。流されるままの人生を楽しんでいたよ
(ちょっと切ない顔になりながら続きを話せば、「気楽で良かったな」と噛み締める様に言い)
演じる事はね、僕の父さんが好きだったんだ。…今はどうか分からないけど、当時はしょっちゅう僕を誘って、劇団の練習に参加してたな。初めは僕は観ているだけだったんだけれど、次第にのめり込んでいってね。…放課後に毎日練習に参加する様になったんだ。それでね、…あの日、練習に遅刻しそうになった僕は、赤信号になりかけてる横断歩道を、無理に渡ろうとして…
(当時の事を語ると、フラッシュバッくクして来た映像に思わず目を伏せて。「ちょっとごめん、待ってて」と言うと化学室を後にして)
へぇ~やっぱり甘いものが好きなのね!私も大好きよ!甘いもの。――あー、でも、イズミさんほどではないかも…本当凄いわね。
(答えを聞くと、自分なりに言葉を返し。そう語るイズミさんを見ていると、一度だけでも、イズミさんの生きている、この学校の敷地内から出て生き生きとしている姿を見てみたいなぁなんて思ったり。)
…一緒にいて、楽しいと思えるような「友達」が、貴方にはいたのね。羨ましいわ。
(友達との思い出を聞けば、どこか寂しい笑顔で上記を言う。イズミさんまで切なそうな顔になると、空気を切り替えようとぱっ、と笑顔になり下記を言い。)
きっとその、…イズミさんのお友達もイズミさんと出会えて、遊んで、とても楽しかったのでしょうね!だって、こんなにもイズミさんが…イズミさんが………
そう…演じること…
(イズミさんの話を真剣に聞いていると、演じることが好きだというイズミさんに、「じゃあ、今度その演技、見せてはくれない?」と言おうとする。が、その後のイズミさんの言葉でそれはなくなり。)
あ、え、えっと…
(イズミさんの無理やり渡ろうとして、という言葉に自分は戸惑うことしかできなくて。イズミさんが化学室から出ようとしていくのを見ると、待って、と声を出そうとするが、今はダメだと出すのをやめて。イズミさんが出ていくと、下記をぽつりと、誰もいない化学室で呟いて。)
やっぱり私、イズミさんのこと、なーんにも知らないのね。
っ、情けないなぁ、女の子の前で…
(男子トイレの鏡の前で、長めのため息をついて。顔を上げるとその目にはうっすらと涙が滲んでいて)
やっぱり、あの時の記憶も感触も、抜けないな…バカみたい…
(話す事が好きだった筈なのに、話しているうちに自分の中には何も無いと嫌でも気付かされてしまい、鬱々とした気分になり。最悪の気分から立ち直れなくなり手洗い場に突っ伏して)
はぁ…あ、……もう帰らなきゃ
(イズミさんが出ていった化学室の扉を見つめて。ふと窓の外を見るともう日が沈んでいて。荷物を持ち、イズミさんと片付けた文化祭用の資料をまとめると、【ごめんなさい。イズミさん】と近くにあった紙へ書き化学室を後にして。)
おもっ…
(化学室を後にし、職員室前まで着くが、思えばこんな時間まで学校にはいてはいけないじゃないか。内緒でいるのだから。まあうちの学校はセキュリティーが甘く、監視カメラも少ないから気づかれてはいないと思うが。職員室の前に音を立てないよう資料をおくと、足音を立てないよう靴箱のほうへ向かい。)
…思えば、質問をした私が悪いのよね。明日、謝らないと…って、私、イズミさんにあわせる顔がないわ…
あーぁ…寧々ちゃん帰っちゃったのかぁ…あれ、なんだろう
(誰もいなくなった化学室に戻れば、ふとメモ書きを見つけ。『ごめんなさい』の文字を見ると何故か笑みが溢れて)
っふふ、やっぱり可愛いな…明日、会えたら謝らないと。…ちゃんと振り返らないで帰れたかな。…明日も会いに来てくれるかな
(寧々の明るい笑顔を思い浮かべると、自分も勝手にいなくなってしまった事を謝らなくてはと思い直し。ぽつり、と呟くと窓辺に頬杖をついて溜息を吐き)
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