香月慎太郎 2024-01-13 20:50:59 ID:b62841df1 |
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(上映が始まると、内容を集中してみながら、喉が乾いたらお茶わ飲み、キュンとしたり、感動したり、学生時代の自分の事を思い出したりしながら没頭して見ていて)
(恋に悩む主人公が突然、相手に抱いていたものが恋愛感情だったと気づいたのは自分と同じかもしれない。ただ、その主人公が思いを相手に伝えるまでに時間がかかりすぎていて、「悩んでいる暇があるなら早く伝えればいいのに」と冷静な顔で率直な感想を頭に浮かばせていたが、隣に座る相手はどんな反応をしているのだろうとふと表情を盗み見る。
シーンが変わるごとにころころと変化する相手の表情に思わず映画より見入ってしまう。
自分が飲ませると言ったお茶を勝手に飲んでいるのは目を瞑るとして、普段見れない顔がそこにあって得したような複雑なような。物語の流れからしてキスシーンがあるならこの後ではないかと予想をたて、どんな反応をするのか専らスクリーンより相手に集中してしまい)
(いよいよ、すれ違っていた2人が結ばれて、お互いに愛を確かめあってのキスシーン。画面を食い入るように見ていて、ドキドキしている自分も居て、結ばれて良かったなぁと思うと、エモい気持ちになり、涙を流して手でぬぐい、ボソッと呟く)
はぁ~良かったなぁ
(お互いの気持ちを確かめ合いキスをするスクリーンの中の彼らに安心する気持ちと、どうしようもない羨ましさが募り、隣にいる想い人に視線を移すとその頬に涙が流れている。
映画に対抗するように、消化できない気持ちのままに相手の目から落ちる雫を舐めとって)
えっ?へ?な、なになに?急になに?
(映画に夢中になっていたので、シンの行動で現実に引き戻されて舐められた箇所を抑えて、ドキドキしながらシンを眺めて)
喉、渇いちゃって(舌に残るしょっぱさを堪能し自分の行動に理由をつける為、落ち着いた顔をしては咄嗟に答え相手と手の指を絡めていき)
邪魔してすみません。続き見ましょう(物語も終盤に差し掛かり、両思いとなる彼らのこれからが明るいものとなるような幕の閉じ方には救われるものがあり、やがてエンドロールが流れて)
な、なら、そう言えよ。ほら、お茶やるから(残っていると思う飲み物を差し出しては、逆にドキドキして、集中出来なくなり、シンの事ばかり意識していて)
ありがとうございます(お茶を受け取ると相手の飲んでいたストローで自分も飲み、自分にとってはこれも特別なキスの内の1つだが映画の2人のものとはかけ離れている現実に切なさもありつつ映画を見終えて)
(映画が終わると、満たされた感情と、シンへの気持ちで変にドキドキしてしまい。明るくなるまで、椅子から立ち上がれずにいて)
じゃ、じゃあ、出るか
はい(相手に声をかけられると一緒に立ち上がり、出口の方へ進んで)
湊さん、まだこれ残ってるので(自分が持っていたお茶の紙コップを相手へ差し出し)
そう、ですか。じゃあいただきます(残りのお茶を今度は相手の目の前で見せつけるように、ストローへゆっくりと口をつけて吸い上げ)
…(さすがに大人だけあって視覚的に間接キスを与えただけでは動じないようにみえる相手に不服そうに無言でコップの中身を飲みきり、余裕にも何か別のことに思考を巡らせているような相手へ問いかけ)
何を、考えているんですか?
え?あ、いや、別に、何も、お茶の味?どうかなと思って、、(自分でも何を言ってるんだと思うが、本当の事など言える筈もなく、適当な事を言い)
おいしいですよ、とても。湊さんの味がして(本当かどうかわからない相手の答えに、わざと直接的な表現にして求められた問いに言葉を返し)
甘くて、欲情するような味です(至って真面目な顔つきで答えると、紙コップのみをごみ箱に捨ててストローのほうは相手に気づかれないように手放すことはなく)
俺を助手席に乗せてドライブしてくれるんですよね?海、連れてってください。あと、そこでちゃんと年下を恋愛対象としてみれるのか教えてください(なんとか映画の余韻を利用して進展を試みたい気持ちで、強引に手を繋ぎ歩き始め)
く、詳しく言わなくていい。恥ずかしいだろ((暴走しかけているシンにたじたじになり、映画の話しどころじゃないと思い)
次のデートの話しはまた今度な。今は、どうするんだよ。用事がないなら帰るか?(もう、すでに手を繋がれてドキドキしているのに、これ以上一緒に居たら、なんかいろいろ不味いと思い顔を逸らして)
俺は今からでもいいのに(デートを終了させるかのような相手の言葉に一度立ち止まって相手を見据え)
でも無理させるわけにはいかないのでいいですよ、このまま帰りましょう。湊さんの映画に対する感想も聞きたいので(考えを改めると出口へ歩みを進めて)
え?いいのか?(あっさり帰ろうといわれると拍子抜けした表情をして)
映画の話しするならさ、どっかカフェとか行かねぇ?ゆっくり話したいからさ(映画の話しをされると、楽しそうに微笑み)
カフェ、行きたいです。ほんとはもっと遅くまで一緒にいたい(相手の手を離すまいと強めに握り)
カフェはこの近くで探しますか?軽く何か食べれるところにします?
んー、どこでもいいよ。だって閉店時間とかあるだろ?(時間的に、どうなのだろうかと、首を傾けて)
カフェって、そんなに長い時間空いてるイメージないんだけど、、
遅くまで一緒にはいてくれるんですね?夜までいるのはカフェじゃなくて、湊さんの家がいい。夕食も共にしたいんです(なんとなく早く2人きりになりたい気持ちから提案して)
え?いやいや、映画の話しするだけなんだから、カフェでいいって。そんなに長くなるか?(シンの提案を聞くと、むしろゆっくりと映画の話しが出来ないんじゃないかと思い)
俺は少しでも長くいたいのに…(ぽつりと零しながら俯いて)
じゃあ、そこのカフェで(飲食店が並ぶ通りに出ると照明が落ち着いて洒落た雰囲気のカフェを見つけて指を差し)
おう!いいじゃん!(シンが指差す方を見れば、いい雰囲気のカフェでウキウキしながら中に入ると人数を言って席に案内されて)
さてと、まずは何か注文するか(メニュー表を開き、何か飲むかとシンにたずね)
えーと…じゃあこのクリームソーダ(メニュー表を見て一度ずんだシェイクがないか確認したが見つからず、色的に似ていて1番目立っていたさくらんぼつきのメロンクリームソーダを指差し)
ヘェ~、いいじゃん。俺はどうしようかな(メニュー表を見て悩んでしまい)
悪い、シン。なんか多すぎてなに飲みたいのか分からなくなってきたわ(自分から言っておいて悪かったなぁと思い)
このクリームソーダにストロー2つ挿してカップル飲みでもいいですよね…(提案しかけたがさすがに不自然になるかと思い訂正するように言葉を続け)
俺も正直なんでもよかったので、水だけもらって何か食べますか?サンドイッチとかありますけど(再びメニュー表に目を通して)
クリームソーダかぁ。確かに美味そうだな。2つ頼むか。(シンのおかげで、飲みたい物が決まり定員を呼びつけて、クリームソーダを2つ頼み)
一緒のものでよかったんですか?べつに分けてもよかったのですが…(相手も同じものを頼んだのなら、さくらんぼであることに挑戦してもらおうかと考えを巡らせ)
それで映画の感想ですけど、湊さん的によかった点とか自分もあんな感じでされたいとかあったら教えてほしいです(切実に訴えて)
いや、あの、冷静になると恥ずかしいだけど、そのか、壁ドンとか?いいなぁって思った(いい年して何を言っているんだと、恥ずかしくて真っ赤になると下を向き)
え?(あまりにも意外な単語に目を見開き、俯いてる相手にぽかんとして)
どちらかというと苦手かと思いました。好きな人にならされてもいいという感じですか?(今の自分がしたところで相手に威圧感を与えているだけな気がするが頭の片隅にメモして)
意識してたら…(いくら攻めても相手にドキドキすると言葉にされることはなく、まずもっと意識させることから始めなくてはと思い)
俺は壁ドンされたことないので、、でもされたら確かにドキドキして押し倒したくなるかもしれませんね(一応想像してみて自分なりの答えを伝え)
キュン…1番ときめいたのは、キスシーンの時に目をうるうるさせていた湊さんです(その後にびっくりして自分を見てくる相手も可愛かったのを思い出して)
店だし、って。ここを出て、人目のつかないところに移動しましょう(幸い周りに客はおらず静かで、タイミングを見計らってここでしてもいいとも思い)
はぁ?バカか、お前は!(大きい声を出さないように気をつけて、周りをキョロキョロとして)
出るわけないだろ。まったく、、飲み物もまだ来てねーし
飲み終わったらいいですか?俺、したいです…湊さんと(映画の余韻が抜けないのか少し必死になり、しばらくして店員がクリームソーダを2つ、丁寧な動作でテーブルへ置き、頭を下げて立ち去って)
