平凡少女 2024-02-10 20:27:40 |
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ちょうど最後のひとつよ、チーズケーキ。
( 初対面の時にさらりと零した言葉のひとつさえ覚えてくれていることにじわりと心が暖かくなればふわりと微笑みながらショーケースからショートケーキ3つ、それからチーズケーキを1つ銀のトレーに載せてそれを確認するように彼に見せて。「 ショートケーキ3つと、チーズケーキ1つ、あと焼き菓子たちね。 」と白魚のような指先でそれを指しながらひとつひとつ確認をしてはあってる?と言いたげに彼の瞳を見上げてにこりと微笑んで。 )
良かった…
(チーズケーキが最後の一つだと聞き余程チーズケーキを食べたかったのかボソッと上記を呟いて。彼女が銀のトレーに乗せたケーキを確認するのを見ながら少し思う。普通のようにバイトをしたり、学校へ通う人たちを見るとたまに思うことがあり、もし、自分が人を殺すような裏社会じゃなく、【普通】の家庭に生まれていたらどうなっていたか、どんな職業についていたかと少し考え。銀のトレーの中を見ると「あぁ、それでいい。」と彼女に言い。)
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