碧天( 〆 )

碧天( 〆 )

匿名さん  2024-01-18 21:20:33 
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御相手様決定済です!



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  • No.41 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-22 16:32:52 

鮫島旭
「……そう来ないと。」
(自分の目前で青い炎のようにギラつく、薄い水色の六眼を見つめ返し─地面を強く蹴った。筋肉が張り詰め、視界には感情の昂ぶりに比例するように─あらゆる神経回路が異常に鋭敏になったことにより、煌めく星が疎らに散る。最初の時のように数歩で素早く距離を詰めては─目にも止まらぬ速さで蹴り出した脚が先輩の顎先にクリーンヒットした。若干脳が揺れただろうが、先輩にとっては決して致命傷ではない。幾筋も血管の浮き出す拳を鳩尾辺りへ突き出し、衝突の直前で捻って更に力を加えた。そのまま攻撃すれば確実にオチる─所だったのだが、予期せぬ声が自分の耳へ届く。「あっ、鮫島先生ー!五条先生と何してんの?」その場に居る筈の無い人物─可愛い生徒、虎杖悠仁の声に、ごく僅か。時間にすれば精々コンマ1秒程だが─先輩から注意が逸れた。─だが、このレベルの戦闘ではそれすらも命取り。マズい、と思考して崩れた体勢を戻す時には既に遅く。)


五条悟
「はーい、じゃあこれで!」
(彼女が注文を決めると、メニュー表を元の位置へ戻して店員を呼びつける。注文をして立ち去っていく店員の背中を見送った後、今までしていた話が一旦途切れた。少しの沈黙が満ちて、今までの呑気さと陽気さが嘘のように静かになってしまう。─やっと会えた。いつだって彼女のことを忘れたことなんて無くて、ずっと好きだった。今口を開けばその感情が堰を切って溢れ出してしまう気がして、口を開くことができない。落ち着かない様子でテーブルの下の脚を何度か組み替えて。)

  • No.42 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-22 18:30:16 



五条悟

「…もらった♪」

(動き出した鮫島に無下限を使おうとするもそれより早く鮫島に顎先を蹴られた。若干脳は揺れるが体勢を建て直す間にもうトドメを刺される。そう思った矢先、虎杖の声が響いた。鮫島は其方に意識が逸れた。この隙を逃す手はない。瞬間移動しては背後に周り足を引っ掛け素早く腕を捻り上げ腰を膝で押さえ動けないようにして。成程、はなからこうして意識を逸らさせれば勝てていたのか。押さえ込んだまま顔を上げ虎杖を見れば「悠仁、ナイスタイミング!流石僕の教え子♪旭と組手してたんだよ。」とグッと親指を立てて。)



胡桃沢彩莉菜

「…綺麗。ここ夜景が綺麗って有名なお店だよね。」

(彼が注文をしてくれ、店員の背中を見送る。先程話していた話が途切れ静かになる。先程は饒舌に生徒達との話をしていた彼だが、先程と雰囲気が違い落ち着かない様子で。どうしたのだろうか。話してばかりいたし疲れたのだろうか。ふと彼から視線を外し窓に目を向ける。様々なネオンや街頭の光が輝いていて綺麗だった。思わず笑みを浮かべ呟く。流石テレビや雑誌などで取り上げられていただけはある。彼はこのことを知ってここにしたのだろうか。それとも高級店だしただ彼の行きつけなのだろうか。彼に視線を向け声を掛ける。)