ねぇ、見てて湊さん(しゅわしゅわと音を立てるクリームソーダの上のさくらんぼを摘むと実を外し茎だけを自分の口内へ入れて唇を閉じたまま舌を器用に動かし)
そ、そう言う意味じゃない。(したいと言われれば、話しを晒そうとするも、見てと言われるとシンを見るしかなくて、なんかエロくて視線を逸らし)
な、なに見せてんだよ!シンちゃんのエッチ
(相手の言葉にも反応せず口を閉ざし、1分も経たないうちに口元を隠しながらさくらんぼの茎を口から取り出して)
クラスのやつが言ってました、これができるとキスが上手いらしいです(舌だけで結んださくらんぼの茎を相手に見せて)
いやいや、聞いてないから!俺の話し聞きてる?なんか噛み合ってないんだけど!(気を紛らわす為に飲み物を飲み始め、シンの事は視界になるべくいれないようにして)
俺のキスが本当に上手いか、湊さんに確かめてもらいたいんですよ(言いたいことを直球に相手に突きつけ、横で溶けているクリームソーダには目もくれず)
ぶはっ!ゲホっ、ケホ、、バカ、おまっ何言って、、(思わず吐き出してしまい、紙ナプキンで汚してしまった箇所を拭き)
シンのせいで、汚しちゃったじゃねーか、いい大人が恥ずかしい、、(つい、シンのせいにしてしまうが、元はと言えば自分のせいだよなと思い)
湊さん、ついてる(落ち着きのない相手の口元についたバニラのアイスクリームを紙ナプキンで拭こうとしたがもったいなく思えて、どうにか相手の唇は避けるように自分の口でそのクリームをチュッと吸い)
え?どこ?って、ちょっー、マジで何してんの?(唇があたると真っ赤になってのけぞり危うく椅子から落ちそうになり、ドキドキして胸を抑え)
普通に取れよ。バカ、、
湊さんあぶな…っ(椅子ごと倒れそうになる相手に驚いて声を上げ、素早く相手の背後に回って椅子を支えて)
すみません、湊さん。でも俺…(このまま後ろから無防備な頬や首にも吸いつきたくなるが、席を立っていたら人が少ない店内でもやはり目立つ為、大人しく席に戻り冷静になろうとソーダをゆっくり飲んで)
お、おう。俺も変にリアクションして悪かったな。(意識しすぎていた自分が恥ずかしくて赤くなり、冷静になろうとシンの方を向き)
なにが、すいません、なんだよ、、
映画、感動したし良かったんですけど…映画の中の2人は結ばれたのにってうらやましくなって、、このままだと俺、湊さんに何するかわからねぇしこれ飲んだら今日は帰りましょう。
デート、本当に楽しかったです(きっと相手よりもキスのことでいっぱいな頭をどうにかしようと自分から解散を早めようとして)
え、、、?(そう言う事かと思うと自分の髪をかき)
あー、そう言う事か。んじゃあ、キス、してみても、いいぞ、、(シンが可愛く見えて、ドキドキしながら小声で話し)
はい…(相手が少し怒っているように見えて、そんなに大事なことを言っていたのかと気になったがもう聞き返さずに相手の後をついていき財布を取り出して)
(店から出ると終始無言が続き、何か言おうとするが、言葉にでず、コインランドリーに着いてしまい)
あなさぁ、シン。いまから、誰も居ないけど、中、入る、か?(最後にもう一度だけシンの気持ちが知りたいと思い)
いいんですか?(コインランドリーの中に通されると、映画の前に購入した相手の服を忘れないうちに紙袋から取り出して手渡し)
はい、今日買った服。次の機会に一緒に着ましょうね
えっ、(腕を掴まれ真っ直ぐ見られると顔を赤くして)
でも俺聞き間違えてて、湊さんが言うわけなくて…(聞き取ったものが信じられず視線を落とし)
…キスしてもいいって聞こえました。でも唇以外ってことですよね?(それなら相手が許してくれたとしても納得ができるが、確認のため問い)
か、口にキスしていいって言ったんだよ。(察しの悪いやつだなと思うが、それだけ自分のガードが固かったのかなぁと思うと少し反省しながら顔を上げて)
い、嫌なら、この話しは終わりにする。
(付き合ってはいない、告白を受け入れる返事すら貰っていない。でも本当にいいのかと相手を改めさせるほど余裕はなく、相手が話し終える前にその唇をふさいで)
んっ!?(まさか、突然されるとは思ってなかったので驚くが、それよりも驚きなのが、自分が気持ちいいと思っている事にあった。キスって、こんなに気持ちよかったのかと思うと、目を閉じて受け入れている自分がいて)
(ずっと欲しかった、初恋の人との生まれて初めてのキス。
少しの余裕もなく突然唇を奪ってしまったが、慣れてるわけがないのに角度を変えて相手の唇を味わい、その甘さに溺れて止まらなくなる。
優しく受け止めてくれる相手の反応に許されたと思い込んでは、もっと深くまで確かめたくて舌先で相手の唇をかすめたが、はっと我に返って相手から口を離し、何と言い訳していいのかわからず無言で退いて)
(これ以上、されたらまずいとおもっていたなたまか、シンが絶妙なタイミングでやめてくれたので、甘い吐息を漏れる)
はぁ、ぁ、、シンって、意外とキス上手いじゃん。嫌じゃなかった。むしろ、その、気持ちよかった。(めちゃくちゃ素直に自分の気持ちを言えば、恥ずかしくなって背を向け)
(これ以上、されたらまずいと思っていたら、シンの方から離れてくれて、安堵すると同時に素直に思った事を伝えようとして)
キス、気持ち良かった。嫌じゃなかったぞ。どこで練習したんだよ。(冗談を言いつつ、恥ずかしくて顔が見れず)
(/すいません。こっちでお願いします)
ほんと、ですか?(勢いでしてしまって暫く顔が上げられなかったが相手の感想を聞くと視線を上げて)
練習はしてないです。どうやっていいのかわからなかったし…湊さんがはじめて。(相手を見て話すが、なかなかこちらを向いてくれない相手が気になって少し首を傾け相手の表情を窺い)
そんなこと分かってるわ。冗談で言ったんだから、真面目に答えるなよ。(初めてのキスなのは聞くまでもなかったので、真面目に答えられると、こっちが恥ずかしくなり、なんか堪らなくなりシンを抱き締め)
シン、俺、お前の事、、す、、(言いかけたとき、タイミングよく電話が鳴り、ハッとしてシンから離れ電話にでようとして)
み、なとさん…?(どういう理由かわからないが、抱きしめられるとこちらも抱きしめ返そうと手を伸ばした矢先、するりと自分の胸から抜けて電話をとろうとする相手を見てその手を掴むと、何か言いかけていた相手の表情に吸い込まれるようにまた唇を近づけたが、すんでのところで止まり)
すみません、なんでもないです(電話の音にやっと理性が働くと相手の手を離し、電話が鳴り終える前に相手に出るように手で促して)
お、おい。いや、電話とか後でいいわ。どうせ、店の電話だしさ、、(お店関連の電話だと思うと、今はどうでもいいなと思い、電話に出なかったら、暫くなり続けていた音も消えて、たちまち、静まり返ると、シンの方を見て)
あのさ、今日はありがとな。楽しかったよ。来週から、また勉強頑張れよ。(照れて、顔を赤くして後頭部をかきながら他愛のない会話をして)
俺のほうこそ、うれしかった。デートも…湊さんとキスできたことも(電話よりも自分を優先してくれた相手を愛おしく思いながら微笑み)
湊さん、好きです。明日も明後日も、一生、永遠に、大好き(何回言ったであろう相手への思いを、今、この瞬間に伝えたくて相手の目をまっすぐ見つめると別れを惜しむように、その両頬に手を柔らかく添え、愛らしい相手の唇へ今度はやさしく丁寧に口づけ)
あ、あぁ、、いや、だってまだ、その一応デート中だし、今日は仕事休みだし、どうせ商店街のお客さんだろうからさっ(電話の事は気にするなと言うニュアンスを言いつつ、先程言いかけた言葉を話そうか迷っていたが、相手からの熱烈な告白をうけて、顔が赤くなり、どんどん言いづらくなり、何かを言いかけようとしたら、再びシンの顔が近付いてきて咄嗟に瞳を閉じて)
お前な、、、ちょっ、、待っ、、
(静かに重ねるだけのキスでも、優しくて甘くて相手の下唇の柔らかさから得る快感が更に自分を夢中にさせていたが、時を見てゆっくり唇を離し)
俺とキスしたこと、後悔させません。
間違いじゃなかったって思ってもらえるように、湊さんと恋人になれる日を信じて頑張るから(付き合う関係に至らないのにキスしてしまった少しの後ろめたさに負けないように、相手の唇は誰にも渡したくない一心で伝え、出口へ向かい)
今日はゆっくり休んでくださいね、湊さん。
後悔なんてしねーよ。煽ったの俺だしさ、、(元はと言えば自分のせいだと思ったので、嘘はついておらず)
俺なんて、学生の時に、佐久間先生の気持ちも知らずにキスしたわけだし、、俺よりシンの方がちゃんとしてるよ。
(自分と比べると、シンはあまりにも真っ直ぐで輝いてみえて、ニコッと微笑み)
シンも、ちゃんと寝ろよ
湊さんから誘われるようなことされたらすぐ煽られちゃいますよ俺、(再び相手に近寄ると相手の手を胸元まで上げて自分の手と合わせ)
高校生の湊さんは今よりかなり積極的なんですね。…湊さんのファーストキスの相手が俺だったらよかったのに(俯き少し寂しそうに言い終えて相手に向き直り)
俺、帰らなきゃダメですか?