  • No.43 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-22 19:06:08 

鮫島旭
「………あー…しくじった。」
(体勢を立て直そうとした足を払われてバランスを崩し、視界がぐるりと一回転する。身体が地面へ引き倒される瞬間、自分の口からそんな言葉が自然と漏れ出たのが分かった。倒れる際咄嗟に受け身は取ったが、ガッチリと押さえ込まれている所為で指1本たりとも動かせない。上機嫌に親指を立てる五条と、何処かぼんやりとした表情で地面に押さえ込まれている鮫島の光景に─何やらただならぬ雰囲気であることを察したらしく、「え、何!?…もしかして、鮫島先生…俺なんかしちゃった感じ?」と困惑した様子で自分に声を掛けてくる虎杖には首を振ってみせ、もう遅いから虎杖くんは早く帰りな、と優しく微笑みながら声を掛けた。相変わらず困惑はしていたが、面倒事に巻き込まれたくはないのか─「あ、はい…んじゃ!」と帰っていく虎杖を見送った後、長く深い溜息を吐きながら口を開く。)
「………はあ……これは完全に1本取られましたね。…俺も男です、一回約束したことを取り下げたりはしませんよ。……約束通り、『日付が変わるまで』は…五条先輩の言う事を何でも聞きます。」


五条悟
「でしょ?ここ、一回冥さんに連れてこられてさあ。その時に綺麗だなーって思ったんだよね。」
(彼女からふと掛けられた言葉に意識が引き戻され、心做しかハッとした様子で口を開く。─そうだ、彼女が一般職の道に進んでしまってから暫く経った後─冥冥から急にこのレストランに誘われ、有無を言わせず飯を食わされて夜景を見せられた。代金は勿論奢らされたが─今思えば、あれは彼女なりの慰めだったのだろう。彼女と同じように夜景へ目を向け、テーブルに頬杖をついて。)

  • No.44 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-22 20:36:43 



五条悟

「何にしよっかな~」

(負けたのは虎杖のせいなのに特に怒ることも無く帰らせた。僕が同じ立場なら怒るかもしれないが鮫島はやはり優しい。そういう所が好きなんだけどね。虎杖の背中を見送った鮫島は約束通り何でも言う事を聞いてくれるらしい。鮫島の身体を解放させ立ち上がり目隠しを元に戻しながら上機嫌に腕を組み顎に手を添える。暫し考えた後、思いつけば拳で掌をポンとして閃いたポーズをして「良い事思い付いた♪」と告げて。そしてビシッと鮫島を指差せば続けて「旭、君を僕の恋人に任命する!日付けが変わるまで僕を恋人だと思って接してみてよ。」と何時もの調子で巫山戯たように告げて。)



胡桃沢彩莉菜

「そうなんだ…冥さんと。…確かに冥さんならこういうとこ知ってそう。」

(彼は冥さんに連れてこられたらしい。冥さんならこのような店を知っているのも納得がいく。彼も夜景を綺麗だと思ったようで、それをもし私と共有したいと思ってくれたのなら嬉しい。夜景に目を向ける彼に私も再度夜景を眺める。_と、その時店員の声が聞こえ料理を運んできたようで。並べられた料理は豪華で美味しそうだ。ナイフとフォークを使い1口大に切ると口に運ぶ。とても美味しくて「…美味しい。」と顔を綻ばせて。)


  • No.45 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-22 21:09:45 

鮫島旭
「…………分かりました。」
(先輩から発せられた言葉は、自分の脳が理解することを本能的に拒否した。─聞いたことしか無いが、先輩の領域の無量空処ってこんな感じなのかな、と漸く3割ほどしか働いていない脳で考える。かなり長い沈黙を挟んだ後─油の切れた人形のようにぎこちない動きではあったが、首をゆっくりと縦に振った。─実際のところ、恋人など片手で足りる程の数しか出来たことがないので勝手は良く分からないが─まあ、普段の態度より柔らかく接してやれば良いのだろう。それなら出来ない事もない、若干口元は引き攣っているが─普段生徒達に向けているような優しい笑みを向けながら口を開いて。)
「……五条先輩、この後…予定ありますか?無いなら…そうですね、一緒にご飯でも食べに行きませんか。」


五条悟
「お、来た来た。」
(街に輝く色とりどりのネオンやライトを目隠し越しにぼんやりと眺め、微かに口元を緩める。ふと運ばれてきた料理に目を向け、子供のように目を輝かせながらナイフとフォークを手に取り─流石に育ちの良さを感じさせる手付きで料理を取り分けた。切り分けた肉を突き刺し、口の中へぽいと放り込んではいつも通りの軽い笑顔を浮かべて。)
「ホントだ、美味しい。」

  • No.46 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-22 22:06:31 



五条悟

「旭から誘ってくれるなんてね。いいよ、行ってあげても。」

(鮫島は渋々のようだが了承した。これは鮫島にアピールをするチャンスだ。意識して貰えるようになれば万々歳だ。鮫島は若干口元が引き攣っている気がするが、優しい笑みを向けご飯に誘ってきた。鮫島から誘ってくれるなんて早々ない。レアだ。嬉しく思いながらもそれは隠し上からのような態度で了承して。そして鮫島の手を取り絡め恋人繋ぎにして手を引き「それじゃあレッツゴー!」と歩き出して。ふと思い出したように「あ、」と声を上げると顔を近づけ「呼び方、“五条先輩”じゃなくて“悟”ね。」と告げて。)



胡桃沢彩莉菜

「うん、流石高級店だよ。」

(料理の感想を漏らすと彼も食べたようで感想を告げている。きっと高級な食材ばかりだろう。笑みを浮かべ返事をする。_それから他愛のない話をしながら食べ進めデザートまで食べ終えれば店を後にする。会計は彼がカードでしていたため払えなかった。お金渡さないと。店を出て少し歩いたところで思い出しては鞄から財布を取り出し彼の方を見上げては「お金…幾らだった…?」と訊ねて。)


  • No.47 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-22 22:24:07 

鮫島旭
「………ええ、分かりましたよ…『悟さん』。」
(自分が渋々『恋人らしく』振る舞おうとしているのに、上から目線な態度で額にビキリと青筋が浮かんだ。先輩から手に触れられると反射的にぞわりと鳥肌が立ち、悪寒が襲ってくる。─高専時代に散々嫌な思いをしたからだろう、恐らく身体が先輩を拒絶しているのだ。気を抜くと反射で投げ飛ばしてしまいそうな筋肉を押さえ込み、何とも呼び慣れない先輩の名前を口に出す。─こんな死ぬ程面倒な人間でも、一応は年上だ。年上には敬称を付けておかないと、妙に落ち着かない。素肌で触れるのは嫌悪でどうにかなりそうだったので、持ち歩いている黒の革手袋を嵌めてから再び手を繋いで店へと向かい。)


五条悟
「んー?いいのいいの、気にしないでよ。僕が連れてきたんだし。」
(いつもより数倍上機嫌に店を出た後、彼女が財布を取り出して幾らだったか、と尋ねてくる。─あー上目遣いめちゃくちゃ可愛いな、こういう真面目なところもやっぱり好きだ、などと邪な考えに至りつつ、表情だけは普段通りに顔の前で手を左右に振りながら笑ってみせた。─もう夜も更けてきた。彼女を自宅に送り届ける為に手を挙げてタクシーを呼び止め、彼女を座席に座らせた後─財布から適当に抜き出した何枚かの万札を運転手に渡し、彼女にひらりと手を振って。)
「あ、お金返さなくていいから。じゃ、また明日ねー。」

  • No.48 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-22 23:33:31 



五条悟

「ねぇ、手袋付けるとか酷くない?恋人にそんな事すんの?」

(やはり名前を呼ばれるのは悪くない。しかし、悟って呼び捨てが良かった。少し不満はあるも許せる範囲かと文句は言わないことにする。手を繋いでいては離され手袋を付けられ再度手を繋ぐ。これは直接触れたかったため我慢ならずぶーぶー文句を垂れる。店に着いて席に座ってもぶつぶつと文句を言う。問題なのはこれが僕だけなのか、それとも皆にそうなのかだ。僕じゃない恋人の関係の奴なら直接触れるという事だろうか。そうなら余計文句を垂れるが。メニューを開きながらも頬杖をつき目隠し越しにじとっとした視線を鮫島に送り。)