ちょっ、ちょっと、シンちゃん!?(近付いてくる相手に、抵抗出来ずに手を繋ぎ流されるままに誘導され)
今はシンの方が積極的だろーが!ざ、残念だったな。お前のファーストキスの相手が俺で、、(めっちゃ、ぐいぐいくるなぁと思いつつ視線だけ逸らし)
ダメです!送ってあげるから帰りなさい!
俺のファーストキスの相手が湊さん以外になるわけが初めからないです。この先もキスするのは湊晃ただ1人です(相手の視線を目で追いながら真面目な顔つきで答え)
帰りたくない…(わがままを口にするが、相手が困るのはわかっている為すぐに「でも湊さんが送ってくれるなら」と聞き分けて)
お前、ほんとに一途だな(そこまで言われると、なんだかもうシンの事が可愛くてしょうがなくなり、逸らしていた視線を相手に向けるとシンの手を握り返し)
ありがとな。俺の事好きになってくれて。
よし!じゃあ、シンの家まで帰るか(手を繋いだまま2人で外に出て)
夏だから夜でも、そんな気温下がらねーな。
はい…!本当は湊さんと夜を越えてずっと一緒にいたいですけど甘んじて受け入れます(暑がる素振りを見せながらも相手から手を繋いでくれたことに一気にご機嫌になり、この手をもう離したくないと感じて)
湊さん、汗かいてたら俺の家でシャワー浴びていいですよ?
でも夏って、なんか青春って感じでいいよなぁ~(シンのアプローチを軽い感じでかわしながらシンの家へと向かい)
なに、冗談言ってんだよ。お前の家には、たくさん家族が居るだろ?
気違うわ(まぁ、不本意で入った事はあるけど、とは思ったが敢えて言わず)
湊さんと俺は水泳やってたし、青春といえば色々思い出しますよね。初めて会った頃、泳いでた湊さんは青春って感じでしたけど、今の湊さんは俺と青春すればいいんです。夏の予定、ちゃんと決めましょう(スマホでカレンダーを開き、相手との予定を詰め込もうと)
たしかに今の時間は風呂場が混んでるかもしれません…また俺の服を慣れなそうに着ている可愛い湊さんを見たかった、、(残念そうに心の声まで口に出し)
水泳ねぇ~、まぁ、楽しかったからな。(シンからの言葉で、自分が学生だった頃を思い出して微笑み。ちゃっかり今の話しに結びつけようとする相手の方を見ながら)
お前ねぇ、高校の夏は今しかないんだから、ちゃんと勉強しなさい!
そう言う問題じゃない!俺が恥ずかしいの!(言うて、シンの家族には顔バレしてあるし、年頃の女の子がいるのに無理と思い首を横に振り)
勉強なら大丈夫です。次の試験も自信あるし、成績も落としてない。むしろ、湊さんと一緒にいた日のほうが俺も家に帰ってから安心して勉強できます。会わない日が続くと不安になるし…俺、今夏休みなので湊さんとの思い出がほしい(固く手を繋ぎながら相手に視線を向け)
別に妹たちは湊さんのこともう慣れてますし、どんな格好をしても恥ずかしいなんてことありません。あ、でも下着だけだったり露出高めの場合は俺の前だけにしてください(自分だけに見せてほしい姿はあるので念を押して)
えぇ!そうなの?そう言われると、まぁ、俺もシンと思い出作りはしたい、かな、、(勉強をしている事を聞けば安心して、本音が漏れてシンの手をギュッと繋ぎ直して)
他に、どこ行きたいんだよ?
いや、俺が気にするし、下着姿にもなんねーよ!通報されるだろーが!(想像してしまい、変質者扱いされると、血の気が引き)
俺と?うれしい。夏祭りとか、花火とか…湊さんと一緒に行きたいです(相手の素直な気持ちを聞けて一層明るい表情を見せ)
下着姿になってくれないんですか?あの、祭りデートが決まったら俺が湊さんに浴衣着せたいのでその時に…(何とかチャンスを狙えないかと下心のまま申し出て)
夏祭りと花火って、一日に同時で終わるじゃん。(祭りといったら花火ぐらい上がるだろうと思いながら浴衣の話しになると、耳をピクっと動かし)
いや、だから下着姿にはならないってば、つーか、浴衣着るなんて一言も言ってないだろ。今日買った、服でいいじゃん(浴衣なんて、持ってたっけと思うし、なんだか着慣れてないので恥ずかしくて断る口実をつくり)
1日で終わる予定じゃ嫌ですか?じゃあ他の日の予定も立てましょう(相手の反応に何となく喜びを感じて口角を上げ)
そうですね…今日買った服も一緒に着たいですし、わかりました。浴衣はいつか一緒に旅館に泊まった時に着てもらうとして、、(受け入れたふりをしながら、ぶつぶつと未来の計画を口に出し)
いや、嫌じゃねーけど、、(なんだが、自分が会いたいみたいな感じになってると思い言葉を濁し)
ほら、俺のところはお盆休みに入るから暇だなあ~って思ってさ。(でも、相手は学生なので、自分よりも忙しいだろうなと思い)
シンってさぁ、友達いる?
どうしても俺に浴衣を着せたいらしいな(心の中に留めておけよと思いつつ、ぶつぶつ言う相手にツッコミ)
学校生活において友人と呼べる存在はいますが、休日わざわざ会って遊ぶほどでもないしそんな時間があったら少しでも湊さんに費やしたいですけど?
では、湊さんが暇で寂しくてしょうがない時は俺が隣にいますから安心してくださいね(登校しなくていい分、相手に会えるのが楽しみで嬉々として笑み)
はい。湊さんの浴衣姿って絶対にエ…可愛くて色っぽいと思うので俺は見たいですけど、そんな湊さんを祭りの人混みに連れていくのは危険なのでやっぱり2人きりの時だけにしましょう(一瞬、浴衣の相手を想像してはそれを振り払うように頭を振り話し続け)
なんか俺、シンちゃんの学校生活が心配になってきたんだけど、、(高校生とは、こんなものなのか?シンが特別なのか?友達と遊びたいとは思わないのか?などと思いながら彼が学校で嫌な思いをしてないといいのだけどなぁと思い)
な、何か相談とかあったら言っていいからな。
俺の浴衣が危険?お前は、いちいち考えすぎなんだよ。普通は可愛い女の子が着た方が可愛いの!お前の家で言うと、蘭子ちゃんとか桜子ちゃんとかな。(こちらも、シンの妹の浴衣を想像して、可愛いだろうなと思い)
俺も兄妹欲しかったなぁ~
心配でしたら、こっそり学校での俺の様子を見に来てくれていいですからね…!でも湊さんにファンが増えたら困るのであくまで見つからないようにお願いします(相手の思いとは逆に嬉しそうにしながらも、一言注意を付け足し)
相談…湊さんが可愛すぎて心配なので俺が責任持って守っていきたいのですが、それを実行するにあたってしておいたほうがいいということはありますか?