胡桃沢彩莉菜

「ありがとう、色々話せて楽しかった。五条くんも気を付けて帰ってね。また明日。」

(お金を払おうとするも彼は金額は教えてくれず気にしないでよと言った。それならと言葉に甘える事にして「ありがとう、ご馳走様。」と告げ財布を鞄にしまって。タクシーを呼び止めてくれた彼から座席に座るよう促され座る。彼も乗るのかと思ったが、私のために呼び止めてくれたらしい。乗らずに現金を運転手に渡した彼は手を振り挨拶をしている。今日のお礼を言えていないことを思い出せばドアが閉められたため窓を開ければ顔を出し笑みを浮かべ手を振って。住所を運転手に伝えるとタクシーが動き出す。再度手を振れば、窓を閉め景色を眺める。彼と一緒に居ればあの頃と変わらない彼に学生時代の想いを思い出してしまいそうになる、蓋をしないと。そう思い込み、気持ちを押し込めて。)


  • No.49 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-23 06:51:11 

鮫島旭
「………嵌めてないと確実に悟さんのこと投げ飛ばしますけど、それでも良いなら。……慣れないんでですよ、授業とか任務以外で触られるの。」
(─取り敢えず行き付けの居酒屋へやって来たが─同僚同士らしい、スーツ姿の女性連れやら男性連れやらが目立つ中、完全に『五条悟』はこの場で浮いていた。子供のように文句を垂れた上、何処かじとりとした目付きで見つめてくる先輩─悟さんのことは無視を決め込み、出来るだけ素っ気無く聞こえないよう心掛けながら手袋のことについて答える。─半分は嘘だったが、半分は事実だった。悟さんだけに限らず、組手や授業以外で他人に素肌を許したことは殆ど無い。触れられると、半ば反射的に投げ飛ばしてしまいそうになるからだ。手袋をギュ、と少しだけ握り締めた後、通りがかった店員に注文をして。)
「…すみません、レモンサワーと唐揚げ、大皿で一つずつ貰えますか。」


五条悟
「はー………何とか耐えたぞ、僕。偉い。」
(ひらひらと手を振って彼女の乗るタクシーを見送り、それが完全に見えなくなったところで─天を仰ぎながら、両手で自分の顔を覆った。指の隙間から長い溜息と安堵の声を漏らしつつ、自分も帰る為にタクシーをもう一台呼び止める。家の近辺まででタクシーを止め、代金を払って家までは歩くことにした。─冷えた夜風にでも当たらないと、この顔の熱は引かない気がする。夜風を浴びながら自宅のあるマンションのエントランスホールへと消えていって。)

  • No.50 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-23 10:33:47 



五条悟

「そういう理由ならまぁ良いけどさ。恋人にそんな事したら傷つくんじゃない?慣れた方が良いと思うけどね。」

(この場で浮いている事など気にも留めずじとっとした視線で問い掛けるとどうやら僕に限った事ではなく慣れていないらしい。それなら納得だ。流石に投げ飛ばされるのは勘弁で良しとする事にする。通りがかった店員に注文をする鮫島に続いて「あ、僕はウーロン茶で。」と注文して。店員を見送れば再度鮫島に目を向ける。こんなのでは本当に恋人になれたとしても直接触れられない。それは何としてでも避けたい。頬杖をついたまま口元に笑みを作れば慣れることを勧める。)



胡桃沢彩莉菜

「歓迎会なんて良いの…?ぜひ参加するよ。」

(_あれから数週間、副担任としても慣れてきた。彼は居ない事が多く必然的に生徒達と過ごすことも多く、生徒達ともすぐ打ち解けた。皆良い子で慕ってくれる。彼は忙しい身の筈なのに時間があれば声を掛けてくれ気付けば一緒に居る。出張で居ない時でも今から任務に行くことやお土産の事などメッセージを送ってくる。生死との堺で活動している呪術師だが、一般人として生活していた頃よりも楽しい。それは彼が居るからだろうか?いや、きっと皆良くしてくれるからだ。首を振りそう言い聞かせ、彼が貯めている報告書を代わりに作成する。そうしていると「すみません、少しお時間宜しいですか?」と伊地知から声を掛けられた。どうやら歓迎会を開いてくれるらしい。しかし皆忙しい身だからか急な事で今日になるらしい。特に予定も無いため快く了承する。)


  • No.51 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-23 11:12:18 

鮫島旭
「………これが嫌で離れるなら離れるで、好きにすれば良いと思いますよ。…俺、恋人と所構わずいちゃつくような性格でもありませんしね。」
(悟さんの言葉を聞き、半ば自虐的に鼻で笑って肩を竦める。─高専時代から、いや、それよりずっと前から─暇さえあれば筋トレと自主トレに明け暮れ、友達付き合いも男女付き合いも禄にしてこないままアラサー近くまで来たのだから、独りで過ごすことは慣れを通り越し─最早悟りの域に入っている。程無くして大ジョッキに入ったレモンサワーが目の前に置かれ、湯気を立てる大量の唐揚げがテーブルの3分の1を占領するのではないか、と思われる程の大皿に乗せられた状態で運ばれてきた。ありがとうございます、と店員に微笑んでからジョッキを手に持ち、一気に中身を喉へ流し込む。アルコールが喉を焼き、空の胃が僅かに収縮して痛んだが─気にすることはなく、中身が3分の2程に減ったジョッキを一旦置いて箸を割り、唐揚げに手を付けた。次々に口へ唐揚げを放り込みながらレモンサワーを呷り、ふと五条の方を見つめて問い掛け。)
「………悟さん、食べないんですか?」


五条悟
「どーしよっかなあ…」
(共有スペースのソファのど真ん中、其処に珍しい男が座っていた。─普段からはあまり想像がつかない顔でうんうんと唸っている五条のことを、どうやら煙草を吸いに来たらしい家入が壁に凭れ掛かって見下ろした。「五条、何悩んでるんだ?お前が悩むとか珍しいな。」嫌味の混じったその言葉に顔を上げ、返答の代わり─濃い隈の目立つ硝子の目を目隠し越しに睨み返す。ふう、と煙を吐き出した家入は「…どうせ彩莉菜のことだろ?丸分かりなんだよ、面倒くさい。」と呟き、今日の歓迎会絶対来いよ、と言い残して立ち去っていった。─また独り取り残され、再び唸り始めて。)

  • No.52 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-23 14:06:39 



五条悟

「冷たいねぇ、僕なら堂々とイチャつくけど。」

(どうやら恋人自体に興味が無いようだ。恋人になら触れてみたいと思う気もするが、鮫島の性格上イチャつくのは嫌らしい。僕なら所構わずイチャつきたい。周りの牽制にもなるし、見せつけて四六時中くっ付いていたい。頬杖をついたまま、鮫島に目を向けていては頼んでいた料理が届いた。鮫島は一気に3分の2ほどアルコールを流し込んだ。下戸の僕には美味しさは分からないが良い飲みっぷりでじっと目隠し越しに見詰める。食べっぷりも良くやっぱり旭はいいなぁ…と思わず観察していては問い掛けられた。好きだなぁと観察していたなどと言えば引かれるのは目に見えているため、別の理由を考える。ふと思い付けば目隠し越しにニコニコとして鮫島を見詰める。)

「ん?食べるよー。でも恋人なんだし…食べさせて?」



胡桃沢彩莉菜

「あ…五条くん、休憩…?」

(伊地知に歓迎会の誘いを了承すると忙しそうに去って行った。いつも大変そうだな。と見送れば、再度報告書の作成に戻る。暫く集中していたが、スマホにメッセージの通知が来る。前の高校で知り合った男教師だ。在職していた時から言い寄って来ていたが、辞めてからは更に言い寄ってきている。何度断っても折れない。もうこうなればブロックするしかない。溜め息をつきスマホを操作しブロックする。気分転換に休もうと職員室を出て自動販売機でミルクティーを購入した。共有スペースに向かうと彼が居るのを見付け隣に腰を下ろした。缶のプルタブを開けミルクティーを1口飲む。ふと歓迎会のことを思い出しては彼の方に目を向けて首を傾げる。)