筋トレは軽くですが毎日してます(きりっとした表情で真面目に問い)
…湊さんは妹たちのほうがいいんですか?(妹を褒められて嫌な気はしないが少しだけ嫉妬に駆られ)
俺のこと兄弟だって思ってもらっても…いいです、よ(相手の願望に応えようと、不本意ではあるが申し出てみて)
いや、そこまでは、と言うか、それを実行したら俺、間違いなく不審者扱いされれるよね?シンは俺を不審者にしたいのか?(至って真面目に話す相手と、なんだか話しが噛み合ってないような気もしつつ、思った事を口にして)
それ、俺にする相談なの?なんか目標に聞こえるんだけど、、
(やはり、話しが噛み合ってないと苦笑いをして)
いいってわけじゃねーよ。シンが可愛いとか言うから、女の子の方が可愛いだろうなぁって思っただけで、、(他に思い浮かぶ女の子がいなかったので、あくまで例えの話しなので観たいとは思っておらず)
シンが弟?思えるわけないだろ、バーカ。(シンの顔、と言うか主に口元に視線を送り、キスを思い出すと顔を逸らし)
湊さんを不審者扱いする人間が俺にとっては不審者です。体育祭を見に来てくれた湊さん、変装しても可愛さが隠しきれてなくて余計可愛かったですね(思い出して笑みをこぼし)
湊さんに関しての目標はいくつかもってますけど。湊さんも、俺にしてほしいこととかあったら言ってくださいね。
湊さんの横に女性を並べても比較になりませんし…湊さんが天使レベルで可愛いのに横にどんなに可愛い人間を置いたところで比べようがないですよね(まだ不服そうにしながら伝わるかわからない例えを出し、自分を弟に思えないという相手にはどうしてもその理由を聞きたくて距離を詰めて)
どうして…?(相手がこちらに顔を向けてくれなくても構わずじっと見つめて返事を待ち)
いや、その考え方可笑しいだろ、、つーか、思い出させるな!恥ずいわ(体育祭の話しをされると、コソコソしていた事を思い出して恥ずかしくなり)
え?シンにしてほしいこと?弁当作ってくれんのは素直に嬉しいぞ。最近はレパートリーも増えてきたしな。後は、肩揉みとか?(高校生に何を言っているんだと、言った後で後悔して)
おいおい、やめろ恥ずかしい。なんだよ、天使って!マジで、大袈裟だからな!(そこまで可愛さを褒められると、さすがに恥ずかしくなってきて、口を塞ごうとするが、逆に質問されて距離を詰めてこられると、手を引っ込めて)
え、だって、兄弟としないだろ、、キ、キス、、
また湊さんを学校に呼べる機会があったら誘いますね(恥ずかしがる相手にひたすら微笑みかけ)
肩…もみ?(相手から身体接触の許可が出され、驚きで横にいる相手を凝視し)
そうですね、兄弟とはしません。湊さんはどんな時にキスをしますか?(自宅へ向かう足を止め、相手の下げられた手をすくい上げるように取って)
呼べる機会って、親じゃねーんだけど、、(高校生なんだから、三者面談とかを想像して)
えっ?あ、いや、ごめん。シンが疲れるよな。肩揉みは整体に行くから大丈夫だ(凝視されると、そりゃそうだよなと思う。最近肩凝りが酷いので、出た言葉だったのだが、専門家に行った方が良いだろうと思い)
ど、どんなって、そ、そんな事言うか!危うく誘導尋問されるところだった(顔を真っ赤にして、場面を想像するが口には出さず)
まだ先ですけど、卒業式の日に校門で待っててくれてもいいんですよ?(ただの願望を言うだけ言ってみて)
俺が!俺が湊さんの肩を楽にします。俺のほうが気持ちよくさせられます。体をむやみに誰かに触らせないでください(相手の肩の為だと思いながらも整体に行くのは一旦阻止して、自分で何とかする旨を伝え)
意地っ張り。でもそういうところも好きです(何か想像して慌てる相手が可愛くて愛おしくて、目の前の相手をすぐ抱きしめてしまい)
確かに、まだ先だなぁ。でも、親でも兄弟でもないけど、シンの卒業式は見たいと思うよ。(本当にそう思っているが、実際にはどうなんだろうかと思い)
え?うん、シンって肩揉みも上手いの?それは、ぜひお願いしたいな。あ、なんなら金払ってもいいぞ。整体より安くすみそうだしな。(そこまで言うならとお願いするも、お小遣い程度にはあげた方がいいのではないかと思い)
なぁ、ちゃんと聞いた事なかったけど、シンって俺のどこが1番好きなんだ?って、ちょっ、待っ、誰か来るかも、、
(質問していたら、いきなり抱き締められると顔を赤くして周りをキョロキョロとして)
式には呼べなくても、卒業式が終わったら真っ先に湊さんに会いたいです。ちゃんと祝ってくれますよね?(約束を先に取り付けようと相手に尋ね)
いりませんよ、お金なんて。湊さんに肩揉みさせてもらえるなんて俺も嬉しいし。次、会いに行った時にしますね。泊まらせてくれるなら今からでもいいですけど(何かと口実をつけて相手の家に行こうとして)
1番ですか?湊さんが俺への気持ち言わないなら教えません(辺りを見回している相手を気にせず抱きしめ続け、腕の中に収まっている相手の頭に口付けると満たされた気持ちで微笑み)
まぁ、そりゃあ、祝ってはやりたいと思うけど、俺結構涙脆いから泣くかも、、(シンの卒業式で泣くとか、考えただけで恥ずかしいと思い)
え?そうなの?いや、今からは、さすがにいい。シンだって映画見たんだから、疲れただろ?(集中していると、目からも疲れがきて肩凝りの原因になるしなぁと思う。今の若い子だって、スマホこりとかで、年々肩こりは現代病と言われている事を、この前見たニュースでやっていた事を思い出して)
え?シンへの気持ち?あー、そう言えば、言ってなかったっけ、、(本当に自分は過去の失恋から、順番が間違っているなぁと、自己嫌悪していると、なんだか情けなくなり自分からもシンを抱きしめて)
そうだよな。ごめん、、
いいですよ、いっぱい泣いてくださいね。俺の前だけで(最後の一言を相手の耳元で囁き)
心配してくれてありがとうございます。でも、湊さんが家に呼んでくれるならいつでも行きますからね。遠慮しないで言ってください(抱きしめているついでに、相手の肩甲骨の下辺りを親指で刺激してそのまま上へ移動し肩を軽く揉みほぐしてみて)
いいんです、俺こそ急かしてすみません。湊さんが出した答えなら受け入れる努力はしますから、ゆっくりで大丈夫です。
俺、湊さんの存在自体が好きなんです。誰にでも優しいところとか、俺に向ける全ての表情とか好きなところ沢山あるけど、それ全部湊さんだから好きなんです(どこが好きなのかを気にしていた相手に優しく言いながら髪を撫でて、相手からも抱きしめられる感覚に胸が高鳴り)
、、嫌だよ。恥ずかしい(シンの前でだって泣くのは恥ずかしいと思う。でも、1人で泣いてたのを見られてたことを思い出すとますます、泣かないだろうと思っていたら、不意に肩を触られてビクッとなり)
ちょっ!今はいいって、つーか、よくこの状況で肩もみしようと思ったな
それから、お前俺の事褒めすぎだし、俺、シンが思ってるほどいい人じゃないし、、存在自体とか言われると、マジで、どう言う反応していいか、困る
(耳まで、赤くなると顔を見られたくなくてシンの胸元に顔を埋めてしまうが、抱き締める手は離さずにいて)
俺がいいって言うまで、顔見るの禁止だからな!
俺の前では安心して泣いてほしいんです。この先も、湊さんが泣いてたらそばにいて一緒に受け止めたい(優しく背中をさすり)
肩が凝ったままだと湊さんがかわいそうだから、少しでも楽になればと思って。でも、この体勢だとあまり効きませんよね(正面から相手の背に回していた手の動きを止めて)
すみません、俺、湊さんを困らせるようなことを…(相手の言葉を聞けば余計なことを言ったのかもと謝罪を入れたが、自分にしがみつく相手が照れているのだと察すればその頭をゆっくり撫でながら、横から顔を覗き込むようにして優しい声色で問いかけ)
顔、見せてくれないんですか?
いや、普通逆だろ、、(やはり年齢の事を気にしているらしく俯いたまま、落ち込んだ声音で話し)
当たり前だ、バカ、、(肩揉みに関しての感想を述べると、シンの行動と言動にドキドキしてきて)
まだ、いいって言ってないだろ!俺が落ちつくまで、喋るのも禁止にするぞ?(優しく声をかけられると、ますます鼓動が速くなり、これじゃあ、いつまでたっても落ち着かないと思い)
逆?俺は湊さんをずっと見守りたいだけです。…いや、それだけじゃ足りなくて(相手の背に回していた手をそのまま下げると、辿り着いた相手の腰を自分に引き寄せて更に密着し、喋るのを禁止と聞けば、顔を埋めていても僅かに見える相手の耳にキスをして)
ずっとって、、(いつまでだよと思うも、シンの答えなんて聞くまでもなく分かっていて)
ちょっ、待って、お前なぁー。もう少し我慢出来ないのか
(密着度が高まると離れようとするが、耳にキスされて余計に赤くなると、いよいよ離れて顔が赤いまま、シンと目が合い)
時と場所を考えろよな(辺りをキョロキョロすると、ここって不審者の目撃情報があった場所だと思い、キスされた耳を抑えながら、今更警戒して)
真っ赤。顔、やっと見れた(相手の熱を持った頬にそっと触れて微笑み)
我慢できないですよ、こんなに可愛いのに。このまま持ち帰りたくてたまらない。次からは時と場所考えてしますね(相手の顔を見られて安心したが、相手にもと来た夜道を歩かせなければならないのが心配で)
湊さん、俺の部屋に泊まればいいのに。
い、いいんだよ。顔なんていくらでも見てるだろ、、
我慢しろバカ、、俺だって、ほんとは1人で帰るの怖いんだから、そう言う事言うな、、
(そう言えば、まだ不審者が捕まったと言うニュースを見ていない事に気付き、ふと怖くなる。今まさに、見られていたらと思うとシンからの提案は魅力的だった。でも、考えすぎだよなと
頭を振り)
ほら、早くシンの家に帰るぞ
怖いなら帰しません。今日、俺の両親も映画で帰りがかなり遅くなるみたいで、湊さんがいてくれたほうが心強いです。
俺達が家に着く頃には、妹達も自分の部屋に戻って寝始めていると思うので、湊さんを疲れさせたりしません。だから…っ(半ば強引に相手と手を繋ぎ、引っ張るようにして自宅の方向へ早足で進んでいき)
え?え?あの、シンちゃん?変なスイッチ入ってない?今は、お前の方が怖いんだけど、、(自分が余計な事を言ったせいで、シンに伝染したと思い、シンの自宅へと引っ張られるが、それが怖くなり)
ちょっと、待って!一旦、落ち着こう!俺はお前を家に送り届ける為に行くんだからな?