「さっき伊地知くんに歓迎会開いてくれるって聞いたんだけど、五条くんも歓迎会来てくれるの…?」


  • No.53 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-23 15:04:44 

鮫島旭
「…………」
(─余計なことを言ったと気付いたのは、口に出して問い掛けてしまった後だ。笑いながら返された言葉を聞いた瞬間思わず手に力が入り、握っていた割り箸がバキリと音を立ててへし折れた。悟さんの言葉には押し黙ったまま新しい割り箸を取り出し、半分に割って─大きめの唐揚げを選んで一つ掴む。多少とは言え酒も入っていたし、今日一日耐えればこの苦痛は終わる、と自分に言い聞かせていれば抵抗は少なくなっていた。唐揚げを挟んだ箸を悟さんの方へ向け、その鬱陶しい程良く動く─若干荒れた自分の唇とは異なる、桜色の唇へ押し付けて。)
「……はい、どうぞ。」


五条悟
「ん?うん、勿論行くよー。」
(硝子が立ち去ってから少しの間─ぼんやりしていたが、ふと彼女の声と足音が耳に入ってきた。呑気に大股を広げて休憩していたが一応足を閉じ、目隠しを少しだけひょいと持ち上げて─隙間からそちらに目線を向ける。彼女にはいつも通りの笑みを浮かべ、軽い調子でそう答えておいた。─硝子に言われなくても最初から行くつもりだったし、何なら来るなと言われても行くつもりだった。彼女が飲んでいるミルクティーを見ていると喉が乾いてきて、自動販売機でアイスココアを購入した後にまた共有スペースへ戻り。)

  • No.54 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-23 18:33:28 



五条悟

「んむ、………もっと優しく食べさせてよー」

(瞬間で思い付いた案だったが我ながら良い思い付きだった、流石僕。ニコニコとしながら反応を窺うと鮫島の握っていた割り箸が折れている。明らかに嫌そうではあるが、何も言わず黙って割り箸を取り出し唐揚げを1つ唇に押し付けてきた。押し付けられては口を開き齧り付く。大きな唐揚げのため全て口に入り切らず食べるのに時間が掛かってしまう。もぐもぐと咀嚼し全て喉に流し込めば味の感想ではなく食べさせ方について文句を垂れる。してくれただけ良いのかもしれないが、もう少し良い食べさせ方があるだろう。「食べやすい大きさにして食べさせるとかさもっとあるでしょ。」とついつい続けて文句を垂れて。)



胡桃沢彩莉菜

「そっか、賑やかになりそうだね。…楽しみ。」

(ミルクティーを飲みながら歓迎会の事を思い出し訊ねてみる。どうやら彼も参加するらしい。来てくれるんだ、嬉しい。彼が居ればきっと賑やかになるだろう。そう思い笑みを浮かべて呟く。_それから他愛ない話しをしミルクティーを飲み終われば彼に声を掛け職員室に戻り、報告書を再開する。全て終わる頃には勤務が終わる時間になっていた。書類を纏め片付けをして荷物を纏め、皆と歓迎会を開催する店に向かう。席に案内されると主役は真ん中だと真ん中の方に座らされて。)


  • No.55 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-23 19:08:04 

鮫島旭
「………そうですか、すみませんでした。ご不満なら、自分で食べれば良いんじゃないですか?」
(文句を垂れる悟さんを冷めた目でじっと見つめ、嫌味たっぷりに雑な謝罪をしてから─今しがた使った割り箸を即座に捨てる。また新しい割り箸を取り出して割り、唐揚げを口に放り込みながらレモンサワーのお代わりを注文し、嫌な感情を流すように─レモンサワーを喉に流し込んだ。─五条先輩と居ると、ついつい元々の短気でキレやすい部分が出てしまう。家入先輩や七海、それに生徒達や補助監督の前では紳士的に振る舞えるのに─それほど嫌いだ、ということなのだろう。その後も食べては飲んでを繰り返し、唐揚げが皿からほとんど消える頃、悟さんの前に置かれているウーロン茶へふと目線を投げた。─それはごく普通のウーロン茶でしかないはずなのに、何故か少し違和感を感じる。何だろうか、この違和感は。眉を顰めながら─悟さんがそれを飲む前に声を掛けようとして。)
「……そのウーロン茶ですが、もしかして…」