嫌です。俺は湊さんと一緒に寝…湊さんのことが心配だから俺の家で守りたいんです!(余計なほうの本心も口に出しかけ、真面目な顔つきで駄々をこねるように相手の手を引いていくが、何かが頭をよぎり一度立ち止まって振り返ると、相手の表情をよく確かめるように見ては掴んでいた手をおもむろに離し)
ねぇ、今なんて言いかけたの?て言うか、家で守りたいって、、別に俺、ストーカーされてるわけじゃないからね?(自分の爆弾発言のせいで、シンが暴走していると思いこみ、どうしようか悩んでいたら、シンから手を離されて、余計に気になってしまい)
え?なになに?シン、どうした?
別に何も…湊さんに怖い思いさせて帰すくらいなら、俺の家にいればいいと思ったんですが…俺が困らせてるんですよね、今(邪な気持ちも少なからずあったものの、相手を守りたい思いからとった行動だが、相手に嫌な思いをさせたのだろうと察し)
あーいや、でもそれは、俺の事を心配してくれたんだろ?寧ろ、変な事言った俺が悪いって、だから気にするなよな(自分の顔を強張っていたからかと思うと安心して)
急に手離すから、マジで不審者居たのかと思って焦ったー
不審者が気になるならやっぱり俺と一緒にいてください。俺が湊さんのところにいましょうか?俺、湊さんには何もしません(自分が相手を怖がらせては本末転倒であり、ただ一緒にいることだけを誓うとまた提案して)
いや、不審者は気になるんだけどさぁ~、よく考えたら、風呂にも入りたいし、やっぱり急だと迷惑かけるから泊まりは、また今度な
(ちゃんと、ご家族に許可をもらってからじゃないとダメだと、冷静になって、思った意見を述べて、シンの頭に手を乗せてぽんぽんと撫で)
じゃあな、今日はありがと。楽しかった。ちゃんと風呂入ってから寝ろよ?
わかりました。俺のほうこそありがとうございます。本当は…まだ離れたくないです。でも湊さんが言うなら(今日1日一緒にいても相手を手放すことがなかなかできずにいる自分にも言い聞かせるようにして)
風呂…湊さんと繋いだ手、湊さんとキスを交わした唇はもったいなくてまだ洗いたくないですが、ちゃんと入るので安心してください。それでは、気をつけて帰ってくださいね(相手の姿が見えなくなるまでその場で見送ろうと軽く手を振り続けて)
おう、じゃあまたな。(なんだか、ちょっとだけシンのテンションが下がっている気もしたが、やはりここは大人で常識的な対応をしなくてはと、思い甘えない事にして)
き、キスなんて、これからいくらでも出来るだろ。洗えよ。バカ
(洗いたくないと言うので、そう吐き捨てれば、真っ赤になって背を向けて足早に帰ろうと歩き出し)
…!(キスに対しての言葉を聞くと、歩き出す相手の手首を掴んでこちらへ振り向かせ、相手の唇に吸いつくように口付け)
これは…湊さんが無事に帰れるようにという、おまじないです。引き止めてすみません、おやすみなさい(唇を離してキスに説明をつけると、相手に何か言われる前に自宅のほうへ歩みを進めながら話しかけて)
え?ちょっ、おまっ何して(本日、3度目のキスで真っ赤になり口許を抑える。まさか、映画デートでこんなにドキドキさせられると思ってもみなかったのでまた心臓がうるさくなり続ける)
お、おやすみ、、(なにかもっと他に言いたい事はあったが、照れて言えずに背を向けて、今度こそ自宅へと早足に帰り)
(自宅のドアの前へ立ち、相手の背中が見えなくなるまで黙って見つめて見送ると、静まり返っていた家の中へ入りそのまま自室へ移動。
今日のことを一生忘れることはないが、何かに残したくて机の引き出しから湊晃用につけているノートを取り出すと、今日の出来事と今の気持ちをノートに記してまたそっと閉じ、引き出しの中へ戻す。
時計を見て、そろそろ彼が家に着いた頃だと思えばスマホから「湊さん、もう帰ってますか?怖い思いしませんでしたか?」と相手へメッセージを送信して)
はぁ、マジで、なに年甲斐もなくドキドキしてんだよ。(今日の出来事を思い出せば、悶々と独り言を呟きながら来た道を帰る。その頭には、不審者なんて文字は消えていて、怖がる暇もないくらい、あっという間に自宅へと着いたので、とりあえず中に入り、風呂に入った。少しでも気持ちを落ち着かせたかったからだ。上がってからふと携帯を見れば先程まで一緒だった相手からのメールを確認する)
「悪い、風呂に入ってて今気づいた。怖い思いしてないから心配するな。おやすみ」
(それだけを打ち込むと送信ボタンを押して)
(もう少し話していたい気持ちはあるが、相手を早めに休ませる為、「おやすみなさい」の言葉だけを送信し入浴を済ませてベッドに横になる。
まだ唇に残る感触が鮮明で高揚感が抑えられず寝付けなかったが、相手とキスをしたことがまだ夢のようで幸せな気持ちに包まれながら目を閉じているとそのまま眠りに落ちていく。
翌朝、早めに目が覚めると、昨日のことが本当に夢なのではと気にして、机の引き出しの中の日記を開く。
「湊さんとキスをした」というしっかり自分で書いた文字がそこに存在していてほっとすると、スマホを手に取り相手に何かメッセージを送りたかったが時刻を見て早すぎるかとためらい、改めて昼あたりにコインランドリーを訪ねることにして)
ね、寝れるか(シンからのメッセージを見たあとで携帯を枕に軽く放れば、ベッドに体を預けて、今日の事を振り返る)
あー、恥ずかしい。俺、キスされた時どんな顔してたんだろ、、まじで、恥ずかしいわ、、明日からどんな顔してシンに会えばいいんだよ、、
(悶々としながら考えていたら、あっという間に夜が空けてしまい、気がつけば朝で)
とりあえず、仕事行くか、、(結局一睡も出来なかったが今日から店は開けなくていけないので、欠伸をしながら仕事へ向かい)
ふぁっ、眠い、、
(午前中。エプロン姿で台所に立ち、彼が好きであろうアジフライを手際よく揚げていく。
デザートに口当たりのいいゼリーを用意しようと、ゼラチンを溶かしたコーヒーを冷蔵庫に入れて固まるのを待つ間、昨日の相手とのやり取りを思い出す。
相手から許されたとはいえ、勢いあまって何度も唇を重ねたことを不快に思ってないだろうかと冷静になった頭で考え始めるが、暫くして出来上がったフライとゼリーのタッパーをバッグに詰めるとコインランドリーへ向かい、相手の姿を探して)
湊さん、いますか?