五条悟
「はーい!じゃあ、注目!」
(彼女が席に座ったタイミングで立ち上がり、手を叩いて周りの注意を引く。─案の定、硝子は既に日本酒の入ったグラスを手に持っていたけれど。皆が自分の方を向いたのを確認し、彼女と肩を組んで「こちら、胡桃沢彩莉菜さん!僕の同級生!」と補助監督達に紹介した。─それから少し経った後、酒の回り始めた硝子に絡むのも飽きたので─端の席でちびちびと飲んでいる七海に標的を変え、その肩にぽんと手を置く。嫌そうな顔をする七海は無視しながら一方的に話していて。)

  • No.56 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-23 20:49:16 



五条悟

「ん?何?」

(文句を垂れると冷めた目で見詰められ嫌味たっぷりに謝られた。ムカつく、もう少し可愛げがあっても良いのに。素直に悟さんの言う通りですね、とかさ。目隠し越しに恨みがましい目線を投げる。しかも態々割り箸まで新しくしている。そんなに僕が口をつけたものが嫌なのか。何でこうも嫌われているのか、いつもアタックしているのに。納得いかない。仕方なくちょっかい掛けるのは辞めて割り箸を取り出し唐揚げを食べる。そろそろ喉が渇いてきたためウーロン茶を手に取る。鮫島が声を掛けるより早くウーロン茶に口を付けて。声を掛けられては飲むのをやめ首を傾げる。既に3分の1程飲んでおり、段々と身体が火照ってくるのを感じみるみる顔は赤くなり。ウーロン茶をじっと見ては「…これもしかしてアルコール入ってた?」と呟いて。)



胡桃沢彩莉菜

「胡桃沢彩莉菜です。よろしくお願いします。」

(席に座ると、彼が立ち上がり皆に声を掛ける。肩を組まれては補助監督達に紹介をしてくれる。軽く頭を下げては私からも自己紹介をして。_それからは入れ代わり立ち代わり皆が声を掛けてくれて。それが一通り済み落ち着いてきた頃、皆の様子を眺めていてはスマホに電話が掛かっているのに気付き、それを見ては顔を曇らせる。ブロックした筈なのに別のアカウントを作り男が掛けてきていた。ちゃんと断った方が良いかと思い「…ちょっと御手洗行ってきます。」と声を掛けスマホを手に席から離れて。御手洗に到着すると電話に応答する。すると何で返事をくれないのかなどと言っているが、もう断ち切る為に「あの…私、恋人がいるので迷惑です。」と告げる。すると、実際に見ないと信じられない、などと言い一方的に日曜日にカフェで待っていると言われ切られて。スマホをポケットにしまいながら呟いて。)

「はぁ…どうしよう…」


  • No.57 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-23 21:25:29 

鮫島旭
「……やっぱり…ウーロンハイですね。店員さんが間違えたんでしょう。」
(眼の前であっという間に赤くなる、悟さんの顔とウーロン茶─もとい、ウーロンハイの入ったグラスを見比べて深い溜息を吐いた。─ウーロンハイの度数は然程高くない筈だが、悟さんの顔は驚く程真っ赤に染まっている。家入先輩から聞いていた以上の下戸っぷりに呆れつつも、自分が酒を飲んだことを若干後悔した。これだと帰りは徒歩かタクシーだな、とぼんやり思いながらも結局ラストオーダー直前まで居座ってしまい、放置するのもあれなので悟さんを回収しつつ店を出て。)


五条悟
「あー!七海ひどーい!」
(ひたすら七海にウザ絡みしていると、とうとう耐えかねたらしい七海にそっぽを向かれてしまった。態とらしく拗ねながら、黙って飲んでいる硝子の方へ標的を変えるが─空の一升瓶をテーブル下に積んだ硝子によって逆に絡まれてしまう。と、ふと─先程スマホを片手にトイレへ立った彼女がトイレから帰って来るのが見えて、硝子から逃げるように彼女の方へ移動して─首を傾げてみせて。)
「あ、お帰りー。何話してたの?」

  • No.58 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-23 22:22:54 



五条悟

「あさひー…おんぶ~」

(どうやら店員がウーロン茶とウーロンハイを間違えたらしい。身体が熱くなり、頭がぼーっとして思考力が低下してきた。眠くて仕方ない。テーブルに伏せて目を閉じて。_いつまでそうしていたかよく分からないが鮫島に起こされ店を出てふらふらとしながら歩く。まだ酔いは覚めていなく冷たい夜風が心地好い。この心地好いまま眠りたい。もう眠くて眠くて歩けそうにない。立ち止まれば鮫島の背中に手を伸ばし強請って。)



胡桃沢彩莉菜

「あ…ただいま。…前の同僚とちょっとね。」

(どうしようと悩みを抱えたまま御手洗を出て席に戻る。すると彼が声を掛けてきた。平静を装い笑みを浮かべ濁しながら返事をする。彼に相談するべき?しかし、恋人のフリなどしてもらえば彼の事を意識してしまいそうだ。でも他の人と言っても…。そう考え周りを眺める。七海くんくらいだろうか?事情を説明すれば真摯な七海くんなら引き受けてくれるだろうか?端で酒を飲む七海に目を向け思案していて。)


  • No.59 by 鮫島旭/五条悟  2024-01-23 22:36:29 

鮫島旭
「……仕方無いですね。」
(眠そうにぐずる先輩をなんとか叩き起こし、子供でも連れるように手を引いて歩いていたが─ふと、背中に手が触れる。いくら嫌いな先輩とはいえ、酔い潰れている人間を邪険に扱うのは何となく気が引けて─溜息を吐きながらも、仕方無しに先輩の身体をひょいと背負った。自分より少々背が低い─それでも190cmの筋肉がある男を背負うのは楽とは言えないが、鍛え上げた筋肉のお陰で辛くはない。通行人にジロジロと見られながらもタクシー乗り場まで到着し、呼び止めたタクシーの座席に先輩を座らせて。)
「…ほら起きて。帰りますよ、五条先輩。自分の住んでる所言えますか?」


五条悟
「…ふーん。」
(彼女が何か隠しているのはなんとなく分かったが、それ以上追求して嫌われるのも嫌で─納得したフリをして彼女から離れた。その途端、再び硝子に捕まって絡まれる。もう完全に出来上がっている硝子は随分上機嫌に笑いながら肩に手を回し、「ほら、五条も飲め。」と呂律の回っていない口振りで言いながら日本酒の入ったグラスを近付けてきた。やだー、と駄々を捏ねながら彼女に目線を向け、「助けてー。」と手を伸ばして。)

  • No.60 by 五条悟/胡桃沢彩莉菜  2024-01-24 01:02:28 



五条悟

「さすがあさひー…やさしいー」

(おんぶだと強請ると背負ってくれた。今、折角鮫島がおんぶしてくれるというレアな事が起きているのに思考力が低下している僕は心地好い揺れに身を任せ呂律の回っていない口調で話しながら眠りについた。何やら何処かに降ろされた感覚がしては鮫島が何か言っている声が聞こえる。うっすら目を開け目隠し越しに見ては鮫島の姿がある。帰るという事だけは分かり、鮫島の手を引けば阻止するように駄々を捏ねる。思考力が低下しており会話にならないようで。)

「…まだかえりたくなーい…あさひといるー」



胡桃沢彩莉菜

「硝子、駄目だよ。五条くんは下戸だから飲めないよ。」

(彼には濁して伝えたが、追求はされずほっと安堵する。七海くんに相談とは思ったがこんなプライベートな事迷惑かなと考えやはり躊躇ってしまう。1番話しやすいのはやはり彼だ。でも迷惑じゃないかな。真面目な自分に嫌気が差す。1人悶々と思い悩んでいては助けを求められる声に其方に視線を向けて。どうやら彼が家入に絡まれているようで。手を伸ばしてきている彼と絡んでいる家入の近くに行けば家入を優しく宥めて。)


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