(昨日のデート、主にキスの事を考えて寝れなかったなんて、周りに知られたら社会的に死ぬ。とか思いながらコインランドリーに来る客の相手をしていたら、気が紛れて来て普通の対応が出来るようになった頃、自分を呼ぶ声が聞こえて振り向き)
よ、よう。おはようシン。天気いいな。(せっかく普通に接客が出来ていたのに、本人が現れる。でも、普段通りに接しようと思い、とりあえず無難に天気の話しでもして)
おはようございます。…湊さん、大丈夫ですか?昨日はしっかり眠れました?(なんとなく余所余所しいのが気になるが、相手の表情からよく眠れていないのではと読みとり)
これ、昨日のお礼を兼ねてつくりました。ちゃんと栄養とってくださいね(バッグからタッパーを取り出し、アジフライや野菜のあえもの等を机に置いて)
お前、朝から元気いいな。(さすが若者だなぁと思いつつ、シンの言葉に耳を傾ける。そういえば、朝は何も食べていないことに気付き、シンからの差し入れに、お腹が空いてきて)
おー!ありがとな。ちょうど、昼休憩の時間だし、もらうわ。
(タッパーの蓋を開けると美味しそうなアジフライを見て目をキラキラさせて)
いただきます。
はい…!たくさん食べてください。はい、あーん(差し入れに喜ぶいつも通りの相手に癒されて、アジフライにレモンを搾りそれを箸で相手の口元にもっていき)
ひ、1人で食えるっての(その手にはのらないぞと言わんばかりに、シンの料理を頂き)
うん、美味い。朝食べてなかったから、嬉しい。
ありがとな、シン(どこにお嫁にだしてもいい出来だと思いながら食べて)
昨日の疲れが残ってるのかもと思ったのですが、食欲あってよかったです。まだ夏休みなので湊さんが望むなら毎日作りますから。これもどうぞ(冷やしたコーヒーゼリーを器に移して相手に出し、昨日のことがあっても普段通りに接してくれる相手に内心感謝して)
昨日の疲れ?(なんの疲れだろうと一瞬考えてしまう。ハッとなり首を横に振り赤くなった頬を悟られないように隠す)
い、いやぁ~昨日は、ほんと、楽しかったぞ。
(考えすぎて寝れなかった、なんて本人に言える筈もなく)
おっ!ゼリーじゃん!これも作ったのか?
ほんとですか?よかった。俺もすごく楽しかったです(顔を背けている相手が気になったが、デートの感想を聞けて微笑み)
はい。コーヒーで作ったのでそんなに甘さはないですし、もし寝不足ならカフェイン効果で目が冴えると思います(相手の様子から多少なりとも体調を察して)
あ、あぁ、特に映画が良かったよな(その後のキスの方が正直自分にとっては衝撃的だったけど、そんな恥ずかしいこと口が避けても言えず映画の話しを持ち出し)
なんで、おれが寝不足なの知ってるんだよ。(寝不足と言う言葉に班のするが、コーヒーゼリーを食べて)
これも美味いぞ。シンと結婚出来る人は幸せだな
そうですね、湊さんの映画の感想を聞いて、気づくこともあったのでよかったです。
少しは恋愛したい気分になりましたか?
湊さんわかりやすいので、目元を見てなんとなく。やっぱり寝不足なんですか?(心配そうに相手の顔色を見て)
それは湊さんが幸せということですね。
俺は湊さんと結婚したいといっても過言じゃありません。湊さんが望むなら毎日、豆から挽いたコーヒーを湊さんの為に淹れます。
もし、他の人のことを言っているのだとしたら結構ショックです。
俺が湊さんのこと好きなの知ってるくせに、湊さん以外の人を俺がパートナーにすると本気で思ってるんですか?
(相手の言葉が引っ掛かり、どういう意味なのか確かめようと視線を鋭くさせ)
ら、恋愛?!(その言葉に、ついシンに気持ちを伝えようとしていたことを思い出して赤くなるが、話しを変えようと頭を切り替え)
いや、ちょっと考え事してて眠れなかっただけだから、大丈夫だ。さすがに今日は寝れるだろ、、
え?俺、まぁ、幸せだけど、、(シンからの発言に、こいつはどうして、こうも真っ直ぐ受け取るんだろうと思う。冗談も通じないのかよと内心、思いつつシンの事は好きだと思っているので無下にする発言をするのも良くないと思い)
まぁ、その、あれだ。もし、また恋人を作るなら、シンがいいと思ってる、、(後半は恥ずかしくて小声になってしまい)
何か眠れないほどの不安があるんですか?俺でよければ話聞きますけど(相手の言う″考え事”に自分が役立てるかわからないが、気遣うように尋ね)
…はい!うれしいです、俺、湊さんの恋人になってもがんばります!(相手の後半の小声までしっかり聞き取ると表情を明るくして)
でも、まだ湊さんと付き合えるなんて安心できないし、湊さんに他の男が近づかないように極力見張らせていただきます(冗談っぽく笑うが半分以上は本気で実行しようと思っていて)
え?あ、いや不安とかではないから大丈夫だ
(なんで当の本人に言わなくちゃいけないんだと思い首を横に振り、不安も不満もない事を話し)
お前は、付き合っても変わらなさそうだな。(相変わらずの相手の発言も、動揺なく聞けて居るのは何故だろうかと、自分でも疑問に思いつつ、もしかして、付き合う前にキスしたからかなぁ~と、また思い出しては自然と目線がシンの唇へ向かい)
よかった。でも眠れなかったら俺がいつでも添い寝しに行きますから安心して呼んでくださいね(微笑みかけながら相手の手の甲に自分の手を重ねて)
はい、付き合っても変わらず湊さんが好きなままですし俺は変わりませんけど、付き合ったらもっと湊さんの役に立てるようになりたい。
…湊さん、どうかしましたか?(真剣に相手を見つめて話す中、相手と視線が合わなくなって不思議に思い)
また、添い寝!?お前は俺と一緒に寝たいだけだろーが!
(自分で言ってて、恥ずかしい台詞だ。と後から気付いては少し黙るものの、手を重ねられると意識してしまい)
あ、いや、つーか、食べにくいから、手、離してくれないか?
(自然を逸らしたまま、食べることに集中出来ないと、それっぽい理由付けをして、相手から離してもらうのを待とうと思い)
寝たいだけじゃないです!湊さんの精神を安定させる目的があります。でも、一緒に寝たいのは本当です(相手の言い分も完全には否定できず潔く認めて手を離し、あまりがっつくのも良くないと思うと相手の食べる姿を静かに見つめていて)
精神?いや、安定するどころが、落ち着かねーわ
(何を言ってるんだ、こいつはと思いつつ、とりあえず手を離してもらえたので、食べる事にするが、見られているのも、なんだか恥ずかしくてシンを見る)
シンも食べる?なんか俺だけ食べてるの悪いんだけど、、
でも付き合うとしたら慣れてもらわないといけませんし…俺と毎日寝ていれば気にならなくなると思います(頑なに拒む相手を見て改善を試みようと)
いえ、気にしないでください。俺は俺の作ったものを食べてる湊さんを見てる時間が幸せで……でも、湊さんが食べさせてくれるなら食べたいです(自分の料理を食べる相手の口元に釘付け状態になっていたが、相手から声をかけられ控えめに要望し)
つ、付き合う、俺とシンが、、(そんな事は一言も言っていないが、お互いが好きなら自然な流れではある。だが、これまでシンとのお付き合いを避けてきた自分からすると、都合が良くないか?と思ってしまうし、シンにも嫌な思いをさせるかもしれない。そう思うと口を開き)
べ、別にさ、仲の良い友達でいいんじゃねーの?
いや、普通に気になるんだけど、、(熱い眼差しでみられているのは、なんとなく分かったので、恥ずかしいわ。と思いつつ、もう食べ終わりそうなアジフライを箸で掴むとシンの口許へ持って行き)
シンも食べろよ。
いやだ。湊さんの気持ちを無視するわけじゃないけど、俺は湊さんと付き合います(友達のままでいることをきっぱり断って、差し出されたアジフライにぱぁっと表情を明るくすると口を開きひと口食べて)
湊さんに食べさせてもらったから美味しい。俺、湊さんの料理も食べてみたい(嬉しそうに言うとまた希望を出して)
なんで、付き合う事に拘るんだよ。(と言うか、もう付き合ってるようなものなのではないかと疑問に思うが、そこは言えずに胸の内に秘めて)
いや、普通にシンちゃんの作る料理が美味いだけよ?(自画自賛かなと思いつつ、料理の話しをされると顔が強張り)
え?料理?俺が?無理だって、シンが教えてくれるなら、一緒に、作ってやるけど、、(シンの料理が美味しいので、比べられたくないので、妥協案を出して)
好きだからです。俺を選んでほしいからです。それに…友達じゃできないことをもっとしたいので(下心をむき出しにして静かに訴え)
湊さんが食べさせてくれるものは、よりおいしくなるんです。いつもの食事もですが、湊さんがいてくれるときの方が何倍もおいしい(口元へ運んでくれる相手の様子が視覚的にも美味しく大変満足して答え)
チャーハンとかどうですか?カレーとか。失敗がなさそうな料理ですし。一緒に作るなら、湊さんが包丁で怪我をしないように食材は俺が切りましょうか。湊さんが困ってたら俺も手伝うので大丈夫です(自信なさそうな相手を安心させるように柔らかい声音で話し)
なぁ、俺ってさあ。シンの事結構好きだと思ってるんだけど、言うてさ、自分から言っておいて、こんな事言うのも変な話しなんだけど、と、友達以上くらいには思ってるし、、(なんで、自分は素直になれないんだと頭を抱えたくなりつつ、精一杯の言葉で気持ちを伝えようとして)
なんか、そこだけ聞くと俺いつか食われそうで怖いんだけど、、(美味しくないからな?と冗談混じりに付け足し)
チャーハン?カレー?まぁ、そのぐらいなら、、てか、絶対シンが作る方が美味いからな(2人で作っている所を想像すれば、自分が居る意味あるのかと疑問に思い)
友達以上…そうですよね。キスした仲ですし(自分の唇に指で触れながら、一生懸命伝えようとしてくれる相手を見て)
まだこんなに明るいうちから…。俺には食べてほしいって聞こえますけど?そんな誘い方されると思いませんでした。湊さんがどんな味かは俺が確かめます。湊さんの料理も、湊さんも俺がいただきます(完全に意味を履き違えると欲情した表情で相手の手首を掴み、舌なめずりして)
い、言うな、バカ!(危うく、飲んでいたお茶を吐き出しそうになり口許を手で隠し)
え?ちょっとなに?意味違うんだけど、誘ってねーわ!
(シンの言葉の意図がわかると、こんな昼間から何を考えているだ、こいつは。と思うが、健全な高校生なら普通なのか?とかも思うも、その欲が自分に向いていることが問題で)
お、俺、仕事戻らないと、、
その気にさせておいてすぐ逃げる。いいですよ、湊さんの手料理は約束してもらいます(相手にその気がないのは心のどこかで承知している為、仕事に戻るという相手からすぐに手を離し)
今度のデート、湊さんのつくるお昼ごはんを食べてから夜は夏祭りに行きませんか?今週の日曜です(この近くで開催される祭りの情報をスマホ画面で見せて)
買ったお揃いの服も着たいし…お願い、湊さん(一度離した手の指を相手の指と絡めていき、懇願の表情を浮かべ)
い、いや、別に、逃げてるわけじゃ、、
(違うと否定したかったが、ハッキリと言わないのは逃げなのかと思うと、黙ってしまい。とりあえず聞く姿勢になると、次のデートの話しをされ、顔を上げてシンの方を見る、そしてスマホの画面を眺めて)
夏祭りか、、そうだな。せっかく買ったんだもんな。いいぞ。付き合ってやる。(懇願の眼差しを向けられると、断る事が出来ない。それに、自分もシンから誘われて嬉しい気持ちがあるので、了承して)
ほんとですか、ありがとうございます(次の約束ができると満面の笑みを浮かべて)
昼に湊さんの家に行きますけど、何の料理にするか決まってなかったら一緒にスーパー行きませんか?
湊さんの食べたいものを一緒に作ってみたいし。最悪失敗しても、夏祭りの屋台で食べればいいので気楽にいきましょう(料理デート、買い物デートも捨てがたく計画を立て始めて)
あ、あぁ、シンに任せるよ。
(話しがそれて良かったと思うと同時に、シンの機嫌も良さそうだと分かると、話しを蒸し返して、変な雰囲気になられても困るので、シンに丸投げしてしまおうと思い)
楽しみだな。
湊さん、無理してませんか…?俺、湊さんの都合も考えずわがままを押し付けていたかも(素直に受け身でいる相手の様子が気になり、計画の話を一旦止め相手を見て)
湊さんがこうしてほしい、ということがあったら言ってくださいね、
え?無理?してねーけど、、いやいや、そんなことないって、嫌なら、ちゃんと断るし。って言うのもなんか変か、、
とにかく、俺はシンが喜んでくれるなら、一緒に出掛けたい、、
(自分で言っておいて、よく考えたら、恥ずかしいセリフだと思い、いよいよ仕事に戻ろうと椅子から立ち上がり)
よかった。ありがとう、湊さん(離れていってしまう相手の手首を掴み、顔を近づけたが思いとどまって微笑みだけ向けて体を離し)
そのうち湊さんの希望通り、湊さんのことをおいしく頂くので覚悟してくださいね。
湊さん忙しそうだから今日はもう帰りますけど、明日もなにか作って持ってこようと思うのですが何か食べたいものありますか?(コインランドリーの出口で立ち止まって相手へ尋ね)
えっ、、な、なんだ、今のは!(顔を近付けられたので、キスされると思ったらしいが、微笑みだけ向けられると赤くなりながら言い返し)
変な言い方するなよ。いやらしい。
食いたい物?別になんでもいいよ。シンの作る料理はなんでも美味いし、、
(シンへの言葉に対する返答を思った通りに返すと、帰ろうとする相手を見送り)
なにか期待しましたか?(何回でもキスしてしまいたいが、飽きられないようにしたいのとキスに慣れない様子の相手が可愛くて、まだそのままでいてほしいと思っていることは隠し、いじわるするように尋ねて)
直球に言ったほうがよかったでしょうか。だいぶマイルドな表現にしたのですが(言葉を選ばす口にしてみようかと小首を傾げ)
湊さんの好みをちゃんと把握したいと思ったのですが…俺の料理ならなんでもいい?もう俺は湊さんの胃袋掴めてますか?パートナーとして手放したくないって思ってくれますか?(相手のまぁまぁの殺し文句に再び相手の前にきて詰め寄り、質問攻撃をして)
き、期待なんかするか!
いい、言わなくていい。言うな!(耳を両手で塞ぎながら言えば、これ以上揶揄わないでくれと思いつつ、シンからまた次の言葉が聞こえる。耳を塞いでいても聞こえてくる、その声を拾うとますます恥ずかしくなり赤くなり)
い、胃袋?それは、そうだな。パートナー?何のパートナーだよ。そして近い!
(相手と多少話しが噛み合っていない気がするが、自分が思った事を言えばいいだろうと思い)
言わなくてもわかってくれるなんてさすが湊さんですね(耳を塞いで困っている相手が小動物のようで、見ていてさらに食べたい欲求が増し)
パートナーは…湊さん、俺と結婚できる人は幸せだって言ってましたけど、俺は湊さんがいいってことです。ちゃんと申し込むのはもう少し先になりますが待っててください(耳に手を当てている相手の手の甲へ誓うように口づけて、コインランドリーから出ていき)
ん?うん。恥ずかしいから言わないでって意味だからな?
(ちゃんと伝わっているのかなぁと思いつつ返事をする)
けけ、結婚?!いやいや、まずはお付き合いが先だろ?手順を踏みなさい!
(何故かお母さん口調になると、不意にシンの顔が近付き、予想していなかった所に口付けされてビクっと反応し)
ちょっ、なにして、、
手順踏んだら…いいんですね
(店の外から一言、聞こえるか聞こえないかくらいの声で呟き、「また明日」とコインランドリーを去れば相手の言葉を思い出し、帰り道を歩く。
結婚について、否定はされなかった。
そのことが頭の中を駆け巡り、どうしても甘い期待をしてしまう。目の前の道が急に開けた気がして気持ちが落ち着かなかったが、周囲に認められる結婚のような形にはこだわらず、ただ、ずっと2人で暮らせたら…と切に願い、自分の顔と同じように赤い夕暮れの空を見上げて)
いや、手順、、は大事だと思うけど、、
(シンの最後の言葉にそう言ってしまうが、シンが居なくなって1人になると、自分の恋の手順が、そもそも違うのではないかと頭を抱えてしまう)
いやいや、何が手順だよ。キスの前にお付き合いが先だろー俺!(誰も居ない、コインランドリーだからこそ、叫んだら尚恥ずかしくなり、今日も寝れないかもしれないと頭を悩ませ)
できた(翌日の早朝、自宅の台所でやりきった顔をしてテーブルの上の手づくりした弁当を見つめる。
丁寧に巻いた卵焼きと、揚げたての鶏からあげ、その上にハート型の茹でにんじんを散らして愛をアピール。
その横に詰めている、おかかを混ぜ込んだネコの形のおにぎりにはチーズと海苔で目と模様もつけて、以前に彼から貰った時計の猫に似せてみた。
ふと、壁のカレンダーを見てもうじき終わる夏休みに寂しさを感じるのは、こうやって彼の為に自由に使える時間も、コインランドリーで会える時間も学校が始まれば削られてしまうからで。
少し早いが弁当を持って玄関を出ると、相手が到着する前にコインランドリーの入り口の前に来て気長に待ち)
シンと付き合う、シンと付き合わない、、(そんな事を呟きながら自宅へ帰る。結局相手の事を考えていて、またしてもろくに眠れなかったらしく、今朝はなんだか頭も痛い。休もうかなと思うが、寝不足で休むなんて大人として、どうなんだと思い重たい足取りで職場へと向かう。コインランドリーの近くまで行くと、考えていた相手と会い)
シン、こんな朝早くに何しんだよ、、
湊さん、おはようございます。湊さんの昼食作ってたんですけど早く会いたくて…湊さん、体調あまりよくないですか?
(相手の声に反応して嬉々として話し始めるが、あまり元気のない相手の様子が気になり、相手の前髪の下から手を滑り込ませて額に触れ、熱があるかを確かめて)
お前は、朝から元気だなぁ~
うわっ!?な、なにナチュラルにボディタッチしてんだよ!
(寝不足で、ぼっーとしていたので、始め何をされているのか理解するのに時間がかかるものの、額に温もりを感じると、赤くなり後ろに後退り)
俺は湊さんの体温が気になっただけです、じっとしてください(逃げる相手の手を引っ張り引き寄せると自分の額と相手の額を合わせて)
ちょっ、近っ!?わざとかお前、、(心拍数が一気にあがり、とりあえず顔を引っ込める努力をする)
誰のせいで夜眠れてないと思ってんだ、お前はっ!今度は心臓に悪いわ
(手も引っ込めると自分の胸に手を当てて、深呼吸をして落ち着きを取り戻そうとして)
熱はそこまでないみたいですけど…夜眠れてないんですか?俺のせいで。湊さんの心臓に負担をかけるようなことを俺が…(相手の健康状態が芳しくない原因はこちらにあるというように聞こえて、身に覚えがないか一考し)
やめて!考えるのやめて!マジで、恥ずかしいから!
(本当に、恥ずかしいと思いシンに考えさせないようにしなければと思い、あたふたして最終的にシンの手を引いてコインランドリーの中に入ると抱き締め)
何も言うな、考えるな、じっとしてろ、分かったな。
み、なとさん…どうしたんですか?湊さんからなんて珍しいですね(相手の行動に驚いて一瞬固まってしまったが、抱きついてくる相手の腰に自然と手を伸ばし、こちらからも抱きしめて)
う、うるさい!喋るの禁止だって言っただろう、、(無茶苦茶な事を言っているのは、充分分かっている。それでも、そんな言葉にしか出ない。暫くすると手を離して少し下がりシンを見る。主に自然と口許に目線が行くが、いやいやいやと首を振り相手から離れて)
じゅ、充電終わり
ち、違う。そうじゃなくて、いや、そうなのか?と、とにかく俺の為に弁当作ってくれたんだろ?ありがとな。
(どこ見てました?の返答には答えずにはぐらかすと、不自然なく話しを晒そうとして)
正直に言ってくれたら弁当より、もっといいことしてあげられますけど(つーと相手の唇を親指でなぞり、勘違いかもしれないが物欲しそうに見られていたような気がして)
湊さんが寝不足で辛いなら今日は俺がずっとそばにいて少しでも役立てるようにがんばります。掃除くらいしかできないかもしれませんが(間近で相手の顔色を気にしながらじっと目を見つめて)
な、なにを言ってるんだ、お前はー!
そして、触るな!お触り禁止!
(胸の前で手を交差させてバツをつくると、数歩後退り顔を真っ赤にして相手を見て)
一緒に居たら余計に寝れ、いや、逆に寝れるのかもしれないな、、
(シンの事を考えて寝れないのなら、本人が居た方が寝れるのではないかと、謎な結論にいたり頭を悩ませて)
さっきは湊さんからも触ってくれたのに…(お触りを禁じられ、納得がいかない様子で口をつぐみ)
じゃあ、今夜一緒に寝ましょうか。俺は今週まで学校休みなので気にする事はありません。きっと湊さんを安眠させてみせます。ねぇ、湊さん(相手の言う事はきかずに相手の手をとって懇願し)
そ、それは、決してやましい気持ちがあったからじゃなくてだなぁ~
って、言ってるそばからお前はぁ(でも、確かに自分は良くて相手もダメなんて、おかしいよなと思い、とりあえずお触りは禁止じゃなくて、いいかと思い)
一緒に?俺とシンが?え?寝れる気がしないんだけど、どうしよう。(実際に寝てみないと分からないと思い首を傾けて)
…ほんと?わざわざコインランドリーの中に隠れるように引っ張ってきて抱きしめてくれたのに?(さっきの相手の行動の意味が、本当に自分で充電して満たされたかっただけなのか気になり)
湊さん、昨日は眠れなかったんですよね。だったら今夜は眠れますよ。俺の腕の中で(戸惑う相手とは裏腹に、にっこりと余裕の笑みで返し)
う、うるさい!引っ張って抱き締めたのは、周りに見られたら困るからであって、あれ?
(自分から言っておいて、そもそも、なんで抱き締めたいと思ったんだと思ってしまい自分でも、よく分からなくてなり、これ以上、この話題を続けたら、とんでもない事を言ってしまう気がして止め)
あのさぁ、それマジで言ってる?俺の事揶揄ってない?
俺達、見られたら困ることしてたんですね。お客さんが来ないうちにもっと2人きりの時でしかできないことしましょ(相手の肩の後ろへ両手を回して引き寄せて)
俺の腕の中で寝てくれないんですか?安心感を与えられるように努力します(抱きしめたまま相手の背にぽんぽんと触れ、相手の髪を撫で)
いや、それは、だって、そうだろ?町内の人が見るんだしさぁ、会ったら気まずいだろ?(ご近所さんから、あらぬ噂が流れたらシンとの関係がバレそうな気がする。でも、ふと思う。付き合ってないのに、なんの誤解があるのだろうと自分でも考えてしまうが、抱き締められると一気に頭から悩みが吹き飛び)
ちょっ、ちょっと、シン!あ、安心するのは分かったから、ちょっと、一旦離れて。恥ずかしいから
俺は、別に不都合なことがないのなら周りの人に俺達の関係がバレたって構いません。こそこそと隠れて付き合うのは苦しくないですか?
(さもすでに付き合っているかのように真面目に答え)
わかってくれたんですね、よかった。湊さんお仕事ありますよね。俺、店の外をほうきで掃いてきます。落ち葉結構あったので。まだ暑いけど夏も終わりですね(相手から離れると掃除道具を取り出して、コインランドリーの表に出て)
ん?ちょっと待て!俺たちいつから付き合ってるの?
(シンからの爆弾発言に耳を疑うと、思っていた事をそのまま口にだして言ってしまう)
おい、ちょっと待て!ちゃんと話し合おう!
(そして、さっさと掃除に行こうとする相手を引き留めようと、歩みよれば腕を掴んで止め)
付き合っているようにみえる関係、に訂正します。でも将来的に湊さんと付き合うので大差ないです。周りなんて気にしなくていいじゃないですか、俺はいつでも湊さんといちゃいちゃしたい。
…また湊さんから触れてくれた(ただ止められただけなのに腕を掴まれて嬉しそうな声音で微笑み)
何を話し合うんですか?
今夜、俺が湊さんの家に行く時間?風呂済ませて、お泊まりセット持ってちゃんと行きますから安心してください。それとも夕飯も一緒に食べますか?湊さんの手料理、今日でもいいですよ?(相手の家に行くことしか頭にない状態でいくつか尋ねて)
ちょーっと、待って。落ち着け!とりあえず落ち着けって、分かった。泊まりに来ていいよ。そこで、ゆっくり話そう。
(これは今話す事じゃないと思ったし、自分もこれから仕事をしなくていけないので、とりあえず泊まりに来る事は承諾して、そこで、これからの事や思っていることを、キチンと話したいと思い真面目な、だけど照れくさそうに話し)
はい、1つの布団の上で2人でじっくり語りましょう。でもちゃんと寝てくださいね、一応、湊さんが安心して眠るために行くので。もちろん、それ以上のことをお望みなら喜んで付き合います(お泊まりを承諾してくれた相手に満面の笑みで返し)
いや、悪い。実を言うと最近ほんとに寝れてなくて、ゆっくり話せそうにないんだよな、、お前が居れば寝れるかと思ったんだが、ちょっと睡眠不足で変な事言った。忘れてくれ、、
(おかしいのは自分が寝ていないせいだと思い、とりあえず今日を寝る為には、シンと居ない方がいいだろうと思い申し訳なさそうに謝ると頭を抱えて)
え、いやです。話さなくてもいい、2人で一緒に、静かに寝ましょ。(正面から優しく抱きしめて考え直させるように囁き)
つらいなら、今仮眠したらどうですか?
俺ができることなら仕事手伝いますし(とりあえず相手を椅子にゆっくり座らせて)
え?話さなくていいのに、泊まりに来るの?
(相手に誘導されるまま椅子に座ると、その温もりで睡魔が襲ってきて、シンから離れようと貴方の胸を押し)
シン、ヤバイ、眠くなる、、
そばに湊さんの体温があればそれでいい。
よしよし、眠っていいですよ(自分も隣に座ると、押されてもぎゅっと軽く抱きしめてから自分の太ももに相手の頭をそっとのせて、髪を撫で)
湊さんかわいい(今ならバレそうにないだろうと、眠気たっぷりの相手の頬にキスをして)
なんだよ、それ、、俺が居ればいいの、かよ、、
(あまり寝れていなかったので、ウトウトし始めて誘導されるがままに膝枕されると、ヤバイまじで寝落ちすると思いつつ瞼を開けていられなくなり目を閉じて、いつの間にか仮眠していて)
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